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閑話
結婚式2
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「………セシリア、幸せになるんだぞ。」
泣いたからなのか瞳が赤く、今もなお、若干潤っている。
あまり話をしたことはないけれど、ちゃんと愛してくれていたんだ。
『それでは花嫁のセシリア・フォン・ユークリット様と
その父親のスウィフト・フォン・ユークリット様の登場です。』
扉を開けられた瞬間に目に入ったのは人人人人人。
これでも厳選されているというのか。
女の人は豪華なドレスを、男の人はシンプルだけど質のいいものであろうピシッとした服を着ていた。
そして何よりも、道の先にいるイオのカッコいいことカッコいいこと。
鼻血が吹き出そうだけど必死に我慢をしております。
そんなことを考えていたら、祭壇の前に着きました。
『新郎イディオス・フォン・フロムナードは
花嫁セシリア・フォン・ユークリットを幸せにすることを誓いますか?』
「誓います。」
式が進むにつれ、イオの妻になるんだという実感が湧いてくる。
最近は毎日が忙しくて面倒だなと思ったりもしたんだけど、楽しくて。
『花嫁セシリア・フォン・ユークリットは新郎イディオス・フォン・フロムナードを幸せにすることを誓いますか?』
「はい、誓います。」
『幸せにすることを誓いますか?』って聞かれて肯定してしまったけれど、自信が無い。
いつもいつも幸せをくれるのはイオ。
グータラばっかりしている私がイオに何をしてあげられているというのか。
でも、幸せにしたいと思った。
だから誓ったのだ。
『神々よ、新たに誕生した夫婦に祝福を!』
神官がそう言った瞬間、白い光が辺りを埋め尽くした。
眩しくて目が開けられなくて。
イオにぎゅっと抱き締められているのは分かる。
『セシリア、おめでとう。』
『セシリア、祝福を。』
『幸せに………。』
誰かの声が頭の中に響いた。
光が収まって、皆がざわざわと騒ぎ出す。
過去に結婚式の最中に光が溢れたらしいんだけど、
その年は大豊作だったみたい。
「神々が祝福をしてくれたんだな。」
「イオ………。」
王族の妻となった私はこれから様々な出来事が待ち構えているだろう。
だけど、イオと一緒なら何でも乗り越えられそうな、
そんな気がした。
~作者から~
一応はこれで終わりのつもりなんですけど、
ちょくちょく修正をするかもです。
泣いたからなのか瞳が赤く、今もなお、若干潤っている。
あまり話をしたことはないけれど、ちゃんと愛してくれていたんだ。
『それでは花嫁のセシリア・フォン・ユークリット様と
その父親のスウィフト・フォン・ユークリット様の登場です。』
扉を開けられた瞬間に目に入ったのは人人人人人。
これでも厳選されているというのか。
女の人は豪華なドレスを、男の人はシンプルだけど質のいいものであろうピシッとした服を着ていた。
そして何よりも、道の先にいるイオのカッコいいことカッコいいこと。
鼻血が吹き出そうだけど必死に我慢をしております。
そんなことを考えていたら、祭壇の前に着きました。
『新郎イディオス・フォン・フロムナードは
花嫁セシリア・フォン・ユークリットを幸せにすることを誓いますか?』
「誓います。」
式が進むにつれ、イオの妻になるんだという実感が湧いてくる。
最近は毎日が忙しくて面倒だなと思ったりもしたんだけど、楽しくて。
『花嫁セシリア・フォン・ユークリットは新郎イディオス・フォン・フロムナードを幸せにすることを誓いますか?』
「はい、誓います。」
『幸せにすることを誓いますか?』って聞かれて肯定してしまったけれど、自信が無い。
いつもいつも幸せをくれるのはイオ。
グータラばっかりしている私がイオに何をしてあげられているというのか。
でも、幸せにしたいと思った。
だから誓ったのだ。
『神々よ、新たに誕生した夫婦に祝福を!』
神官がそう言った瞬間、白い光が辺りを埋め尽くした。
眩しくて目が開けられなくて。
イオにぎゅっと抱き締められているのは分かる。
『セシリア、おめでとう。』
『セシリア、祝福を。』
『幸せに………。』
誰かの声が頭の中に響いた。
光が収まって、皆がざわざわと騒ぎ出す。
過去に結婚式の最中に光が溢れたらしいんだけど、
その年は大豊作だったみたい。
「神々が祝福をしてくれたんだな。」
「イオ………。」
王族の妻となった私はこれから様々な出来事が待ち構えているだろう。
だけど、イオと一緒なら何でも乗り越えられそうな、
そんな気がした。
~作者から~
一応はこれで終わりのつもりなんですけど、
ちょくちょく修正をするかもです。
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