転生したら乙ゲーの世界で第三王子だったので、悪役令嬢が押しな俺は絶対に婚約破棄なんてしない!

いくみ

文字の大きさ
上 下
3 / 20
第1章 

第3話 転生者

しおりを挟む

 冗談ではない!俺は愛しのサリア一筋。
 誰がヒロインと等と言う、知りもしない奴に近づくもんかよ!絶対に近づきたくないし近づかれたくもない!俺の好みじゃ無いんだよ。

 それにゲーム成らば、お花畑でささやいてで終わる話だが……如何せんここはマジ!リアルだ。

 設定とかいっている場合では無いんだよ!
 この世界、マジで剣と魔法と魔物の世界なのだよ?ともすれば、政治云々かんぬんで暗殺バッチリ有る世界さ!

 王宮には、影の諜報部隊が在るんだぞ!(俺も一個小隊任されてるがな!ハハハ)

 誰がどう、画策してるか解らない世界に俺達は生きてるんだ!マジだぞ!!

 ちょっと無防備に森に散策、なんてしたら魔物が出るわ!盗賊バッチ来い状態の危ない世界!
 誰がこんな世界を作ったのか知らんが、マジパネェんたぞ!

 こんな世界に頭の中、お花畑の状態で『推しメンのスチル取って、なんぼよあたし!!ラッキー』状態でこっちに転移なんてさせんなよ!
 ましてや、厄介な魅了の魔法を使う馬鹿な女をこっちに送るとか!巫山戯けんな!神様ってヤバくね?

 この世界で、幸せに暮らしている人の人生を一人の女がぶち壊して、何が沢山恋しましょうだ!
 俺からしたら、唯の阿婆擦れ!魅了の魔法を使う悪魔!股と頭の緩いお馬鹿さんだ!

 なので、俺はヒロイン対策は既にバッチリだ!
 先ずは、ヒロインが攻略する人物を探出した。
 これは……、王子特権で直ぐに探せたし友に成れた。今では全員が親友で、7人全員に婚約者がいる。したがって、ヒロインが入る隙はない筈だ。
 ……………多分………。
 それに間違って近づかれても、困らない様にと俺が予め誕生日のプレゼントと、称して手作りのアクセを渡して身につけさせている。
 キモイとか、言うなよ?俺だってどうかとは思ってるよ!
 アクセの付与は勿論、毒無効と魅惑無効の二つの効果がある物を作った。毒対策と言ったら全員が喜んでくれたぞ!それだけ危ない世界だからな。
 勿論サリアにも、ちゃんとネックレスを送ってある。

 これは、俺が係わる人物全員に渡してある。
 これで安心だとは思うが、まぁ……後は奴が現れてからしか対策は打てない。

 そして、サリアから今……奴が現れたと聞き……だいぶ時系列がずれたとは思ったが、油断はしないように慎重に行動しょうと改めて思った。

ハァ~何も無ければ良いのだが………。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

ゲーム世界といえど、現実は厳しい

饕餮
恋愛
結婚間近に病を得て、その病気で亡くなった主人公。 家族が嘆くだろうなあ……と心配しながらも、好きだった人とも結ばれることもなく、この世を去った。 そして転生した先は、友人に勧められてはまったとあるゲーム。いわゆる〝乙女ゲーム〟の世界観を持つところだった。 ゲームの名前は憶えていないが、登場人物や世界観を覚えていたのが運の尽き。 主人公は悪役令嬢ポジションだったのだ。 「あら……?名前は悪役令嬢ですけれど、いろいろと違いますわね……」 ふとした拍子と高熱に魘されて見た夢で思い出した、自分の前世。それと当時に思い出した、乙女ゲームの内容。 だが、その内容は現実とはかなりゲームとかけ離れていて……。 悪役令嬢の名前を持つ主人公が悪役にならず、山も谷もオチもなく、幸せに暮らす話。

婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪

naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。 「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」 まっ、いいかっ! 持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

【完結】平民聖女の愛と夢

ここ
ファンタジー
ソフィは小さな村で暮らしていた。特技は治癒魔法。ところが、村人のマークの命を救えなかったことにより、村全体から、無視されるようになった。食料もない、お金もない、ソフィは仕方なく旅立った。冒険の旅に。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

転生貴族のスローライフ

マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である *基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

処理中です...