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記憶が戻った後の話
32 金の無心
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騎士達と楽しく話をして待っていると、アリシアの父の伯爵と家令が走ってくる姿が見えた。
「アリシア、久しぶりだな。意識が戻ったと聞いて安堵していた。元気そうで何よりだ」
父の表情は安堵していたようには見えないが……
「伯爵様ですか? 初めまして、私はアリシアですわ。
ところで、奥様からお呼び出しを受けたのですが、体調不良で安静にされているようなので、出直したいと思います。
奥様には体調が戻ったら連絡を下さいとお伝えして下さいませ」
「アリシア、記憶喪失になって私達のことも忘れてしまったと聞いている。
しかし、記憶がなくても私達は家族だ。妻がお前に会いたがっているから、顔を見せてやって欲しい」
生まれて初めて伯爵から笑いかけられたわ。アリシアのご機嫌取りをするのに必死ね。
伯爵家の跡取りだった娘が公爵夫人の殺人未遂で捕らえられ、多額の慰謝料を公爵家に支払って苦しいだけでなく、社交界でも孤立して辛い立場にいるんでしょうから。
馬鹿にしていた娘に縋りつきたいのが見え見えよ。私生児であっても今は公爵夫人だからね。そのうち離縁するから無駄なのに……
「奥様に顔を見せればいいのですね?」
「アリシア……、私は君の父で、妻は義母になる。〝お父様〟と〝お義母様〟と呼んでくれないか? 前はそう呼んでくれていたんだ」
「伯爵様、それは本当ですか? 記憶喪失になる前の私の日記帳には、私生児の私は伯爵家の子供とは認められておらず、〝お父様〟〝お義母様〟と邸で呼ぶことを許されていなかった時期があったと書いてありましたわ」
日記帳なんて大ウソだ。平民で育ってきたアリシアに日記を書く習慣なんてなかった。日記帳は高価で田舎の平民が簡単に買える物ではないのだから。
しかし、私に無関心だった伯爵がそんなことを知るはずもなく、その嘘を間に受けて焦り出す。
「……そうだったか? よく覚えていないな。でも、これからは〝お父様〟〝お義母様〟と呼んでくれると嬉しい」
「ふふっ。考えておきますわ。今は公爵夫人であっても、私が私生児であることには変わりありませんから。馴れ馴れしく父や義母などと呼ぶのはちょっと……」
アリシアは、こんな大したことない父親との関係に悩んでいたのね。こんなヤツ、こっちから捨ててやるわ。
その後、笑顔の引き攣る父の案内で義母の部屋へと案内される。義母はベッドに横になっているようだ。
私が来たのを知っていながらわざとらしいわ。
「伯爵様、眠っている奥様を起こすのは申し訳ないので、やはり後日改めて……」
「アリシア、妻は起きてる! ほら、アリシアが来て下さったぞ。早く体を起こすんだ!」
慌てて義母に声を掛ける父。義母はいつもとは違う父の様子に驚くものの……
「具合が悪くて起きれないのよ。義娘なら、義母の体調を気遣うのが当然でしょ?
アリシア、ここまで来てちょうだい」
義母のこの偉そうな口調は、アリシアを虐めていた頃と同じ口調だ。義母は、私がまだ弱っちいままのアリシアだと思っているのだろう。公爵がいないと何も出来ない、いじめられっ子のアリシアのままだと。
義母にもハッキリと言ってやらないと分からないわね。
「奥様は、私を義娘とは認めないとよく話されていたらしいですが、忘れてしまったのですか?
具合が悪いというのは老化からくる物忘れでしょうかね?」
「……何ですって? アリシア、誰に向かって言ってるの!」
ふふっ! 義母が怒るように仕向けてみたら、あっさり引っかかったわね。
義母の元気すぎる口調は仮病で間違いないわ。
「アンダーソン公爵夫人の私が、ベント伯爵夫人に言ってますが何か?
公開処刑が決まった娘と一緒に死にたいと言って伏せっているとお聞きしましたが、随分とお元気そうで安心しましたわ、奥様!
伯爵様、体調不良で安静にしていると話されていましたが、格上の公爵夫人である私を怒鳴りつけるくらい奥様はお元気そうです。私に嘘を言って呼び出したのでしょうか?」
「……おい! 今すぐに起きてアリシアに謝れ!」
父のマジギレにより、数分後には義母は体を起こして私に謝っていた。口だけの謝罪でも、義母のプライドをズタズタにできたからスッキリ!
「……で、今日は仮病まで使って何のために私を呼び出したのでしょう?」
「アリシア、今まで悪かったわね。何て謝っていいのか分からないけど、これからは親子として仲良くできたら嬉しいわ」
分かりやすく態度を変えてきた義母。目が笑ってないですよーと言いたい。
「奥様、そんな話しをするために呼んだのではありませんよね? 愛人の子供である私と父の正妻である貴女が仲良くするのは無理です。
それと、金の話なら奥様の実家の成金男爵家に頼んでくださいね」
「……」
やっぱり金の無心だったのね。あの感じだと、実家の成金男爵家からは断られたってことかな。
「アリシア、久しぶりだな。意識が戻ったと聞いて安堵していた。元気そうで何よりだ」
父の表情は安堵していたようには見えないが……
「伯爵様ですか? 初めまして、私はアリシアですわ。
ところで、奥様からお呼び出しを受けたのですが、体調不良で安静にされているようなので、出直したいと思います。
奥様には体調が戻ったら連絡を下さいとお伝えして下さいませ」
「アリシア、記憶喪失になって私達のことも忘れてしまったと聞いている。
しかし、記憶がなくても私達は家族だ。妻がお前に会いたがっているから、顔を見せてやって欲しい」
生まれて初めて伯爵から笑いかけられたわ。アリシアのご機嫌取りをするのに必死ね。
伯爵家の跡取りだった娘が公爵夫人の殺人未遂で捕らえられ、多額の慰謝料を公爵家に支払って苦しいだけでなく、社交界でも孤立して辛い立場にいるんでしょうから。
馬鹿にしていた娘に縋りつきたいのが見え見えよ。私生児であっても今は公爵夫人だからね。そのうち離縁するから無駄なのに……
「奥様に顔を見せればいいのですね?」
「アリシア……、私は君の父で、妻は義母になる。〝お父様〟と〝お義母様〟と呼んでくれないか? 前はそう呼んでくれていたんだ」
「伯爵様、それは本当ですか? 記憶喪失になる前の私の日記帳には、私生児の私は伯爵家の子供とは認められておらず、〝お父様〟〝お義母様〟と邸で呼ぶことを許されていなかった時期があったと書いてありましたわ」
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しかし、私に無関心だった伯爵がそんなことを知るはずもなく、その嘘を間に受けて焦り出す。
「……そうだったか? よく覚えていないな。でも、これからは〝お父様〟〝お義母様〟と呼んでくれると嬉しい」
「ふふっ。考えておきますわ。今は公爵夫人であっても、私が私生児であることには変わりありませんから。馴れ馴れしく父や義母などと呼ぶのはちょっと……」
アリシアは、こんな大したことない父親との関係に悩んでいたのね。こんなヤツ、こっちから捨ててやるわ。
その後、笑顔の引き攣る父の案内で義母の部屋へと案内される。義母はベッドに横になっているようだ。
私が来たのを知っていながらわざとらしいわ。
「伯爵様、眠っている奥様を起こすのは申し訳ないので、やはり後日改めて……」
「アリシア、妻は起きてる! ほら、アリシアが来て下さったぞ。早く体を起こすんだ!」
慌てて義母に声を掛ける父。義母はいつもとは違う父の様子に驚くものの……
「具合が悪くて起きれないのよ。義娘なら、義母の体調を気遣うのが当然でしょ?
アリシア、ここまで来てちょうだい」
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「……おい! 今すぐに起きてアリシアに謝れ!」
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「奥様、そんな話しをするために呼んだのではありませんよね? 愛人の子供である私と父の正妻である貴女が仲良くするのは無理です。
それと、金の話なら奥様の実家の成金男爵家に頼んでくださいね」
「……」
やっぱり金の無心だったのね。あの感じだと、実家の成金男爵家からは断られたってことかな。
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