96 / 161
マリーベル編〜楽しく長生きしたい私
辺境伯領に行きます 3
しおりを挟む
フィークス卿は、いたずらっ子のような表情で私を見つめる。このイケメンも、もしかして私を女避けに使おうとしたのかしら?
「フィークス卿、正直に話してね。あなた、モテますよね?」
「マリーベル嬢、ハッキリ聞いてきますね。どちらかと言えばモテる方かと思います。でも、うちの騎士達はみんなモテますよ!」
うん。彼は国内最強の辺境伯領の騎士です!なんて紹介されたら、まあ、ステキ!ってなるよね。特に街中にいる平民のお姉様方は、高級取りのイケメン騎士っていったら、憧れるだろうし。
「モテるのは分かります。かっこいいし、優しいし、強いし、ステキだし。でもね、だからと言って私を女避けに使わないように、お願いしますわね!」
あれっ?フィークス卿は下を向いてしまった。
「くっ、くっ。女避けになんてしてないけど…。始めは私を褒めてくれる言葉ですごく嬉しかったのに、女避けって…。」
そんなに笑わなくても。
「でも、さっきの店員さんはガッカリしていたから、フィークス卿が好きなのかと思って。」
「自分に好意を示してくれているからといって、無理に機嫌を取る必要はないと思うよ。」
「成る程…、無駄に期待させないということですか。モテる男はすごいのですね。勉強になりました。そう言えば、フィークス卿は、恋人とか婚約者とかいるのですか?もしいたら、今日は私なんかに付き合わせてしまって、大丈夫でした?」
「男爵家の次男が、婚約者なんていないですよ。恋人もいないです。…安心しましたか?」
「そうですかー。モテそうだから、いるのかと思っていました。もし恋人がいて、私達が2人でいるところを見られたら、修羅場が待っているなぁと思って。安心しました。」
そんな話をしていると、料理が運ばれてくる。今日の日替わりは、ビーフシチューとふわふわのパンにサラダらしい。さすが、オススメの店ね。美味しいわ!
「フィークス卿、とっても美味しいです。連れて来てくれて、ありがとうございます。」
ああ、幸せだわ!
「……それは、良かった。また来ましょう。」
「はい。また連れて来てくださいね。」
町を自由に歩いて、好きな店で食事とか、この世界に生まれてからは、そんな機会はなかったから、すごく楽しい。
フィークス卿は、ランチをご馳走してくれた。割り勘でと言ったのに、せっかく遠くから来てくれたから、ご馳走させて欲しいと。
かわいい店員さんは、私を見る目が死んでいた。睨まれるかと思っていたが、死んだ目で見られるのも、苦しいわね。フィークス卿は、そんなのはお構いなしに、会計を済ませると、私の手を繋いで店を出るのであった。店員さん、ごめん!私はあと数日で帰るからね。
その後も街中を色々と散策して、満足する私。すれ違うお姉様から、睨まれることもあるが、気にするのはやめよう。この隣のイケメン騎士は、街中に沢山のファンがいるということが分かったので、話のネタになりそうで、なんか面白いからね。あとでレジーナやおじ様に、街中でフィークス卿のファンに、沢山会ったことを報告しよう。ふふっ!
明後日には、私はフォーレス侯爵領に帰る。そして今夜は、辺境伯閣下主催の夜会がある日だ。跡取りのレジーナがデビュタントを迎えたので、辺境伯の分家や親戚、近くの領地の貴族達を招待して、お披露目するらしい。
レジーナ、頑張ってね!と言うと、貴女も出るのよと命令される私。夜会のドレスやアクセサリーは、おば様が用意してくれていた。マジか!サイズは、お母様に手紙を出して聞いてくれていたようだ。何から何まで、スミマセン。
朝からメイド達がやって来て、全身磨かれる私。いや主人公は、レジーナだから、私はそこまでしなくてもいいのにと言ったら、お嬢様も主人公ですわ、とメイド達が殺気だっている。あっ!はい。頑張ります。
そして、磨かれた私は、青空のようなブルーのドレスを着せてもらう。レジーナが私の好みを、おば様に伝えておいてくれたらしい。お母様に任せたら、フリフリに大量のリボンでピンクのドレスにされちゃうわよ、とレジーナが言っていた。おば様はかわいいのがお好みだものね。
メイド達は、準備が終わるとおば様を呼ぶ。
「まあ!マリー綺麗よ。やっぱりレジーの言う通りにブルーのドレスが似合っているわね。」
うん!おば様は、もう私の親族の1人だわ。
「おば様、素敵なドレス、ありがとうございました。」
「いいのよ。マリー、またうちに遊びに来てね。貴女は、うちの娘の1人なのだから。」
「はい。私もここが大好きな場所です。おば様、本当にありがとうございました。」
「ふふっ。マリーは綺麗だから、今夜はみんなビックリするわね。フィークス卿の側を離れちゃダメよ。」
おば様と話をしていると、レジーナの準備が終わったらしく、メイドが呼びに来る。おば様と一緒にレジーナの部屋に行くと、赤のマーメイドラインのドレスを着たレジーナがいる。背が高くて、モデルのような美人だから着こなせるんだよね。
「レジーナ、綺麗ね!すごい似合っているわ!」
今日の主人公なのだから、目立つし、いいと思う。
「マリーも、綺麗よ!私のセンスは素晴らしいでしょ?お母様?」
「そうね。お母様はどうしても、かわいいデザインにしてしまうけど、マリーのドレスはレジーナの言う通りにして良かったわ。ふふっ。赤と青で、いい組み合わせだわ!今日は2人が主人公だからね。頑張ってちょうだい!」
おば様、私はその他大勢の1人でいいのです。そんなおば様は、急に何かを思い出したようで、怖い笑みを浮かべる。
「マリー、言い忘れていたのだけど。今日の夜会に、うちのかなり遠縁の男爵夫人がくるのだけどね。とても問題がある夫人なの。もしかしたら、綺麗な貴女を僻んで、絡んだり、何か粗相をするかもしれないわ。もしそんな事があったら、私達が助けに行くまでは、悲劇のヒロインみたいに泣き真似でもして、待っていてくれない?」
「はぁ。分かりました。しかし、男爵夫人?が私みたいな小娘にいちいち絡んで来るのでしょうか?」
「マリーには絡むと思うわ。本当は今日も呼びたくないけど、なかなか夜会に出れる家ではないみたいで。この時期に毎年行っているうちの夜会だけは、出たいみたい。招待状を出さなくても、親戚だからと言って来るのよ。いいわね?悲劇のヒロインよ。よろしく!」
隣のレジーナも腹黒の笑みを見せる。
囮になれってことかな?辺境伯家みたいな名家でも、身内で色々あるのかー。
レジーナやおじ様・おば様は会場の入り口で、ゲストをお出迎えするから、先に向かうようだ。マリーはフィークス卿がもうすぐ来るから、2人で来てねとおば様に言われたので、部屋で待つ私。すると、メイドがフィークス卿が来た事を知らせてくれる。部屋に入って来たフィークス卿は、黒い正装の騎士服を着ている。デビュタントの時も思ったけど、とっても似合っているよね!
「フィークス卿、正装の騎士服がとても似合っていて、かっこいいですね。」
「マリーベル嬢、いつも褒め過ぎです。貴女の方こそ、とても美しい。」
フィークス卿は、真面目顔で私をじっと見つめる。今まで、優しい兄のようだと思っていたのに、そんな顔で見られたら…。
彼はわたしの前でスッと跪く。
「マリーベル嬢。美しい貴女をエスコートする栄光を、私に下さいませんか?」
私の心臓がとても煩い。でも、なんか嬉しいかも。
「はい。喜んで。」
フィークス卿にエスコートされ、楽しい夜会に向かう私。この後、豪華メンバーに絡まれるなんて、まだ知らないのであった。
「フィークス卿、正直に話してね。あなた、モテますよね?」
「マリーベル嬢、ハッキリ聞いてきますね。どちらかと言えばモテる方かと思います。でも、うちの騎士達はみんなモテますよ!」
うん。彼は国内最強の辺境伯領の騎士です!なんて紹介されたら、まあ、ステキ!ってなるよね。特に街中にいる平民のお姉様方は、高級取りのイケメン騎士っていったら、憧れるだろうし。
「モテるのは分かります。かっこいいし、優しいし、強いし、ステキだし。でもね、だからと言って私を女避けに使わないように、お願いしますわね!」
あれっ?フィークス卿は下を向いてしまった。
「くっ、くっ。女避けになんてしてないけど…。始めは私を褒めてくれる言葉ですごく嬉しかったのに、女避けって…。」
そんなに笑わなくても。
「でも、さっきの店員さんはガッカリしていたから、フィークス卿が好きなのかと思って。」
「自分に好意を示してくれているからといって、無理に機嫌を取る必要はないと思うよ。」
「成る程…、無駄に期待させないということですか。モテる男はすごいのですね。勉強になりました。そう言えば、フィークス卿は、恋人とか婚約者とかいるのですか?もしいたら、今日は私なんかに付き合わせてしまって、大丈夫でした?」
「男爵家の次男が、婚約者なんていないですよ。恋人もいないです。…安心しましたか?」
「そうですかー。モテそうだから、いるのかと思っていました。もし恋人がいて、私達が2人でいるところを見られたら、修羅場が待っているなぁと思って。安心しました。」
そんな話をしていると、料理が運ばれてくる。今日の日替わりは、ビーフシチューとふわふわのパンにサラダらしい。さすが、オススメの店ね。美味しいわ!
「フィークス卿、とっても美味しいです。連れて来てくれて、ありがとうございます。」
ああ、幸せだわ!
「……それは、良かった。また来ましょう。」
「はい。また連れて来てくださいね。」
町を自由に歩いて、好きな店で食事とか、この世界に生まれてからは、そんな機会はなかったから、すごく楽しい。
フィークス卿は、ランチをご馳走してくれた。割り勘でと言ったのに、せっかく遠くから来てくれたから、ご馳走させて欲しいと。
かわいい店員さんは、私を見る目が死んでいた。睨まれるかと思っていたが、死んだ目で見られるのも、苦しいわね。フィークス卿は、そんなのはお構いなしに、会計を済ませると、私の手を繋いで店を出るのであった。店員さん、ごめん!私はあと数日で帰るからね。
その後も街中を色々と散策して、満足する私。すれ違うお姉様から、睨まれることもあるが、気にするのはやめよう。この隣のイケメン騎士は、街中に沢山のファンがいるということが分かったので、話のネタになりそうで、なんか面白いからね。あとでレジーナやおじ様に、街中でフィークス卿のファンに、沢山会ったことを報告しよう。ふふっ!
明後日には、私はフォーレス侯爵領に帰る。そして今夜は、辺境伯閣下主催の夜会がある日だ。跡取りのレジーナがデビュタントを迎えたので、辺境伯の分家や親戚、近くの領地の貴族達を招待して、お披露目するらしい。
レジーナ、頑張ってね!と言うと、貴女も出るのよと命令される私。夜会のドレスやアクセサリーは、おば様が用意してくれていた。マジか!サイズは、お母様に手紙を出して聞いてくれていたようだ。何から何まで、スミマセン。
朝からメイド達がやって来て、全身磨かれる私。いや主人公は、レジーナだから、私はそこまでしなくてもいいのにと言ったら、お嬢様も主人公ですわ、とメイド達が殺気だっている。あっ!はい。頑張ります。
そして、磨かれた私は、青空のようなブルーのドレスを着せてもらう。レジーナが私の好みを、おば様に伝えておいてくれたらしい。お母様に任せたら、フリフリに大量のリボンでピンクのドレスにされちゃうわよ、とレジーナが言っていた。おば様はかわいいのがお好みだものね。
メイド達は、準備が終わるとおば様を呼ぶ。
「まあ!マリー綺麗よ。やっぱりレジーの言う通りにブルーのドレスが似合っているわね。」
うん!おば様は、もう私の親族の1人だわ。
「おば様、素敵なドレス、ありがとうございました。」
「いいのよ。マリー、またうちに遊びに来てね。貴女は、うちの娘の1人なのだから。」
「はい。私もここが大好きな場所です。おば様、本当にありがとうございました。」
「ふふっ。マリーは綺麗だから、今夜はみんなビックリするわね。フィークス卿の側を離れちゃダメよ。」
おば様と話をしていると、レジーナの準備が終わったらしく、メイドが呼びに来る。おば様と一緒にレジーナの部屋に行くと、赤のマーメイドラインのドレスを着たレジーナがいる。背が高くて、モデルのような美人だから着こなせるんだよね。
「レジーナ、綺麗ね!すごい似合っているわ!」
今日の主人公なのだから、目立つし、いいと思う。
「マリーも、綺麗よ!私のセンスは素晴らしいでしょ?お母様?」
「そうね。お母様はどうしても、かわいいデザインにしてしまうけど、マリーのドレスはレジーナの言う通りにして良かったわ。ふふっ。赤と青で、いい組み合わせだわ!今日は2人が主人公だからね。頑張ってちょうだい!」
おば様、私はその他大勢の1人でいいのです。そんなおば様は、急に何かを思い出したようで、怖い笑みを浮かべる。
「マリー、言い忘れていたのだけど。今日の夜会に、うちのかなり遠縁の男爵夫人がくるのだけどね。とても問題がある夫人なの。もしかしたら、綺麗な貴女を僻んで、絡んだり、何か粗相をするかもしれないわ。もしそんな事があったら、私達が助けに行くまでは、悲劇のヒロインみたいに泣き真似でもして、待っていてくれない?」
「はぁ。分かりました。しかし、男爵夫人?が私みたいな小娘にいちいち絡んで来るのでしょうか?」
「マリーには絡むと思うわ。本当は今日も呼びたくないけど、なかなか夜会に出れる家ではないみたいで。この時期に毎年行っているうちの夜会だけは、出たいみたい。招待状を出さなくても、親戚だからと言って来るのよ。いいわね?悲劇のヒロインよ。よろしく!」
隣のレジーナも腹黒の笑みを見せる。
囮になれってことかな?辺境伯家みたいな名家でも、身内で色々あるのかー。
レジーナやおじ様・おば様は会場の入り口で、ゲストをお出迎えするから、先に向かうようだ。マリーはフィークス卿がもうすぐ来るから、2人で来てねとおば様に言われたので、部屋で待つ私。すると、メイドがフィークス卿が来た事を知らせてくれる。部屋に入って来たフィークス卿は、黒い正装の騎士服を着ている。デビュタントの時も思ったけど、とっても似合っているよね!
「フィークス卿、正装の騎士服がとても似合っていて、かっこいいですね。」
「マリーベル嬢、いつも褒め過ぎです。貴女の方こそ、とても美しい。」
フィークス卿は、真面目顔で私をじっと見つめる。今まで、優しい兄のようだと思っていたのに、そんな顔で見られたら…。
彼はわたしの前でスッと跪く。
「マリーベル嬢。美しい貴女をエスコートする栄光を、私に下さいませんか?」
私の心臓がとても煩い。でも、なんか嬉しいかも。
「はい。喜んで。」
フィークス卿にエスコートされ、楽しい夜会に向かう私。この後、豪華メンバーに絡まれるなんて、まだ知らないのであった。
52
お気に入りに追加
1,724
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?
氷雨そら
恋愛
結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。
そしておそらく旦那様は理解した。
私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。
――――でも、それだって理由はある。
前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。
しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。
「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。
そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。
お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!
かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。
小説家になろうにも掲載しています。
殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね
さこの
恋愛
恋がしたい。
ウィルフレッド殿下が言った…
それではどうぞ、美しい恋をしてください。
婚約者候補から外れるようにと同じく婚約者候補のマドレーヌ様が話をつけてくださりました!
話の視点が回毎に変わることがあります。
緩い設定です。二十話程です。
本編+番外編の別視点
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる