婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね

いくみ

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第3章

閑話 国王のケジメ・・・・4

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 馬鹿な事をしたものだ・・・。
 王家とベルガモット家を更に、敵に回すとは大方ルーベルトは、嵌められたのだろうが身から出た錆・・・・ふぅ・・。

「父上、一通り目を通しましたが、このシュバン子爵とは?」

 余り聞かない家名だが?

「失礼ながら、ハインツ殿下。シュバン子爵とは元々伯爵家でした」

「その伯爵家が、何故子爵に?」

「まぁシュバン伯爵が、当時不正をしていたのを、宰相が突き止めて、子爵に降爵位させたのだよ」

(馬鹿な奴よ。世が極刑に落とそうとしたのを、わざわざ宰相が止めに入り領地没収、追徴課税、降爵位嵩で済ませた物を・・・・命の恩人に復讐を企てるなど愚か者よの。
しかも息子のルーベルトまで、捲き込むなどとは・・・・馬鹿である。だが・・・・許さんぞバガール・シュバン子爵!)

「それで養女まで使い、王家と宰相に!復習を企てたというのですか?」

「まぁ、大方そうだろうな・・・・どちらにせよ思惑は見事に、失敗に終わっているがな。ダラス騎士団長を呼べ!」

「ハッ!畏まりました」

 報告書の捕捉に、金の使い込みの報告もあった。
 それにしても色々使い込んだ物だ。
 全部ルーベルトが貢いだのか・・・。

 全部王家の付けと、言う形で買わせたのか内容を見るとドレスに、宝飾品果ては飲食代にと桁外れな請求が報告されたいた。
(これに関しては護衛に付いていた、者の分も入って居るな・・・・)

 到底ルーベルトの一存では、購入等出来ない金額だった。

 ハインツと二人で、今回の件の話し合いをしていると騎士団長が駆け付けて来た。

「失礼致します。陛下お呼びでしょうか?」
「あぁ、バルカン団長呼んだのはな?シュバン子爵一家を拘束して参れ!頼んだぞ」

「シュバン子爵ですと?」
「そうだ!急ぎ捕らえよ。恐らく国を出る算段も、付けているだろうからな」
「畏まりました、直ちに向かい引っ捕らえて参り、牢へ入れます」
「頼むぞ!」
「は!失礼致します」

 バタバタと騒がしく、騎士団長が執務室を出ていった。

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