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第6章
第23話 領地へ
しおりを挟む「お、おいシア。殿下に失礼だぞ?」
(止めて下さいませ!お兄様。私は、いいです。このままにさせ下さいませ)
「全く!普段とは全く違うのだから・・・ヴァルガンド殿済まない、妹が失礼を」
「いや、大丈夫だ!それにしても先程と打って変わって、可愛らしい妹君ですね」
「は?可愛いですか?それはそうです。私の自慢の妹ですよ?当たり前ですねハハハ」
止めて!お兄様。今シスコン出さなくて、良いから!!
「ハハハ、確かアレク殿と言ったかな?随分と妹君を可愛がって要るようだが?それでは妹君が不自由ではないのか?」
「ハハハ、そんなことは無いですよ?これでも随分とお転婆な妹なので、私が目を光らせてないと、直ぐ何処かに行ってしまう」
全く困った妹ですよ。と言うが今そんなこと言わなくてもいいわよ、お兄様止めて下さいませ。
何故他国の王子と睨みあうのかな?
ヴァンスお兄様、私がお父様の元へ戻ればよかったです。
(アレクお兄様)
クイクイとアレクの裾を引っ張る。
「なんだい?シア?」
満面の笑みで私の顔を見ないで下さいませ。
実の兄なのにキュンってしますわよ?止めてください、魅了の笑顔をだすのは。
それに、やけに優しい態度ですわね?
(あ、あの私あちらで座って、休みたいです。疲れましたわ)
あちらと言ってヴァンス達が座る場所を指をさした。
「あぁ、済まんなでは、あっちで休むか?ヴァンス兄上もいるしな」
アレクお兄様が、私の頭を撫でるお願い止めて!!
「ええ、お兄様」
「ヴアルガンド殿、申し訳ないが。妹が疲れた様だ!あちらで休ませますので、御前を失礼致します」
「え?あぁ。だったらこちらで一緒に休まないか?」
「い、いえ、彼方には兄が居りますので。では失礼します」
ほっとして、移動をしょうとアレクお兄様と歩き出したら。
「では、私達も。そちらで休せて貰おう、おい!トリマン移動を!」
「え?あ!はい。畏まりました、クレマンド様」
って言ってるわよ、お願いです休ませて下さいませ!!!
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