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第6章 家族
第44話ー⑦ 変わらない関係
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真一と別れて、部屋に戻ったまゆおは腕で顔を覆いベッドに寝転んでいた。
「兄さんは僕を憎んでいた。父さんも下の兄さんたちも今きっと僕を憎んでいるんだろうな」
状況も僕の心も全部、あの頃から変わっていない。僕がいるとみんなが不幸になるんだ――。
あの頃から何も変わっていない自分に落胆し、絶望するまゆお。
「僕なんか、いなければよかったんだ……」
そんなことを思っていると、扉のノックする音が聞こえた。
応じるほどの気力がないまゆおは、何も言わずにやり過ごそうとした。
「まゆお、いるか?」
「先生……」
(でも僕は今、誰とも話す気になんてならないよ)
そしてまゆおは、暁の呼びかけに応じることはなかった。
「……まゆおと話したいってやつから電話が来ているんだ。だから出てきて話してやってくれないか?」
(僕と話したい相手? 誰なんだろう。しかも電話でって。もしかして父さんや兄さんなんじゃ……)
そう思いながら、身体をこわばらせるまゆお。
「まゆお?」
これ以上何かを言われたら、自分は自分じゃいられなくなる気がしたまゆおは、
「すみません、僕……今は」
断ろうとそう告げると――
「え? スピーカーにしろって? でもそれじゃ、廊下に響くけどいいのか?」
(この感じからして、僕の父さんたちとは考え難い。一体誰からの電話なんだろう……?)
『まゆおー!! 何、へこたれてんだー!!』
それはよく知る声の主だった。
「その声、いろはちゃん!?」
そしてまゆおは部屋の扉を開けたのだった。
所長に連絡を取った暁は、所長からいろはの連絡先を教わった。そして教わってすぐにその番号へ電話を掛けると、知らない男性が応じた。
『はい。角田ですが』
「え!? あ、あの……そちらに速水いろはさんはいらっしゃいますでしょうか!?」
暁は驚き、変に緊張しながらそう言った。
『あ! 君が櫻井のとこの三谷さんですね! 話は伺っています。少しお待ちください』
そう言って、角田と名乗る男性は通話を保留した。
きっとさっきの角田さんが今、いろはの面倒を見てくれているんだろうな。
そんなことを思いながら、保留音が切れるのを待つ暁。
「はあ。驚いた……間違えて電話を掛けたかと思ったよ。でも所長からちゃんと話は伝わっているみたいでよかった」
そして保留が解除されると、元気な声が聞こえた。
『もしもーし? センセー? 元気??』
「俺は元気だよ! 久しぶりだな、いろは」
『お久だよ! 元気で何より、何より! それでどうしたの? いきなり電話なんてさ!』
「それが――」
暁はいろはにまゆおの事を伝えた。
『なるほどね。それでアタシにまゆおを元気づけろと』
「ああ。頼めるか? もういろはしか頼れないんだ」
『ふふふ。頼られて嫌な気はしないよね! OK! 任せてよ!』
「ありがとな!」
そして暁はそのまままゆおの部屋に向かった。
部屋の前に着き、扉をノックしたがまゆおからの反応はない。
「まゆお、いるか?」
声をかけたけれど、やはり反応はなかった。
せっかくいろはと連絡が取れたのに、まゆおと会話できないんじゃな――。
困った暁は部屋にいるまゆおに聞えるよう、話しかける。
「まゆおと話したいってやつから電話が来ているんだ。だから出てきて話してやってくれないか……まゆお?」
「すみません、僕――」
『センセー! ねえってば!』
まゆおの言葉を遮るように、いろはは元気な声で暁にそう言った。
「なんだ? 今、まゆおに――」
『スピーカーにしてよ! そうしたらアタシからの電話だってまゆおがわかるじゃん!』
「え? スピーカーにしろって? でもそれじゃ、廊下に声が響くけどいいのか?」
『今はそんなこと言ってる場合じゃないっしょ?』
「ははは。そうだな」
そして暁は通話をスピーカーに切り替えた。
「いいぞ、いろは」
『まゆおー!! 何、へこたれてんだー!!』
「その声、いろはちゃん!?」
まゆおはそう言いながら、扉を勢いよく開けて部屋から出てきた。
『そうだよ! 久しぶりだね、まゆお!』
「いろはちゃん……」
「とりあえず、部屋に入ってもいいか? このままだと会話が丸聞こえだ」
「え? ああ、はい!」
そして暁はまゆおの部屋に入ったのだった。
「じゃああとは2人で話せ」
そう言って暁はスマホのスピーカーモードを解除して、まゆおにスマホを差し出す。
「でも……」
「いいから! ほら!」
「あ、はい」
そしてまゆおはスマホを受け取ると、それを耳に当てた。
「もしもし……」
『まゆお? それでどうした? 元気ないって聞いたよ』
「そ、それは――」
『お兄さんが来たんでしょ? それで喧嘩したってところまではセンセーから聞いた』
いろはの言葉を聞き、少しは元気を取り戻したまゆおだったが、兄のことをいろはに聞かれた途端にその表情が曇る。
「……喧嘩なんてものじゃないよ。兄さんは僕を憎んで殺そうとしていた。それで『ポイズン・アップル』まで使って、わざわざ施設に来たんだって」
『まじか!? それは相当な殺意だね。それでなんでまゆおは元気がないの? まさか自分のせいでお兄さんが不幸になったとでも思ったわけ?』
「う……まあそんなところです」
いろはちゃんは相変わらず痛いところを突くなあと思うまゆお。
『はあ。このやりとり前にもやらなかった? 不幸かどうかは本人が決めることで、それがまゆおのせいなんてことはないんだって!」
「で、でも……」
『はいはい、どうせまたあれでしょ? 自分と関わるからみんな不幸に!! ってやつでしょ? まったく、まゆおはアタシがいないとダメダメなんだから』
本当に、僕はいろはちゃんがいないとダメ人間だな――
「……ごめん」
『それも! ごめんじゃないっしょ??』
「あ……」
『あーあ。次会う時、まゆおが白馬に乗った王子様みたいになっていることを想像していたのにな。これじゃ、別れた時と変わらないまゆおのままなのかな。他の王子様を探そうかな――』
「そ、それは嫌だ! いろはちゃんの王子は僕がなりたい!!」
(あ、僕……なんて恥ずかしい事を)
そう思いながら、顔を赤らめるまゆお。
『ふふ。じゃあいつまでも落ち込んでる場合じゃないよね?』
「そう、だね」
『確かにお兄さんとのことはしんどいかもしれないけど、でもまゆおが笑顔でいてくれるだけで幸せになる人間もいることを忘れないでよ! アタシは笑顔のまゆおの隣にいたいって思うからさ』
この温かさ……本当に心地良い。いろはちゃんは、いつもこうやって僕の傍にいてくれたよね――
「……うん。ありがとう、いろはちゃん」
まゆおはそう言って微笑んだ。
『また辛くなったらさ、アタシのこと思い出して! アタシは何があってもまゆおのことを信じてるし、ずっと……ずっとまゆおのことを想っているから!』
いろはちゃんがそう思ってくれるなら、僕はもうきっと大丈夫――
「うん。もう忘れない。僕はいろはちゃんの隣に立てるようなふさわしい男になるよ。それと僕も……ずっといろはちゃんのことを想っているから」
『ありがとう、まゆお。……はあ。でも良かった。まゆお、元気になったみたいでさ! じゃあまた、ね。必ず会えるって信じてる』
「僕も」
『じゃあセンセーに代わってもらっていい?』
そしてまゆおは暁にスマホを返した。
「もういいのか?」
暁のその問いにまゆおは笑顔を作り、「はい!」と答えた。
それを見た暁は嬉しそうに笑って、スマホを受け取った。
「兄さんは僕を憎んでいた。父さんも下の兄さんたちも今きっと僕を憎んでいるんだろうな」
状況も僕の心も全部、あの頃から変わっていない。僕がいるとみんなが不幸になるんだ――。
あの頃から何も変わっていない自分に落胆し、絶望するまゆお。
「僕なんか、いなければよかったんだ……」
そんなことを思っていると、扉のノックする音が聞こえた。
応じるほどの気力がないまゆおは、何も言わずにやり過ごそうとした。
「まゆお、いるか?」
「先生……」
(でも僕は今、誰とも話す気になんてならないよ)
そしてまゆおは、暁の呼びかけに応じることはなかった。
「……まゆおと話したいってやつから電話が来ているんだ。だから出てきて話してやってくれないか?」
(僕と話したい相手? 誰なんだろう。しかも電話でって。もしかして父さんや兄さんなんじゃ……)
そう思いながら、身体をこわばらせるまゆお。
「まゆお?」
これ以上何かを言われたら、自分は自分じゃいられなくなる気がしたまゆおは、
「すみません、僕……今は」
断ろうとそう告げると――
「え? スピーカーにしろって? でもそれじゃ、廊下に響くけどいいのか?」
(この感じからして、僕の父さんたちとは考え難い。一体誰からの電話なんだろう……?)
『まゆおー!! 何、へこたれてんだー!!』
それはよく知る声の主だった。
「その声、いろはちゃん!?」
そしてまゆおは部屋の扉を開けたのだった。
所長に連絡を取った暁は、所長からいろはの連絡先を教わった。そして教わってすぐにその番号へ電話を掛けると、知らない男性が応じた。
『はい。角田ですが』
「え!? あ、あの……そちらに速水いろはさんはいらっしゃいますでしょうか!?」
暁は驚き、変に緊張しながらそう言った。
『あ! 君が櫻井のとこの三谷さんですね! 話は伺っています。少しお待ちください』
そう言って、角田と名乗る男性は通話を保留した。
きっとさっきの角田さんが今、いろはの面倒を見てくれているんだろうな。
そんなことを思いながら、保留音が切れるのを待つ暁。
「はあ。驚いた……間違えて電話を掛けたかと思ったよ。でも所長からちゃんと話は伝わっているみたいでよかった」
そして保留が解除されると、元気な声が聞こえた。
『もしもーし? センセー? 元気??』
「俺は元気だよ! 久しぶりだな、いろは」
『お久だよ! 元気で何より、何より! それでどうしたの? いきなり電話なんてさ!』
「それが――」
暁はいろはにまゆおの事を伝えた。
『なるほどね。それでアタシにまゆおを元気づけろと』
「ああ。頼めるか? もういろはしか頼れないんだ」
『ふふふ。頼られて嫌な気はしないよね! OK! 任せてよ!』
「ありがとな!」
そして暁はそのまままゆおの部屋に向かった。
部屋の前に着き、扉をノックしたがまゆおからの反応はない。
「まゆお、いるか?」
声をかけたけれど、やはり反応はなかった。
せっかくいろはと連絡が取れたのに、まゆおと会話できないんじゃな――。
困った暁は部屋にいるまゆおに聞えるよう、話しかける。
「まゆおと話したいってやつから電話が来ているんだ。だから出てきて話してやってくれないか……まゆお?」
「すみません、僕――」
『センセー! ねえってば!』
まゆおの言葉を遮るように、いろはは元気な声で暁にそう言った。
「なんだ? 今、まゆおに――」
『スピーカーにしてよ! そうしたらアタシからの電話だってまゆおがわかるじゃん!』
「え? スピーカーにしろって? でもそれじゃ、廊下に声が響くけどいいのか?」
『今はそんなこと言ってる場合じゃないっしょ?』
「ははは。そうだな」
そして暁は通話をスピーカーに切り替えた。
「いいぞ、いろは」
『まゆおー!! 何、へこたれてんだー!!』
「その声、いろはちゃん!?」
まゆおはそう言いながら、扉を勢いよく開けて部屋から出てきた。
『そうだよ! 久しぶりだね、まゆお!』
「いろはちゃん……」
「とりあえず、部屋に入ってもいいか? このままだと会話が丸聞こえだ」
「え? ああ、はい!」
そして暁はまゆおの部屋に入ったのだった。
「じゃああとは2人で話せ」
そう言って暁はスマホのスピーカーモードを解除して、まゆおにスマホを差し出す。
「でも……」
「いいから! ほら!」
「あ、はい」
そしてまゆおはスマホを受け取ると、それを耳に当てた。
「もしもし……」
『まゆお? それでどうした? 元気ないって聞いたよ』
「そ、それは――」
『お兄さんが来たんでしょ? それで喧嘩したってところまではセンセーから聞いた』
いろはの言葉を聞き、少しは元気を取り戻したまゆおだったが、兄のことをいろはに聞かれた途端にその表情が曇る。
「……喧嘩なんてものじゃないよ。兄さんは僕を憎んで殺そうとしていた。それで『ポイズン・アップル』まで使って、わざわざ施設に来たんだって」
『まじか!? それは相当な殺意だね。それでなんでまゆおは元気がないの? まさか自分のせいでお兄さんが不幸になったとでも思ったわけ?』
「う……まあそんなところです」
いろはちゃんは相変わらず痛いところを突くなあと思うまゆお。
『はあ。このやりとり前にもやらなかった? 不幸かどうかは本人が決めることで、それがまゆおのせいなんてことはないんだって!」
「で、でも……」
『はいはい、どうせまたあれでしょ? 自分と関わるからみんな不幸に!! ってやつでしょ? まったく、まゆおはアタシがいないとダメダメなんだから』
本当に、僕はいろはちゃんがいないとダメ人間だな――
「……ごめん」
『それも! ごめんじゃないっしょ??』
「あ……」
『あーあ。次会う時、まゆおが白馬に乗った王子様みたいになっていることを想像していたのにな。これじゃ、別れた時と変わらないまゆおのままなのかな。他の王子様を探そうかな――』
「そ、それは嫌だ! いろはちゃんの王子は僕がなりたい!!」
(あ、僕……なんて恥ずかしい事を)
そう思いながら、顔を赤らめるまゆお。
『ふふ。じゃあいつまでも落ち込んでる場合じゃないよね?』
「そう、だね」
『確かにお兄さんとのことはしんどいかもしれないけど、でもまゆおが笑顔でいてくれるだけで幸せになる人間もいることを忘れないでよ! アタシは笑顔のまゆおの隣にいたいって思うからさ』
この温かさ……本当に心地良い。いろはちゃんは、いつもこうやって僕の傍にいてくれたよね――
「……うん。ありがとう、いろはちゃん」
まゆおはそう言って微笑んだ。
『また辛くなったらさ、アタシのこと思い出して! アタシは何があってもまゆおのことを信じてるし、ずっと……ずっとまゆおのことを想っているから!』
いろはちゃんがそう思ってくれるなら、僕はもうきっと大丈夫――
「うん。もう忘れない。僕はいろはちゃんの隣に立てるようなふさわしい男になるよ。それと僕も……ずっといろはちゃんのことを想っているから」
『ありがとう、まゆお。……はあ。でも良かった。まゆお、元気になったみたいでさ! じゃあまた、ね。必ず会えるって信じてる』
「僕も」
『じゃあセンセーに代わってもらっていい?』
そしてまゆおは暁にスマホを返した。
「もういいのか?」
暁のその問いにまゆおは笑顔を作り、「はい!」と答えた。
それを見た暁は嬉しそうに笑って、スマホを受け取った。
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