291 / 349
7.女王の奏でるラプソディー
60.武舞台上の戦い②……決着
しおりを挟む
見上げた視界のなか、一瞬手に何かが光ったように見えたので、後ろに跳び退り回避すると、石が割れる音と共に、石畳に長さ五十センチメートルほどの手槍が突き立ち紅蓮の炎を吹き上げます。
「問答無用というわけですか……まあ、言葉は通じていないのでしょうけど……」
言ってる傍から、二投目三投目の手槍が突き立ちましたが、徐々にこちらの回避を先読みしてくるようになってます。
それと同時に、自らも位置を変えていますので、相手のトレースができない為、亜空間転移マッピングの発動準備ができません。
まさか、読まれた? とはいえ、ただやられっぱなしではいきません。相手が僕の能力を測っているように、僕もなにもしていなかったわけではないことをお見せしましょう。
「地対空魔法、ジャベリン発射」
ジャベリンは対空迎撃用の魔法で、直径十五センチメートルほどの魔法陣から、三×三の九つの氷の槍を打ち出すものです。
射出後は目標付近で三メートル四方の空間を、凍結破砕する程度の攻撃力が有りますし、近接信管よろしく直撃しなくても魔力や体温を検知して炸裂します。
一本が反応すれば、他の八本も連鎖して爆散するので、なかなか強力な武器なのです。とはいえ、まずは様子見で一本辺りの与ダメエリアは一メートル四方というところです。
こちらが魔法陣を展開して、ジャベリンを射出。命中まで二秒といったところでしたが、危なげなく百鬼が横に跳び退り回避されます。
回避までの反応時間が早いですね…… 騎乗している人も、バランスを崩すことなく乗っていられることから、まだまだ回避には余裕があるとみてよいでしょう。
続けて投射される手槍は、今度は炎ではなく紫電をまとっています。まずは足止めか、着弾時に広範囲に形成されるダメージエリアを重ねることで、こちらの移動できる場所を制限する気のようです。
紫電の手槍は、着弾すると直径五メートルほどのダメージエリアを形成するようで、しかも残留時間が十秒ほどあります。
一本一本を躱すことは容易ですが、ダメージエリアを重ねられ、相手の思惑がわかっているのにそれに乗せられています。
相手からすれば、詰将棋などをしているつもりなのかもしれません。碁盤の目のような武舞台上で、徐々に隅のほうへと追いやられた僕の背後で、突然炎の壁が形成されます。
「舞台上から逃げる事をさせないつもりですか…… ますます鬼畜ですね」
空中から余裕を見せている百鬼の将は、右手にひときわ長く大きい炎を槍を形成し、一泊間をおいて投射してきました。
周囲の紫電によるダメージエリアの消失まであと数秒あり、着弾前に回避は困難なようですね。
とはいえ、この程度で怪我でもしたらイリスさんに叱られてしまいますからね。診察という名の生体実験体になるのは避けさせていただきます。それに、反撃の手段が無いわけではありません。
「SAMジャベリン、発射!」
迫りくる炎の槍に、氷のジャベリンを全弾投射。炎の槍の熱に反応して、九本全ての氷槍が連鎖して爆発。一気に融解した氷から形成された水蒸気が渦を巻き、武舞台上の視界を奪いました。
そして、水蒸気の霧が晴れたとき、僕の姿は武舞台上には在りませんでした。紫電と炎が踊る武舞台上を見下ろしていた将が、何かを感じたのか背後を振り向きます。
将には僕がどのように見えたのでしょうか? 背中に白い翼を持ち、周囲に複数の魔法陣を展開した僕は、天使というよりは悪魔の使いに見えたかもしれませんね。
初めて将に驚愕という感情が見えた気がしますが、反撃を待つほど僕はお人よしではありませんよ……
「……残念ながら気付くのが少し遅すぎたようですね。貴方の誤算はただ一つだけ。
それは、空を飛べる者が自分たちだけだと思っていたことです。その驕りを悔いて逝きなさい。
重層展開、ファイナル・ジャベリン投射!」
既に僕を取り巻くように、二重の環状に形成していたジャベリンの射出魔法陣二十四個が青白く一瞬だけ光り、回避できないと判断し僕に向かって突っ込んできた将は、光の中に飲み込まれ……
爆炎が空中に華を咲かせ、そこから血煙を噴きながら舞台上に落下する一つの影。それは肉が石畳に叩きつけられる音を奏で、動きを止めます。
僕は一呼吸つくと、背中に形成した翼を操り、武舞台上にゆっくりと舞い降ります。
生存確認のつもりで、落下した将の脇に降りたのですが、あちこち焼け焦げて意識はありま……せ……ん……と思ったら、僕の足をつかもうとしたので、頭を蹴って意識を完全に飛ばします。
「……なかなかしぶといですね。着用している鎧の効果でしょうか? まあ、いずれにしても無理をすると死にますから、おとなしく寝ててくださいね」
つぶやいた僕は髪をかきあげ、ずれた帽子をかぶりなおします。一応皇帝陛下とやらの前ですからね。身だしなみは多少は整えておきましょう。
着地と同時に背中の白い翼は、金色の光に姿を変えて、一瞬僕の周りをたゆたうと、淡い燐光を放ち消えていきました。
僕は皇帝陛下とやらに向き直り、ポツリとつぶやきます。通訳はエマが行っているので、つぶやく程度でも十分聞き取れるでしょう。
「ファイナル・ジャベリンの威力に誤解がでそうなので言っておきますが、本来の千分の一の威力ですからね」
僕はイリスさんたちが座る席の反対側へ向き直ると、魔法陣の一基を作動させます。一瞬の発光で、対面の壁には、直径三十センチ、深さ数メートルの穴が穿たれました。
「貴方が百鬼を使って帝都を落とした事で、空から急襲を受ける可能性があることを、周辺国家は知ったでしょう。
必然的に、空からの攻撃に対する防御も考案され、空への守りは固くなります。しかし、空を飛ぶものはその性質上重量のかさむ重装備をすることができず、攻撃を受けた場合にはあまりにも脆い。
航空戦力は常に空から落ちる事を考慮にいれて、生還する確率をあげる戦術を組むことを推奨いたします」
先ほどの戦闘で、観戦していた官や兵は、光の爆散ともいえる攻撃で、ほとんどが目を負傷した状態です。
少なからず、今後の公務に影響がでるでしょうが、事前に注意をしておいたにもかかわらずの結果ですので、こちらで治療する気はありません。
さて、武を尊ぶ当代の皇帝陛下はどのような反応を示すのでしょうか?
「問答無用というわけですか……まあ、言葉は通じていないのでしょうけど……」
言ってる傍から、二投目三投目の手槍が突き立ちましたが、徐々にこちらの回避を先読みしてくるようになってます。
それと同時に、自らも位置を変えていますので、相手のトレースができない為、亜空間転移マッピングの発動準備ができません。
まさか、読まれた? とはいえ、ただやられっぱなしではいきません。相手が僕の能力を測っているように、僕もなにもしていなかったわけではないことをお見せしましょう。
「地対空魔法、ジャベリン発射」
ジャベリンは対空迎撃用の魔法で、直径十五センチメートルほどの魔法陣から、三×三の九つの氷の槍を打ち出すものです。
射出後は目標付近で三メートル四方の空間を、凍結破砕する程度の攻撃力が有りますし、近接信管よろしく直撃しなくても魔力や体温を検知して炸裂します。
一本が反応すれば、他の八本も連鎖して爆散するので、なかなか強力な武器なのです。とはいえ、まずは様子見で一本辺りの与ダメエリアは一メートル四方というところです。
こちらが魔法陣を展開して、ジャベリンを射出。命中まで二秒といったところでしたが、危なげなく百鬼が横に跳び退り回避されます。
回避までの反応時間が早いですね…… 騎乗している人も、バランスを崩すことなく乗っていられることから、まだまだ回避には余裕があるとみてよいでしょう。
続けて投射される手槍は、今度は炎ではなく紫電をまとっています。まずは足止めか、着弾時に広範囲に形成されるダメージエリアを重ねることで、こちらの移動できる場所を制限する気のようです。
紫電の手槍は、着弾すると直径五メートルほどのダメージエリアを形成するようで、しかも残留時間が十秒ほどあります。
一本一本を躱すことは容易ですが、ダメージエリアを重ねられ、相手の思惑がわかっているのにそれに乗せられています。
相手からすれば、詰将棋などをしているつもりなのかもしれません。碁盤の目のような武舞台上で、徐々に隅のほうへと追いやられた僕の背後で、突然炎の壁が形成されます。
「舞台上から逃げる事をさせないつもりですか…… ますます鬼畜ですね」
空中から余裕を見せている百鬼の将は、右手にひときわ長く大きい炎を槍を形成し、一泊間をおいて投射してきました。
周囲の紫電によるダメージエリアの消失まであと数秒あり、着弾前に回避は困難なようですね。
とはいえ、この程度で怪我でもしたらイリスさんに叱られてしまいますからね。診察という名の生体実験体になるのは避けさせていただきます。それに、反撃の手段が無いわけではありません。
「SAMジャベリン、発射!」
迫りくる炎の槍に、氷のジャベリンを全弾投射。炎の槍の熱に反応して、九本全ての氷槍が連鎖して爆発。一気に融解した氷から形成された水蒸気が渦を巻き、武舞台上の視界を奪いました。
そして、水蒸気の霧が晴れたとき、僕の姿は武舞台上には在りませんでした。紫電と炎が踊る武舞台上を見下ろしていた将が、何かを感じたのか背後を振り向きます。
将には僕がどのように見えたのでしょうか? 背中に白い翼を持ち、周囲に複数の魔法陣を展開した僕は、天使というよりは悪魔の使いに見えたかもしれませんね。
初めて将に驚愕という感情が見えた気がしますが、反撃を待つほど僕はお人よしではありませんよ……
「……残念ながら気付くのが少し遅すぎたようですね。貴方の誤算はただ一つだけ。
それは、空を飛べる者が自分たちだけだと思っていたことです。その驕りを悔いて逝きなさい。
重層展開、ファイナル・ジャベリン投射!」
既に僕を取り巻くように、二重の環状に形成していたジャベリンの射出魔法陣二十四個が青白く一瞬だけ光り、回避できないと判断し僕に向かって突っ込んできた将は、光の中に飲み込まれ……
爆炎が空中に華を咲かせ、そこから血煙を噴きながら舞台上に落下する一つの影。それは肉が石畳に叩きつけられる音を奏で、動きを止めます。
僕は一呼吸つくと、背中に形成した翼を操り、武舞台上にゆっくりと舞い降ります。
生存確認のつもりで、落下した将の脇に降りたのですが、あちこち焼け焦げて意識はありま……せ……ん……と思ったら、僕の足をつかもうとしたので、頭を蹴って意識を完全に飛ばします。
「……なかなかしぶといですね。着用している鎧の効果でしょうか? まあ、いずれにしても無理をすると死にますから、おとなしく寝ててくださいね」
つぶやいた僕は髪をかきあげ、ずれた帽子をかぶりなおします。一応皇帝陛下とやらの前ですからね。身だしなみは多少は整えておきましょう。
着地と同時に背中の白い翼は、金色の光に姿を変えて、一瞬僕の周りをたゆたうと、淡い燐光を放ち消えていきました。
僕は皇帝陛下とやらに向き直り、ポツリとつぶやきます。通訳はエマが行っているので、つぶやく程度でも十分聞き取れるでしょう。
「ファイナル・ジャベリンの威力に誤解がでそうなので言っておきますが、本来の千分の一の威力ですからね」
僕はイリスさんたちが座る席の反対側へ向き直ると、魔法陣の一基を作動させます。一瞬の発光で、対面の壁には、直径三十センチ、深さ数メートルの穴が穿たれました。
「貴方が百鬼を使って帝都を落とした事で、空から急襲を受ける可能性があることを、周辺国家は知ったでしょう。
必然的に、空からの攻撃に対する防御も考案され、空への守りは固くなります。しかし、空を飛ぶものはその性質上重量のかさむ重装備をすることができず、攻撃を受けた場合にはあまりにも脆い。
航空戦力は常に空から落ちる事を考慮にいれて、生還する確率をあげる戦術を組むことを推奨いたします」
先ほどの戦闘で、観戦していた官や兵は、光の爆散ともいえる攻撃で、ほとんどが目を負傷した状態です。
少なからず、今後の公務に影響がでるでしょうが、事前に注意をしておいたにもかかわらずの結果ですので、こちらで治療する気はありません。
さて、武を尊ぶ当代の皇帝陛下はどのような反応を示すのでしょうか?
0
お気に入りに追加
345
あなたにおすすめの小説
社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
おいでませ異世界!アラフォーのオッサンが異世界の主神の気まぐれで異世界へ。
ゴンべえ
ファンタジー
独身生活を謳歌していた井手口孝介は異世界の主神リュシーファの出来心で個人的に恥ずかしい死を遂げた。
全面的な非を認めて謝罪するリュシーファによって異世界転生したエルロンド(井手口孝介)は伯爵家の五男として生まれ変わる。
もちろん負い目を感じるリュシーファに様々な要求を通した上で。
貴族に転生した井手口孝介はエルロンドとして新たな人生を歩み、現代の知識を用いて異世界に様々な改革をもたらす!かもしれない。
思いつきで適当に書いてます。
不定期更新です。
転生して異世界の第7王子に生まれ変わったが、魔力が0で無能者と言われ、僻地に追放されたので自由に生きる。
黒ハット
ファンタジー
ヤクザだった大宅宗一35歳は死んで記憶を持ったまま異世界の第7王子に転生する。魔力が0で魔法を使えないので、無能者と言われて王族の籍を抜かれ僻地の領主に追放される。魔法を使える事が分かって2回目の人生は前世の知識と魔法を使って領地を発展させながら自由に生きるつもりだったが、波乱万丈の人生を送る事になる
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
貴族の家に転生した俺は、やり過ぎチートで異世界を自由に生きる
フリウス
ファンタジー
幼い頃からファンタジー好きな夢幻才斗(むげんさいと)。
自室でのゲーム中に突然死した才斗だが、才斗大好き女神:レアオルによって、自分が管理している異世界に転生する。
だが、事前に二人で相談して身につけたチートは…一言で言えば普通の神が裸足で逃げ出すような「やり過ぎチート」だった!?
伯爵家の三男に転生した才斗=ウェルガは、今日も気ままに非常識で遊び倒し、剣と魔法の異世界を楽しんでいる…。
アホみたいに異世界転生作品を読んでいたら、自分でも作りたくなって勢いで書いちゃいましたww
ご都合主義やらなにやら色々ありますが、主人公最強物が書きたかったので…興味がある方は是非♪
それと、作者の都合上、かなり更新が不安定になります。あしからず。
ちなみにミスって各話が1100~1500字と短めです。なのでなかなか主人公は大人になれません。
現在、最低でも月1~2月(ふたつき)に1話更新中…
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる