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第8章
第26話 誰ですか?
しおりを挟むさて、ピザパーティーの準備が着々と進んでおります。
私はこの場所に突進してきた、マクレインを捕まえながら料理長に、竈門がちゃんと使えるか確認する為に話しかけます。
「料理長、竈門はちゃんと使えるかしら?」
「お嬢様、大丈夫ですぜ?」
「なら、良かったわ!」
料理長がピザ生地を捏ねて広げてトマトソースを塗り具をトッピングしていく。
「あ!私オリーブ乗せてくださいね?あ、後は……」
「お嬢様……後は私がやりますから……。ハハハ」
「お姉様!食いしん坊ですね?フフフ。でも僕も、お肉乗せて下さい!」
「ハハハ、分かりましたよ?出来上がりましたらテーブルにお持ちしますよ?お席はあちらですかね?」
ここからシートが敷いてある方角をさして聞いてくる。
「ええ、そうなの。宜しくね?多分彼処に大勢で座ると思うわよ?」
「………分かりました。弟子達にも言っておきますよ」
「なら宜しくね?マクレイン君、あっちに戻ろうか?」
「分かりました」
元の場所に戻りながら、メイドとすれ違ったので自分達の場所にテーブルと、椅子を用意して貰うように伝える。
たまにはいいわよね?用事を頼んでも……。
そして、シートに戻って暫くするとグレンと他の使用人達が、テーブルと椅子を持って数人で現れる。
「お待たせいたしました。お嬢様」
「あら?グレン達だったの?」
「ええ、先程メイドから聞きましてね?」
「そうなの?」
「ええ、メイドが驚いてましたよ?突然ご用事を申しつかったと言ってね?私も驚きました」
そんなに驚くことかしら?
「そうですの?普通に用を頼んだだけよ?」
「その普通が、余りありませんので驚くのですよ?さて、テーブルセッティングしてしまいますから、少しお待ちください」
なら、ここでまちましょうか?シートをずらして座っているといきなり抱きつかれる。
「ねえねえ、おねえさま?」
「ヒッ!だ、だれですか……」
ビックリしたわ~。でも、聞き覚えのある声ですわね?
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