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5.南海の秘宝
58.人魚の島
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「『長』にお話があるんで……あります。お目通りをお願いします」
ティエラ・リッカの沖に浮かぶ、人魚の島イハ・セリアの浜へと水から立ち上がったレギニータは、海中にある人魚族専用の出入り口ではなく、陸の者が使用する門の前で声をあげた。一応、使者としての立場を考えたが、なかなか口調はなおせずに苦労する。
待つ事しばし、やがて黒々と口をあけた洞窟から、三又の槍を携えた二人の美人がやってきた。
「今日は陸者が来る日ではないはずと思っていたが、誰かと思えばレギニータじゃありませんか。なぜ、陸者の入り口を使うのです?」
「そういえば、貴女はしばらく陸者に何かを学ぶために、『長』に無理を言って、出奔していましたね。やはり、陸者に学ぶことはなかったと、『長』に謝罪するつもりですか?」
イハ・セリア(人魚の島)は、その名の通り人魚の居る島ではあったが、厳密にはこの島に人魚族が居住しているわけではない。アルムニュール国は3つの種族の合議制をとっており、各種族から10名ずつの代表者が選出されて、話し合いにて国としての方針が決定される。
ティエラ・リッカの旧王宮は、アルムニュール国の国政に関する三種族の正式な話し合い
を行うための議場として使用されていたが、都度全ての代表者を集めることはできない。
会議の開催を知らせたり、特定の種族に関しての依頼や相談などを行うため、通常は窓口となる場所があるが、水底に住まう人魚族の居住場所に、陸者がたどり着くことはできない。
そのため、人魚族への相談や連絡を行うための窓口が、ここイハ・セリアであり、人魚族の『長』とその護衛がわずかに滞在していたのである。
「いいえ、今日はあの白い船の使いで、き……まいりました。『長』とお話がしたいのです」
「レギニータ、貴様、誇り高き人魚族が、陸者の使い走りをするなど。しかも、あれは余所者の正体のしれぬ船ではないですか!」
ふたりのうちの片方が激高するが、美人が怒ると本当に怖いものである。そして、それは同性に対してはより苛烈であることが多い。
「まぁ待て。こちらとしても、あの白い船に関しては詳しく知りたいこともある。いくら陸者が港への入港を認めたとはいえ、やつらがいるのは我らの領域なのだからな。
お前の話が何かは知らないが、『長』もレギニータに聞きたいことがあるだろう。ついてくるがいい」
そういって、二人の護衛はレギニータを伴い、黒々とした洞窟へと踏み入ったのであった。しばらく洞窟を進むと、垂直に切り立った瓶のような場所へとでる。陸者が長に会いに行く場合は、護衛の者が対岸に向けて魔法で橋を作られるが、人魚族への悪意を持つものが橋を渡ると、橋を渡り切れずに水へと落ちる事になる。
垂直にそびえたった岩壁は、水面上でも手掛かりになる突起などはなく、水面下は50m下の隧道以外に脱出する手段はない。魔法を使用して、空中に浮くことはできても、浮いた姿は護衛の者からすれば、ただの的でしかなく、大抵はそれ以外には何もできず、魔力を使い果たして死ぬだけであった。
人魚族であるレギニータには、橋は提供されず、護衛の者も水の中に飛び込んでいった。 今日のレギニータは、QAの乗組員からの依頼、願いと共に、自分自身の罪滅ぼしの気持ちもあり、乗艦の際に提供された海軍の制服を着用している。そして、この時代の女性のパンツスタイルは一般的ではなく、アレキサンドリアの海軍もひざ丈のスカートが規定の制服であった。戦闘には向かないのではと思いつつも、スカートのすそを押さえて、続いてレギニータも海中に身を躍らせたのであった。
水底の隧道を抜け先に進むと、そこはティエラ・リッカを囲む礁湖であった。海面から差し込む太陽の光は、海水を通して色鮮やかなサンゴを照らし、同じように熱帯魚が海中を踊る。
QAで洋上を航海していたとはいえ、久しぶりに味わう故郷の海と日の光は、レギニータの帰郷したという思いを強めるが、今日は郷愁を味わうためにここに来たわけではない事を思い出し、心を新たに引き締める。
人魚族と他の魚人族との大きな違いは、水中だけの生活に特化せず、半水半陸といった生活様式を持つところである。
魚人族はエラ呼吸であり、その身体構造は魚類のそれと近しいが、人魚族はむしろ人族に近い。水中での生活は、種族特性と言ってもよい水魔法の恩恵によるものである。
陸に住む種族は、人魚族は普段は人魚の形態をとり、必要に応じて人型をとると考えているが、実際は反対であり、通常は人型をとっており、水中での移動などの必要な場合に人魚型をとるのだ。それゆえに人魚族は、人と同様の高い文化レベルをもち、他の水中の種族を圧倒しているのである。ある意味人魚族は、魔法により水中生活を可能とした、人族の進化種ともいえるのである。
それゆえに人魚族の家は、空気の泡で作られた大き目の空間と、それに隣接する天然の岩とサンゴの間で作られている。
人の目にさらされても問題の無い共有空間は、水底に空気の泡を固定して作るが、倉庫や個人の部屋などのプライベートな空間は、岩場やサンゴ礁の隙間や洞窟を利用して作られるのだ。
ドアの外でノックをして、『長』に入室の許可を得て入ったのは、『長』のプライベートな私室であった。
海中洞窟の一部分を空気の泡で満たして、海水の流入を阻んだ明るく快適な部屋である。海面上から差し込む日の光が、明り取りとした岩の開口部から、空気の膜を介して優しく部屋を照らしている。苛烈な南国の日の光でも、海水を通した日の光は弱められ、海水によって部屋の温度・湿度は快適に保たれていた。
窓辺に置かれた机には、人族でいえば20代後半の美女が、優雅に書物を読みながら、香り立つ紅茶を飲んでいた。2人が部屋に入ると、優し気な笑みを浮かべて、ゆっくりと身体の向きをかえて、相対した。
「『長』よ。レギニータが久しぶりに戻りました。陸者が入港を認めた、白き大きな船の話もあるそうです」
付き添ってきた衛士は、簡単な説明を長に行い、『長』がうなづいたのを確認すると、そのまま下がって部屋をでていってしまった。ひとり取り残されたレギニータに、『長』は優しくほほえみかけた。
「ひさしいね、レギニータ。お前が出て行ってからまだ3カ月あまり。帰ってくるにはいささか早いんじゃない?」
長の声には、早い帰還に少し非難する響きがあったので、レギニータはなぜここに来たのかを説明する。レギニータの説明を、聞き終えた『長』はレギニータに聞いた内容を確認する。
「その女の子を救うために、『蒼海の宝珠』を借り受けたいと? そのための話し合いの場を設けたいというのだね」
「はい。彼らは私に大変よくしてくれましたし、彼女がケガをしてしまったのは、私の責任でもあるんですの」
真剣なまなざしを『長』にむけ、うなづいたレギニータを見ながら、『長』はやんわりとうなづいた。
「判りました。まず話し合いの場は設けましょう。ただし、今の時点で『蒼海の宝珠』に関しての事は、約束はできないよ。
では、レギニータの見聞きした旅の話や、学んでいるという陸者の施設の話。そして、あの白い船について、話を聞かせてちょうだい」
そう言って、ほほ笑んだのでした。
ティエラ・リッカの沖に浮かぶ、人魚の島イハ・セリアの浜へと水から立ち上がったレギニータは、海中にある人魚族専用の出入り口ではなく、陸の者が使用する門の前で声をあげた。一応、使者としての立場を考えたが、なかなか口調はなおせずに苦労する。
待つ事しばし、やがて黒々と口をあけた洞窟から、三又の槍を携えた二人の美人がやってきた。
「今日は陸者が来る日ではないはずと思っていたが、誰かと思えばレギニータじゃありませんか。なぜ、陸者の入り口を使うのです?」
「そういえば、貴女はしばらく陸者に何かを学ぶために、『長』に無理を言って、出奔していましたね。やはり、陸者に学ぶことはなかったと、『長』に謝罪するつもりですか?」
イハ・セリア(人魚の島)は、その名の通り人魚の居る島ではあったが、厳密にはこの島に人魚族が居住しているわけではない。アルムニュール国は3つの種族の合議制をとっており、各種族から10名ずつの代表者が選出されて、話し合いにて国としての方針が決定される。
ティエラ・リッカの旧王宮は、アルムニュール国の国政に関する三種族の正式な話し合い
を行うための議場として使用されていたが、都度全ての代表者を集めることはできない。
会議の開催を知らせたり、特定の種族に関しての依頼や相談などを行うため、通常は窓口となる場所があるが、水底に住まう人魚族の居住場所に、陸者がたどり着くことはできない。
そのため、人魚族への相談や連絡を行うための窓口が、ここイハ・セリアであり、人魚族の『長』とその護衛がわずかに滞在していたのである。
「いいえ、今日はあの白い船の使いで、き……まいりました。『長』とお話がしたいのです」
「レギニータ、貴様、誇り高き人魚族が、陸者の使い走りをするなど。しかも、あれは余所者の正体のしれぬ船ではないですか!」
ふたりのうちの片方が激高するが、美人が怒ると本当に怖いものである。そして、それは同性に対してはより苛烈であることが多い。
「まぁ待て。こちらとしても、あの白い船に関しては詳しく知りたいこともある。いくら陸者が港への入港を認めたとはいえ、やつらがいるのは我らの領域なのだからな。
お前の話が何かは知らないが、『長』もレギニータに聞きたいことがあるだろう。ついてくるがいい」
そういって、二人の護衛はレギニータを伴い、黒々とした洞窟へと踏み入ったのであった。しばらく洞窟を進むと、垂直に切り立った瓶のような場所へとでる。陸者が長に会いに行く場合は、護衛の者が対岸に向けて魔法で橋を作られるが、人魚族への悪意を持つものが橋を渡ると、橋を渡り切れずに水へと落ちる事になる。
垂直にそびえたった岩壁は、水面上でも手掛かりになる突起などはなく、水面下は50m下の隧道以外に脱出する手段はない。魔法を使用して、空中に浮くことはできても、浮いた姿は護衛の者からすれば、ただの的でしかなく、大抵はそれ以外には何もできず、魔力を使い果たして死ぬだけであった。
人魚族であるレギニータには、橋は提供されず、護衛の者も水の中に飛び込んでいった。 今日のレギニータは、QAの乗組員からの依頼、願いと共に、自分自身の罪滅ぼしの気持ちもあり、乗艦の際に提供された海軍の制服を着用している。そして、この時代の女性のパンツスタイルは一般的ではなく、アレキサンドリアの海軍もひざ丈のスカートが規定の制服であった。戦闘には向かないのではと思いつつも、スカートのすそを押さえて、続いてレギニータも海中に身を躍らせたのであった。
水底の隧道を抜け先に進むと、そこはティエラ・リッカを囲む礁湖であった。海面から差し込む太陽の光は、海水を通して色鮮やかなサンゴを照らし、同じように熱帯魚が海中を踊る。
QAで洋上を航海していたとはいえ、久しぶりに味わう故郷の海と日の光は、レギニータの帰郷したという思いを強めるが、今日は郷愁を味わうためにここに来たわけではない事を思い出し、心を新たに引き締める。
人魚族と他の魚人族との大きな違いは、水中だけの生活に特化せず、半水半陸といった生活様式を持つところである。
魚人族はエラ呼吸であり、その身体構造は魚類のそれと近しいが、人魚族はむしろ人族に近い。水中での生活は、種族特性と言ってもよい水魔法の恩恵によるものである。
陸に住む種族は、人魚族は普段は人魚の形態をとり、必要に応じて人型をとると考えているが、実際は反対であり、通常は人型をとっており、水中での移動などの必要な場合に人魚型をとるのだ。それゆえに人魚族は、人と同様の高い文化レベルをもち、他の水中の種族を圧倒しているのである。ある意味人魚族は、魔法により水中生活を可能とした、人族の進化種ともいえるのである。
それゆえに人魚族の家は、空気の泡で作られた大き目の空間と、それに隣接する天然の岩とサンゴの間で作られている。
人の目にさらされても問題の無い共有空間は、水底に空気の泡を固定して作るが、倉庫や個人の部屋などのプライベートな空間は、岩場やサンゴ礁の隙間や洞窟を利用して作られるのだ。
ドアの外でノックをして、『長』に入室の許可を得て入ったのは、『長』のプライベートな私室であった。
海中洞窟の一部分を空気の泡で満たして、海水の流入を阻んだ明るく快適な部屋である。海面上から差し込む日の光が、明り取りとした岩の開口部から、空気の膜を介して優しく部屋を照らしている。苛烈な南国の日の光でも、海水を通した日の光は弱められ、海水によって部屋の温度・湿度は快適に保たれていた。
窓辺に置かれた机には、人族でいえば20代後半の美女が、優雅に書物を読みながら、香り立つ紅茶を飲んでいた。2人が部屋に入ると、優し気な笑みを浮かべて、ゆっくりと身体の向きをかえて、相対した。
「『長』よ。レギニータが久しぶりに戻りました。陸者が入港を認めた、白き大きな船の話もあるそうです」
付き添ってきた衛士は、簡単な説明を長に行い、『長』がうなづいたのを確認すると、そのまま下がって部屋をでていってしまった。ひとり取り残されたレギニータに、『長』は優しくほほえみかけた。
「ひさしいね、レギニータ。お前が出て行ってからまだ3カ月あまり。帰ってくるにはいささか早いんじゃない?」
長の声には、早い帰還に少し非難する響きがあったので、レギニータはなぜここに来たのかを説明する。レギニータの説明を、聞き終えた『長』はレギニータに聞いた内容を確認する。
「その女の子を救うために、『蒼海の宝珠』を借り受けたいと? そのための話し合いの場を設けたいというのだね」
「はい。彼らは私に大変よくしてくれましたし、彼女がケガをしてしまったのは、私の責任でもあるんですの」
真剣なまなざしを『長』にむけ、うなづいたレギニータを見ながら、『長』はやんわりとうなづいた。
「判りました。まず話し合いの場は設けましょう。ただし、今の時点で『蒼海の宝珠』に関しての事は、約束はできないよ。
では、レギニータの見聞きした旅の話や、学んでいるという陸者の施設の話。そして、あの白い船について、話を聞かせてちょうだい」
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