AI恋愛

@rie_RICO

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恋する勤労少女

寄り道【前編】

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 やっと待ち望んでいた〝 スマホ(KAI)を受け取る日 〟の当日。
 ビルの地下7階に みうの姿はあった。

 つい立で囲われた簡易的な作業場に紅茶の柔らかい香りが漂う。
 彼女は白い部屋の片隅にある灰色のソファーに座らされ、好奇心たっぷりの〝 眼 〟に晒されている。
 銀髪の女の子はガラス玉の瞳で頭からつま先まで舐めるように…というか、スキャンするように観察してた。
 背の高い黒髪の美人は眼鏡越しに意味ありげに微笑む。

 嫌な汗が彼女の背中を伝った。

 今日はKAIを迎えに、朝一番に着くはずだった…。
 けど、今は夕方。
 そして…私は大きな猫のぬいぐるみを持ち、見慣れない洋服を着ていた。


「…。あ、あのですね。」
 みうは視線に耐えられず声を発する。

 待っていたと言わんばかりに、
「ん。いいのよ。若いんだもん。」
 と伊上さんが言葉とは裏腹に色気のある笑みで威圧してきた。
 で?どうしたの?と目が語っている。

「要(カナメ)気ニナラナイノ デスカ?」
 そんな言葉と態度を完全に履き違えた きーちゃんが不思議そうな顔で2人の間に入ってきた。

「そうねぇ。プライベートは何をしててもいいのよ…。
 でも、彼氏が出来たのなら…。
 モニターを中止せざるを得ないのよねぇ。」
 軽く腕を組み片手でさっき書き終えたレポートを読みながら、みうの唇が次の言葉を綴ることを待っている。

 そう…だよね。
 KAIと一緒にいることは仕事で、その条件の中の1つは…。
 彼氏がいてはいけない、だ。
 
 両目をぎゅっと閉じ記憶の糸をたどりつつ覚悟を決める。

「あ、あの…。少し長い話になります…。」
 表情が強張るのを感じながら伊上さんの瞳を見た。

 彼女は頷きながらも〝 端的にお願いね 〟と近くの椅子に座り、足を組んで微笑む。
 きーちゃんはその隣に移動して待機した。

 深呼吸をし、
「昨日、バイト先で急に具合が悪くなり気を失ってしまい…」
 一気に息を吐きながら長い夜から始まった出来事を語る。


 倒れたとき近くを通った三咲くんに助けてもらい、一緒に夜間病院に行き点滴をしたこと。
 病院帰りに食事に行き、帰り道に車の中で寝てしまったこと…。
 それから……。


 記憶の細い糸をたどる。
 目が覚めて認識したもの。
 それは…黒と紫とヒョウ柄の世界。
 全く知らない異性の部屋だった。

 黒一色の壁紙、床は薄い紫のラグ、寝ているベットの(キングサイズより大きい)布団はヒョウ柄。
 よく見るとベット向かいの壁には大きなTV。
 黒く光った画面は大きな鏡となり、情けない顔をした みうを写してる。
〝 酷い顔してる 〟と思うと同時に今の自分の姿を確認しホッとした。
 昨日の洋服のままだ。

 起き上がった上半身の左側にふと暖かさを感じ視線を動かすと、大きな窓から陽が漏れて当たっていた。
 そっと足をベットから降ろす。
 ラグの上を歩き、窓に掛けてある濃い紫のカーテンに近寄る。
 足元が柔らかい感触に包まれ、平衡感覚が狂ったように真っ直ぐ歩けない。
 よろけながらも壁に手をつきカーテンの隙間から見たのはハンモックとウッドテーブルが置かれたテラス。
 その先に広がるのは霞がかかった空と、ぽつぽつと連なる高層マンション。
 
 強烈な世界に眩暈がまた起きそう…。
 いったい、ここは何処? というか、いま何時?
 明るいから朝なのかな。
 えっと自分のカバンは…。

 部屋の中を見回すが、お洒落な部屋は今まで寝ていた巨大なベッド以外家具らしきものは何も置いていない。
 TVのある壁の向かい側に小さな扉を見つける。
 開けてみるとウォーク・イン・クローゼットだった。
 中にはブランドの男物の服、帽子などの小物がズラッと並んでいる。

 うわ…。煌びやかな世界。
 この部屋の持ち主は確実に成功者、私とは間逆の人間…。

 そっとクローゼットから出ると右側の黒い壁の方からカチャカチャと軽い音が聞こえた。

 この壁の向こう側って…。あ。

 黒い壁だと思っていたが触れたら揺れる。
 天井から吊るされた仕切りのようなものが連なっていて手でスライドすると開くようだ。
 軽い力で寄せることができ、1人分の通り道を作り隣を覗く。

 隣の部屋も壁は黒だった。
 床は深い焦げ茶の木のフローリング。
 中央にホワイトタイガーの敷物、その上ににガラスのテーブルが置かれている。
 テーブルではこの部屋の住人がノートパソコンを使っていた。
 敷物の上に胡坐(あぐら)を組みテーブルに載せたパソコンがカチャカチャ音を立てる。
 茶髪がふわふわ揺れ、眼鏡をかけ真剣な表情だ。

「三咲くん? もしかして、ここって三咲くんのお家?」
 見知らぬ部屋で心細かったが、彼がいて思わず声を掛けた。

 彼は、すぐにパソコンから視線を上げ、
「みうちゃん起きた? 具合はどう?」
 と笑顔で返してくれる。

「うん。もう元気だよ。
 私、寝ちゃったんだね…。ごめんね。」

「ははっ。ほんと無防備で困ったよ。
 …もう少し待ってて、終わるから。」

「迷惑かけっぱなしで、ごめんなさい…。」
 反省しつつ俯きながら三咲くんの向かい側に座る。
 座って分かった。ホワイトタイガーの敷物は精巧なフェイクだ。

 カチャと音を立ててパソコンを閉じる。
 両手を上に組み身体を伸ばしながら深く息を吐いた。
「ふぅぅ。今日の仕事はおしまい。疲れた。」

 パソコンを横に退けて眼鏡を外しテーブルから立ち上がった。
 後ろに用意してあったアンティークな鉄製のカゴを手に取り みうに渡す。
 受け取りながら立ち上がると、彼が空いている方の手を緩く掴んできた。
 骨ばった指が小さく少しふっくらした指に絡んだ…。
 
「シャワー…浴びるでしょ?」
 言葉と共に彼は部屋を先導し、みうをシャワールームに連れて行く。

 部屋を抜け玄関に続く細い通路を何歩か進んだところで、左側に扉が2つあると教えてくれた。
 相変わらず壁は真っ黒でドアすら存在を教えてもらわないと分かりにくい。
 手前に見えた方がシャワールームで奥がトイレだと説明された。

「ふふ。なんか不思議なお家だね。
 全部、真っ黒でお化け屋敷みたい。」
 みうはシャワールームの前でカゴを胸の前に抱きながら笑う。
 指は絡められたままだ。

「お化け屋敷って言われたの初めてだな。
 ここはさ…、ホストやってたときの部屋なんだ。」
 絡んで繋いだままの みうの手の甲を持ち上げ軽く接吻(くちづけ)した。
 彼女の頬は一気にピンク色に染まった。

「…じゃ、シャワーお借りします。」
 上目使いで引きつった笑顔を残しながら後ろ手で扉を開いた。
 素早く身体を半回転させシャワールームに入りバタンっと閉める。

 個室に入ったことにホッとするが…
 見上げた先の光景に思わず、
「ギャーッ!!!!!」 悲鳴が上がった。

 シャワールームは全面ガラス張りで中が丸見え…。
 室内にはヘッドの大きなシャワーが2つと、白地に金模様を施した猫足の浴槽が覗かずとも目視できる。
 隣接しているトイレとの壁も透けて中が見えた。
 しかも部屋に面している壁部分の一部までガラスで覆われ、部屋の中が見える。
 一般的なシャワールームを想像していただけに目の前の光景に頭がついていかない。

 扉の外からくくっと三咲くんの堪えた笑い声が聞こえた。
「ごめんごめん。
 そっちからしか見えてないから安心して。」

「思いっきり(さっきの部屋の)トラの敷物と目が合ってるんだけど?
 本当に部屋から見えないの??」

「はははっ。見えないよ。マジックミラーなんだ。
 それでも心配だろうから、僕はベッドルームでTV見てるね。」
 あと渡したカゴの中に下着と着替え入ってるから、と付け足すと足音は遠ざかっていく。
 こちら側から眺めていると彼が部屋を通って、つい立の奥に入り扉を閉めたのが確認できた。

 ドキドキしながらもカゴを床に置いて入る支度をし、早く汗を流したくてシャワーを浴びる。
 柔らかいお湯の感触に包まれて気持ちがいい。

「久しぶりにのんびりとシャワー浴びてるかも」
 毎日の慌しさが普通になっていたことを痛感する。

 髪と身体を洗い終わり、ゴムで髪をまとめていると視界の中に猫足のバスタブが映る。
 中を覗くとバブルバスが用意されていた。
「うわぁぁぁ!気持ちよさそう!」

 何の考えもなしに欲望のままバスの中に身を沈める。
 少し熱めでトロッとしたお湯が柔らかく肌を包んだ。
 ふわふわの細かい泡が生き物のように目の前で揺れる。

 泡の固まりに息を吹きかけると小さいシャボン玉が飛ぶ。
 ローズとジャスミンの混じった香りがシャワールームに充満してた。
 香りとお湯の温もりに完全にリラックス状態だ。

「溶けちゃいそう…。気持ちいい。」
 林檎色に染まった頬が緩む。

「でしょ。僕も疲れた時は良く入るんだ。」

「へぇぇ。いつもこんなのに入ってるなんて…。え。」

「ん?」
 三咲くんが全裸でシャワールームにいた。

「あ…。TV見てるんじゃ。」
 血がサーっと引く気がする。
 伸ばしていた腕をお湯の中に引っ込めた。

「みうちゃん遅くて。もう1時間経ったよ??
 心配したのと、シャワーの音してないからバスタブにいるかなって。」
 笑って話ながら彼はシャワーを浴びている。

 ど、どうしようっ。
 三咲くんが出て行くまで、浴槽から出られない。

 真っ赤に染まってしまった顔を両手で覆いながら固まる。

 ここは三咲くんの部屋だから仕方ない?のかな…。
 1時間も待たしてたみたいだ…し。
 でも、先に入っていたのは私だ。
 文句の一つでも言って良いかもしれないと思い直し、キッと彼の後姿を睨んだ。
 が、瞬時に驚くき言葉を失う。 

 瞳に飛び込んできたのは…
 広い背中に黒と赤の2匹の蝶の刺青(いれずみ)。
 繊細なレースのような淡い模様が細かく彫ってあり、それらが羽にグラデーションを表現している。
 黒は力強く空に向かい、赤は儚く羽を半分だけ広げ今にも地へと散りそうだ。

 泡と光る水の滝が蝶の上を滑り堕ちる…何度も。
 彼が何か仕草をする度に蝶が妖しく羽ばたくようにも見えた。
 弾かれる細かい霧のような水滴が舞い、時おり蝶の輪郭を暈し(ぼかし)惑わす。
 時がたち熱い湯の熱で肌に朱色が灯されると、蝶らが浮き上がって鮮明になった。

 キュッと軽い音がし水道の止まる音が響く。
 浴室の淡い光に照らされた身体を残された水滴が艶かしく伝った。
 黒い蝶に水の珠が散り光を反射し、赤い蝶に細く一筋、雫が落ちる。

 初めて見た刺青への畏怖(いふ)とその美しさに見惚れていた。
 トクトクと心拍数が上がり、心臓の音が耳殻(じかく)に響き耳まで鼓動を打つ感覚がする。
 お湯にもそれが伝染して泡が細かく震えていた…。

「…どうしたの?大人しいね。」
 彼は濡れた髪を片手で後ろに撫で、均整のとれた裸体を隠すこと無く みうの向かい側に身体を沈める。
 2人分の体積で行き場を無くした泡とお湯がとろりと流れ落ちた。

 先程までリラックスしていた空間が一気に悪夢だ。
 なるべく隅の方に身体を寄せ縮こまり顔を伏せる。
 けれども、その腕はいとも簡単に捕まる。
 みうも頑張るが浴槽を満たしている石鹸水は滑りやすく、抵抗できず簡単に引き寄せられてしまう。

「あっ」
 くるりと回転させられ三咲くんの腕の中に落ちる。
 目の前は泡の山、背中に彼の肌を感じた。

 う。何この状況。
 なんでこうなっちゃうの?(涙)
 でも、向かい合わせじゃなくて良いと思わなきゃ…だよね。
 顔を見られてなくてまだ良かった…。
 と、でも思わないと泣き出しそうだよ。

 両手で腕を組むように胸を抑え縮こまる。

 後ろから低い声がした。
「1年半ぐらいかな。ホストしてたのは。」

 お湯の中で彼は過去を語り始めた。
 みうは意外な告白に身体を硬くしたまま静かに耳を傾ける。

 物心ついた頃には父親がいない家庭だった。
 自分は茶色の髪と灰色の瞳。
 母は普通の日本人だから黒髪、黒い瞳だ。
 父も同じ日本人だったが生まれた自分を見て母が浮気したと勘違いし、出て行ったらしい。
〝 人とは違う色の違い 〟と片親という環境は中学を卒業するまで虐められる理由になっていた。
 幸い成績は中の上あたりだったので高校からはバカにされたり虐められることはなかった。
 が、その頃から、この容姿で同性には疎まれ、異性にはしつこく言い寄られ毎日うんざりしていく。
 大人になって就職しても同じで…。

「当時は事務の女の子にストーカーまでされて…。同期のヤツらに妬まれてさ。
 仕事よりも人間関係で疲れちゃったんだよね。」
 彼は後ろから みうの首筋に顔を埋めため息をつく。

 鎖骨に彼の髪から落ちた冷たい水滴が這う。
 同時に首筋に残る唇の感触。
 背中に甘い痺れが伝い、声が漏れそうになるのを必死で止めた。
 触れている肌に向かっている神経を彼の話に向けて平常心を取り戻す。


 そのあと街でスカウトされてホストになり…。
 自分の容姿を生かせる仕事に就けて初めは嬉しいと思っていた。
 2ヶ月で店のナンバー1になり、そこから落ちたことが無い。
 ただ、そうなると…。

「僕のプライベートも身体も全て店の為に存在するようになった。
 心を切り売りし、好きじゃない相手とデートもキスもする。
 必要があればそれ以上も。
 最後までは…意地でやらなかったけど。
 店で働いている他のヤツらは全員が敵になった…。」

「この部屋もそう。ホストであるための空間。
 三咲孝祢じゃなく、瑠佳(るか・源氏名)の為にあるんだ。」

 彼は みうの耳に唇を近付け〝 先に出るね 〟と告げバスタブから出ると軽くシャワーを浴びた。
 しばらくしてガラス越しに腰にタオルを巻いた姿がベットルームに消える。

 彼の姿が見えなくなったので自分も出てカゴに入っている服を見た。
 真新しい半袖の白いTシャツには左肩に黒いリボンの飾りがあり、全面にモノクロの子猫のかすれた写真が入ってる。
 ボトムはデニムとレースの二重になったフレアスカートだった。

「こんなの初めて着るなぁ。似合うのかな…」
 独り言を呟きながら洗面台の鏡を見ると可愛くなった自分がいる。
 恥ずかしいけど嬉しくて鏡の中に微笑んだ。
 と、同時に少しだけ胸が痛む。

 これ…三咲くんが選んでくれたのかな?
 昨日からずっとお世話になりっぱなし…
 急にドキドキさせられるけど傷つけることはしない。
 ずっと優しかったな。…お礼ちゃんと言わないと。
 あと、全部お金…返せるんだろうか(汗)。
 それに…あんな辛いコト、なんで私に話してくれたんだろう。

 タオルを髪に巻きながら彼が消えたベッドルームに向かった。
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