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3年後
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これ以上ないくらいに晴れ渡った空。王城の中心にある大庭園にて。
「快晴ですね」
「ああ、若いパワーが集まって雲まで蹴散らしたな」
「昨日まではどんよりしてましたもんね」
国王と宰相がニコニコと少し離れた席に座っている。
大きなこの庭園に、所狭しと並べられた円卓。少し離れた場所にはそれぞれの親族が。近い場所には友人たちが主役たちの登場を今か今かと待っている。
「おーい、まだ終わらないのかい?」
新婦の控室をノックするが出て来ない。
「もう少し、もう少し待って。もう少し堪能させて」
「ああ、そう。でも早くしないと、皆待ってると思うよ」
「わかってる。あと少しだけ」
「こりゃダメそうだな」
様子を見にもう一人やって来た。
「一生に一度のウェディングドレスだからだそうだよ。彼女はもう1回着るのにね」
「今日と、次ではデザインが違うからな」
「そんな余裕な顔してないで、なんとかしてくださいよ。お宅の嫁のせいですよ、これ」
「ホント、それな。俺たちも自分の嫁のドレス姿、堪能したいのにな」
「はは、今堪能しておかないと終わった後じゃ無理だしな」
「エッチ」
「うるさい。そんな風に言うならこのままにしておくが?」
「ごめんなさい。なんとかしてください」
「早く見たい、俺の嫁」
ソワソワしっぱなしの二人を笑いながら、彼は扉をノックした。
「アリー。早く出ておいで。俺にアリーのドレス姿見せてくれないか?」
「あ、はい。すぐに」
ほんの少し待てば、中から三人の花嫁が出てきた。
「やっぱりアリーのウェディングドレス姿は女神様のようよ。お披露目なんてやめて、ずっとランザと見続けていたかったわ」
そう言いながら出てきたのはフランカ・チェルコーネ。エンパイアラインのドレスで、スカートの部分は光沢のある生地。上半身は全てがレース仕上げになっている。ウェストマークにリボンが前に付いていて可愛らしい。
髪は緩くアップにしており、後ろにはたくさんの白い花々が飾られ、そこから程よい長さのベールが下がっている。
「本当に。この姿のまま額に入れて飾っておきたい」
そう言うランザ・ボルゲーゼは、同じくエンパイアドレスで左サイドに花の形のようなレースが縦に一列並んでいた。
髪は緩く編み込みをしてサイドに流し、至る所に白い小花が飾られていた。
「ふふ、褒めてもらえて嬉しいわ。このドレスはお母様とアン姉様が作ってくれた物なの。」
スレンダーラインのドレス。前スカートに切り返しがあり、その一部分がサファイアブルーになっている。後ろの裾は長くなっており、腰からスリーブ状のレースが裾にかけて広がっている。
髪は緩いアップスタイル。サイドに大きな花の飾りがあしらわれている。シンプルだが、長身で小顔の彼女にはとても似合っていた。
待ち焦がれていたはずの三人の男たちは、ピクリともせず固まっている。
「あら?皆、どうしたの?」
アリアンナが覗き込むようにしてゲイブリエルを見た。途端に左手で顔の半分を覆い、上を向くゲイブリエル。
他の二人も似たような反応で、口がきけない。
「ガビー?」
再び呼び掛けると、大きく息を吐いたゲイブリエルはそのままアリアンナを抱きしめた。
「駄目だ。これは見せられない。他の奴になんか見せたら勿体ない」
「その意見に賛成。こんな可愛いフラン。他の男たちになんて見せたくない」
「ああ、誰にも見せずにこのまま連れて帰ろう」
暴走し出した男たちの上から声が降ってきた。
「クソ坊主ども、何をアホな事言っとるんじゃ。はよせんか」
見上げればそこには神がいた。
「おじいちゃま?どうしたの?」
「おお、アリアンナ、おまえたちの祝福に来たんじゃ。それにしても美しいのう。ワシがあと500歳くらい若ければ、坊主なんぞにやらなかったのにのう」
「500歳くらいでは足りないでしょうに」
「なんじゃと?」
「いいえ」
「地獄耳だよな」
「聞こえとるぞ」
「こんな小声でも聞こえるって、怖すぎますね」
神と三人の大人の男たちが子供の喧嘩のように、わちゃわちゃと言い合いを始めた。
「ちょっと、いい加減に私のアリーを早く見せなさい!」
そこへ小さな男の子を抱いた、アリアンナの姉のアントネッラがやって来た。
「げっ、アン姉様」
「ふふふ、デュランちゃん。げって何かしら?」
「さ、さあ、皆が待っているから行こうか?」
デュランがとっととフランを連れて、会場へ向かおうとする。
「ふうん。姉様を無視するのね。随分と偉くなったものねぇ」
女性なのに地を這うような声が出せるアントネッラにデュランの身体が震えた。
「ふふ、もうアン姉様、兄様をいじめないで。フランの方が怖がってしまうわ」
「私は全然。アリーのお姉様カッコいい!」
「あら、いい子ね。まあ、話はまた後でゆっくりとね。まずは早く、皆様にあなたたちの美しい姿を見せてらっしゃい」
アントネッラに促されて、3組の花嫁、花婿たちはやっと大庭園に姿を現した。
皆に見守られながら、本物の神に祝福されるゲイブリエルたち。
「これでやっと、本当に俺のアリーになったんだな」
「はい。ガビーも、私のガビーになったのね」
「ああ、これからもきっと、たくさんの試練があると思う。でもこれからは、アリーと一緒に乗り越えられる」
「はい、ずっと一緒です。病める時も健やかなる時も、ね」
「アリー、愛している」
「私も、ずっと愛しています」
二人は誓いのキスを交わしたのだった。
「快晴ですね」
「ああ、若いパワーが集まって雲まで蹴散らしたな」
「昨日まではどんよりしてましたもんね」
国王と宰相がニコニコと少し離れた席に座っている。
大きなこの庭園に、所狭しと並べられた円卓。少し離れた場所にはそれぞれの親族が。近い場所には友人たちが主役たちの登場を今か今かと待っている。
「おーい、まだ終わらないのかい?」
新婦の控室をノックするが出て来ない。
「もう少し、もう少し待って。もう少し堪能させて」
「ああ、そう。でも早くしないと、皆待ってると思うよ」
「わかってる。あと少しだけ」
「こりゃダメそうだな」
様子を見にもう一人やって来た。
「一生に一度のウェディングドレスだからだそうだよ。彼女はもう1回着るのにね」
「今日と、次ではデザインが違うからな」
「そんな余裕な顔してないで、なんとかしてくださいよ。お宅の嫁のせいですよ、これ」
「ホント、それな。俺たちも自分の嫁のドレス姿、堪能したいのにな」
「はは、今堪能しておかないと終わった後じゃ無理だしな」
「エッチ」
「うるさい。そんな風に言うならこのままにしておくが?」
「ごめんなさい。なんとかしてください」
「早く見たい、俺の嫁」
ソワソワしっぱなしの二人を笑いながら、彼は扉をノックした。
「アリー。早く出ておいで。俺にアリーのドレス姿見せてくれないか?」
「あ、はい。すぐに」
ほんの少し待てば、中から三人の花嫁が出てきた。
「やっぱりアリーのウェディングドレス姿は女神様のようよ。お披露目なんてやめて、ずっとランザと見続けていたかったわ」
そう言いながら出てきたのはフランカ・チェルコーネ。エンパイアラインのドレスで、スカートの部分は光沢のある生地。上半身は全てがレース仕上げになっている。ウェストマークにリボンが前に付いていて可愛らしい。
髪は緩くアップにしており、後ろにはたくさんの白い花々が飾られ、そこから程よい長さのベールが下がっている。
「本当に。この姿のまま額に入れて飾っておきたい」
そう言うランザ・ボルゲーゼは、同じくエンパイアドレスで左サイドに花の形のようなレースが縦に一列並んでいた。
髪は緩く編み込みをしてサイドに流し、至る所に白い小花が飾られていた。
「ふふ、褒めてもらえて嬉しいわ。このドレスはお母様とアン姉様が作ってくれた物なの。」
スレンダーラインのドレス。前スカートに切り返しがあり、その一部分がサファイアブルーになっている。後ろの裾は長くなっており、腰からスリーブ状のレースが裾にかけて広がっている。
髪は緩いアップスタイル。サイドに大きな花の飾りがあしらわれている。シンプルだが、長身で小顔の彼女にはとても似合っていた。
待ち焦がれていたはずの三人の男たちは、ピクリともせず固まっている。
「あら?皆、どうしたの?」
アリアンナが覗き込むようにしてゲイブリエルを見た。途端に左手で顔の半分を覆い、上を向くゲイブリエル。
他の二人も似たような反応で、口がきけない。
「ガビー?」
再び呼び掛けると、大きく息を吐いたゲイブリエルはそのままアリアンナを抱きしめた。
「駄目だ。これは見せられない。他の奴になんか見せたら勿体ない」
「その意見に賛成。こんな可愛いフラン。他の男たちになんて見せたくない」
「ああ、誰にも見せずにこのまま連れて帰ろう」
暴走し出した男たちの上から声が降ってきた。
「クソ坊主ども、何をアホな事言っとるんじゃ。はよせんか」
見上げればそこには神がいた。
「おじいちゃま?どうしたの?」
「おお、アリアンナ、おまえたちの祝福に来たんじゃ。それにしても美しいのう。ワシがあと500歳くらい若ければ、坊主なんぞにやらなかったのにのう」
「500歳くらいでは足りないでしょうに」
「なんじゃと?」
「いいえ」
「地獄耳だよな」
「聞こえとるぞ」
「こんな小声でも聞こえるって、怖すぎますね」
神と三人の大人の男たちが子供の喧嘩のように、わちゃわちゃと言い合いを始めた。
「ちょっと、いい加減に私のアリーを早く見せなさい!」
そこへ小さな男の子を抱いた、アリアンナの姉のアントネッラがやって来た。
「げっ、アン姉様」
「ふふふ、デュランちゃん。げって何かしら?」
「さ、さあ、皆が待っているから行こうか?」
デュランがとっととフランを連れて、会場へ向かおうとする。
「ふうん。姉様を無視するのね。随分と偉くなったものねぇ」
女性なのに地を這うような声が出せるアントネッラにデュランの身体が震えた。
「ふふ、もうアン姉様、兄様をいじめないで。フランの方が怖がってしまうわ」
「私は全然。アリーのお姉様カッコいい!」
「あら、いい子ね。まあ、話はまた後でゆっくりとね。まずは早く、皆様にあなたたちの美しい姿を見せてらっしゃい」
アントネッラに促されて、3組の花嫁、花婿たちはやっと大庭園に姿を現した。
皆に見守られながら、本物の神に祝福されるゲイブリエルたち。
「これでやっと、本当に俺のアリーになったんだな」
「はい。ガビーも、私のガビーになったのね」
「ああ、これからもきっと、たくさんの試練があると思う。でもこれからは、アリーと一緒に乗り越えられる」
「はい、ずっと一緒です。病める時も健やかなる時も、ね」
「アリー、愛している」
「私も、ずっと愛しています」
二人は誓いのキスを交わしたのだった。
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