私、のんびり暮らしたいんです！

御披露目会1

「きゃあ、お似合いです！」


「セシリア様、お美しいです。」



イディオス、いやイオにキングシルクスパイダーの糸を渡し、ドレスを作ってもらったのだ。

従魔にキングシルクスパイダーがいて、
長年に渡り採取してきたので、それなりの量の糸が
アイテムボックスにある。

イオの服もキングシルクスパイダーの糸をふんだんに
使用し、作られている。



「リア、とても似合っているよ。」


イオが来た。
振り向くとそこにはまばゆいばかりのイケメンが。

おおう、貴方の方が美しいではないか。
金髪だからまばゆいのが増長されているのかもしれない。抱きついてみると細マッチョだった。
魔導師団は魔法だけの訓練だと思っていたのだけれど、
走り込みもするのだそうだ。
前回訓練している隣で遊んでいたのだが、そのときに見た。



「いきなりどうしたんだ？」



そう言いながらも、抱き締めてきてくれた。

ううー、かっこいい。
行動がいちいちイケメンすぎる。



「何でもない。」


「そうか？」











浴槽に入り身を清め、マッサージをしてもらい、
香油を塗り込んだ。

ドレスはシルクスパイダーの糸をふんだんに使ったもの。
イディオス様の番だという人のお披露目会に行くのは
嫌だったけれど、会うためには仕方ない。

会場に行くと、国の要職に着いている人が沢山いた。
お父様がいたので一応、声をかける。



「お父様。」


「エリザベータか。そのドレス、似合っているな。」


「ふふふ、当然ですわ。私こそがイディオス様に相応しいのだと証明するんですもの。
公爵家の者よりも皇族である私の方が偉いですし、
私よりも美しい人などいるはずがありませんわ。」


「……挨拶は私と一緒に行くからね。
その後は色々と挨拶をしないといけないから別れるけど。」



と、会場に声が響く。



「準備が整いました。
本日の主役の方々が登場いたします。」



舞台に現れた少女は神の祝福を受けたとされている白みがかった銀髪の髪を見たこともない結い方で結んでおり、シルクスパイダー？の糸をふんだんに使用したドレスを着用していた。



「おお！」


「神の祝福を受けている人が番だとは。」


「なんとも、羨ましいですなあ。」



なによ。さっきまで私が美しいと褒めていたのに。
確かに顔は整っている方だけれど、私の方が美しいわ。
あんな小娘なんかに負けないんだから。










～作者から～
アイデアがわないため、文字数を稼ぐためにぐだぐだになってるかもー。
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