私、のんびり暮らしたいんです!

クロウ

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セシリア、風邪をひく

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朝、目が覚めたので起きようとしたのだが、
身体が思うように動かない。
ダルくて動くのが億劫だ。



「どうした、リア。」



もぞもぞとしていたら、イオが起きてしまった。
ベッドとソファーはそれなりの距離があいているのに。

侵入者対策のため、気配察知の魔道具とかを作動させている?
あ、そうだったのですか。



「ん、顔が赤いな。風邪か?」


こつん



イオは自分のひたいを私のひたいにくっつけてきた。



「ぴゃああああ!!」



近い、近い、近い、近い!!
い、イケメンな御尊顔が文字通り目の前に!



「さっきよりも赤みが増しているし、熱がある。」



当たり前だ!
見目麗しいその御尊顔を目の前にして、
赤くならないわけがないだろう!!

その後侍医さんが来たのだが、私のライフポイントは
0に近く、ぐったりとしていた。










御披露目会があった日の次の日の朝。
リアはもぞもぞと動いているのだが、一向にベッドから降りる気配がない。



「どうした、リア。」



顔が赤く、ぼーっとしていた。
まさか、風邪か!?
ひたいをくっつけ、熱を測る。



「ぴゃああああ!!」



「ぴゃああああ!!」だって。
かわいい、かわいい、かわいい、かわいい!!

おっとこんなことを考えている場合ではない。
先程よりも顔が赤くなっている。
熱が上がったのだろう。



「侍医を呼んでくるからな。」



部屋は結界で覆われているし、自身も結界を張っているみたいなので多少離れていたとしても大丈夫だろう。

王族の番に仕える侍女は信用のあり、秘密保持能力が
ある者でないと選ばれない。
彼女等にリアを任せ、侍医を呼びに行くことにした。

自分が呼びに行った方が早く帰ってこれるとはいえ、
侍女に呼びに行かせれば?とか思ったが、
まあいい。

それよりも、風邪の原因だ。
恐らく、昨日の皇女の件が原因かと思われる。
多少の輸出入制限や魔物の押し出しでは生温い。
輸出入は当分ははストップだ。
魔物の押し出しはしないでおこう。
上の不祥事で民が亡くなってはかわいそうだし。
移民の受け入れはしっかりとしよう。

王国が帝国を見限ったという噂が流れれば他国も帝国と縁を切るだろう。
それて滅びを迎えようが迎えまいが、どうでもいい。










~作者から~
んー、なかなかアイデアが出なくてぐだぐだになってしまいました。
このままでは5万文字なんてほど遠いわ。
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