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第四章 飛騨ダンジョン
紫ツノ
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すき焼きをたらふく食べた翌日、2日目は朝からダンジョンに入ったこともあって1日目の約2倍の成果を上げることができた。御子柴にはとても感謝された。
その夜はブラックブルカツが有名な定食屋で食べたが、それも文句なく美味しく、すき焼きと同様に鋭気を養ったのだ。
そして3日目、最終日。
気合い十分でダンジョンにやってきた悠斗たちは、最下層にきた瞬間、明らかな違和感を覚えた。
「……これはまずいかもな」
「昨日一昨日より、魔力が濃いですよね」
「ああ。赤ツノが多くなるかもしれねぇ」
元々最下層は他のところよりも雰囲気が違ったのだが、今はそれよりもさらにおかしいと感じるのだ。悠斗がそれを言えば、錬司がそう予測を口にするので、気を引き締める。
昨日は特殊個体のブラックブルをたくさん倒した。錬司が倒す場面もあったが、ほとんど悠斗たちが倒していて、その結果、レベルが上がっている。茜と朔夜も協力をすれば、赤ツノを倒せるぐらいのレベルとなっていた。
故に、たとえ赤ツノが増えたとしても、戦力的には問題はない。しかしながら、まとわりつく魔力の濃さは警戒心を高めるものだった。
歩みを進めたところで、ふと、朔夜が視線の先にブラックブルを捉える。そのツノの色に目を見張った。
朔夜は魔物に気づかれないように、小声で他3人へと伝える。
「あのブラックブル、ツノが紫じゃないですか?」
「本当だ。錬司さん、見たことあります?」
朔夜の言葉を受けて悠斗が、錬司に問いかければ、首を横に振った。
「ないな。とりあえず俺が戦ってみる」
「お願いします」
錬司ですらも見たことがない、というのは嫌な感じだ。
のそ、のそ、と歩くブラックブルに錬司は近づく。紫ツノのブラックブルと錬司の距離がある程度まで狭まったところで、ブラックブルが錬司に気づく。
途端、紫ツノのブラックブルは、大きく鳴き声を上げ錬司に突進した。
「ぶぅぅぅぅぅぅぅるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
「……」
その勢いは凄まじく、赤ツノよりも強いのだと直観的に感じとることができて、悠斗は恐れを抱く。茜と朔夜も同じようだ。
しかし相対する錬司は冷静な表情のままである。錬司はブラックブルを迎え討つことにしたようで、近づくのを止め、その場に立ち止まり、刀に手をかけた。
ブラックブルが錬司の攻撃可能範囲まで近づいた、と悠斗が思った瞬間、錬司は刀を抜く。
「ぶるっ、」
その錬司の攻撃を、紫ツノは受けてしまうかと思ったが。悠斗の予想に反して、ブラックブルは錬司が攻撃をしてくることに気づき、軽やかに避ける。回避能力も赤ツノより高いようだ。
「ぶるぅ!ぶるぅ!」
そして今度はブラックブルの方が、攻撃を仕掛けてくる。その動きは早く、一撃が重い。ただ、どうやら赤ツノたちと同じく、魔法を使う攻撃はなさそうだ。そうであっても、赤ツノ……おそらく、特殊個体のダンジョンボスよりも攻撃能力は高く、赤ツノを協力して倒せるレベルの茜と朔夜は相手をするのに荷が重いだろうと思う。
しかしながら、錬司はAランクダンジョンを攻略できる探索者だ。ブラックブルの怒涛の攻撃をいなしながら、ダメージを加えている。防御力も高いようで、刃が当たってもブラックブルの攻撃はなかなか止まない。
長期戦になるか、と悠斗は思った。けれどその直後、錬司は致命傷を与える一撃を与えたのだ。
「……はぁ!」
「ぶっ!…ぶる……」
錬司はブラックブルの首を落とす。
その鮮やかな一刀両断に、錬司がすぐに致命傷を与えなかったのは、手強さを感じていたのではなく、紫ツノの攻撃パターンを様子見していたのだと理解した。
胴体と別れた首を悠斗が回収する前に、そのブラックブルの頭にあるツノを見ると、やはり紫色だ。見間違いとかではなく明らかな紫だった。
「この魔力の濃さで、特殊個体のブラックブルが変化したんですかね」
朔夜が口にしたのは悠斗も思ったことである。
「その可能性は高いだろうが、俺が知りうる限り、はじめてのことだからなんとも言えないというのが正直なとこだ」
「戻って報告した方が良いのでは?」
錬司も知らないことなのであれば、いったん探索は止めて、この紫ツノのブラックブルだけ持ち帰り御子柴達に相談した方が良いと悠斗は思った。
しかし、錬司はそうではないようで、うーん、と考え込む。
「悩むところだな……ダンジョンを出て報告するにも、紫ツノはこいつだけなのか、他にも影響があるのかとかある程度は確認しておきたい」
「確かにそうですね」
「……赤ツノとブラックブルです!」
茜が声を上げる。昨日までなら、一度ブラックブルを倒した後、次に出てくるまでの間にもう少し時間があった気がするが、すぐにブラックブルが現れた。たまたまなのかは分からない。
紫ツノではなかったので、昨日と同じように戦う。昨日に相当量を倒した悠斗たちは、すんなりと倒すことができた。
「倒しにくくなっている気がします」
「そうですよね」
「叩いても手ごたえがあんまりないというか……」
難なく倒せたものの、相手をした悠斗たちはそんな感想を抱く。昨日まではもう少し早く決着をつけれた気がするのだ。それはつまり、赤ツノも普通の特殊個体も強くなっているということである。
悠斗たちの言葉に、錬司はこの後の方針を決めた。
「……時間をおいてブラックブルが強くなったり、数が多くなったりする前に調査はしておきたい。それに今の感じなら戦力も問題ないとは思う。戻らずに、このまま探索を続けていいか?」
紫ツノも特殊な攻撃はしてこなかったので、少なくとも錬司がいれば対応できるだろう。そして赤ツノ達が強くなっているとはいえ、先ほどの戦いから問題なく対処できるものだ。
「わかりました。俺は大丈夫です」
「私も問題ないです」
「僕もいけます」
ゆえに錬司が提案した方針に悠斗たちは異を唱えることはなく、了承した。
そうこうしていると、ブラックブルが再び現れる。次は普通の特殊個体のブラックブル3体だ。現れるのが早くなっていることから、ブラックブルが多く発生しているのだと考えられる。
大量発生とまではいかないが、その兆しがあるとも考えられ、悠斗たちは早いところ、この最下層を見て回ろうと、動き始めた。
その夜はブラックブルカツが有名な定食屋で食べたが、それも文句なく美味しく、すき焼きと同様に鋭気を養ったのだ。
そして3日目、最終日。
気合い十分でダンジョンにやってきた悠斗たちは、最下層にきた瞬間、明らかな違和感を覚えた。
「……これはまずいかもな」
「昨日一昨日より、魔力が濃いですよね」
「ああ。赤ツノが多くなるかもしれねぇ」
元々最下層は他のところよりも雰囲気が違ったのだが、今はそれよりもさらにおかしいと感じるのだ。悠斗がそれを言えば、錬司がそう予測を口にするので、気を引き締める。
昨日は特殊個体のブラックブルをたくさん倒した。錬司が倒す場面もあったが、ほとんど悠斗たちが倒していて、その結果、レベルが上がっている。茜と朔夜も協力をすれば、赤ツノを倒せるぐらいのレベルとなっていた。
故に、たとえ赤ツノが増えたとしても、戦力的には問題はない。しかしながら、まとわりつく魔力の濃さは警戒心を高めるものだった。
歩みを進めたところで、ふと、朔夜が視線の先にブラックブルを捉える。そのツノの色に目を見張った。
朔夜は魔物に気づかれないように、小声で他3人へと伝える。
「あのブラックブル、ツノが紫じゃないですか?」
「本当だ。錬司さん、見たことあります?」
朔夜の言葉を受けて悠斗が、錬司に問いかければ、首を横に振った。
「ないな。とりあえず俺が戦ってみる」
「お願いします」
錬司ですらも見たことがない、というのは嫌な感じだ。
のそ、のそ、と歩くブラックブルに錬司は近づく。紫ツノのブラックブルと錬司の距離がある程度まで狭まったところで、ブラックブルが錬司に気づく。
途端、紫ツノのブラックブルは、大きく鳴き声を上げ錬司に突進した。
「ぶぅぅぅぅぅぅぅるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
「……」
その勢いは凄まじく、赤ツノよりも強いのだと直観的に感じとることができて、悠斗は恐れを抱く。茜と朔夜も同じようだ。
しかし相対する錬司は冷静な表情のままである。錬司はブラックブルを迎え討つことにしたようで、近づくのを止め、その場に立ち止まり、刀に手をかけた。
ブラックブルが錬司の攻撃可能範囲まで近づいた、と悠斗が思った瞬間、錬司は刀を抜く。
「ぶるっ、」
その錬司の攻撃を、紫ツノは受けてしまうかと思ったが。悠斗の予想に反して、ブラックブルは錬司が攻撃をしてくることに気づき、軽やかに避ける。回避能力も赤ツノより高いようだ。
「ぶるぅ!ぶるぅ!」
そして今度はブラックブルの方が、攻撃を仕掛けてくる。その動きは早く、一撃が重い。ただ、どうやら赤ツノたちと同じく、魔法を使う攻撃はなさそうだ。そうであっても、赤ツノ……おそらく、特殊個体のダンジョンボスよりも攻撃能力は高く、赤ツノを協力して倒せるレベルの茜と朔夜は相手をするのに荷が重いだろうと思う。
しかしながら、錬司はAランクダンジョンを攻略できる探索者だ。ブラックブルの怒涛の攻撃をいなしながら、ダメージを加えている。防御力も高いようで、刃が当たってもブラックブルの攻撃はなかなか止まない。
長期戦になるか、と悠斗は思った。けれどその直後、錬司は致命傷を与える一撃を与えたのだ。
「……はぁ!」
「ぶっ!…ぶる……」
錬司はブラックブルの首を落とす。
その鮮やかな一刀両断に、錬司がすぐに致命傷を与えなかったのは、手強さを感じていたのではなく、紫ツノの攻撃パターンを様子見していたのだと理解した。
胴体と別れた首を悠斗が回収する前に、そのブラックブルの頭にあるツノを見ると、やはり紫色だ。見間違いとかではなく明らかな紫だった。
「この魔力の濃さで、特殊個体のブラックブルが変化したんですかね」
朔夜が口にしたのは悠斗も思ったことである。
「その可能性は高いだろうが、俺が知りうる限り、はじめてのことだからなんとも言えないというのが正直なとこだ」
「戻って報告した方が良いのでは?」
錬司も知らないことなのであれば、いったん探索は止めて、この紫ツノのブラックブルだけ持ち帰り御子柴達に相談した方が良いと悠斗は思った。
しかし、錬司はそうではないようで、うーん、と考え込む。
「悩むところだな……ダンジョンを出て報告するにも、紫ツノはこいつだけなのか、他にも影響があるのかとかある程度は確認しておきたい」
「確かにそうですね」
「……赤ツノとブラックブルです!」
茜が声を上げる。昨日までなら、一度ブラックブルを倒した後、次に出てくるまでの間にもう少し時間があった気がするが、すぐにブラックブルが現れた。たまたまなのかは分からない。
紫ツノではなかったので、昨日と同じように戦う。昨日に相当量を倒した悠斗たちは、すんなりと倒すことができた。
「倒しにくくなっている気がします」
「そうですよね」
「叩いても手ごたえがあんまりないというか……」
難なく倒せたものの、相手をした悠斗たちはそんな感想を抱く。昨日まではもう少し早く決着をつけれた気がするのだ。それはつまり、赤ツノも普通の特殊個体も強くなっているということである。
悠斗たちの言葉に、錬司はこの後の方針を決めた。
「……時間をおいてブラックブルが強くなったり、数が多くなったりする前に調査はしておきたい。それに今の感じなら戦力も問題ないとは思う。戻らずに、このまま探索を続けていいか?」
紫ツノも特殊な攻撃はしてこなかったので、少なくとも錬司がいれば対応できるだろう。そして赤ツノ達が強くなっているとはいえ、先ほどの戦いから問題なく対処できるものだ。
「わかりました。俺は大丈夫です」
「私も問題ないです」
「僕もいけます」
ゆえに錬司が提案した方針に悠斗たちは異を唱えることはなく、了承した。
そうこうしていると、ブラックブルが再び現れる。次は普通の特殊個体のブラックブル3体だ。現れるのが早くなっていることから、ブラックブルが多く発生しているのだと考えられる。
大量発生とまではいかないが、その兆しがあるとも考えられ、悠斗たちは早いところ、この最下層を見て回ろうと、動き始めた。
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