151 / 501
第4章 過去・今・未来
第30話ー⑧ それは幸せな物語
しおりを挟む
俺が職員室に戻ると、コンサートを終えた奏多が職員室に戻ってきていた。
「奏多、お疲れ様!」
そう言いながら奏多に視線を向けると、
「ありがとうございます、先生」
奏多はそう言って万遍の笑みを浮かべていた。
「演奏、すごくよかったよ! 感動した。幸せな気持ちにさせてくれて、ありがとう」
俺がそう言うと、奏多は目を閉じて演奏をしている時の感覚に浸っているようだった。
「私もすごく、すごく楽しかったです! とても幸せな気持ちになりました。やっぱりここでの演奏はいいですね。初心に帰れるといいますか……先生、私にもう一度チャンスをくれてありがとうございます。今がすごく楽しくて、幸せです!」
奏多はそう言ってニコッと微笑んだ。
俺はそう言ってくれる奏多の気持ちが素直に嬉しく思った。
「俺も奏多に負けていられないな。立派な教師になるぞ!」
「ふふ。応援していますよ、先生」
そして俺たちは微笑みあった。
「いちゃいちゃしてるとこ悪いんだけど、ちょっといい?」
するとそう言いながら、キリヤたちが職員室にやってきた。
「い、いちゃいちゃなんかしてないぞ!!」
俺が必死に弁解するもキリヤは聞いておらず、
「あー、はいはい」
と俺をあしらった。
「おいっ!」
「ふふ。相変わらずキリヤと先生は仲良しですね」
そう言いながら、笑う奏多。
「それで、みんなどうしたんだ?」
生徒たちが全員集まってこの場所へ来ていることに俺は疑問を抱いた。
俺の問いにキリヤは笑顔で、
「奏多の演奏を聴いて、どうしても感想を伝えたいって言っていてね」
そう言って生徒たちと目配せをする。
それを聞いた奏多は嬉しそうに微笑むと、
「あらあら。皆さん、嬉しいです。ありがとうございます!」
顔の前で両手をそっと合わせてそう答えた。
それから職員室に押し寄せた生徒たちは各々の感想を奏多に伝えていた。その中には優香や真一の姿も。
「優香も来るなんて、意外だな」
「すごく感動したんだって。だからどうしても感想が伝えたいからって来たんだよ」
「そうなんだな」
そうか、優香も奏多の音のとりこになったわけか。奏多の音の力は本当にすごいものなんだ――と俺は確信した。
奏多は世界的なバイオリニストになる。俺もそんな奏多に見合う男にならないとな。
そんなことを思い、生徒たちからの感想を聞いている奏多を見つめていた。
その後。奏多は一度着替えるために生徒たちと別れ、話の続きは食堂でと言うことになった。
そして俺も生徒たちと共に、食堂で奏多の着替えが終わるのを待つことにしたのだった。
俺たちが食堂に行くと、そこにはクリスマスの特別ディナーが用意されていた。
「今日の食事は豪華でござるな!」
そういえばコンサートの準備の時に、今夜は神宮寺家の料理人がクリスマスディナーを作りに来ると言っていたな――。
「神宮寺家のコックさんが、今日のためにわざわざ出向いてくれたらしいぞ。みんな、奏多と神宮寺家の方々に感謝を忘れずにな!」
「「はい!」」
それから奏多が食堂に来て、クリスマスパーティが始まった。
「このウインナー!! ぷりぷりしていておいしいのですよ!」
結衣はウインナーを頬張りながら、幸せそうにマリアにそう言った。
「本当? じゃあ私も」
マリアはそう言って、大皿に乗っているウインナーを自分の皿にのせた。
クリスマスチキンの前でまゆおと真一が、そのサイズの大きさに驚いて見入っていた。
「真一君! 見てよ!! こんなに大きなチキンが! 僕、こんなの初めてだよ!! でもどこから食べれば……」
「まゆお、うるさい。というか、なんでさりげなく僕の隣に来ているの? 鬱陶しいんだけど」
真一はそう言ってから、その場を離れた。
「真一君? チキン、食べないのかな。こんなにおいしそうなのに」
真一の背中を見ながら、しょんぼりするまゆおだった。
「キリヤ君、これ食べますか? あ、こっちも」
優香はそう言いながら、次々とキリヤの皿に食べ物を乗せていく。
「ありがとう、優香。でも僕、自分で好きなものを取るから大丈夫だよ?」
キリヤが苦笑いでそう言うと、
「どうせ栄養の偏ったものしか食べないくせに……桑島さんに密告してやる」
優香はキリヤに聞えない声でそう呟いた。
「え? 何か言った?」
「いいえ! 何にも」
きょとんとするキリヤに笑顔を作ってそう答える優香。
俺は食堂を眺めつつ、生徒たちがそれぞれでクリスマスディナーを楽しんでいる様子が伝わった。
「奏多、いろいろとありがとな。みんな、幸せそうだ」
「いえいえ。私は自分ができることをしただけのことです。先生がよくいっていたでしょう? 俺のできることをやっただけだって。それと同じです」
奏多はそう言って微笑んだ。
「はは。そうか」
奏多は俺の言葉でそう思ってくれていたなんて……。俺は俺のやれることをやって来ただけだと思っていたけど、ちゃんと誰かのためになっていたんだな。
そう思うと、嬉しくて笑みがこぼれていた。
そして奏多は生徒たちの方を見ながら、優しい笑顔で話を続ける。
「長い時間を過ごしてきたこの場所は、私にとっての第二の故郷みたいなものなんですよ。だからここにいる家族たちやこの場所にいろいろと恩返しをしたいと思っているんです」
俺はそう言う奏多の隣に並び、
「……第二の故郷か。その気持ち、なんだかわかる気がするよ」
そう言って生徒たちを見つめた。
「うふふ。では、真面目な話はこの辺で……。パーティはまだまだこれからですよ! 最後まで楽しみましょう、先生?」
「ああ!」
それから俺たちは最後までクリスマスパーティを楽しんだのだった。
そしてパーティの最後にはマリアにバースデーソングとプレゼントを贈り、今年のクリスマスパーティは幕を閉じたのだった。
「奏多、お疲れ様!」
そう言いながら奏多に視線を向けると、
「ありがとうございます、先生」
奏多はそう言って万遍の笑みを浮かべていた。
「演奏、すごくよかったよ! 感動した。幸せな気持ちにさせてくれて、ありがとう」
俺がそう言うと、奏多は目を閉じて演奏をしている時の感覚に浸っているようだった。
「私もすごく、すごく楽しかったです! とても幸せな気持ちになりました。やっぱりここでの演奏はいいですね。初心に帰れるといいますか……先生、私にもう一度チャンスをくれてありがとうございます。今がすごく楽しくて、幸せです!」
奏多はそう言ってニコッと微笑んだ。
俺はそう言ってくれる奏多の気持ちが素直に嬉しく思った。
「俺も奏多に負けていられないな。立派な教師になるぞ!」
「ふふ。応援していますよ、先生」
そして俺たちは微笑みあった。
「いちゃいちゃしてるとこ悪いんだけど、ちょっといい?」
するとそう言いながら、キリヤたちが職員室にやってきた。
「い、いちゃいちゃなんかしてないぞ!!」
俺が必死に弁解するもキリヤは聞いておらず、
「あー、はいはい」
と俺をあしらった。
「おいっ!」
「ふふ。相変わらずキリヤと先生は仲良しですね」
そう言いながら、笑う奏多。
「それで、みんなどうしたんだ?」
生徒たちが全員集まってこの場所へ来ていることに俺は疑問を抱いた。
俺の問いにキリヤは笑顔で、
「奏多の演奏を聴いて、どうしても感想を伝えたいって言っていてね」
そう言って生徒たちと目配せをする。
それを聞いた奏多は嬉しそうに微笑むと、
「あらあら。皆さん、嬉しいです。ありがとうございます!」
顔の前で両手をそっと合わせてそう答えた。
それから職員室に押し寄せた生徒たちは各々の感想を奏多に伝えていた。その中には優香や真一の姿も。
「優香も来るなんて、意外だな」
「すごく感動したんだって。だからどうしても感想が伝えたいからって来たんだよ」
「そうなんだな」
そうか、優香も奏多の音のとりこになったわけか。奏多の音の力は本当にすごいものなんだ――と俺は確信した。
奏多は世界的なバイオリニストになる。俺もそんな奏多に見合う男にならないとな。
そんなことを思い、生徒たちからの感想を聞いている奏多を見つめていた。
その後。奏多は一度着替えるために生徒たちと別れ、話の続きは食堂でと言うことになった。
そして俺も生徒たちと共に、食堂で奏多の着替えが終わるのを待つことにしたのだった。
俺たちが食堂に行くと、そこにはクリスマスの特別ディナーが用意されていた。
「今日の食事は豪華でござるな!」
そういえばコンサートの準備の時に、今夜は神宮寺家の料理人がクリスマスディナーを作りに来ると言っていたな――。
「神宮寺家のコックさんが、今日のためにわざわざ出向いてくれたらしいぞ。みんな、奏多と神宮寺家の方々に感謝を忘れずにな!」
「「はい!」」
それから奏多が食堂に来て、クリスマスパーティが始まった。
「このウインナー!! ぷりぷりしていておいしいのですよ!」
結衣はウインナーを頬張りながら、幸せそうにマリアにそう言った。
「本当? じゃあ私も」
マリアはそう言って、大皿に乗っているウインナーを自分の皿にのせた。
クリスマスチキンの前でまゆおと真一が、そのサイズの大きさに驚いて見入っていた。
「真一君! 見てよ!! こんなに大きなチキンが! 僕、こんなの初めてだよ!! でもどこから食べれば……」
「まゆお、うるさい。というか、なんでさりげなく僕の隣に来ているの? 鬱陶しいんだけど」
真一はそう言ってから、その場を離れた。
「真一君? チキン、食べないのかな。こんなにおいしそうなのに」
真一の背中を見ながら、しょんぼりするまゆおだった。
「キリヤ君、これ食べますか? あ、こっちも」
優香はそう言いながら、次々とキリヤの皿に食べ物を乗せていく。
「ありがとう、優香。でも僕、自分で好きなものを取るから大丈夫だよ?」
キリヤが苦笑いでそう言うと、
「どうせ栄養の偏ったものしか食べないくせに……桑島さんに密告してやる」
優香はキリヤに聞えない声でそう呟いた。
「え? 何か言った?」
「いいえ! 何にも」
きょとんとするキリヤに笑顔を作ってそう答える優香。
俺は食堂を眺めつつ、生徒たちがそれぞれでクリスマスディナーを楽しんでいる様子が伝わった。
「奏多、いろいろとありがとな。みんな、幸せそうだ」
「いえいえ。私は自分ができることをしただけのことです。先生がよくいっていたでしょう? 俺のできることをやっただけだって。それと同じです」
奏多はそう言って微笑んだ。
「はは。そうか」
奏多は俺の言葉でそう思ってくれていたなんて……。俺は俺のやれることをやって来ただけだと思っていたけど、ちゃんと誰かのためになっていたんだな。
そう思うと、嬉しくて笑みがこぼれていた。
そして奏多は生徒たちの方を見ながら、優しい笑顔で話を続ける。
「長い時間を過ごしてきたこの場所は、私にとっての第二の故郷みたいなものなんですよ。だからここにいる家族たちやこの場所にいろいろと恩返しをしたいと思っているんです」
俺はそう言う奏多の隣に並び、
「……第二の故郷か。その気持ち、なんだかわかる気がするよ」
そう言って生徒たちを見つめた。
「うふふ。では、真面目な話はこの辺で……。パーティはまだまだこれからですよ! 最後まで楽しみましょう、先生?」
「ああ!」
それから俺たちは最後までクリスマスパーティを楽しんだのだった。
そしてパーティの最後にはマリアにバースデーソングとプレゼントを贈り、今年のクリスマスパーティは幕を閉じたのだった。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
【完結】巻き込まれたけど私が本物 ~転移したら体がモフモフ化してて、公爵家のペットになりました~
千堂みくま
ファンタジー
異世界に幼なじみと一緒に召喚された17歳の莉乃。なぜか体がペンギンの雛(?)になっており、変な鳥だと城から追い出されてしまう。しかし森の中でイケメン公爵様に拾われ、ペットとして大切に飼われる事になった。公爵家でイケメン兄弟と一緒に暮らしていたが、魔物が減ったり、瘴気が薄くなったりと不思議な事件が次々と起こる。どうやら謎のペンギンもどきには重大な秘密があるようで……? ※恋愛要素あるけど進行はゆっくり目。※ファンタジーなので冒険したりします。
スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します
みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが……
余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。
皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。
作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨
あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。
やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。
この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。
【完結】何やってるんですか!って婚約者と過ごしているだけですが。どなたですか?
BBやっこ
恋愛
学園生活において勉学は大事だ。ここは女神を奉る神学校であるからして、風紀が乱れる事は厳しい。
しかし、貴族の学園での過ごし方とは。婚約相手を探し、親交を深める時期でもある。
私は婚約者とは1学年上であり、学科も異なる。会える時間が限定されているのは寂しが。
その分甘えると思えば、それも学園生活の醍醐味。
そう、女神様を敬っているけど、信仰を深めるために学園で過ごしているわけではないのよ?
そこに聖女科の女子学生が。知らない子、よね?
妹はわたくしの物を何でも欲しがる。何でも、わたくしの全てを……そうして妹の元に残るモノはさて、なんでしょう?
ラララキヲ
ファンタジー
姉と下に2歳離れた妹が居る侯爵家。
両親は可愛く生まれた妹だけを愛し、可愛い妹の為に何でもした。
妹が嫌がることを排除し、妹の好きなものだけを周りに置いた。
その為に『お城のような別邸』を作り、妹はその中でお姫様となった。
姉はそのお城には入れない。
本邸で使用人たちに育てられた姉は『次期侯爵家当主』として恥ずかしくないように育った。
しかしそれをお城の窓から妹は見ていて不満を抱く。
妹は騒いだ。
「お姉さまズルい!!」
そう言って姉の着ていたドレスや宝石を奪う。
しかし…………
末娘のお願いがこのままでは叶えられないと気付いた母親はやっと重い腰を上げた。愛する末娘の為に母親は無い頭を振り絞って素晴らしい方法を見つけた。
それは『悪魔召喚』
悪魔に願い、
妹は『姉の全てを手に入れる』……──
※作中は[姉視点]です。
※一話が短くブツブツ進みます
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げました。
時々、僕は透明になる
小原ききょう
青春
影の薄い僕と、7人の個性的、異能力な美少女たちとの間に繰り広げられる恋物語。
影の薄い僕はある日透明化した。
それは勉強中や授業中だったり、またデート中だったり、いつも突然だった。
原因が何なのか・・透明化できるのは僕だけなのか?
そして、僕の姿が見える人間と、見えない人間がいることを知る。その中間・・僕の姿が半透明に見える人間も・・その理由は?
もう一人の透明化できる人間の悲しく、切ない秘密を知った時、僕は・・
文芸サークルに入部した僕は、三角関係・・七角関係へと・・恋物語の渦中に入っていく。
時々、透明化する少女。
時々、人の思念が見える少女。
時々、人格乖離する少女。
ラブコメ的要素もありますが、
回想シーン等では暗く、挫折、鬱屈した青春に、
圧倒的な初恋、重い愛が描かれます。
(登場人物)
鈴木道雄・・主人公の男子高校生(2年2組)
鈴木ナミ・・妹(中学2年生)
水沢純子・・教室の窓際に座る初恋の女の子
加藤ゆかり・・左横に座るスポーツ万能女子
速水沙織・・後ろの席に座る眼鏡の文学女子 文芸サークル部長
小清水沙希・・最後尾に座る女の子 文芸サークル部員
青山灯里・・文芸サークル部員、孤高の高校3年生
石上純子・・中学3年の時の女子生徒
池永かおり・・文芸サークルの顧問、マドンナ先生
「本山中学」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる