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エピローグ
エピローグ p.5
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(今朝の夢は、せつなが俺に語り掛けていたのかもな。もうすぐ会えるよ。そう、言っていたのかもしれない)
カップの中身がすっかり無くなったころ、あることを思い立った浩志は、照れくさそうな顔を優に向ける。
「あのさ、やっぱり、今日はチャイは飲みに行かなくていいや」
「あら、そうなの?」
「うん。代わりに行きたい場所があるんだけど?」
「どこ?」
「学校。あの花壇を見に行ってみないか?」
浩志の提案に、優の顔が一気に輝く。
「そうね! せつなさんに会いに行きましょう!」
「その前に、花屋に寄ろう」
「花屋?」
「だって、スターチスがまだ咲いていないかもしれないだろ?」
茶目っ気たっぷりにそう言った浩志に、優は、勢いよく頷くと、すぐに椅子から立ちあがり、さっさと帰り支度を始める。浩志は伝票を手に、一足先にレジカウンターへと向かった。
2人揃って店を出ると、彼らは、懐かしい友人に再び会える喜びに胸を躍らせながら、手を繋いでゆっくりと歩き出す。
風に吹かれた桜の花びらがサラサラと彼らの進む方へ、先を競うように流されていく。その軽やかな音に交じって、可愛らしい声が聞こえた気がした。
『……ねぇ、覚えてる? もうすぐ会えるよ』
本編、完結しました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
次ページより、『ラッキースポットで合言葉を ~スターチスを届けて 番外編~』です。
続けて、お楽しみください。
カップの中身がすっかり無くなったころ、あることを思い立った浩志は、照れくさそうな顔を優に向ける。
「あのさ、やっぱり、今日はチャイは飲みに行かなくていいや」
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「どこ?」
「学校。あの花壇を見に行ってみないか?」
浩志の提案に、優の顔が一気に輝く。
「そうね! せつなさんに会いに行きましょう!」
「その前に、花屋に寄ろう」
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茶目っ気たっぷりにそう言った浩志に、優は、勢いよく頷くと、すぐに椅子から立ちあがり、さっさと帰り支度を始める。浩志は伝票を手に、一足先にレジカウンターへと向かった。
2人揃って店を出ると、彼らは、懐かしい友人に再び会える喜びに胸を躍らせながら、手を繋いでゆっくりと歩き出す。
風に吹かれた桜の花びらがサラサラと彼らの進む方へ、先を競うように流されていく。その軽やかな音に交じって、可愛らしい声が聞こえた気がした。
『……ねぇ、覚えてる? もうすぐ会えるよ』
本編、完結しました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
次ページより、『ラッキースポットで合言葉を ~スターチスを届けて 番外編~』です。
続けて、お楽しみください。
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