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ティーナとのお茶会に王妃殿下がいらっしゃるのは知っていたが、国王陛下まで一緒に来るとは思っていなかった。
慌てた私は、心配を掛けたことのお詫びと、王弟殿下に助けて頂いたことの感謝の気持ちを伝えていた……と思う。緊張して、自分が何を喋ったのかよく覚えていない。
気がつくと、王妃殿下達と一緒にお茶を頂いていた。
「お母様。お姉様とお兄様に本を読んでもらったのよ。
お兄様は、本を読むのがとてもお上手なのよ!」
「まあ!クリフォード卿が本を読んで下さったの。
何の本を読んでもらったのかしら?」
「〝エステル〟よ。」
「……えっ!凄い本を読んでもらったのねぇ。
クリフォード卿、ありがとう。」
「いえ。私にとっても、大変光栄なことでした。」
偏屈が王妃殿下に向ける表情は、美丈夫の美しい笑顔……。
偏屈だけど、高位貴族の令息としては凄いよね。
王族の前と私生活での態度が違いすぎてついて行けないけど。
王妃殿下と国王陛下が来たことで、始めは緊張してしまった私だが、いつものようにティーナがおしゃべりをして、その場の雰囲気を明るくしてくれたので良かった。
「クリスティーナは、そろそろお勉強の時間かしら?」
「……まだお姉様と遊びたいわ。」
「エリーゼみたいに、素敵な御令嬢になりたいのでしょう?」
「……分かりました。
お姉様、今度はお姉様のお屋敷に遊びに行きたいわ!」
「王女殿下。お待ちしておりますわ。
お勉強、頑張って下さいませ。」
「うん!またね。」
ティーナは王女として、最近は勉強を頑張っているらしい。
私がいない間に、少しずつお姉さんになっているようで、所作も綺麗になっているし、マナーも身について、王女殿下らしくなっている。
子供の成長はあっという間なのだなぁと感じてしまった。
ティーナが退出した後、それまでティーナの話をニコニコして聞いていた国王陛下が口を開く。
「クリフォード公爵令嬢。改めて、君にお礼を伝えたい。
クリスティーナを守ってくれてありがとう。
君自身も、無事で帰って来てくれて良かった。」
いつもは大人の男らしく、迫力のある雰囲気を漂わせている陛下が、優しく微笑んでくれている。
まあ……!久しぶりにお会いしたけど、今日も我が国の国王陛下は素敵だわ。
「いえ。誰であっても、王女殿下はお守りしたいと思うでしょう。
私は当然のことをしただけでございます。」
「ふふっ。そう言えば、エリーゼはベネディクト神官様の邸でお世話になっていたんですって?
アルベルトから聞いてるわよ。」
「ええ。ベネディクト神官様は、私を見てすぐにステール伯爵家の娘だと気づいたらしく、異国で女性が一人で生きて行くのは大変だからと、後見人になって下さったのです。」
「そうだったの。エリーゼはベネディクト神官様に大切にされていたのね……。
異国に攫われて、辛い思いをしているのではないかと心配していたのだけど、その話を聞いて安心したわ。
そう言えば、エリーゼが着けているネックレスはタンザナイトかしら?綺麗ね。とても似合っているわよ。」
「ありがとうございます。これはベネディクト神官様が贈ってくれた物で、私はとても気に入っているのです。
グーム国はタンザナイトが有名らしいですわ。」
「コホン…!」
隣に座っていた偏屈義兄が咳払いをして、意味深な視線を私に向けてきた。
この話をしてはダメだった……?
「ベネディクト神官様は、私の叔父になる方なのだが、あの叔父上が……、令嬢にプレゼント?
よほどクリフォード公爵令嬢を可愛がっていたようだな。
アルが気にするのも分かる。」
また腹黒の話か……
「エリーゼ。実は、今日のお茶会に参加することをアルベルトは楽しみにしていたのだけど、執務が忙しくて、なかなか仕事を抜けられないみたいなの。
そのうち、クリスティーナがエリーゼの邸に遊びに行く時に付き添いを頼むから、クリスティーナとアルベルトに料理でも作ってあげてくれないかしら?」
「それくらいでしたら、大丈夫ですわ。
王弟殿下には、大変お世話になりましたので。」
「ふふっ。ありがとう。
きっと二人とも喜ぶわね。」
その後、私がいない間のティーナの話を聞いたりしていたら、時間はあっという間に過ぎていき、お茶会はお開きになった。
「お義兄様。今日は付き添って下さってありがとうございました。
お忙しいお義兄様に、長い時間付いてもらうのは申し訳ないので、次回からは一人で大丈夫ですわ。
護衛騎士もいますし。」
「それはダメだ。
次があるならば、また私が付き添う。」
「しかし、またお義兄様まで、王女殿下と一緒に遊ばなくてはいけなくなるかと思いますわ。
本を読んだり、隠れんぼしたりとか……」
「……あれくらいの遊びに付き合うくらいは平気だ。」
もう行きたくないって言われるかと思ったのに、この偏屈義兄は凄いのね!
もしかしてこんな偏屈でも、奥さんと子供が出来たら、素敵なパパに変わったりして……
「ふふっ。分かりました。また一緒に行きましょうね。
私もお義兄様の朗読をまた聞きたいと思っているので。」
「……ああ。」
何となく義兄の耳が赤いような気がしたが、気のせいだよね。
その日の夕食時、義両親に義兄が王女殿下に本を呼んであげた話や、一緒に隠れんぼをした話をしたら、予想通りの凄い反応だった。
慌てた私は、心配を掛けたことのお詫びと、王弟殿下に助けて頂いたことの感謝の気持ちを伝えていた……と思う。緊張して、自分が何を喋ったのかよく覚えていない。
気がつくと、王妃殿下達と一緒にお茶を頂いていた。
「お母様。お姉様とお兄様に本を読んでもらったのよ。
お兄様は、本を読むのがとてもお上手なのよ!」
「まあ!クリフォード卿が本を読んで下さったの。
何の本を読んでもらったのかしら?」
「〝エステル〟よ。」
「……えっ!凄い本を読んでもらったのねぇ。
クリフォード卿、ありがとう。」
「いえ。私にとっても、大変光栄なことでした。」
偏屈が王妃殿下に向ける表情は、美丈夫の美しい笑顔……。
偏屈だけど、高位貴族の令息としては凄いよね。
王族の前と私生活での態度が違いすぎてついて行けないけど。
王妃殿下と国王陛下が来たことで、始めは緊張してしまった私だが、いつものようにティーナがおしゃべりをして、その場の雰囲気を明るくしてくれたので良かった。
「クリスティーナは、そろそろお勉強の時間かしら?」
「……まだお姉様と遊びたいわ。」
「エリーゼみたいに、素敵な御令嬢になりたいのでしょう?」
「……分かりました。
お姉様、今度はお姉様のお屋敷に遊びに行きたいわ!」
「王女殿下。お待ちしておりますわ。
お勉強、頑張って下さいませ。」
「うん!またね。」
ティーナは王女として、最近は勉強を頑張っているらしい。
私がいない間に、少しずつお姉さんになっているようで、所作も綺麗になっているし、マナーも身について、王女殿下らしくなっている。
子供の成長はあっという間なのだなぁと感じてしまった。
ティーナが退出した後、それまでティーナの話をニコニコして聞いていた国王陛下が口を開く。
「クリフォード公爵令嬢。改めて、君にお礼を伝えたい。
クリスティーナを守ってくれてありがとう。
君自身も、無事で帰って来てくれて良かった。」
いつもは大人の男らしく、迫力のある雰囲気を漂わせている陛下が、優しく微笑んでくれている。
まあ……!久しぶりにお会いしたけど、今日も我が国の国王陛下は素敵だわ。
「いえ。誰であっても、王女殿下はお守りしたいと思うでしょう。
私は当然のことをしただけでございます。」
「ふふっ。そう言えば、エリーゼはベネディクト神官様の邸でお世話になっていたんですって?
アルベルトから聞いてるわよ。」
「ええ。ベネディクト神官様は、私を見てすぐにステール伯爵家の娘だと気づいたらしく、異国で女性が一人で生きて行くのは大変だからと、後見人になって下さったのです。」
「そうだったの。エリーゼはベネディクト神官様に大切にされていたのね……。
異国に攫われて、辛い思いをしているのではないかと心配していたのだけど、その話を聞いて安心したわ。
そう言えば、エリーゼが着けているネックレスはタンザナイトかしら?綺麗ね。とても似合っているわよ。」
「ありがとうございます。これはベネディクト神官様が贈ってくれた物で、私はとても気に入っているのです。
グーム国はタンザナイトが有名らしいですわ。」
「コホン…!」
隣に座っていた偏屈義兄が咳払いをして、意味深な視線を私に向けてきた。
この話をしてはダメだった……?
「ベネディクト神官様は、私の叔父になる方なのだが、あの叔父上が……、令嬢にプレゼント?
よほどクリフォード公爵令嬢を可愛がっていたようだな。
アルが気にするのも分かる。」
また腹黒の話か……
「エリーゼ。実は、今日のお茶会に参加することをアルベルトは楽しみにしていたのだけど、執務が忙しくて、なかなか仕事を抜けられないみたいなの。
そのうち、クリスティーナがエリーゼの邸に遊びに行く時に付き添いを頼むから、クリスティーナとアルベルトに料理でも作ってあげてくれないかしら?」
「それくらいでしたら、大丈夫ですわ。
王弟殿下には、大変お世話になりましたので。」
「ふふっ。ありがとう。
きっと二人とも喜ぶわね。」
その後、私がいない間のティーナの話を聞いたりしていたら、時間はあっという間に過ぎていき、お茶会はお開きになった。
「お義兄様。今日は付き添って下さってありがとうございました。
お忙しいお義兄様に、長い時間付いてもらうのは申し訳ないので、次回からは一人で大丈夫ですわ。
護衛騎士もいますし。」
「それはダメだ。
次があるならば、また私が付き添う。」
「しかし、またお義兄様まで、王女殿下と一緒に遊ばなくてはいけなくなるかと思いますわ。
本を読んだり、隠れんぼしたりとか……」
「……あれくらいの遊びに付き合うくらいは平気だ。」
もう行きたくないって言われるかと思ったのに、この偏屈義兄は凄いのね!
もしかしてこんな偏屈でも、奥さんと子供が出来たら、素敵なパパに変わったりして……
「ふふっ。分かりました。また一緒に行きましょうね。
私もお義兄様の朗読をまた聞きたいと思っているので。」
「……ああ。」
何となく義兄の耳が赤いような気がしたが、気のせいだよね。
その日の夕食時、義両親に義兄が王女殿下に本を呼んであげた話や、一緒に隠れんぼをした話をしたら、予想通りの凄い反応だった。
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