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7.女王の奏でるラプソディー
79.堕ちた姫……
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青く輝く水平線上にぽつんと見える灰色の点。エメラルド島が視界にはいると、艦内でも帰港準備が慌ただしくなります。
『航空指令、いつまでも遊んでないでさっさと帰艦してくださいよ』
ハリーが珍しくぼやくのは、ワイアットとライラのVF-2がいつまでも戻ってこないからですね。
『すまない。なかなかtouch-and-goが上手くいかなくて……』
『周囲に一般の交易船が多くなっているので、こちらも艦首を風上にいつまでも向けていられないんです。そうそうに、着艦してください』
ワイアットとハリーの通信が終わると、なんとかワイアットがVF-2のアレスティングフックが着艦ワイヤーを引っ掛けて停止状態に持って行ったようですね。
『全艦載機を格納庫へ。艦内収容作業及び固定作業いそげ!』
『エメラルド島泊地への帰港路設定。艦首及び舷側の監視員は配置につけ~』
航海科と機関科は大忙しになりますが、補給科と衛生科も暇なわけではありません。ユイはユイで食糧などの消費材の在庫から、発注量を計算しています。
イリスさんは…… 暇そうですね……
「クロエ? 何か言いたい事がありそうね?」
いえいえ、そんなことはありませんよ。感情が読まれてるような危機感がありますが、僕はあわてて口を開きます。
「上陸前の健康診断結果はどうでした? 皆さん、長い航海でしたので、陸上での休暇を楽しみにしてると思うのですが……」
イリスさんは肩をすくめます。
「いつでも、どこでも馬鹿はいるものよ? 航海科で三名、機関科で二名の飲酒による体調不良がいるわね。
彼等には、カレンから二十四時間の船内待機命令を出しておいたわ。もちろん、休暇込みでよ」
馬鹿ですね~、翌日のから四十八時間の休暇があると言うのに、無茶のみして半分潰しますか。
「そう言うのじゃなっくて、発熱や腹痛などを伴う伝染性の病気にかかった人はいないですか? そういう人は上陸させるわけにはいかないですし……」
「そんなのいないわよ。まあ、私たちが暇なのは良い事よ。
ただでさえ、厄介な姫が居るんですもの」
あぁ、忘れてましたね。魔法治療無しでリハビリしてるんでしたっけ……
解毒と麻痺解除を使えばすぐ直るのに……
「ねぇ、イリスさん。今のままだと時間ばかりかかるし、衛生科の子たちも負担が大きいんじゃないかな?
それに、きついリハビリだけだと、脳筋姫にアレキサンドリアの医療の凄さもわからないだろうし」
僕の言葉に、イリスさんはジロリとこちらをみると、目線で先を促していますね。何か方法があるのなら言ってみろという事ですか……
「……てっとり早く彼女に理解させるには、身体で実感させると言うのは賛成です。でも、アレキサンドリアの医療技術も体験すればもっと分かりやすいでしょ?
そこで、彼女の左腕と、右足だけ魔法医療を使ってあげてはどうかな? 治療後、すぐに効果が分かると思うんですが……」
医療関係はイリスさんの領分ですので、口出しはあまりしたくないところですが、そろそろ二週間以上経過していますし、ある意味素っ裸で他人に介護されている状態に慣れてきつつあると思うんですよね。
あまり慣れられて、艦内に裸族を出現させるわけには行きません。どうも、羞恥心が崩壊方面に向かっている気がするんですよね、あの脳筋姫は……
「……なるほど、悪くないわね。片手片足が普通に戻るなら、車椅子で生活できるでしょうし、介助の手数も減るわね……
正直、クリスティーナが苛立っているし、あの子も休暇を楽しませてあげないとね」
うんうん、イリスさん英断ですよ。
こうして僕たち二人で、脳筋姫の病室に出向くことにきまりました。
◇◆◇◆◇◆
「……少し提案が遅かったかもしれませんね……」
女性用専用病棟奥の脳筋姫の部屋のドアを開けた時、思わずもれた僕の言葉にイリスさんも苦笑しています。
治療用のベッドの上では、指先や足首を必死に動かそうとリハビリ中なのですが、なぜか布きれ一枚もつけていない状態です。
「……ルーシー? これはどういう事なのかしら?」
イリスさんの質問に、ルーシーは右頬を指でかきながら言葉を濁します。
「えっと、その……彼女、魔力強制循環ポッドが病みつきになったようで…… 何度もその姿を見られてるうちに、いろいろとどうでもよくなったようでして……」
……ドン引きですね。イリスさんも、虫けらを見るようなめで脳筋姫を見つめていますが……
「おいっ、今日はこんなに頑張ったんだ。また循環ポッドにいれてくれ。今日は三十分くらいでいいぞ」
「……ルーシー?」
イリスさんの視線を受けたルーシーの猫耳がペタリと伏せられます。なるほど、ポッドに入れている間は完全に手を離せるから、クリスティーナと共謀してリハビリに頑張ったご褒美にとポッドにいれてたんですね。
本来、カレンさんの提案で作られた医療用ポッドは、長期の航海で身体のリズムが不調になった女性乗組員の体調を改善させる為の物だったのですが、カレンさんアレンジの設定値で運用すると、快楽マシンに変わるのは既に知られています。
さすがに、公に利用を公言する人はいませんが、設定を変える事によって肩こりや足のむくみ、女性特有のホルモンバランスの崩れからくる様々な症状の緩和ができることから、一日数名程度が利用しているとのこと。
運用をカレンさんに任せたのは失敗だったかもしれませんね……
とりあえず、いろいろ終わりかけている脳筋姫の口を魔法で塞いだイリスさんが、アスクレビオス・ブルーローズ・インフィニティーを取り出し、解毒と麻痺解除を使います。
ほのかに青い光が、脳筋姫の左腕と右足を包みこむと、しばし無言の時間が広がります。
「じゃあ動かしてもいいわよ」
イリスさんの言葉で、脳筋姫が身体を動かそうとしましたが……
当然片腕片足しか動きませんね…… 脳筋姫の期待に満ちた目をあっさりと無視したイリスさんは、アスクレビオスを収納するとルーシーに話しました。
「今日から、彼女にできる事は極力彼女にさせなさい。あと、ポッドの利用は当面禁止よ」
えええぇ~と、脳筋姫とルーシーからも声が上がりますが、イリスさんの冷たい一言がルーシーに突き刺さります。
「ダメッ、あれは一種の『女性をダメにするモノ』よ。この娘、半ば中毒になりかけてるわ。半身は治療したのだから、あとは自分のことは自分でさせなさい」
そして、イリスさんは脳筋姫に向き直ると、にらみながらいいました。
「貴女の部下だった人たちの中にだって、戦傷で片手片足がない人だっているでしょう。勇敢にたたかった彼らの上官が、このていたらくなら遼寧の軍は雑魚だと自分で侮辱するようなものでしょ。自覚を持ちなさい!!」
ハッとして目を見開いた脳筋姫ですが、やがてうつむいてうなづきます。さすがに、戦死や戦傷を受けた部下の事を言われれば、自分が武人だった事を思い出したようですね。
そして、イリスさんは落ち込むルーシーの肩をポンとたたいて言います。
「ごめんね、あなたとクリスティーナには負担をかけてしまっていたことに気づけなかったのは私の落ち度ですわ。
脳筋姫は最低限のことは自分でできるようになっているはずだから、あとは最低限必要なことだけ手伝ってあげればいいわ。あなたとクリスティーナには六十時間の休暇をあげるから、しっかりおやすみなさい」
「あっ、ありがとうございますにゃ……」
ルーシーの泣き笑いの笑顔を見ながら、僕たちは医療区画を出たのでした。
『航空指令、いつまでも遊んでないでさっさと帰艦してくださいよ』
ハリーが珍しくぼやくのは、ワイアットとライラのVF-2がいつまでも戻ってこないからですね。
『すまない。なかなかtouch-and-goが上手くいかなくて……』
『周囲に一般の交易船が多くなっているので、こちらも艦首を風上にいつまでも向けていられないんです。そうそうに、着艦してください』
ワイアットとハリーの通信が終わると、なんとかワイアットがVF-2のアレスティングフックが着艦ワイヤーを引っ掛けて停止状態に持って行ったようですね。
『全艦載機を格納庫へ。艦内収容作業及び固定作業いそげ!』
『エメラルド島泊地への帰港路設定。艦首及び舷側の監視員は配置につけ~』
航海科と機関科は大忙しになりますが、補給科と衛生科も暇なわけではありません。ユイはユイで食糧などの消費材の在庫から、発注量を計算しています。
イリスさんは…… 暇そうですね……
「クロエ? 何か言いたい事がありそうね?」
いえいえ、そんなことはありませんよ。感情が読まれてるような危機感がありますが、僕はあわてて口を開きます。
「上陸前の健康診断結果はどうでした? 皆さん、長い航海でしたので、陸上での休暇を楽しみにしてると思うのですが……」
イリスさんは肩をすくめます。
「いつでも、どこでも馬鹿はいるものよ? 航海科で三名、機関科で二名の飲酒による体調不良がいるわね。
彼等には、カレンから二十四時間の船内待機命令を出しておいたわ。もちろん、休暇込みでよ」
馬鹿ですね~、翌日のから四十八時間の休暇があると言うのに、無茶のみして半分潰しますか。
「そう言うのじゃなっくて、発熱や腹痛などを伴う伝染性の病気にかかった人はいないですか? そういう人は上陸させるわけにはいかないですし……」
「そんなのいないわよ。まあ、私たちが暇なのは良い事よ。
ただでさえ、厄介な姫が居るんですもの」
あぁ、忘れてましたね。魔法治療無しでリハビリしてるんでしたっけ……
解毒と麻痺解除を使えばすぐ直るのに……
「ねぇ、イリスさん。今のままだと時間ばかりかかるし、衛生科の子たちも負担が大きいんじゃないかな?
それに、きついリハビリだけだと、脳筋姫にアレキサンドリアの医療の凄さもわからないだろうし」
僕の言葉に、イリスさんはジロリとこちらをみると、目線で先を促していますね。何か方法があるのなら言ってみろという事ですか……
「……てっとり早く彼女に理解させるには、身体で実感させると言うのは賛成です。でも、アレキサンドリアの医療技術も体験すればもっと分かりやすいでしょ?
そこで、彼女の左腕と、右足だけ魔法医療を使ってあげてはどうかな? 治療後、すぐに効果が分かると思うんですが……」
医療関係はイリスさんの領分ですので、口出しはあまりしたくないところですが、そろそろ二週間以上経過していますし、ある意味素っ裸で他人に介護されている状態に慣れてきつつあると思うんですよね。
あまり慣れられて、艦内に裸族を出現させるわけには行きません。どうも、羞恥心が崩壊方面に向かっている気がするんですよね、あの脳筋姫は……
「……なるほど、悪くないわね。片手片足が普通に戻るなら、車椅子で生活できるでしょうし、介助の手数も減るわね……
正直、クリスティーナが苛立っているし、あの子も休暇を楽しませてあげないとね」
うんうん、イリスさん英断ですよ。
こうして僕たち二人で、脳筋姫の病室に出向くことにきまりました。
◇◆◇◆◇◆
「……少し提案が遅かったかもしれませんね……」
女性用専用病棟奥の脳筋姫の部屋のドアを開けた時、思わずもれた僕の言葉にイリスさんも苦笑しています。
治療用のベッドの上では、指先や足首を必死に動かそうとリハビリ中なのですが、なぜか布きれ一枚もつけていない状態です。
「……ルーシー? これはどういう事なのかしら?」
イリスさんの質問に、ルーシーは右頬を指でかきながら言葉を濁します。
「えっと、その……彼女、魔力強制循環ポッドが病みつきになったようで…… 何度もその姿を見られてるうちに、いろいろとどうでもよくなったようでして……」
……ドン引きですね。イリスさんも、虫けらを見るようなめで脳筋姫を見つめていますが……
「おいっ、今日はこんなに頑張ったんだ。また循環ポッドにいれてくれ。今日は三十分くらいでいいぞ」
「……ルーシー?」
イリスさんの視線を受けたルーシーの猫耳がペタリと伏せられます。なるほど、ポッドに入れている間は完全に手を離せるから、クリスティーナと共謀してリハビリに頑張ったご褒美にとポッドにいれてたんですね。
本来、カレンさんの提案で作られた医療用ポッドは、長期の航海で身体のリズムが不調になった女性乗組員の体調を改善させる為の物だったのですが、カレンさんアレンジの設定値で運用すると、快楽マシンに変わるのは既に知られています。
さすがに、公に利用を公言する人はいませんが、設定を変える事によって肩こりや足のむくみ、女性特有のホルモンバランスの崩れからくる様々な症状の緩和ができることから、一日数名程度が利用しているとのこと。
運用をカレンさんに任せたのは失敗だったかもしれませんね……
とりあえず、いろいろ終わりかけている脳筋姫の口を魔法で塞いだイリスさんが、アスクレビオス・ブルーローズ・インフィニティーを取り出し、解毒と麻痺解除を使います。
ほのかに青い光が、脳筋姫の左腕と右足を包みこむと、しばし無言の時間が広がります。
「じゃあ動かしてもいいわよ」
イリスさんの言葉で、脳筋姫が身体を動かそうとしましたが……
当然片腕片足しか動きませんね…… 脳筋姫の期待に満ちた目をあっさりと無視したイリスさんは、アスクレビオスを収納するとルーシーに話しました。
「今日から、彼女にできる事は極力彼女にさせなさい。あと、ポッドの利用は当面禁止よ」
えええぇ~と、脳筋姫とルーシーからも声が上がりますが、イリスさんの冷たい一言がルーシーに突き刺さります。
「ダメッ、あれは一種の『女性をダメにするモノ』よ。この娘、半ば中毒になりかけてるわ。半身は治療したのだから、あとは自分のことは自分でさせなさい」
そして、イリスさんは脳筋姫に向き直ると、にらみながらいいました。
「貴女の部下だった人たちの中にだって、戦傷で片手片足がない人だっているでしょう。勇敢にたたかった彼らの上官が、このていたらくなら遼寧の軍は雑魚だと自分で侮辱するようなものでしょ。自覚を持ちなさい!!」
ハッとして目を見開いた脳筋姫ですが、やがてうつむいてうなづきます。さすがに、戦死や戦傷を受けた部下の事を言われれば、自分が武人だった事を思い出したようですね。
そして、イリスさんは落ち込むルーシーの肩をポンとたたいて言います。
「ごめんね、あなたとクリスティーナには負担をかけてしまっていたことに気づけなかったのは私の落ち度ですわ。
脳筋姫は最低限のことは自分でできるようになっているはずだから、あとは最低限必要なことだけ手伝ってあげればいいわ。あなたとクリスティーナには六十時間の休暇をあげるから、しっかりおやすみなさい」
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