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第2章 変動
第14話ー⑥ ほんとうのじぶん
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――このままじゃ、ダメだ。優香が壊れてしまう!
そう思った僕は俯く優香を見ながら、
「優香。君のその考えは間違ってるよ……」
そう告げた。
「は? 間違ってなんかないよ! だってみんな、優等生の私を好いてくれたもん。だからそれでよかったんだよ! 私が我慢することが一番いいに決まってる!」
周りの人からしたら、都合のいい優香と居られることは確かに楽だったのかもしれない。でも今の状況が続けば、優香はどうなる?
ずっと心をすり減らし、いつも誰かの反応に怯えて生きつづけることになる。そんな他の人のために自分に人生を犠牲にするのか……?
そんなの僕が認めない。自分の人生は自分のために生きていくものだ。誰かの顔色を窺いながら生きることは、間違っていると僕は思う。
優香は優香の思うように生きていいんだ。
「優香は間違っているよ。君は君の人生を生きるべきだ。誰かに合わせて生きるなんて、それは優香の人生じゃないよ! それに本当に君のことを思ってくれる人は、本当の君をきっと受け入れてくれるはずだ!」
「そんなのは嘘だよ! 今まで、本当の私を受け入れてくれた人なんていなかった。本当の私なんて、いる意味なんてない!!」
声を荒げながら、涙ぐむ優香。
「少なくとも、僕は本当の優香を知りたいと思っている。本当の君と本音で会話をして、本気で君を理解したい。だから本当の君を教えてくれない?」
「でも、本当の私は……」
優香はとても怯えていた。
そう本当の自分をさらけ出すことはとても怖い。
受け入れられなかったらどうしようと、そんな不安が押し寄せるから。
でもそれを乗り越えて、本音で分かり合えた時に優香はきっと変われると僕は思うんだ。
「僕を信じて、優香」
僕は優香に微笑みながら、そう告げた。
そして優香はゆっくりと顔を上げて、口を開く。
「私、きっとすごく嫌なこと言うかもしれないよ」
「大丈夫。その嫌なことがどんなもんなのか楽しみだよ」
「性格もよくないから、話しながら嫌な気持ちになるかもしれないよ」
「もしかしたら面白くて大笑いするかもしれないでしょ?」
「……私は親を、お母さんを殺したんだよ。人殺しの私なんて……」
「ずっと一人で抱えてきて、辛かったね」
そう言って、キリヤは優香の頭に手を乗せる。
「私は、私は……」
「そんなに自分を責めないで。君は優しい人間なんだよ。だからそんなに辛い思いをしてきたんだ。君が君のことを嫌いなら、僕が代わりに君を好きでいるから。だから自分が独りぼっちなんて思わないで」
それを聞いた優香は大粒の涙をこぼした。
「……あり、がとう。キリヤ君」
「これからは一人じゃない。僕がずっと隣にいるから。だから、もう大丈夫だよ。君は君でいればいいんだ」
「うん。うん……」
そして僕は優香が落ち着くまで、部屋にいた。
その間、優香はまるで小学生のように泣きじゃくっていた。
そんな優香の隣に、何も言わず僕はそっと寄り添った。
しばらくして落ち着いた優香は、
「ありがとう、こんな遅くまでつき合わせてごめんなさい」
そう言って僕に頭を下げた。
「気にしないでよ、僕がそうしたかっただけだから」
「そっか。ありがとうね」
そう言いながら、優香は微笑んだ。
よかった……元気になってくれたみたいだ。
僕はそんな優香の顔を見て、ほっとした。
「そうだ……。能力を使って部屋を覗き見るのはこれっきりにしてよね? 次同じことをやったら、蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにして『僕は除き魔です』って紙を貼って食堂に吊るすから」
いつもの優しい笑顔ではなく、とても腹黒い笑顔を向ける優香。
「う、うん。気をつけます……」
僕は今までの優香とは明らかに違う笑顔を見て、背筋が凍るのを感じた。
もしかして、これが本当に優香なの……!?
そんなことを思っていると、
「じゃあまた明日。おやすみなさい」
優香にそう言われて、僕はそのまま部屋を押し出されてしまった。
「え……何、この結末……?」
僕、割といいこと言っていたよね? それなのに、これってどういうこと!? まあ確かに部屋は覗いたけどさ……。
僕は部屋を追い出されたことに少々困惑していた。
「はあ。とりあえず部屋、戻ろう」
ため息交じりにそう言って、僕は自室に戻ることにした。
時刻は3時半前。遅くなってしまったけれど、優香の本音を聞くことができて僕は満足だった。
あのまま放置していたら、優香も剛のようになってしまっていたかもしれない。そうなる前になんとかできたのは、良かったと思う。
良かったとは思うけど……僕は朝、起きられるだろうか。
僕はふとそんな不安が頭をよぎった。
「目覚ましはいつもより大きめのボリュームにセットしよう……」
僕はそんなことを思いつつ、自室に向かって歩いたのだった。
そして翌朝、僕はみごとに寝坊をした。
「まさか二度寝をするなんて!! ああ、もう!!」
そして急いで教室に向かったが、完全に遅刻をした僕は先生に怒られるのだった。
そんな僕を見て、微笑む優香。
優香と目が合い、僕は恨めしそうな表情を向ける。
そして優香は手を合わせ、口パクで『ごめんね』と言っていた。
「聞いてるか、キリヤ?」
「はい……すみません!!」
そして今日も平和な一日が始まったのだった。
本当の私を出すことは、ずっと怖かった。でもこんな私を好きって言ってくれる人が現れたんだよ。
少しずつでいいから、私も本当の私を好きになっていけたらいいな。そしたら、今よりももっと生きやすい世界になるはずだから……。
……お母さん、私はもう昔の私をやめることにする。本当の人生を歩みだすって決めたよ。
そしてそれからの優香は本当の笑顔が増えていったのだった。
そう思った僕は俯く優香を見ながら、
「優香。君のその考えは間違ってるよ……」
そう告げた。
「は? 間違ってなんかないよ! だってみんな、優等生の私を好いてくれたもん。だからそれでよかったんだよ! 私が我慢することが一番いいに決まってる!」
周りの人からしたら、都合のいい優香と居られることは確かに楽だったのかもしれない。でも今の状況が続けば、優香はどうなる?
ずっと心をすり減らし、いつも誰かの反応に怯えて生きつづけることになる。そんな他の人のために自分に人生を犠牲にするのか……?
そんなの僕が認めない。自分の人生は自分のために生きていくものだ。誰かの顔色を窺いながら生きることは、間違っていると僕は思う。
優香は優香の思うように生きていいんだ。
「優香は間違っているよ。君は君の人生を生きるべきだ。誰かに合わせて生きるなんて、それは優香の人生じゃないよ! それに本当に君のことを思ってくれる人は、本当の君をきっと受け入れてくれるはずだ!」
「そんなのは嘘だよ! 今まで、本当の私を受け入れてくれた人なんていなかった。本当の私なんて、いる意味なんてない!!」
声を荒げながら、涙ぐむ優香。
「少なくとも、僕は本当の優香を知りたいと思っている。本当の君と本音で会話をして、本気で君を理解したい。だから本当の君を教えてくれない?」
「でも、本当の私は……」
優香はとても怯えていた。
そう本当の自分をさらけ出すことはとても怖い。
受け入れられなかったらどうしようと、そんな不安が押し寄せるから。
でもそれを乗り越えて、本音で分かり合えた時に優香はきっと変われると僕は思うんだ。
「僕を信じて、優香」
僕は優香に微笑みながら、そう告げた。
そして優香はゆっくりと顔を上げて、口を開く。
「私、きっとすごく嫌なこと言うかもしれないよ」
「大丈夫。その嫌なことがどんなもんなのか楽しみだよ」
「性格もよくないから、話しながら嫌な気持ちになるかもしれないよ」
「もしかしたら面白くて大笑いするかもしれないでしょ?」
「……私は親を、お母さんを殺したんだよ。人殺しの私なんて……」
「ずっと一人で抱えてきて、辛かったね」
そう言って、キリヤは優香の頭に手を乗せる。
「私は、私は……」
「そんなに自分を責めないで。君は優しい人間なんだよ。だからそんなに辛い思いをしてきたんだ。君が君のことを嫌いなら、僕が代わりに君を好きでいるから。だから自分が独りぼっちなんて思わないで」
それを聞いた優香は大粒の涙をこぼした。
「……あり、がとう。キリヤ君」
「これからは一人じゃない。僕がずっと隣にいるから。だから、もう大丈夫だよ。君は君でいればいいんだ」
「うん。うん……」
そして僕は優香が落ち着くまで、部屋にいた。
その間、優香はまるで小学生のように泣きじゃくっていた。
そんな優香の隣に、何も言わず僕はそっと寄り添った。
しばらくして落ち着いた優香は、
「ありがとう、こんな遅くまでつき合わせてごめんなさい」
そう言って僕に頭を下げた。
「気にしないでよ、僕がそうしたかっただけだから」
「そっか。ありがとうね」
そう言いながら、優香は微笑んだ。
よかった……元気になってくれたみたいだ。
僕はそんな優香の顔を見て、ほっとした。
「そうだ……。能力を使って部屋を覗き見るのはこれっきりにしてよね? 次同じことをやったら、蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにして『僕は除き魔です』って紙を貼って食堂に吊るすから」
いつもの優しい笑顔ではなく、とても腹黒い笑顔を向ける優香。
「う、うん。気をつけます……」
僕は今までの優香とは明らかに違う笑顔を見て、背筋が凍るのを感じた。
もしかして、これが本当に優香なの……!?
そんなことを思っていると、
「じゃあまた明日。おやすみなさい」
優香にそう言われて、僕はそのまま部屋を押し出されてしまった。
「え……何、この結末……?」
僕、割といいこと言っていたよね? それなのに、これってどういうこと!? まあ確かに部屋は覗いたけどさ……。
僕は部屋を追い出されたことに少々困惑していた。
「はあ。とりあえず部屋、戻ろう」
ため息交じりにそう言って、僕は自室に戻ることにした。
時刻は3時半前。遅くなってしまったけれど、優香の本音を聞くことができて僕は満足だった。
あのまま放置していたら、優香も剛のようになってしまっていたかもしれない。そうなる前になんとかできたのは、良かったと思う。
良かったとは思うけど……僕は朝、起きられるだろうか。
僕はふとそんな不安が頭をよぎった。
「目覚ましはいつもより大きめのボリュームにセットしよう……」
僕はそんなことを思いつつ、自室に向かって歩いたのだった。
そして翌朝、僕はみごとに寝坊をした。
「まさか二度寝をするなんて!! ああ、もう!!」
そして急いで教室に向かったが、完全に遅刻をした僕は先生に怒られるのだった。
そんな僕を見て、微笑む優香。
優香と目が合い、僕は恨めしそうな表情を向ける。
そして優香は手を合わせ、口パクで『ごめんね』と言っていた。
「聞いてるか、キリヤ?」
「はい……すみません!!」
そして今日も平和な一日が始まったのだった。
本当の私を出すことは、ずっと怖かった。でもこんな私を好きって言ってくれる人が現れたんだよ。
少しずつでいいから、私も本当の私を好きになっていけたらいいな。そしたら、今よりももっと生きやすい世界になるはずだから……。
……お母さん、私はもう昔の私をやめることにする。本当の人生を歩みだすって決めたよ。
そしてそれからの優香は本当の笑顔が増えていったのだった。
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