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第8章

第18話 やっぱり、遭遇するのよね?

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「マクレイン君?中庭に行くわよ?」
「はい!楽しみです。お姉様、凄いです」
「そ、そうかしら?なら、中庭に行きましょうか?」

 当然歩きですよ?そろそろ誰かに見つかりそうですもの……。

「お姉様?」
「なに?」
「歩きですか?」
「そうよ?」

 そろそろ誰かに見られそうですもの……。

「誰かに見付かって、怒られるのは嫌でしょ?だからね歩くのよ?」
「そうなのですか……」シュン。
「そうよ?もし、お母様達に見付かってしまったら………」
「しまったら?」
「………そうねぇ~?もしかしたらピザパーティーは、なくなってしまう。かも知れないわよ?そんなの嫌でしょ?」
「嫌です!お姉様、僕は歩きます!」

 歩く!と、マクレインが答えるとスタスタと歩き出す。
 フフフ。良かったわ聞き分けが良い子で……。


 マクレインと二人出で、歩いていると………。
 やはり……廊下でばったり、グレンに遭遇です。
 

 ね?誰かに会ったでしょ?と、小声でマクレインに話すと、小声で(そうですね?お姉様。フフフ)と返事が返ってきた。

「お嬢様?こんなところで如何しましたか?それにマクレイン様まで?」
「ぐ、グレン良いところに?」
「なんですか?また?」

 また?と、言ってグレンが薄目を空けて私を睨む。
 ……グレン止めてね?イケメンが睨むと怖いのよ?

「またって……まぁ、そうですけど……」

 私がシュンってしてると、なんとマクレインがフォローをしてくれた。利発で良い子ですねぇ~感心感心……。

「グレン!今日の夜ご飯は、城の中庭でピザパーティーですよ?」
「は?パーティー?ですか?パトリシア様、マクレイン様?」
「はい!」

 グレンが、どうしてそうなりましたか?教えて下さい。お嬢様!というジェスチャーをする。
 ハハハ、そうよねぇ~!ご免なさい!でも私のせいではないわよ?

「僕が、お姉様におねだりして、ピザを中庭で食べたいと言ったら。父上が、ならパーティーだね?と、言ってました!」

「………そ、そうでしたか。マクレイン様、お教え頂きありがとうございます。では私は城の使用人達に通達と、手配をして参りますので。……パトリシアお嬢様?!中庭で大人しくしていて下さい!」

 くれぐれも、大人しくですよ?と念を押されてしまった……。

 な、なんだが半切れね?グレン。
 どうしましたか?あ!そうよねぇ~色々通達する場所があるものね?アハハ!ご免なさい!

「な、なら、マクレイン君。中庭でお茶して待ってましょうか?ルクス達にも、おやつあげましょうね?」
「わぁ~!また遊べますか?」
「ええ、行きましょう?グレンお願いね」
「畏まりました」

 あ!竈を作らないとね?

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