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#16
しおりを挟むいつも通りの朝がきた
あれから2週間
あの日、衝撃的な展開のせいで
僕は殆ど寝ていない
眠い目を擦りながら
本業へと向かう
本業の駐車場で
ばったり菊地さんと会った
お互い挨拶をし
更衣室までの短い距離だが
色んな話をした
少しだけ気が楽になった
本業を終え
バイトに向かう
事務所を抜け、現場に着いた
今日は君は休みだった
あと3日したら
僕の誕生日だ
だが、衝撃的あの日から
君と僕は誕生日の日に何をするか
全然決めていなかった
ご飯以外に何があるか
模索していたが
君がしたいこと行きたいとこが
分からないし
気恥ずかしくて聞けなかった
女の子が行きたい店を聞くために
夜、一緒に働いている池さんに尋ねた
池さんは
お母さん的、存在で
悩み事があったら
なんでも聞いてくれる
とてもいい人だ
「池さん。女の子とご飯行くんですが・・」
すると池さんは即答した
「居酒屋で酒飲んで愛の巣へGOだよ!」
池さんは
変態だったことを忘れてた
お酒かぁー・・
僕は酒が飲めないっていうより
好きじゃないから飲まなかった
僕は君のことを
思い浮かべた
見るからに飲みそうな顔じゃない君
僕は池さんに
居酒屋は却下すると言った
池さんは
僕に意気地無しと
言っていたが華麗にスルーした
バイトが終わり
僕はメールで聞くことにした
なにを食べたいか
どこに行きたいかと
僕は
アパートに着いた
いつものように風呂に入り
いつものようにイスに座った
スマートフォンを覗くと
メールが来ていた
君からだと思い
メールを開くと
千春だった
あれ?もしや?
僕は絶句した
君じゃなくて千春にメールをしていた。
千春からは
「これ?なんのメール?」と
明らかに怒っているのが分かる
僕は焦っていた
すると千春から
電話が鳴る
僕は急いで
電話を切り
「明日詳しく話す」とメールを送った
僕は色々考えた
考えて考えて
だが答えは出ない
僕は絶望した
僕には秘密がある
君には言えない秘密がある。
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