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南国へ国外逃亡できたよ
パーティーの後と休暇
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卒業パーティーの帰りの馬車の中で、お兄様が何か言いたそうな目で見ているような気がする。殿下のことかな?
「お兄様。王太子殿下がお兄様にいつもお世話になっていると、わざわざお声を掛けて頂いたのですが、お兄様は殿下とは親しいのでしょうか?」
「殿下がそれを言いに来たのか?ハァー。あの方は、優秀だと噂になっているマリアに興味を持ったらしくて、私に色々聞いて来たんだが、面倒だから特に何も言わなかったのだが。そしたら、パーティーで直接声を掛けに来たのか。次は無視していいぞ。」
話し掛けてみると、反応がいい。気にせず話しかけてくればいいのに。
「そうですわね。ここだけの話ですが、私にとって王太子殿下は高貴な方すぎて、とても気疲れしてしまいました。しかし、話し掛けられたら流石に、無視は出来ませんわ。コリンズ伯爵家に迷惑を掛けてしまいますから。」
「ふっ。マリアでも気疲れしたのか。」
えっ?笑ったわ!初めて笑顔を見たぞ!カッコいいから、破壊力が半端ないわ。
「ダンスまで踊りましたから。そういえば、お兄様をエルって呼んでましたけど。」
「はっ!殿下がダンスを誘ってきたのか?あの人は何を考えているんだ!マリア、気安くダンスは誘わないように、私から殿下に伝えておく。」
少し有難いかも。
「殿下とお兄様は仲がよろしいのですね。」
「小さい頃から、一緒に勉強したり、剣術を学んだりしていたからな。学年も一緒で、学園ではずっと同じクラスだった。今は殿下の護衛騎士の1人だし。腐れ縁だな。」
なるほど。だから、殿下にそんな風に言えるのか。
義兄とは、話を全くしてこなかったけど、喋る時は喋る人なのね。せっかくカッコいいんだから、もっと笑えばいいのに。…とは言えなかった。
この日から、寡黙なお兄様とは、顔を合わせれば話をする様になった。
そして卒業パーティーを終えると、新学期まで2週間くらい休みに入る。侯爵家のおば様やオスカー様に、休みの日には泊まりに来たらと誘われて、今日からしばらくマーフィー侯爵家に行く事になった。
「マリア、寂しいから早く帰って来てね。」
お母様とは、それなりに仲良くなった気がする。
「マリア、休みだからってハメを外さないように。マーフィー卿とは、まだ正式に婚約したわけではないのだからな。」
最近、寡黙なお兄様から、煩いお兄様になって来たような気もする。
「はい。分かっておりますわ。行ってまいります。」
侯爵家に着くと、オスカー様が出迎えてくれる。
「リア、会いたかった!」
抱きしめて額にキスをするオスカー様。はぁ、今日も甘いわね。
「マリア、お帰りなさい。早く中に入りなさい。」
おば様も待っていてくれたようだった。
応接室でお茶を頂く。
「マリア、聞いたわよ!学年首席ですって!凄いわ。しかも、卒業パーティーで殿下にダンスに誘われたんでしょ。お茶会で、マリアのすごい話を沢山聞いたわよ。」
はぁー。あまりその事には触れてほしくないわね。
「マーフィー侯爵家やコリンズ伯爵家の名を汚さないように、頑張ったつもりですが、次はどうなるかは分かりませんわ。優秀な方は他に沢山いますから。殿下は伯爵家のお兄様と仲がよろしいらしく、それでお声を掛けて頂いただけなのです。何か他の方に言われましたら、ただそれだけの事だとお伝え下さい。」
「そうなのねー。でも、すごい事よ!ねぇ、オスカー?」
「凄いですね。でも、可愛いマリアが他の男たちに知られてしまって、私としては複雑ですけどね。」
オスカー様の笑顔が怖いような気がする。
お茶を頂いた後、おば様は、友人達と観劇と食事に行く予定があるらしく、今日はこの後は、2人で仲良く過ごしなさいと言われてしまった。2人でのんびり読書でもしようかと誘われて、手を引かれて行くと…、これは図書室じゃないわね!
「オスカー様、図書室はあちらでは?」
「読書は私の部屋でも出来るよね?」
「いや、図書室に行きたいなぁと思っていたのですが。」
「じゃあ、後で行こう。私の部屋にオススメの本を用意しているんだよ。」
嘘つけー!
オスカー様の部屋に入ると、そのままベッドの方に向かって、グイグイ手を引かれる。
「あの、読書は?」
「部屋に来たら、何だか急に眠くなってきたから、少し横になりたくなったようだ。」
はあ?
「マリア。やっと、一緒に過ごせるね。」
蕩けるような笑みを浮かべて、私にキスをしてくる。キスが段々と深くなり、気付くとベッドに押し倒されていた。
「んっ。んんっ。はぁ。オスカー様、今は困ります。」
「ずっと会いたいのを我慢していたんだから、許して。」
「あっ。ああっ、はぁん。だめぇー。オスカー様ぁ。」
「マリアはここを攻められるのに弱いね。可愛い。」
オスカー様は、肉食系男子ね。泣きながら止めてと訴えても、何度も攻められ、限界に達した私は気を失ったらしい。気付くと、オスカー様に抱きしめられながら眠っていた。いつの間にか、裸にされていたようで恥ずかしい。昼前に来たのに、日が暮れて暗くなっている。フィル兄様といい、オスカー様といい、近衛騎士って、みんな絶倫で上手いの?体が持たないんだけど。
この関係も、一体いつまで続くのだろう?かっこよくて、優しくて、アレも上手いけど。人攫いが気になるし、何というか、この人もキレたらヤンデレになったりして…。という不安が心に引っかかっているのだ。付き合うだけなら、自慢の彼氏って感じだけど、結婚して、本性が出たらどうなるんだろう。
そのうち、円満に終わることは出来ないかな?そしたら伯爵家も出て、平民として1人暮らしでもして生きて行くとか。学園は特待生の平民の方が何人かいるようだし。特待生のなり方を聞いておく?この学園も、飛び級ってあるのかな?聞いてみようかな。
ギルドも近くにあるらしいから、お金もしばらく心配ないしね。拐われた時に、ドレスの内側にバレないように、魔石を隠して持っていたから、売れば何年も生活出来そうだし。はぁ、未来が不安だわ。
「リア?起きてるの?」
オスカー様が目覚めたようだ。
「はい。先程目が覚めました。」
オスカー様は、幸せそうに微笑みながら私にキスをする。
「リアとキスするのが好きなんだ。リアの唇は、ぷるんとして、美味しいからね。私以外に触れさせちゃダメだよ。」
甘いわ!そして、この方はキスが本当に好きらしく、会っている時は、キスばっかりしてくる。多分、私のことはある程度は好きなのよね。
その後、またオスカー様に火が着いてしまい、部屋からは一歩もだしてもらえずに1日を終えてしまった。本当にぐったりしてしまい、次の日は、のんびりさせてもらった私。
マーフィー侯爵家にいる間、オスカー様は、街のカフェやショッピングに連れて行ってくれたり、遠乗りに連れて行ってくれたりした。そして、部屋で2人になると、ひたすらベタベタや仲良しをしてくる。侯爵家の勉強や仕事は沢山あるらしいが、合間にテキパキこなしているらしい。この人、やっぱり頭がいいのね。気を付けよう。
「お兄様。王太子殿下がお兄様にいつもお世話になっていると、わざわざお声を掛けて頂いたのですが、お兄様は殿下とは親しいのでしょうか?」
「殿下がそれを言いに来たのか?ハァー。あの方は、優秀だと噂になっているマリアに興味を持ったらしくて、私に色々聞いて来たんだが、面倒だから特に何も言わなかったのだが。そしたら、パーティーで直接声を掛けに来たのか。次は無視していいぞ。」
話し掛けてみると、反応がいい。気にせず話しかけてくればいいのに。
「そうですわね。ここだけの話ですが、私にとって王太子殿下は高貴な方すぎて、とても気疲れしてしまいました。しかし、話し掛けられたら流石に、無視は出来ませんわ。コリンズ伯爵家に迷惑を掛けてしまいますから。」
「ふっ。マリアでも気疲れしたのか。」
えっ?笑ったわ!初めて笑顔を見たぞ!カッコいいから、破壊力が半端ないわ。
「ダンスまで踊りましたから。そういえば、お兄様をエルって呼んでましたけど。」
「はっ!殿下がダンスを誘ってきたのか?あの人は何を考えているんだ!マリア、気安くダンスは誘わないように、私から殿下に伝えておく。」
少し有難いかも。
「殿下とお兄様は仲がよろしいのですね。」
「小さい頃から、一緒に勉強したり、剣術を学んだりしていたからな。学年も一緒で、学園ではずっと同じクラスだった。今は殿下の護衛騎士の1人だし。腐れ縁だな。」
なるほど。だから、殿下にそんな風に言えるのか。
義兄とは、話を全くしてこなかったけど、喋る時は喋る人なのね。せっかくカッコいいんだから、もっと笑えばいいのに。…とは言えなかった。
この日から、寡黙なお兄様とは、顔を合わせれば話をする様になった。
そして卒業パーティーを終えると、新学期まで2週間くらい休みに入る。侯爵家のおば様やオスカー様に、休みの日には泊まりに来たらと誘われて、今日からしばらくマーフィー侯爵家に行く事になった。
「マリア、寂しいから早く帰って来てね。」
お母様とは、それなりに仲良くなった気がする。
「マリア、休みだからってハメを外さないように。マーフィー卿とは、まだ正式に婚約したわけではないのだからな。」
最近、寡黙なお兄様から、煩いお兄様になって来たような気もする。
「はい。分かっておりますわ。行ってまいります。」
侯爵家に着くと、オスカー様が出迎えてくれる。
「リア、会いたかった!」
抱きしめて額にキスをするオスカー様。はぁ、今日も甘いわね。
「マリア、お帰りなさい。早く中に入りなさい。」
おば様も待っていてくれたようだった。
応接室でお茶を頂く。
「マリア、聞いたわよ!学年首席ですって!凄いわ。しかも、卒業パーティーで殿下にダンスに誘われたんでしょ。お茶会で、マリアのすごい話を沢山聞いたわよ。」
はぁー。あまりその事には触れてほしくないわね。
「マーフィー侯爵家やコリンズ伯爵家の名を汚さないように、頑張ったつもりですが、次はどうなるかは分かりませんわ。優秀な方は他に沢山いますから。殿下は伯爵家のお兄様と仲がよろしいらしく、それでお声を掛けて頂いただけなのです。何か他の方に言われましたら、ただそれだけの事だとお伝え下さい。」
「そうなのねー。でも、すごい事よ!ねぇ、オスカー?」
「凄いですね。でも、可愛いマリアが他の男たちに知られてしまって、私としては複雑ですけどね。」
オスカー様の笑顔が怖いような気がする。
お茶を頂いた後、おば様は、友人達と観劇と食事に行く予定があるらしく、今日はこの後は、2人で仲良く過ごしなさいと言われてしまった。2人でのんびり読書でもしようかと誘われて、手を引かれて行くと…、これは図書室じゃないわね!
「オスカー様、図書室はあちらでは?」
「読書は私の部屋でも出来るよね?」
「いや、図書室に行きたいなぁと思っていたのですが。」
「じゃあ、後で行こう。私の部屋にオススメの本を用意しているんだよ。」
嘘つけー!
オスカー様の部屋に入ると、そのままベッドの方に向かって、グイグイ手を引かれる。
「あの、読書は?」
「部屋に来たら、何だか急に眠くなってきたから、少し横になりたくなったようだ。」
はあ?
「マリア。やっと、一緒に過ごせるね。」
蕩けるような笑みを浮かべて、私にキスをしてくる。キスが段々と深くなり、気付くとベッドに押し倒されていた。
「んっ。んんっ。はぁ。オスカー様、今は困ります。」
「ずっと会いたいのを我慢していたんだから、許して。」
「あっ。ああっ、はぁん。だめぇー。オスカー様ぁ。」
「マリアはここを攻められるのに弱いね。可愛い。」
オスカー様は、肉食系男子ね。泣きながら止めてと訴えても、何度も攻められ、限界に達した私は気を失ったらしい。気付くと、オスカー様に抱きしめられながら眠っていた。いつの間にか、裸にされていたようで恥ずかしい。昼前に来たのに、日が暮れて暗くなっている。フィル兄様といい、オスカー様といい、近衛騎士って、みんな絶倫で上手いの?体が持たないんだけど。
この関係も、一体いつまで続くのだろう?かっこよくて、優しくて、アレも上手いけど。人攫いが気になるし、何というか、この人もキレたらヤンデレになったりして…。という不安が心に引っかかっているのだ。付き合うだけなら、自慢の彼氏って感じだけど、結婚して、本性が出たらどうなるんだろう。
そのうち、円満に終わることは出来ないかな?そしたら伯爵家も出て、平民として1人暮らしでもして生きて行くとか。学園は特待生の平民の方が何人かいるようだし。特待生のなり方を聞いておく?この学園も、飛び級ってあるのかな?聞いてみようかな。
ギルドも近くにあるらしいから、お金もしばらく心配ないしね。拐われた時に、ドレスの内側にバレないように、魔石を隠して持っていたから、売れば何年も生活出来そうだし。はぁ、未来が不安だわ。
「リア?起きてるの?」
オスカー様が目覚めたようだ。
「はい。先程目が覚めました。」
オスカー様は、幸せそうに微笑みながら私にキスをする。
「リアとキスするのが好きなんだ。リアの唇は、ぷるんとして、美味しいからね。私以外に触れさせちゃダメだよ。」
甘いわ!そして、この方はキスが本当に好きらしく、会っている時は、キスばっかりしてくる。多分、私のことはある程度は好きなのよね。
その後、またオスカー様に火が着いてしまい、部屋からは一歩もだしてもらえずに1日を終えてしまった。本当にぐったりしてしまい、次の日は、のんびりさせてもらった私。
マーフィー侯爵家にいる間、オスカー様は、街のカフェやショッピングに連れて行ってくれたり、遠乗りに連れて行ってくれたりした。そして、部屋で2人になると、ひたすらベタベタや仲良しをしてくる。侯爵家の勉強や仕事は沢山あるらしいが、合間にテキパキこなしているらしい。この人、やっぱり頭がいいのね。気を付けよう。
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