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第6章
第57話 領地へ 何でも出来ますよ!
しおりを挟むパタパタと走って、料理長の元に走って行く。
「料理長~」
「お嬢様!昼は、なににしますか?」
「料理長は?決まってる?」
「いえ、まだですが?」
「お兄様が、天ぷらうどん食べたいそうよ?」
「うどんですか?そう来ましたか………」
ニヤリと笑う料理長!なに?
何処を目指すのかしら……料理長は?
「い、今からだと無理かしら?」
「いえ!それは大丈夫ですぜ!そんなこともあろうかと!うどん。パスタ、マカロニ、ラーメン、と、麺物はすべて練って仕込んでありますぜ!」
「そ、それは。ご苦労様でした。感謝を!料理長!!」
流石!料理長ですわ。
「なら、天ぷらですが……」
「ええ!何を揚げますか?」
「エビは絶対よ!あとは、茄子としし唐と、野菜のかき揚げだそうよ?」
「なら、うどんと飯をだしますよ?うどんだけだと、腹持ちが悪くて。騎士の奴らの腹が次の休憩所までは、持たないですからね?」
「そう?じゃ、それでお願いね。あ、あとお客様が居らっしゃるから、箸を出しても使えないと思うの、そこも気をつけてね?」
「あ、それは私より、メイドにお願いしますよ?」
「あら、そうだったわね?なら、お料理は宜しくね」
「任せて下さい!」
そしてメイドを捕まえて、クレマンド殿下達には箸ではなく、ちゃんとしたカラトリーを出すように伝えてアレク兄を探して戻る。
席にはすでに、お父様初め全員が揃って座って居た。しかも、お父様達に混じって殿下達も座ってたわ………何故?
別れて座らないのかしら?因みに私の席は?
何処かしらねぇ~。
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