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第一章 岐阜ダンジョン
はじめてのダンジョンソロ探索
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探索者に登録して2日後。
流石に講習が終わってすぐの昨日は、ダンジョンに入る気が起きなかったので、色々と準備をする日とした。
そうして準備を終えた悠斗は岐阜ダンジョンを訪れている。
パーティを組む探索者が多いが、Eランクダンジョンに関しては、1人で潜る者も多い。というより、Eランクダンジョンに入りながらレベルを上げ、仲間を見つけるというのが、探索者になったばかりの者に多い流れなのだ。
元々知り合い等でパーティの仲間がいる場合は、さっさとDランクダンジョンに行くというが。悠斗にはあいにくそんな知り合いはいない。
それにレベル50となった自分が、ソロで探索してどんなものかも試したかった。だから悠斗は1人でダンジョンに入る予定だ。
講習の時に悠斗に起こった、突然別の部屋に移動する、なんてことがまた起こったらという気持ちはある。しかし、不思議とそれを不安に思う気持ちはなかった。
手に入れたスキルを使って、そうなった場合に備えてきたし、結果的には扉から出ることができたのだ。ダンジョンはそういう場所であるし、と悠斗は考えている。そのため悠斗は、ためらいなくダンジョンの入り口へと向かった。
「よし、4階層まで駆け足でいくか」
探索者証があれば、管理棟に寄る必要なくゲートを通ることができる。昨日買ったネックホルダーを取り付けた探索者証をゲートにかざし、岐阜ダンジョンへと入った悠斗は、まず4階層を目指す。
それは4階層から新たな魔物が現れやすくなるからだ。
人が多い1階層から3階層を駆け足で進んでいく。ペースは講習の時よりも速いが、まったく疲れる様子はない。
「レベルが上がったからか?」
レベルが上がると、総合的に色々な体の色々な能力値が上がる。その中には体力値があり、それが上がっているのか、以前の悠斗ならこんな風に走るに近いぐらいで移動したら、すぐにへばっていたのに大丈夫なのだ。
どこまでも行けそうな気がする。
あっという間に悠斗は、4階層へとやってきた。するとセーフエリアを出たところで、早速魔物が現れる。
「あれが……カラフルラットだな」
蛍光ピンクのネズミ型の魔物が悠斗の目の前へと出てきた。それに向かって悠斗は剣を振る。このとき、鑑定石で知ったスキルーー、魔剣術を使った。
「ギッ」
カラフルラットの首をスパンッと切る。
魔剣術は、自分の持つ武器に魔力を乗せて攻撃をする剣術だ。そうすることで威力が上がるし、乗せ方によっては剣に炎や風をまとわせて多彩な攻撃ができたりもする。
今は単純に攻撃力を上げるだけではあったが、ほとんど力を入れていないにも関わらず、軽く倒せてしまった。色々と模索すれば、かなり有用なものになりそうだ、と悠斗は思う。
カラフルラットは、ブルースライムと同様に魔石ぐらいしか金にはならない。肉は食べられないし、素材となるものはないのだ。
講習でも言われたように、持てる量に限りがあるので、不要なものはむやみやたらに回収すべきではない。だが、悠斗はそれをしても問題ないスキルが備わっていることを、鑑定石で知った。
それはスキル『無限収納』である。これは文字通り、無限に収納ができるのだ。
スキル『収納』は一般的に知られているが、『無限収納』ははじめて聞くものだった。無限に収納ができる、ということからスキル保持者の魔力に容量が依存する『収納』の上位スキルなのだと思っている。
無限収納のスキルでカラフルラットも全て回収してもなんら問題はないが、無用なものを持って帰っても意味はない。そういう場合は無闇に持ち出さず、ダンジョンに吸収させてしまったほうが良いと悠斗は思うので、悠斗はカラフルラットから魔石だけ取り出して、後は放置とした。
そのまま、どんどん先に進む。魔物を倒して魔石を回収する、をさくさくと繰り返した。
間にいくつか扉があり、部屋はあったものの、Eランクダンジョンはあまり探索してもうま味がないらしい。実際、はじめのいくつかに入ってみたが、かろうじて1つあった宝箱には、小さな魔石……おそらくブルースライムの魔石しか入っていなかった。
なので部屋には入ることなく、通路をひたすらに進んでいく。
そうすると4階層からあまり時間をかけることなく、7階層までたどり着いた。
「この先がダンジョンボス、だよな?」
悠斗の目の前には、ダンジョンボスへと続く扉がある。これは明らかに悠斗が今までスルーをしてきたものとは異なった、重厚感だ。
「よしっ、行くか」
一応装備などを確認した後、悠斗は気合いを入れて、扉を開く。
そこには虹色をしたレインボーラットが待ち構えていた。2メートルほどはありそうな、ブルースライムやカラフルラットとは別格の魔物に対峙して、足が竦む……かと思えば、そんなことはまったくなかった。
これもレベルの影響だろうか、と悠斗は考えながら、レインボーラットへと挑んだ。
レインボーラットは、それはもうあっさりと倒せた。
「さすがレベル50ってことか……」
カラフルラットと同じ要領で、一撃で首を刎ねることができたのだ。
レインボーラットはレベル10相当だと聞く。ブルースライムやカラフルラットは平均してレベル5ぐらいだ。レベル50の悠斗とはレベルが離れすぎて、同じに思えたようだ。
悠斗は首と胴体が分かれたレインボーラットを収納する。
ダンジョンボスであるレインボーラットは肉はやはり食べられないものの、骨や皮がそれなりにどの部位も素材になるのだ。またレインボーラットは大きく、その中から素材となる骨や皮を傷つけないようにして、魔石を回収するのは難しい。管理棟に持って行って、解体してもらうべきだと悠斗は思った。
ダンジョンボスを倒すと、帰りはすぐである。
悠斗が入ってきた扉がなくなり、その代わりにボス部屋の一部に、先ほどまではなかったエレベーターのようなものが現れた。これに関してはすでにダンジョンボスを攻略した探索者からの情報ブログで知っていたので、悠斗は焦ることなく、エレベーターに乗り込む。これに乗っていけば入り口に着く。
ダンジョンは不思議だ。そう思いながら、ダンジョンの入り口に戻ってきた悠斗は、ゲートを出て、倒した魔物からとれた素材を買い取ってもらうべく管理棟へと向かう。
管理棟に入って迎えてくれたのは、講習の後に話を『レッドローズ』の面々を交えて話をした職員だった。悠斗の顔を見て、少し驚いた様子で話しかけてくる。
「朝霧さん、もう戻られたんですか」
「はい、魔物解体と素材買取お願いしたいんですが」
「解体と買取はあちらの部屋になります。今はまだ誰もいらっしゃらないので、すぐに買取してもらえると思いますよ」
教えてもらった部屋に行けば、確かに他の探索者はおらず、職員がいるだけだった。
「解体と買取をお願いしたいんですが」
「かしこまりました。こちらの台に乗せてください」
指示通りに台の上へ『無限収納』から取り出した、ダンジョンボスの素材を乗せれば、職員は驚いたように瞳を瞬かせる。
「……!ダンジョンボスを倒されたんですね」
「はい。あと魔石もお願いします」
頷いて、悠斗は無限収納からカラフルラットより回収した魔石を取り出す。また、講習の時に手に入れた魔石も一緒に買取をしてもらうように持ってきていた。探索者登録するときもできたのだが、微々たるものだったので、査定に時間を割いてもらうのも申し訳なく、そのときはやめたのだ。
ざっと量を確認した職員は悠斗に札を渡してくる。1番と書かれていた。
「解体と査定が完了したらお呼びします。10分ほどで終わると思いますので、あちらの椅子にかけてお待ち下さい」
「わかりました」
職員はレイボーラットと魔石、台に置かれたすべてを収納の魔導具に入れて、別室へ運んでいく。
10分だと、すこし買取金額がどれくらいになりそうか、などネットで情報を拾っていたすぐに過ぎるものだ。
悠斗は椅子に掛けて、時間を潰した。
すると予想通り、程なく解体も買取も終わったようだ。呼ばれたので、悠斗は受付に向かい、札を渡す。
受付の机には、査定結果の紙が置いてあった。
「買取金額は2万9120円です。解体した素材を確認されますか?」
「いえ、大丈夫です」
「問題なければこちらにサインをお願いします」
希望をすればどのように解体されたかを確認できたが、査定結果に不満があるわけではないので断る。魔石の数は間違っていないし、だいたい事前に予想していた金額に近かったからだ。
悠斗はサインをして、買取金を受け取った。
2万9120円。
ボスの素材が入っている割には、な金額の気はするが、それでも探索者となってはじめての収入だ。
管理棟から出る時の悠斗の足取りは浮ついていた。
「……今日は久しぶりに酒でも飲むか」
ちょっといい肉も買おう、と悠斗は思う。
酒は好きだが、会社に勤めていた時から、贅沢品の部類だった。
しかし今日は奮発しても良いと思う。何せ転職後の初収入なのだから。
悠斗は足早に岐阜ダンジョンを後にし、帰途についた。
流石に講習が終わってすぐの昨日は、ダンジョンに入る気が起きなかったので、色々と準備をする日とした。
そうして準備を終えた悠斗は岐阜ダンジョンを訪れている。
パーティを組む探索者が多いが、Eランクダンジョンに関しては、1人で潜る者も多い。というより、Eランクダンジョンに入りながらレベルを上げ、仲間を見つけるというのが、探索者になったばかりの者に多い流れなのだ。
元々知り合い等でパーティの仲間がいる場合は、さっさとDランクダンジョンに行くというが。悠斗にはあいにくそんな知り合いはいない。
それにレベル50となった自分が、ソロで探索してどんなものかも試したかった。だから悠斗は1人でダンジョンに入る予定だ。
講習の時に悠斗に起こった、突然別の部屋に移動する、なんてことがまた起こったらという気持ちはある。しかし、不思議とそれを不安に思う気持ちはなかった。
手に入れたスキルを使って、そうなった場合に備えてきたし、結果的には扉から出ることができたのだ。ダンジョンはそういう場所であるし、と悠斗は考えている。そのため悠斗は、ためらいなくダンジョンの入り口へと向かった。
「よし、4階層まで駆け足でいくか」
探索者証があれば、管理棟に寄る必要なくゲートを通ることができる。昨日買ったネックホルダーを取り付けた探索者証をゲートにかざし、岐阜ダンジョンへと入った悠斗は、まず4階層を目指す。
それは4階層から新たな魔物が現れやすくなるからだ。
人が多い1階層から3階層を駆け足で進んでいく。ペースは講習の時よりも速いが、まったく疲れる様子はない。
「レベルが上がったからか?」
レベルが上がると、総合的に色々な体の色々な能力値が上がる。その中には体力値があり、それが上がっているのか、以前の悠斗ならこんな風に走るに近いぐらいで移動したら、すぐにへばっていたのに大丈夫なのだ。
どこまでも行けそうな気がする。
あっという間に悠斗は、4階層へとやってきた。するとセーフエリアを出たところで、早速魔物が現れる。
「あれが……カラフルラットだな」
蛍光ピンクのネズミ型の魔物が悠斗の目の前へと出てきた。それに向かって悠斗は剣を振る。このとき、鑑定石で知ったスキルーー、魔剣術を使った。
「ギッ」
カラフルラットの首をスパンッと切る。
魔剣術は、自分の持つ武器に魔力を乗せて攻撃をする剣術だ。そうすることで威力が上がるし、乗せ方によっては剣に炎や風をまとわせて多彩な攻撃ができたりもする。
今は単純に攻撃力を上げるだけではあったが、ほとんど力を入れていないにも関わらず、軽く倒せてしまった。色々と模索すれば、かなり有用なものになりそうだ、と悠斗は思う。
カラフルラットは、ブルースライムと同様に魔石ぐらいしか金にはならない。肉は食べられないし、素材となるものはないのだ。
講習でも言われたように、持てる量に限りがあるので、不要なものはむやみやたらに回収すべきではない。だが、悠斗はそれをしても問題ないスキルが備わっていることを、鑑定石で知った。
それはスキル『無限収納』である。これは文字通り、無限に収納ができるのだ。
スキル『収納』は一般的に知られているが、『無限収納』ははじめて聞くものだった。無限に収納ができる、ということからスキル保持者の魔力に容量が依存する『収納』の上位スキルなのだと思っている。
無限収納のスキルでカラフルラットも全て回収してもなんら問題はないが、無用なものを持って帰っても意味はない。そういう場合は無闇に持ち出さず、ダンジョンに吸収させてしまったほうが良いと悠斗は思うので、悠斗はカラフルラットから魔石だけ取り出して、後は放置とした。
そのまま、どんどん先に進む。魔物を倒して魔石を回収する、をさくさくと繰り返した。
間にいくつか扉があり、部屋はあったものの、Eランクダンジョンはあまり探索してもうま味がないらしい。実際、はじめのいくつかに入ってみたが、かろうじて1つあった宝箱には、小さな魔石……おそらくブルースライムの魔石しか入っていなかった。
なので部屋には入ることなく、通路をひたすらに進んでいく。
そうすると4階層からあまり時間をかけることなく、7階層までたどり着いた。
「この先がダンジョンボス、だよな?」
悠斗の目の前には、ダンジョンボスへと続く扉がある。これは明らかに悠斗が今までスルーをしてきたものとは異なった、重厚感だ。
「よしっ、行くか」
一応装備などを確認した後、悠斗は気合いを入れて、扉を開く。
そこには虹色をしたレインボーラットが待ち構えていた。2メートルほどはありそうな、ブルースライムやカラフルラットとは別格の魔物に対峙して、足が竦む……かと思えば、そんなことはまったくなかった。
これもレベルの影響だろうか、と悠斗は考えながら、レインボーラットへと挑んだ。
レインボーラットは、それはもうあっさりと倒せた。
「さすがレベル50ってことか……」
カラフルラットと同じ要領で、一撃で首を刎ねることができたのだ。
レインボーラットはレベル10相当だと聞く。ブルースライムやカラフルラットは平均してレベル5ぐらいだ。レベル50の悠斗とはレベルが離れすぎて、同じに思えたようだ。
悠斗は首と胴体が分かれたレインボーラットを収納する。
ダンジョンボスであるレインボーラットは肉はやはり食べられないものの、骨や皮がそれなりにどの部位も素材になるのだ。またレインボーラットは大きく、その中から素材となる骨や皮を傷つけないようにして、魔石を回収するのは難しい。管理棟に持って行って、解体してもらうべきだと悠斗は思った。
ダンジョンボスを倒すと、帰りはすぐである。
悠斗が入ってきた扉がなくなり、その代わりにボス部屋の一部に、先ほどまではなかったエレベーターのようなものが現れた。これに関してはすでにダンジョンボスを攻略した探索者からの情報ブログで知っていたので、悠斗は焦ることなく、エレベーターに乗り込む。これに乗っていけば入り口に着く。
ダンジョンは不思議だ。そう思いながら、ダンジョンの入り口に戻ってきた悠斗は、ゲートを出て、倒した魔物からとれた素材を買い取ってもらうべく管理棟へと向かう。
管理棟に入って迎えてくれたのは、講習の後に話を『レッドローズ』の面々を交えて話をした職員だった。悠斗の顔を見て、少し驚いた様子で話しかけてくる。
「朝霧さん、もう戻られたんですか」
「はい、魔物解体と素材買取お願いしたいんですが」
「解体と買取はあちらの部屋になります。今はまだ誰もいらっしゃらないので、すぐに買取してもらえると思いますよ」
教えてもらった部屋に行けば、確かに他の探索者はおらず、職員がいるだけだった。
「解体と買取をお願いしたいんですが」
「かしこまりました。こちらの台に乗せてください」
指示通りに台の上へ『無限収納』から取り出した、ダンジョンボスの素材を乗せれば、職員は驚いたように瞳を瞬かせる。
「……!ダンジョンボスを倒されたんですね」
「はい。あと魔石もお願いします」
頷いて、悠斗は無限収納からカラフルラットより回収した魔石を取り出す。また、講習の時に手に入れた魔石も一緒に買取をしてもらうように持ってきていた。探索者登録するときもできたのだが、微々たるものだったので、査定に時間を割いてもらうのも申し訳なく、そのときはやめたのだ。
ざっと量を確認した職員は悠斗に札を渡してくる。1番と書かれていた。
「解体と査定が完了したらお呼びします。10分ほどで終わると思いますので、あちらの椅子にかけてお待ち下さい」
「わかりました」
職員はレイボーラットと魔石、台に置かれたすべてを収納の魔導具に入れて、別室へ運んでいく。
10分だと、すこし買取金額がどれくらいになりそうか、などネットで情報を拾っていたすぐに過ぎるものだ。
悠斗は椅子に掛けて、時間を潰した。
すると予想通り、程なく解体も買取も終わったようだ。呼ばれたので、悠斗は受付に向かい、札を渡す。
受付の机には、査定結果の紙が置いてあった。
「買取金額は2万9120円です。解体した素材を確認されますか?」
「いえ、大丈夫です」
「問題なければこちらにサインをお願いします」
希望をすればどのように解体されたかを確認できたが、査定結果に不満があるわけではないので断る。魔石の数は間違っていないし、だいたい事前に予想していた金額に近かったからだ。
悠斗はサインをして、買取金を受け取った。
2万9120円。
ボスの素材が入っている割には、な金額の気はするが、それでも探索者となってはじめての収入だ。
管理棟から出る時の悠斗の足取りは浮ついていた。
「……今日は久しぶりに酒でも飲むか」
ちょっといい肉も買おう、と悠斗は思う。
酒は好きだが、会社に勤めていた時から、贅沢品の部類だった。
しかし今日は奮発しても良いと思う。何せ転職後の初収入なのだから。
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