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第8章
第36話 覚悟の確認 7
しおりを挟む「か、からかってますか?お嬢様は!」
フフフ。面白いわ!普段のグレンじゃ無いみたい!普段のグレンは清ましてますものね?
「からかっては、ないですわよ?寧ろ尊敬ですわ!そう、グレンが言った通りですもの」
「それで?」
「えっ?それで?……あぁ、詰めたわよ?ちゃんと覚悟を見せろと、問うたわよ?それとあの問題の、執事は退去させる様に「お願い」したわよ?」
「そうでしたか。ほっ!」
「ほっと、したかしら?」
「ええ、有難う御座います。本当に困っていたのですよ?やれ殿下が、とか?殿下は!とか………色々言ってきて!」
腰を折って、頭を下げて礼を言うグレン………珍しいわね?それ程困ってたのね?
「そ、そうだったのね?それでね?グレン………」
「何でしょうか?」
「明日の昼食が終わったら、その後にサロンで殿下達と「お話し合い」が有るのよ?」
まぁ、私が勝手に言ったので……お父様達は驚くかも知れないけれど……明日の朝お話しをすればいいかしらね?
「話し合いですか?」
「ええ、その席にあの執事は同席させない様に頼んだわ」
「ほぅ?それで………サロンの人払いでしょうか?」
「良く出来ました。正解!任せて良いかしら?はい、結界石よ?」
「…………分かりました。お任せ下さい」
「宜しくね?じゃ休もうかしら?」
「そうですね?湯浴みは…朝になさいますか?」
「そうね?でも、朝は少し遅めでも良いかしら?疲れたわ………。ああ、でも今の話しをお父様達に、前以てお話ししないとならないわね?」
「………それでしたら、私が旦那様に朝お嬢様からお話が有ると、伝えて起きましょうか?」
「そう?それならお願いするわねグレンも早く休んでね?お休み」
「はい、お休みなさいませ」
グレンが部屋から出ていく。
「さあ、私も着替えて………」
あるじぃ~ねるの?
影から、チビ達4匹勢いを付けて私に飛びか掛かってくる。う!4匹の圧が………。
良かったソファーに座ってて。(汗)
「そうよ?寝るけど、どうする?」
《ボクたちものねる!ごしゅじんと一緒に!》
「分かったわ!おいで」
着替えを済ませて、ベッドに入ると右にルトとカイがいて足下にルクス、左上にリズが陣取る形になる………。
寝る場がない………ベッド広くしておいて良かったわ。
モソモソとしてベッドに潜って……ん~もふもふに囲まれて幸せてす♡
お休みなさい、また明日………。
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