婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね

いくみ

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第8章

第14話 鑑定するその前に

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 鑑定をしに行く前に、少し時間を取られ少々押し気味で目的の場所に向かう。
 雇用した人達を、振り分けたリストを見ながら回ると言うだけなのですが………。
 私一人で動けないのでそれなりに時間が掛かって居ります。
 ……鑑定は今日中に終わらせたいわねぇ~。これは希望です。ハイ!

 鑑定する人達は50人。
 まぁ、新しく迎えた人達は全部で200人程だから、そう考えると多いのか少ないのかしらね………?

 全く、いくらで雇われたのかしらね?
 あの方達は、自分達の老後って考えてるのかしら?あっ!今が老後かな?フフフ。
 あの人達の収入って、なくなってるのよね?                    
 私には関係がないけれど。
 多分………?

 おっと、話がずれました。
 先に出た庭師達6人も、数に入っているから44人を鑑定するのよね……。
 人数が減ったから少しは楽になるかしら?

 目的の場所は、近衛兵の兵舎の執務室で近衛隊の隊長に話をしに行く事にした。

 兵舎に全員で入ると……最近造ったばかりの兵舎が………。
 何とも汗臭いわね……う~んこれは考え物よねぇ~?
 衛生的に宜しくないわ、全く!隊長と副隊長なにやってるのかしら?

「叔父様……ここ匂いますわね?」
「あぁ。ここは……まぁ、男しかいない場所だからねぇ~。パトリシアに少しきついかね?」
「キツいですませますか?これ?」
「ほ、ほら執務室、行くんだろ?パトリシア?匂いは後だよ!」

 むぅ………仕方ないわね?

(ルクス?大丈夫かな?)
《平気じゃないけど……平気!ボクはご主人守るからね!フン》

 と、なんだが張り切って鼻を鳴らすルクスです。
 (まぁ、そうなの?なら、宜しくね?)
 でも、ルクス張り切ってどうしたのかしら。

 そんな話をしながら、執務室の前に立って扉をノックすると、数秒で「誰だ!」と返事が返って来る。うん、相変わらず………荒いわね?

「私よ?ギルマン!居るかしら?」
「は、はい!どうぞ中へお入り下さい」

 どうやら私の声で、声の主が誰だか分かったのかすぐに入室の許可があった。

「失礼するわね?ギルマン、後ベルク?」
「これは、パトリシアお嬢様にハンス様!にマクレイン様皆様迄お揃いで?如何しましたか。それにお嬢の従魔達まで………?」
「本当にどうしたのですか?ハンス様にお嬢様?」

 珍しい取り合わせですね?と聞かれて仕舞ったわ。
 聞かないで欲しいわ!私も不思議なのよ?

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