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閑話
閑話 ゾグラフ男爵令嬢
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ジュリアン様をリアン様って愛称で呼ぶことに決めた私。だってあの女がそう呼ぶより、私がそう呼んであげた方が嬉しいはずでしょ。
ある日、なぜか怒り狂うリアン様に放課後に呼び出されることになる。
あ! このことをレティシアに伝えておこう。きっと見に来るわ。
放課後、少し離れた場所からレティシアが見ているのに気づいた私は、リアン様にキスをした。
ふふっ! これでレティシアも分かったでしょう?
しかし……
ドン!
せっかくキスしてあげているのに、リアン様は私を突き飛ばす。
しかも、私のキスを気持ち悪くて吐きそうだとまで……
何で? 私のこと好きなんでしょ?
ずっとそう思っていたのに、リアン様からは今すぐ死んで欲しいくらい大嫌いだと言われてしまった。私のレティーを傷つける害虫でしかないと、そこまで言われてしまったのだ。
嘘でしょ? 今までのリアン様の行動は何なの?
いや! 私は諦めないわ。どうせ私達がキスしている姿をレティシアには見せたのだから、あの二人はもう無理だろうし。
リアン様、貴方を落とすから覚悟して!
でもその後、リアン様からは徹底的に避けられ、目も合わせてもらえず、口も聞いてくれなくなってしまった。
どうしようかな……? お母さんみたいに、媚薬でも使う?
そんな計画を立てている時だったと思う。休日の昼間に、急に侯爵様と奥様に呼び出される。
「うちのリアンとレティシアちゃんの婚約が解消されたわよ」
ラッキー! これで私がリアン様の婚約者だわ。
そう思ったのに……
私がレティシアに嫌がらせをしているところや、気分転換で令息とまぐわっているところ、イジメを自作自演しているところなど、隠し撮りされていた映像を見せられる。
いつの間に撮られていたの?
何とか誤魔化そうとするが、リアン様のお母様には殴られて、阿婆擦れ呼ばわりされた。
リアン様には、愛する人との婚約がなくなったのはお前のせいだと言われた。
そして、罰を受けてもらうと言われて連れて来られたのは地下牢だった。
奥様のメイド達に体を拘束されて、メイド長から平手打ちで何度も殴られた。
「男爵がお迎えに来るまでは、ここで反省するようにとのことです。では、失礼します」
お父さんが迎えに来る? なんでー?
こんな薄暗い地下牢なんてイヤ!
一人でやる事もなく、出される質素な食事を食べるだけ。何でこんなことに? 私はこの侯爵家のお嫁さん候補なのに!
……アレ? 体が熱ってきたような。
「えー、何でー? 体が疼く。……ハァ、ハァ。」
こんな地下牢に閉じ込められたストレスかな?
ああ、発散したい。誰か私を慰めてよ!
そんな時、ガチャガチャと鍵を開ける音がする。若い男の使用人に見えるけど、力仕事でもしているのかな? 二人ともいい体で余計にムラッとする。
その男達は牢屋の中に入って来た。
「……えっ、誰なの? ……ハァ、ハァ。」
「あ、あの……。よろしければ、私達の相手をしてもらえませんか?」
そんなことを言われたら……
「今すぐ抱いて!」
二人同時に相手に出来るか不安だったけど、交代で来てくれたから良かった!
初めてだって教えてくれたから、私の技で二人にサービスしてあげた。二人ともすごく喜んでくれるし、すっごい元気だったから何回もしちゃった。
激しくて良かったけど、ぐったりだわ。
二人はお父さんが迎えに来るまで、毎日来てくれた。
しかし私は気付いていなかった。
使用人二人とまぐわっているところまで盗撮されていたなんて。
誰が見ても私だとはっきり分かるように撮られていて、誤魔化すことも出来ないなんて。
私の食事に媚薬が盛られていて、使用人二人は私を恨む人物の命令で来ていたということにすら気付けなかった。
ある日、なぜか怒り狂うリアン様に放課後に呼び出されることになる。
あ! このことをレティシアに伝えておこう。きっと見に来るわ。
放課後、少し離れた場所からレティシアが見ているのに気づいた私は、リアン様にキスをした。
ふふっ! これでレティシアも分かったでしょう?
しかし……
ドン!
せっかくキスしてあげているのに、リアン様は私を突き飛ばす。
しかも、私のキスを気持ち悪くて吐きそうだとまで……
何で? 私のこと好きなんでしょ?
ずっとそう思っていたのに、リアン様からは今すぐ死んで欲しいくらい大嫌いだと言われてしまった。私のレティーを傷つける害虫でしかないと、そこまで言われてしまったのだ。
嘘でしょ? 今までのリアン様の行動は何なの?
いや! 私は諦めないわ。どうせ私達がキスしている姿をレティシアには見せたのだから、あの二人はもう無理だろうし。
リアン様、貴方を落とすから覚悟して!
でもその後、リアン様からは徹底的に避けられ、目も合わせてもらえず、口も聞いてくれなくなってしまった。
どうしようかな……? お母さんみたいに、媚薬でも使う?
そんな計画を立てている時だったと思う。休日の昼間に、急に侯爵様と奥様に呼び出される。
「うちのリアンとレティシアちゃんの婚約が解消されたわよ」
ラッキー! これで私がリアン様の婚約者だわ。
そう思ったのに……
私がレティシアに嫌がらせをしているところや、気分転換で令息とまぐわっているところ、イジメを自作自演しているところなど、隠し撮りされていた映像を見せられる。
いつの間に撮られていたの?
何とか誤魔化そうとするが、リアン様のお母様には殴られて、阿婆擦れ呼ばわりされた。
リアン様には、愛する人との婚約がなくなったのはお前のせいだと言われた。
そして、罰を受けてもらうと言われて連れて来られたのは地下牢だった。
奥様のメイド達に体を拘束されて、メイド長から平手打ちで何度も殴られた。
「男爵がお迎えに来るまでは、ここで反省するようにとのことです。では、失礼します」
お父さんが迎えに来る? なんでー?
こんな薄暗い地下牢なんてイヤ!
一人でやる事もなく、出される質素な食事を食べるだけ。何でこんなことに? 私はこの侯爵家のお嫁さん候補なのに!
……アレ? 体が熱ってきたような。
「えー、何でー? 体が疼く。……ハァ、ハァ。」
こんな地下牢に閉じ込められたストレスかな?
ああ、発散したい。誰か私を慰めてよ!
そんな時、ガチャガチャと鍵を開ける音がする。若い男の使用人に見えるけど、力仕事でもしているのかな? 二人ともいい体で余計にムラッとする。
その男達は牢屋の中に入って来た。
「……えっ、誰なの? ……ハァ、ハァ。」
「あ、あの……。よろしければ、私達の相手をしてもらえませんか?」
そんなことを言われたら……
「今すぐ抱いて!」
二人同時に相手に出来るか不安だったけど、交代で来てくれたから良かった!
初めてだって教えてくれたから、私の技で二人にサービスしてあげた。二人ともすごく喜んでくれるし、すっごい元気だったから何回もしちゃった。
激しくて良かったけど、ぐったりだわ。
二人はお父さんが迎えに来るまで、毎日来てくれた。
しかし私は気付いていなかった。
使用人二人とまぐわっているところまで盗撮されていたなんて。
誰が見ても私だとはっきり分かるように撮られていて、誤魔化すことも出来ないなんて。
私の食事に媚薬が盛られていて、使用人二人は私を恨む人物の命令で来ていたということにすら気付けなかった。
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