24 / 30
第四章 飛騨ダンジョン
特殊個体
しおりを挟む
特殊個体がいるという最下層へとやってきた。
悠斗たち以外の探索者の姿は見たところない。入り口に近い層でもブラックブルという十分実入りがある魔物を狩ることがいないので、通常でもそれほどここまでくる探索者はいなかった。
「なんか……雰囲気が少し違いますね」
「特殊個体が出る場所はこうなっているんだよ。魔力が濃いんだ」
肌に感じる言いようのない違和感。これまで通ってきた層とは明らかに違う、と分かるものだった。
「魔力だまりが発生しているってことですか?」
「そこまで濃くなることはない、……んだが、いつもの特殊個体が現れる場所よりは濃い気がするな」
「大量発生を引き起こすとかないですよね?」
金華山ダンジョンのことを思い出し、朔夜が尋ねれば錬司は首を横に振る。
「濃いっていっても、魔力だまりって言えるほどではないから大丈夫だ」
魔力だまり、というほどの場所はその魔力の濃さから、今感じているおかしな雰囲気が、その場にいられないほど強くなるという。そういうものなのか、と錬司の話に、朔夜も、聞いていた茜と悠斗も安心しながら、草原に足を踏み入れた。
すこし離れた先に早速、魔物が見える。それはブラックブルの形をしていたが、通常個体に無いはずのツノが生えていた。目の辺りは長毛で覆われている。明らかに先程倒したブラックブルとは違う、と分かった。
ーーー特殊個体だ。
まだこちらには気づいていないようなので、攻撃をする前に、と錬司がここからの動きを最終確認する。
「事前に見せた写真の通り、あれが特殊個体だ」
「はい。あのツノは武器素材として特に確保しておきたいんですよね」
「そうだな。できれば傷つけないように倒してくれ。……っと、もう一体きたな」
「あれはツノが赤いので、さらに強い特殊個体ってやつですか?」
のそのそとやってきたブラックブルのツノは茜が言ったように赤い。それは普段なら、特殊個体を進んで狩る探索者が手を引かざるを得なくなった原因の、ブラックブルだ。
「ああ、そうだ。あれは基本俺が対応する。悠斗も倒せるとは思うが」
突然そう言われて、悠斗は考える。
ソロで探索していたら流石に手を出さないだろうが、今はパーティーで動いているのだ。錬司というレベルが高く強い探索者もいるし、茜や朔夜もいる。こういう時はソロではできない挑戦をしてみても良いんじゃないか、と思った。
「倒してみても良いですか」
「おう。いいぞ。じゃあ、茜と朔夜は普通の特殊個体を2人で相手してくれ。俺はサポートに入る」
今回の特殊個体の大量回収は、素材回収の手伝いというのが同行者への依頼事項だ。しかし、表には出していない目的があると聞いていた。それは同行者の実力を上げることだ。
無理はさせないけれど、ある程度悠斗たちも戦うこととなっている。
「お願いします!」
「がんばります」
そうして分担が決まったところで、ブラックブルもこちらに気づいたようだ。途端、凄まじい速さで向かってくる。
「そんじゃあ倒すぞ」
「「「はい!」」」
武器を構え、魔物たちを迎え討ったのだった。
***
特殊個体のダンジョンボスである、キングブラックブルを悠斗が倒し、その後現れた入り口までの通路を通って、ダンジョンの外へと出た。
ここに来た頃は昼を少し過ぎたぐらいで明るかったが、もうすっかり日が暮れている。どうりで腹がめちゃくちゃ空いているはずだ、と悠斗は思う。ダンジョン探索中は気が張っていて、空腹はあまり気にならなかったが、外に出たところで気が抜けて、そちらに気がまわってしまう。
ダンジョンから移動して管理棟へと入れば、受付の職員が個室へと案内をしてくる。職員は御子柴を呼んだようで、程なく彼がその部屋へとやってきた。
「どうだった?」
部屋に入ってきて、労いの言葉を掛けた後、御子柴は早速と成果を聞いてくる。
「なかなかすごい量だぞ」
それに対し、錬司が得意げに答えた。
用意されていた収納箱に持って帰ったブラックブルを入れて欲しいと言われたので、回収担当の悠斗が今日倒した特殊個体のブラックブルを全て移し替える。
どんどんと満杯になる収納箱が増えていくのを見て、御子柴は目を見張った。
「は~~~?!やばいな!」
「だろ?」
最終的に5箱の収納箱が埋まる。
特殊個体のダンジョンボスというとりわけ大きな魔物はいるものの、それ以外はすべて特殊個体のブラックブルだ。そして赤ツノの特殊個体は3割ある。
「倒した数もやばいし、こんな持って帰ってこれるもんなのかよ」
「収納には自信があるんです」
「確かに収納量もすごいが、悠斗は赤ツノだけじゃなく、ダンジョンボスも倒したから、実力も相当なもんだぞ」
唐突に錬司が褒めてくれて、悠斗はむず痒さを覚える。
「あ、ありがとうございます」
「朝霧が倒したのか?!ボスを!」
「はい」
お礼を言う悠斗に対し、御子柴が勢いよくその話に食いついた。
赤ツノと同じく、元々ダンジョンボスは錬司が相手をするという話だったが、そこまでの戦いぶりから悠斗でも倒せるだろう、ということで戦うことになったのだ。そして、悠斗はしっかりダンジョンボスを倒すことができた。
金華山ダンジョンのボスはトドメを刺したものがダンジョン外に出ると、再び出現する。
それと異なり、この飛騨ダンジョンのボスは、最下層の草原の一角にある建物にいた。その建物の中に入り、扉を閉めたところでボスが現れるようになっている。ボスを倒した後、建物にいた者がすべてダンジョン外に出たら、再び現れるようになっているのだ。
そのため、金華山ダンジョンとは異なり、一人一人がボスと戦うには、ひとりずつ建物に入らなければならない。流石に倒せるだろうといっても、はじめての特殊個体のダンジョンボスをソロで戦うことはリスクが大きいとして、皆で建物に入ったのだ。
何かあればサポートしてもらう予定だったが、特に危ない場面もなく、悠斗はソロでダンジョンボスを倒した。
「今日は安全をとったが、あの様子なら明日は悠斗1人で大丈夫だと思う。悠斗が問題なければ、ボス素材2体分とってこれるぞ」
「朝霧、どうだ?!」
「俺も明日はソロでいけると思います」
「助かる!!」
ボスを錬司と悠斗がそれぞれ倒すことができれば、単純に特殊個体のダンジョンボス素材を2体分手に入れることができる。
元々、同行者には特殊個体を倒せる程度の実力があり、魔物の回収が手伝えることが求められていただけだ。赤ツノの特殊個体はともかく、ダンジョンボスは錬司しか倒せないと思われていた。
それが悠斗も、ということで特殊個体のダンジョンボス素材を手に入れたいダンジョン省としては想定外の幸運だ。
「茜と朔夜も1人で特殊個体を倒せるぐらいだったし、同行依頼出して正解だったな」
「3人ともまだ探索者になって一年も経ってないんだろ?錬司が連れてきたにはそこそこできるとは思ってたが、期待以上だ」
御子柴は強面の部類の顔をしているが、その顔が緩んでいると分かるほど嬉しそうだ。依頼を受けた身としては、満足してもらえる働きはできそうだ、と悠斗はひっそり安堵する。
「明日は茜と朔夜も赤ツノに挑戦してみるといい。レベルが上がるからな」
「わかりました!」
「倒します!」
茜と朔夜、そして悠斗もさらに強くなれそうだ。悠斗はそう期待に胸を膨らませ、明日も頑張ろうと思った。
悠斗たち以外の探索者の姿は見たところない。入り口に近い層でもブラックブルという十分実入りがある魔物を狩ることがいないので、通常でもそれほどここまでくる探索者はいなかった。
「なんか……雰囲気が少し違いますね」
「特殊個体が出る場所はこうなっているんだよ。魔力が濃いんだ」
肌に感じる言いようのない違和感。これまで通ってきた層とは明らかに違う、と分かるものだった。
「魔力だまりが発生しているってことですか?」
「そこまで濃くなることはない、……んだが、いつもの特殊個体が現れる場所よりは濃い気がするな」
「大量発生を引き起こすとかないですよね?」
金華山ダンジョンのことを思い出し、朔夜が尋ねれば錬司は首を横に振る。
「濃いっていっても、魔力だまりって言えるほどではないから大丈夫だ」
魔力だまり、というほどの場所はその魔力の濃さから、今感じているおかしな雰囲気が、その場にいられないほど強くなるという。そういうものなのか、と錬司の話に、朔夜も、聞いていた茜と悠斗も安心しながら、草原に足を踏み入れた。
すこし離れた先に早速、魔物が見える。それはブラックブルの形をしていたが、通常個体に無いはずのツノが生えていた。目の辺りは長毛で覆われている。明らかに先程倒したブラックブルとは違う、と分かった。
ーーー特殊個体だ。
まだこちらには気づいていないようなので、攻撃をする前に、と錬司がここからの動きを最終確認する。
「事前に見せた写真の通り、あれが特殊個体だ」
「はい。あのツノは武器素材として特に確保しておきたいんですよね」
「そうだな。できれば傷つけないように倒してくれ。……っと、もう一体きたな」
「あれはツノが赤いので、さらに強い特殊個体ってやつですか?」
のそのそとやってきたブラックブルのツノは茜が言ったように赤い。それは普段なら、特殊個体を進んで狩る探索者が手を引かざるを得なくなった原因の、ブラックブルだ。
「ああ、そうだ。あれは基本俺が対応する。悠斗も倒せるとは思うが」
突然そう言われて、悠斗は考える。
ソロで探索していたら流石に手を出さないだろうが、今はパーティーで動いているのだ。錬司というレベルが高く強い探索者もいるし、茜や朔夜もいる。こういう時はソロではできない挑戦をしてみても良いんじゃないか、と思った。
「倒してみても良いですか」
「おう。いいぞ。じゃあ、茜と朔夜は普通の特殊個体を2人で相手してくれ。俺はサポートに入る」
今回の特殊個体の大量回収は、素材回収の手伝いというのが同行者への依頼事項だ。しかし、表には出していない目的があると聞いていた。それは同行者の実力を上げることだ。
無理はさせないけれど、ある程度悠斗たちも戦うこととなっている。
「お願いします!」
「がんばります」
そうして分担が決まったところで、ブラックブルもこちらに気づいたようだ。途端、凄まじい速さで向かってくる。
「そんじゃあ倒すぞ」
「「「はい!」」」
武器を構え、魔物たちを迎え討ったのだった。
***
特殊個体のダンジョンボスである、キングブラックブルを悠斗が倒し、その後現れた入り口までの通路を通って、ダンジョンの外へと出た。
ここに来た頃は昼を少し過ぎたぐらいで明るかったが、もうすっかり日が暮れている。どうりで腹がめちゃくちゃ空いているはずだ、と悠斗は思う。ダンジョン探索中は気が張っていて、空腹はあまり気にならなかったが、外に出たところで気が抜けて、そちらに気がまわってしまう。
ダンジョンから移動して管理棟へと入れば、受付の職員が個室へと案内をしてくる。職員は御子柴を呼んだようで、程なく彼がその部屋へとやってきた。
「どうだった?」
部屋に入ってきて、労いの言葉を掛けた後、御子柴は早速と成果を聞いてくる。
「なかなかすごい量だぞ」
それに対し、錬司が得意げに答えた。
用意されていた収納箱に持って帰ったブラックブルを入れて欲しいと言われたので、回収担当の悠斗が今日倒した特殊個体のブラックブルを全て移し替える。
どんどんと満杯になる収納箱が増えていくのを見て、御子柴は目を見張った。
「は~~~?!やばいな!」
「だろ?」
最終的に5箱の収納箱が埋まる。
特殊個体のダンジョンボスというとりわけ大きな魔物はいるものの、それ以外はすべて特殊個体のブラックブルだ。そして赤ツノの特殊個体は3割ある。
「倒した数もやばいし、こんな持って帰ってこれるもんなのかよ」
「収納には自信があるんです」
「確かに収納量もすごいが、悠斗は赤ツノだけじゃなく、ダンジョンボスも倒したから、実力も相当なもんだぞ」
唐突に錬司が褒めてくれて、悠斗はむず痒さを覚える。
「あ、ありがとうございます」
「朝霧が倒したのか?!ボスを!」
「はい」
お礼を言う悠斗に対し、御子柴が勢いよくその話に食いついた。
赤ツノと同じく、元々ダンジョンボスは錬司が相手をするという話だったが、そこまでの戦いぶりから悠斗でも倒せるだろう、ということで戦うことになったのだ。そして、悠斗はしっかりダンジョンボスを倒すことができた。
金華山ダンジョンのボスはトドメを刺したものがダンジョン外に出ると、再び出現する。
それと異なり、この飛騨ダンジョンのボスは、最下層の草原の一角にある建物にいた。その建物の中に入り、扉を閉めたところでボスが現れるようになっている。ボスを倒した後、建物にいた者がすべてダンジョン外に出たら、再び現れるようになっているのだ。
そのため、金華山ダンジョンとは異なり、一人一人がボスと戦うには、ひとりずつ建物に入らなければならない。流石に倒せるだろうといっても、はじめての特殊個体のダンジョンボスをソロで戦うことはリスクが大きいとして、皆で建物に入ったのだ。
何かあればサポートしてもらう予定だったが、特に危ない場面もなく、悠斗はソロでダンジョンボスを倒した。
「今日は安全をとったが、あの様子なら明日は悠斗1人で大丈夫だと思う。悠斗が問題なければ、ボス素材2体分とってこれるぞ」
「朝霧、どうだ?!」
「俺も明日はソロでいけると思います」
「助かる!!」
ボスを錬司と悠斗がそれぞれ倒すことができれば、単純に特殊個体のダンジョンボス素材を2体分手に入れることができる。
元々、同行者には特殊個体を倒せる程度の実力があり、魔物の回収が手伝えることが求められていただけだ。赤ツノの特殊個体はともかく、ダンジョンボスは錬司しか倒せないと思われていた。
それが悠斗も、ということで特殊個体のダンジョンボス素材を手に入れたいダンジョン省としては想定外の幸運だ。
「茜と朔夜も1人で特殊個体を倒せるぐらいだったし、同行依頼出して正解だったな」
「3人ともまだ探索者になって一年も経ってないんだろ?錬司が連れてきたにはそこそこできるとは思ってたが、期待以上だ」
御子柴は強面の部類の顔をしているが、その顔が緩んでいると分かるほど嬉しそうだ。依頼を受けた身としては、満足してもらえる働きはできそうだ、と悠斗はひっそり安堵する。
「明日は茜と朔夜も赤ツノに挑戦してみるといい。レベルが上がるからな」
「わかりました!」
「倒します!」
茜と朔夜、そして悠斗もさらに強くなれそうだ。悠斗はそう期待に胸を膨らませ、明日も頑張ろうと思った。
166
お気に入りに追加
467
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる