転生したら乙ゲーの世界で第三王子だったので、悪役令嬢が押しな俺は絶対に婚約破棄なんてしない!

いくみ

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第1章 

第8話 兄夫婦 2

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 サリアが居るから、お前が作るのだろ?と聞いてくる。

「私が作る訳ではないですが?料理長には、相談してありますよ?」
「全くお前は……料理ばかりに力を入れて。弾には、剣の鍛練や魔法の鍛練でもしてくれよ?」

 そう、愚痴るのは構いませんが………。

「おや?兄上?私にそれをさせて仕舞うと、この城の訓練所がぶっ飛びますが?」ニコリ。

 それでも良いなら、肩慣らしに色々試したいのだが?

「…………あ!そうだったな………お前は確か父上から訓練所は、出禁に成ってたか?」
「ええ、ですから……私が身体を動かすなら魔物討伐ですが?」
「すまん……そうだった……」
「いえ?思い出して頂けて良かったですよ?」

 要らんことは、言わないでくれと兄を睨む。

 余計なことを、言うんじゃねぇ~よ!兄貴!
 また、面倒な魔物狩りにでも行けと言われるじゃないか!
 あれは、凄く面倒なんだぞ!
 何せこの世界は!魔法の発動に呪文がいるのだよ?でもその呪文を、唱えている間に5匹以上の魔物が退治出来てしまうくらい長い詠唱がいる。
 そんなの、俺には無理だと訓練して魔法そのものをイメージして短い詠唱、もしくは無詠唱で魔法が使える様になったので、威力が半はなくデカイのだ。(自慢!) 

 剣術も、前世で剣道と柔道を噛ってたのでなんとなく出来た。
 これには、まぁ~スキルの手助けも有るのだろうが…………イッパシの剣士ぐらいの腕にはなったかね?今じゃ兄貴には余裕で勝つ!

「そ、そうか?それは……。あぁ!今夜の晩餐のメインは?何かな?楽しみだ!なっメリダ?」
「え?ええ?そうね楽しみだわ?ライト君?何かしら?」
「それは晩餐の時に?お楽しみですよ?」
「そうか?それなら楽しみにしていようか……」
「ええ、お待ちください?」
「分かったよ?さて、私は仕事に戻るよ?メリダ?君はどうする?」
「え?あぁ私も戻りますわ?」
「そうか?なら、私達は、失礼するよ?ライトまた晩餐の時に?」

「えぇ、また晩餐の時に?」

 邪魔者は、退散してくれたね?さぁサリア私と話でもしようか?

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