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第103話 結成と絆の証1
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「ほらほらぁ~」
「後で渡そうと思ってたの!」
「え?二人っきりになってから渡すつもりだったの!あらあらぁ、それは余計なお世話だったわねぇ~。若いっていいわねぇ。」
「///!!な!!何を言ってるの!!パンツ!はい!これ!!」
アイルは俺に銀色に輝く輪っかの様な物をぶっきら棒に渡して来た。
「何?これ?」
「私達3人のパーティの証みたいな物よ!」
そう言うと、アイルは既に手首に装備している同じ輪っかを見せつけて来る。
これ、ブレスレットだったのか。
ブレスレットの表面には、かなり精巧な意匠が施されている。高そうだな。
「ええ~!いいなぁ!」
「ソフィの分も勿論あるよ。はい。」
アイルはソフィちゃんにも同じ意匠のブレスレットを手渡す。
「わぁ!お揃いだぁ!やったぁ!!でもお姉ちゃん、高かったんじゃない?」
「まぁ……それなりにね。でもあたし達が同じパーティである証みたいな物だから安物は嫌じゃない?それに高い物なら無くさない様に管理するでしょ?」
「そうか!アイル、ギルドプレートを3回も無くしたしな!」
ボコッ!
「さて、3人のパーティ名は何にしようか?ソフィも考えてね!」
「うん!どんなのがいいかなぁ~?」
無言で殴られた。
どうやらアイルが3回もギルドプレートを無くした事は禁句の様だ。
しかしパーティ名か……。
残念白金級のシェール達は『太陽の風』とか言ってたな。
う~ん……どんなのがいいんだろう。
やはり中2病っぽいネーミングがいいんだろうか。
こっちの世界の人、そんなの好きそうだし……どんなのがいいだろう?
俺はアイルが買ってきてくれた銀色に輝く腕輪を装着してみる。
よくよく見ると、これ……小さな魔石?が埋め込まれている。
「アイル。これって魔石か?」
「気づいた?そ!高いのはそれが理由だったんだぁ。この腕輪はね、魔力を僅かに高めてくれるんだよ!」
「ホント!お姉ちゃん!!ありがとー!!」
ソフィちゃんは魔法使いだから魔力量に関してはシビアなんだろうな。
アイルに抱き着いて感謝を示している。
鑑定してみると……
※魔力上昇の腕輪
魔力量2%上昇出来るアイテム。
2%か……たった2%と取るか、されど2%と取るか……。
この2%の上昇で生死が決まる事があるのかもしれないな。
俺も買って来てくれたアイルに感謝を示しておこう。
「お姉ちゃん!!ありがとー!!」
ボコッ!!
俺がソフィちゃんと同じく抱き着こうとしたらまたしても無言で殴られた。
「そんな事より!パーティ名を考えてよ!」
パーティ名か……。
闇の終焉とか闇の混沌とか闇の地獄とか………え?中二と言えばやっぱり闇属性でしょ?
「そう言うアイルはもう考えてるのか?」
「フッフッフッ……良くぞ聞いてくれました。パンツさん。」
不敵に笑うアイルさん。
「私達のパーティ名はズバリ『金級冒険者がいきなりギルド調査隊に入隊して無双してみたら追放されたのでゴブリンとスライムを仲間にして英雄を目指す!!』よ!!」
…………。
………………………。
………………………………。
「「……………………やだ。」」
俺とソフィちゃんは同時に拒否する。
何だ、そのラノベのタイトルにありそうな題名は。
「何で!?何で二人とも嫌がるのぉ!?」
「だって、お姉ちゃん……長いよ。それに何で今から働く調査隊から既に追放される前提なの!?」
「その方がインパクトがあるでしょ!?」
「インパクトはいらないよぉ!しかもゴブリンとスライム限定で仲間にするとか意味わかんないし!!」
「今、流行ってるから流行には乗っとかないと!」
「どこの流行だよぉー!!」
「私、天啓を得たのよ!!スライムとゴブリンを仲間にすれば、いい旅が出来るって!!」
俺の記憶の世界のラノベではやたら長いタイトル……話の全容をそのままタイトルにするのも多かったなぁ……。
インパクトは確かにあるけども、調査隊から追放決定しているパーティ名ておかしいだろ。しかもゴブリンとスライムを仲間にするとか……。
今時か!
ラノベ界隈ではスライムとかゴブリンさん人気だったよ。
異世界のスライム強すぎ。
実際、俺も襲われた事あるけど、隠密スキルがパナイ。
水溜りかと思ったらそれがスライムとか。
しかも活動していない間は俺のステータスマップにも表示されないんだよ。
もしかしたら、変異種でラノベに登場していたとんでもスライムがいるかもしれないビュッ!
それか転生してたりとか。
ガガンさんに聞いた話だと、操獣者であれば魔獣を使役する事が出来るらしい。
俺も……何かテイムしたいなぁ……獣耳のボンキュッボンのカワイイモンスターとか…グフフ……ってそれいたわ。
眼の前に。気性が荒すぎるけどな。
ボコッ!!
「……じゃぁ!二人は他に何かあるの!?」
「はいはーい!わたしはねぇ、『おいしいもの食べ隊』がいいと思うぅ!!調査隊であちこち回って美味しい物食べ尽くすんだぁ!」
「ソフィ!それいいね!それにしようっか!!」
ダメだ。この姉妹……。
「後で渡そうと思ってたの!」
「え?二人っきりになってから渡すつもりだったの!あらあらぁ、それは余計なお世話だったわねぇ~。若いっていいわねぇ。」
「///!!な!!何を言ってるの!!パンツ!はい!これ!!」
アイルは俺に銀色に輝く輪っかの様な物をぶっきら棒に渡して来た。
「何?これ?」
「私達3人のパーティの証みたいな物よ!」
そう言うと、アイルは既に手首に装備している同じ輪っかを見せつけて来る。
これ、ブレスレットだったのか。
ブレスレットの表面には、かなり精巧な意匠が施されている。高そうだな。
「ええ~!いいなぁ!」
「ソフィの分も勿論あるよ。はい。」
アイルはソフィちゃんにも同じ意匠のブレスレットを手渡す。
「わぁ!お揃いだぁ!やったぁ!!でもお姉ちゃん、高かったんじゃない?」
「まぁ……それなりにね。でもあたし達が同じパーティである証みたいな物だから安物は嫌じゃない?それに高い物なら無くさない様に管理するでしょ?」
「そうか!アイル、ギルドプレートを3回も無くしたしな!」
ボコッ!
「さて、3人のパーティ名は何にしようか?ソフィも考えてね!」
「うん!どんなのがいいかなぁ~?」
無言で殴られた。
どうやらアイルが3回もギルドプレートを無くした事は禁句の様だ。
しかしパーティ名か……。
残念白金級のシェール達は『太陽の風』とか言ってたな。
う~ん……どんなのがいいんだろう。
やはり中2病っぽいネーミングがいいんだろうか。
こっちの世界の人、そんなの好きそうだし……どんなのがいいだろう?
俺はアイルが買ってきてくれた銀色に輝く腕輪を装着してみる。
よくよく見ると、これ……小さな魔石?が埋め込まれている。
「アイル。これって魔石か?」
「気づいた?そ!高いのはそれが理由だったんだぁ。この腕輪はね、魔力を僅かに高めてくれるんだよ!」
「ホント!お姉ちゃん!!ありがとー!!」
ソフィちゃんは魔法使いだから魔力量に関してはシビアなんだろうな。
アイルに抱き着いて感謝を示している。
鑑定してみると……
※魔力上昇の腕輪
魔力量2%上昇出来るアイテム。
2%か……たった2%と取るか、されど2%と取るか……。
この2%の上昇で生死が決まる事があるのかもしれないな。
俺も買って来てくれたアイルに感謝を示しておこう。
「お姉ちゃん!!ありがとー!!」
ボコッ!!
俺がソフィちゃんと同じく抱き着こうとしたらまたしても無言で殴られた。
「そんな事より!パーティ名を考えてよ!」
パーティ名か……。
闇の終焉とか闇の混沌とか闇の地獄とか………え?中二と言えばやっぱり闇属性でしょ?
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「私達のパーティ名はズバリ『金級冒険者がいきなりギルド調査隊に入隊して無双してみたら追放されたのでゴブリンとスライムを仲間にして英雄を目指す!!』よ!!」
…………。
………………………。
………………………………。
「「……………………やだ。」」
俺とソフィちゃんは同時に拒否する。
何だ、そのラノベのタイトルにありそうな題名は。
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「だって、お姉ちゃん……長いよ。それに何で今から働く調査隊から既に追放される前提なの!?」
「その方がインパクトがあるでしょ!?」
「インパクトはいらないよぉ!しかもゴブリンとスライム限定で仲間にするとか意味わかんないし!!」
「今、流行ってるから流行には乗っとかないと!」
「どこの流行だよぉー!!」
「私、天啓を得たのよ!!スライムとゴブリンを仲間にすれば、いい旅が出来るって!!」
俺の記憶の世界のラノベではやたら長いタイトル……話の全容をそのままタイトルにするのも多かったなぁ……。
インパクトは確かにあるけども、調査隊から追放決定しているパーティ名ておかしいだろ。しかもゴブリンとスライムを仲間にするとか……。
今時か!
ラノベ界隈ではスライムとかゴブリンさん人気だったよ。
異世界のスライム強すぎ。
実際、俺も襲われた事あるけど、隠密スキルがパナイ。
水溜りかと思ったらそれがスライムとか。
しかも活動していない間は俺のステータスマップにも表示されないんだよ。
もしかしたら、変異種でラノベに登場していたとんでもスライムがいるかもしれないビュッ!
それか転生してたりとか。
ガガンさんに聞いた話だと、操獣者であれば魔獣を使役する事が出来るらしい。
俺も……何かテイムしたいなぁ……獣耳のボンキュッボンのカワイイモンスターとか…グフフ……ってそれいたわ。
眼の前に。気性が荒すぎるけどな。
ボコッ!!
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