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2日目:生首さん
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――――――――――――――――
僕の農奴隷日記、2日目。
○月○日。
葡萄の月。
天気、晴れのち曇り。
――――――――――――――――
おはようございます。フランです。
ちょっと今、大変混乱しております。
今朝、朝食にとパンを焼こうと思っていたのに、間違えて木苺のジャムをこんがり焼いてしまったくらいには混乱しているのです。
いえ、あの、そのですね。
昨日聞こえた、ゾンビの声があったじゃないですか……。
あれが、やっぱり気になりまして。
朝になって、お日様が出てくると同時に呻き声が止んだものですから、角もどきさんの安全を確認すべく家を飛び出したのです。
以下は、そのレポートになります。
◇
異変は、家を出た時から既に感じていました。
昨晩の呻き声は聞こえませんでしたが、代わりに何かがすすり泣く声が聞こえるんです。
「もしや、お化け……!?」
何という事でしょう。考えもしていなかった大三の候補に、思わず膝が笑います。
ゾンビなんてファンタジーな存在の可能性を考えていたのに、お化けについて微塵も考えなかったなんて、おかしな話ですけど。
とにかく、聞こえてくる音の発生源を探します。
念の為、水をいっぱいに入れた如雨露を武器として抱えて。
そして、それは程なくして見付かりました。
家の裏出に回って、庭へ……と近付いた段階ですぐに、
「……ひっく……うぅ」
なんて、ハッキリと聞こえてくるのですから。
しゃくり上げている様な声は、その独特のキーの高さから、幼い少女のものを連想させます。
これは見過ごせません。
お化けが女の子なのか、何らかの偶然で庭に転がり込んできてしまった女の子が泣いているのか、どちらの場合も早急に対処する必要があります。
恐らくどちらの場合も、角もどきさんは無事でしょうけど。
けど、小さい子供、それも女の子が泣いているのですから、大人として放って置けませんし。
息を吸って、吐いて、さあ、いざ突撃とゆかん。
すぅ、はぁ……
「もう大丈夫ですよ!」
しゅばばっ! と、一気に家の影から庭へと飛び出します。
万一相手がお化けだった場合に備えて、如雨露を前に突き出しながら。
それは多分、何とも情けない姿で飛び出していきました。
考えてみれば、可能性は三択でした。
1.庭へ迷い込んでしまった女の子
2.お化け
3.ゾンビ
しかし僕は、飛び出したその瞬間に第4の可能性に気付いてしまったのです。
すっかり、3のゾンビは無いだろうなーと思い込んでいたけれど……もし、女の子のゾンビだったらどうなる? と。
「……」
暗い場所から明るい太陽の光を浴びたせいか、くらっとやって来る眩暈。
視界が数秒の間真っ白に染められて、そして、それが晴れる頃……。
「……え?」
僕の目に入ってきたのは、ゾンビもお化けも女の子も居ない、だだっ広い煤けた庭。
そうです、其処には何者も居なかったのです。
ええ、確かに、何者かが進入してきた訳ではありませんでした。
……正確には、そのいずれでもない、元から其処にあるべきものが、正しい場所で正しくない姿で鎮座していたのです。
具体的に言いますと――
そこには、角もどきさんが生えていたはずの場所には……角の生えた少女の生首が、ポツンと置いてありました。
「ひっ」
見間違いじゃありません。何度瞬きを繰り返しても、目を擦っても、その生首が消える事はありませんでした。
その上、思わず上げてしまった悲鳴に、その生首はこちらを振り返ってくるではありませんか。
ゆっくりと、ぐるりと。
……やがて、否が応でもその生首と目が合ってしまった時。
それはゆっくりと、私が逃げるより先に、小さな口を開いて――
「……? にん、げん……?」
幼い少女の声で、そんな言葉を吐くのでした。
◇
そして、今に至ります。
どうでしょうか。上手く纏められていましたかね?
葡萄の月にピッタリな、ホラーな怪談話のようでしたが、これは決して創作ではないのですよ。
現に、今も僕の全身は震えてますし、表情何かは、口の端が吊り上ったまま固まって動きません。
人間、本物の恐怖に直面すると笑顔になってしまうものなのです。
生首と目が合った後ですが、彼女(?)の言葉を耳にした途端、弾かれるように僕は家へと飛び戻りました。
身体が勝手に動いたような、そんな錯覚を覚えましたが、あれも恐怖による反応の一種でしょう。
しかし、あれ、なんですか?
庭の真ん中に居た生首さんも怖いのですが、それ以上に僕が植えた角もどきさんがどうなってしまったのか、それも気になります。
もしや、あの生首に食べられました?
……うわあ、それはあまり想像したくありません。
気を取り直しましょう。
こんなに気にしているのですから、今すぐにでももう一度確認しに行けばいいじゃない、なんて思ってはいるんですが。
しかし、身体が震えて言う事を聞いてくれないのと。
未だに、外から聞こえる声によってその気がどんどん削がれていってしまうのです。
「……ちょっと、人間ー!!?」
ああ、ほら、また聞こえてきます。
家の中だからか、ハッキリと全文聞き取れませんが、それがまた恐怖に拍車を掛けています。
「……さーん! 人間さーん! ……い、助けてー!」
助けて、とか聞こえた気がしますが助けて欲しいのはこちらです。
声は、なおも続きます。
「……うして、わたし……に。 魔王、……のに……ひっく」
此処に来て、もう一度すすり泣く声が聞こえ始めてきました。
魔王? 気のせいですね。
「……のままじゃ、枯れちゃ……うぅ、……ひっく……やらぁあ……」
ただでさえ聞こえ難い声が涙声になって、更に聞き取り辛くなります。
同時に、僕の身体の震えも多少収まってきました。
しかし、それも一瞬の出来事。
「……じぬ、……じんじゃうぅ……う、う、……やらぁぁぁ!!」
やがて大きくなる、生首さんの泣き声。
それに合わせて、がたがたがた! と僕の身体中がかつて無いほど震え上がります。
いや、だって、怖いじゃないですか。
生首だけの女の子が大声上げて泣いてるとか、絶対怖いじゃないですか、そんなの。
「みじゅうぅぅぅ! みじゅ、ちょーらいぃ……! じんじゃぅ……!!」
びえええん、がたがたがた。
少女の泣き声がハッキリ聞こえてくるほど、同時に僕の身体の震えも大きくなります。
死ぬとか、水とか聞こえてますが、恐らく気のせいです。
あれ、生首ですし。
死んでますし、植物じゃないですし。
というかこのままでは、僕も震えて身体が動かせずに、今日一日この場から動けません。
このままじゃ、死ぬのはむしろ僕の方ではありませんか。
はっ。もしや、それが狙いなのでは……。
そう思うと、余計に身体が震えます。
何てタチの悪い生首さんなのでしょうか。
……ああ、もしや。
これは、庭を守れなかった僕へ、かつての作物たちが呪いを掛けているのではないでしょうか。
「あ、あぁぁ……」
なるほど。そう考えると、大体つじつまが合います。
水とか、死ぬとか、助けてとか……きっと、畑を燃やされていた時に作物たちが感じていた事に違いありません。
こうなると、僕も泣けてきてしまいます。
うぅ、ごめんなさい……。
「……やらよぉ……ない、……まだじにたぐなぃぃ……」
拍車を掛ける様に聞こえてくる生首さんの声……。
ごめんなさい、本当に……。
今の僕には、手を合わせてひたすら謝り続ける事しか出来ないです。
決めました。僕も今日はここから動かず、ひたすら謝り、祈り続けます。
きっとそれが正解なのでしょう。
「……にん、げん、さ……み、みじゅぅ……おねがい、むし、しないで……」
うぅ、ごめんね、ごめんね。
君達はもう死んでいるのですよ……。
ああ、神様。
願わくば、どうか彼らの魂が救われますように……。
僕の農奴隷日記、2日目。
○月○日。
葡萄の月。
天気、晴れのち曇り。
――――――――――――――――
おはようございます。フランです。
ちょっと今、大変混乱しております。
今朝、朝食にとパンを焼こうと思っていたのに、間違えて木苺のジャムをこんがり焼いてしまったくらいには混乱しているのです。
いえ、あの、そのですね。
昨日聞こえた、ゾンビの声があったじゃないですか……。
あれが、やっぱり気になりまして。
朝になって、お日様が出てくると同時に呻き声が止んだものですから、角もどきさんの安全を確認すべく家を飛び出したのです。
以下は、そのレポートになります。
◇
異変は、家を出た時から既に感じていました。
昨晩の呻き声は聞こえませんでしたが、代わりに何かがすすり泣く声が聞こえるんです。
「もしや、お化け……!?」
何という事でしょう。考えもしていなかった大三の候補に、思わず膝が笑います。
ゾンビなんてファンタジーな存在の可能性を考えていたのに、お化けについて微塵も考えなかったなんて、おかしな話ですけど。
とにかく、聞こえてくる音の発生源を探します。
念の為、水をいっぱいに入れた如雨露を武器として抱えて。
そして、それは程なくして見付かりました。
家の裏出に回って、庭へ……と近付いた段階ですぐに、
「……ひっく……うぅ」
なんて、ハッキリと聞こえてくるのですから。
しゃくり上げている様な声は、その独特のキーの高さから、幼い少女のものを連想させます。
これは見過ごせません。
お化けが女の子なのか、何らかの偶然で庭に転がり込んできてしまった女の子が泣いているのか、どちらの場合も早急に対処する必要があります。
恐らくどちらの場合も、角もどきさんは無事でしょうけど。
けど、小さい子供、それも女の子が泣いているのですから、大人として放って置けませんし。
息を吸って、吐いて、さあ、いざ突撃とゆかん。
すぅ、はぁ……
「もう大丈夫ですよ!」
しゅばばっ! と、一気に家の影から庭へと飛び出します。
万一相手がお化けだった場合に備えて、如雨露を前に突き出しながら。
それは多分、何とも情けない姿で飛び出していきました。
考えてみれば、可能性は三択でした。
1.庭へ迷い込んでしまった女の子
2.お化け
3.ゾンビ
しかし僕は、飛び出したその瞬間に第4の可能性に気付いてしまったのです。
すっかり、3のゾンビは無いだろうなーと思い込んでいたけれど……もし、女の子のゾンビだったらどうなる? と。
「……」
暗い場所から明るい太陽の光を浴びたせいか、くらっとやって来る眩暈。
視界が数秒の間真っ白に染められて、そして、それが晴れる頃……。
「……え?」
僕の目に入ってきたのは、ゾンビもお化けも女の子も居ない、だだっ広い煤けた庭。
そうです、其処には何者も居なかったのです。
ええ、確かに、何者かが進入してきた訳ではありませんでした。
……正確には、そのいずれでもない、元から其処にあるべきものが、正しい場所で正しくない姿で鎮座していたのです。
具体的に言いますと――
そこには、角もどきさんが生えていたはずの場所には……角の生えた少女の生首が、ポツンと置いてありました。
「ひっ」
見間違いじゃありません。何度瞬きを繰り返しても、目を擦っても、その生首が消える事はありませんでした。
その上、思わず上げてしまった悲鳴に、その生首はこちらを振り返ってくるではありませんか。
ゆっくりと、ぐるりと。
……やがて、否が応でもその生首と目が合ってしまった時。
それはゆっくりと、私が逃げるより先に、小さな口を開いて――
「……? にん、げん……?」
幼い少女の声で、そんな言葉を吐くのでした。
◇
そして、今に至ります。
どうでしょうか。上手く纏められていましたかね?
葡萄の月にピッタリな、ホラーな怪談話のようでしたが、これは決して創作ではないのですよ。
現に、今も僕の全身は震えてますし、表情何かは、口の端が吊り上ったまま固まって動きません。
人間、本物の恐怖に直面すると笑顔になってしまうものなのです。
生首と目が合った後ですが、彼女(?)の言葉を耳にした途端、弾かれるように僕は家へと飛び戻りました。
身体が勝手に動いたような、そんな錯覚を覚えましたが、あれも恐怖による反応の一種でしょう。
しかし、あれ、なんですか?
庭の真ん中に居た生首さんも怖いのですが、それ以上に僕が植えた角もどきさんがどうなってしまったのか、それも気になります。
もしや、あの生首に食べられました?
……うわあ、それはあまり想像したくありません。
気を取り直しましょう。
こんなに気にしているのですから、今すぐにでももう一度確認しに行けばいいじゃない、なんて思ってはいるんですが。
しかし、身体が震えて言う事を聞いてくれないのと。
未だに、外から聞こえる声によってその気がどんどん削がれていってしまうのです。
「……ちょっと、人間ー!!?」
ああ、ほら、また聞こえてきます。
家の中だからか、ハッキリと全文聞き取れませんが、それがまた恐怖に拍車を掛けています。
「……さーん! 人間さーん! ……い、助けてー!」
助けて、とか聞こえた気がしますが助けて欲しいのはこちらです。
声は、なおも続きます。
「……うして、わたし……に。 魔王、……のに……ひっく」
此処に来て、もう一度すすり泣く声が聞こえ始めてきました。
魔王? 気のせいですね。
「……のままじゃ、枯れちゃ……うぅ、……ひっく……やらぁあ……」
ただでさえ聞こえ難い声が涙声になって、更に聞き取り辛くなります。
同時に、僕の身体の震えも多少収まってきました。
しかし、それも一瞬の出来事。
「……じぬ、……じんじゃうぅ……う、う、……やらぁぁぁ!!」
やがて大きくなる、生首さんの泣き声。
それに合わせて、がたがたがた! と僕の身体中がかつて無いほど震え上がります。
いや、だって、怖いじゃないですか。
生首だけの女の子が大声上げて泣いてるとか、絶対怖いじゃないですか、そんなの。
「みじゅうぅぅぅ! みじゅ、ちょーらいぃ……! じんじゃぅ……!!」
びえええん、がたがたがた。
少女の泣き声がハッキリ聞こえてくるほど、同時に僕の身体の震えも大きくなります。
死ぬとか、水とか聞こえてますが、恐らく気のせいです。
あれ、生首ですし。
死んでますし、植物じゃないですし。
というかこのままでは、僕も震えて身体が動かせずに、今日一日この場から動けません。
このままじゃ、死ぬのはむしろ僕の方ではありませんか。
はっ。もしや、それが狙いなのでは……。
そう思うと、余計に身体が震えます。
何てタチの悪い生首さんなのでしょうか。
……ああ、もしや。
これは、庭を守れなかった僕へ、かつての作物たちが呪いを掛けているのではないでしょうか。
「あ、あぁぁ……」
なるほど。そう考えると、大体つじつまが合います。
水とか、死ぬとか、助けてとか……きっと、畑を燃やされていた時に作物たちが感じていた事に違いありません。
こうなると、僕も泣けてきてしまいます。
うぅ、ごめんなさい……。
「……やらよぉ……ない、……まだじにたぐなぃぃ……」
拍車を掛ける様に聞こえてくる生首さんの声……。
ごめんなさい、本当に……。
今の僕には、手を合わせてひたすら謝り続ける事しか出来ないです。
決めました。僕も今日はここから動かず、ひたすら謝り、祈り続けます。
きっとそれが正解なのでしょう。
「……にん、げん、さ……み、みじゅぅ……おねがい、むし、しないで……」
うぅ、ごめんね、ごめんね。
君達はもう死んでいるのですよ……。
ああ、神様。
願わくば、どうか彼らの魂が救われますように……。
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