9 / 124
雲の上は、いつも晴れだった。 ~エピソード0~
~エピソード0~ エピローグ
しおりを挟む
私は、初めに明滅を始めた蕾から誕生したNoelにフリューゲルと、次いで成長した蕾から誕生したNoelにアーラという名を授けました。
Noelに抱かれて気持ち良さそうに眠る二人の赤ん坊は、自分たちが、静かな庭園を騒がしたとは夢にも思っていないことでしょう。
今はまだ、健やかに眠りについている彼らに、いつの日か今日の出来事を語って聞かせる日が来ることでしょう。
その時が来るまでに私は、彼らの誕生の直前に聞いたあの言葉の真意を汲み取ることができるでしょうか。
私はあのお声の主は、大樹『リン・カ・ネーション』であったのだろうと密かに考えております。
大樹様のお心を知ることなど、天使の位にある私では、到底及ばない事であることは、承知の上です。
しかし、少しでも大樹様のお心に添えるよう、その時が来るまで、お言葉の真意を求め続けることを、司祭としての新たな職務として心得ました。
双子Noelのフリューゲルとアーラについては、常とは違うように思われますので、これからも特筆すべきことがあれば、ここに記していきたいと思います。
**************************************
スピンオフ『天使の筆録 ~雲の上は、いつも晴れだった。 エピソード0~』、完結しました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
次話より、いよいよ本編スタートです。
是非ともお付き合いください。
Noelに抱かれて気持ち良さそうに眠る二人の赤ん坊は、自分たちが、静かな庭園を騒がしたとは夢にも思っていないことでしょう。
今はまだ、健やかに眠りについている彼らに、いつの日か今日の出来事を語って聞かせる日が来ることでしょう。
その時が来るまでに私は、彼らの誕生の直前に聞いたあの言葉の真意を汲み取ることができるでしょうか。
私はあのお声の主は、大樹『リン・カ・ネーション』であったのだろうと密かに考えております。
大樹様のお心を知ることなど、天使の位にある私では、到底及ばない事であることは、承知の上です。
しかし、少しでも大樹様のお心に添えるよう、その時が来るまで、お言葉の真意を求め続けることを、司祭としての新たな職務として心得ました。
双子Noelのフリューゲルとアーラについては、常とは違うように思われますので、これからも特筆すべきことがあれば、ここに記していきたいと思います。
**************************************
スピンオフ『天使の筆録 ~雲の上は、いつも晴れだった。 エピソード0~』、完結しました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
次話より、いよいよ本編スタートです。
是非ともお付き合いください。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる