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序章
プロローグ
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猫と話をさせてくれ。
こう言ったら、恐らく大半の人から白い目で見られるだろう。
自分でも、何を言ってるんだろうと思う。
でも、俺は猫と話したのだ。
嘘のような、本当の話。
これは、社会人1年目をずっこけまくった俺と、ある猫又との話だ。
事態は最悪だった。
就職が決まり、田舎から地方都市に引っ越してきた俺は、いきなりゲームオーバーの危機に直面していた。
死亡フラグなんて優しいやつじゃない。
物語は、始まりすらしないのだ。
新型のウイルスが爆誕して、俺は出社拒否された。
(新型ウイルスが蔓延した為、一先ず自宅待機を言い渡された。)
解雇はまだされていないが、どうなるんだ?俺?
解雇されてなくても、給料出るのか?
俺は呆然として、ただ部屋に座り込んでいた。
どれくらいそうしていただろう?
時間の感覚もよくわからない。
ただ、急に思ったのだ。
あ、終わった。
もう終わりなのだ。
しょっちゅう、○○に世界滅亡・人類滅亡って言うけど、世界の終わりは、俺の思っていた感じとは違った。
もっと、世界的大混乱やパニックが起こるんだと思ってた。
案外、静かに、サクッと訪れるんだな。
そう思った俺は、とりあえずゲームオーバーの作業を進めなくてはと、ネットで人生の終わらせ方を検索した。
色々出てきたが、安上がりであまり苦しくない(らしい)方法をとるため、ホームセンターに買い物に行くことにした。
でもまさか、その行動が自分の人生と人生観を変える、大きな出会いに繋がるなんて、その時は思いもしなかったんだ。
こう言ったら、恐らく大半の人から白い目で見られるだろう。
自分でも、何を言ってるんだろうと思う。
でも、俺は猫と話したのだ。
嘘のような、本当の話。
これは、社会人1年目をずっこけまくった俺と、ある猫又との話だ。
事態は最悪だった。
就職が決まり、田舎から地方都市に引っ越してきた俺は、いきなりゲームオーバーの危機に直面していた。
死亡フラグなんて優しいやつじゃない。
物語は、始まりすらしないのだ。
新型のウイルスが爆誕して、俺は出社拒否された。
(新型ウイルスが蔓延した為、一先ず自宅待機を言い渡された。)
解雇はまだされていないが、どうなるんだ?俺?
解雇されてなくても、給料出るのか?
俺は呆然として、ただ部屋に座り込んでいた。
どれくらいそうしていただろう?
時間の感覚もよくわからない。
ただ、急に思ったのだ。
あ、終わった。
もう終わりなのだ。
しょっちゅう、○○に世界滅亡・人類滅亡って言うけど、世界の終わりは、俺の思っていた感じとは違った。
もっと、世界的大混乱やパニックが起こるんだと思ってた。
案外、静かに、サクッと訪れるんだな。
そう思った俺は、とりあえずゲームオーバーの作業を進めなくてはと、ネットで人生の終わらせ方を検索した。
色々出てきたが、安上がりであまり苦しくない(らしい)方法をとるため、ホームセンターに買い物に行くことにした。
でもまさか、その行動が自分の人生と人生観を変える、大きな出会いに繋がるなんて、その時は思いもしなかったんだ。
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