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結婚してください2
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「まあ!セシリアは貴方の番なのね!」
モグモグモグ
「ええ、間違いありません。」
モグモグモグ
「それで、王都に連れていったり?」
モグモグ
「そのつもりですが、よろしいので?」
「セシリア、食べるのを止めなさい。今は大事な話をしているのよ。」
こくっ
「ふふ、連れて行くのは構わないわ。夫に言っておく。
けれどこの子は見ての通り、マイペースなの。
1日の大半をベッドの上で過ごし、ダラけているわ。
睡眠を邪魔されないようにと結界を張る始末。
貴方方魔導師がもっと束になれば流石のセシリアも敵わないと思うけど。」
「あれには驚きました。
ここにいる人は精鋭中の精鋭ですからね。」
「本人に許可さえ貰えれば、今すぐにでも王都に連れて行っていいわよ?
たまにはそちらに顔を出させてもらうわ。」
「本当ですか!?」
先程は素っ気ない態度を取られてしまった。
だが雰囲気が無いところでの求婚に呆れたのではなく、
恐らくだが興味がなかったのだろう。
話を聞いている限り、彼女は睡眠に並々ならぬ執念がある。そして面倒事が嫌いなタイプだ。
自分と結婚すれば身の回りの世話は使用人がやってくれ、好きなだけ寝ていいと言えば頷いてくれるかも。
いや、世話は自分でする。
セシリアを他の人に見せたくない。
「セシリア。」
ああ、あの黒い瞳がまたこちらを見てくれた。
「世話は私が全てしよう。
嫌だと言うのなら、女の使用人に任せる。
何かが欲しいと言うのなら、どんなに高い物だろうと
買ってあげよう。いくら寝てても構わない。
だから、私、イディオス・フォン・フロムナードと結婚してください。」
「…………。」
無言だ。
まさか、断られるのだろうか。
嫌だ。嫌だ。嫌だ!!
「………悪い人じゃないのは分かる。」
ああ、美しい声だ。
ずっと聞いていたいくらいだ。
「私の自由にさせてくれるなら、してもいい。」
!Σ(×_×;)!?!?
是だと!?否ではなく、是だと!?
嬉しすぎて、つい、抱きついてしまった。
柔らかい。
いい香りがする。
身長からして、10歳から13歳くらいだろうか。
結婚式は何時にしよう。
今すぐにでもしたいのだけれど、王族の久し振りの婚姻となればかなり豪華になるのか。
いや、面倒事は嫌いだそうだから、しないでおこう。
それに、不特定多数の男に見せなくてはいけないなんて嫌だし。
でも、家族に紹介くらいはしないといけないよな。
一応、貴族達には報告をしないと。
他国にも番を探すために行ったことがあるから、協力をしてくれたことへのお礼の書状や品物を送らないと。
「おーい、大丈夫か?」
「こりゃ聞いてねーな。」
「ま、長年番を探して旅してたんだからな。
嬉しすぎて堪らないんだろ。」
~作者から~
私としては王子様系ではなく、騎士みたいにがたいのいい人が好みですね。
ぎゅって抱き締められたい。
……絵が上手であれば載せるんですけれど。
いちゃいちゃぶりを載せたいんですけれど。
これからもお読みいただければ幸いです。
よろしくお願いします!!
モグモグモグ
「ええ、間違いありません。」
モグモグモグ
「それで、王都に連れていったり?」
モグモグ
「そのつもりですが、よろしいので?」
「セシリア、食べるのを止めなさい。今は大事な話をしているのよ。」
こくっ
「ふふ、連れて行くのは構わないわ。夫に言っておく。
けれどこの子は見ての通り、マイペースなの。
1日の大半をベッドの上で過ごし、ダラけているわ。
睡眠を邪魔されないようにと結界を張る始末。
貴方方魔導師がもっと束になれば流石のセシリアも敵わないと思うけど。」
「あれには驚きました。
ここにいる人は精鋭中の精鋭ですからね。」
「本人に許可さえ貰えれば、今すぐにでも王都に連れて行っていいわよ?
たまにはそちらに顔を出させてもらうわ。」
「本当ですか!?」
先程は素っ気ない態度を取られてしまった。
だが雰囲気が無いところでの求婚に呆れたのではなく、
恐らくだが興味がなかったのだろう。
話を聞いている限り、彼女は睡眠に並々ならぬ執念がある。そして面倒事が嫌いなタイプだ。
自分と結婚すれば身の回りの世話は使用人がやってくれ、好きなだけ寝ていいと言えば頷いてくれるかも。
いや、世話は自分でする。
セシリアを他の人に見せたくない。
「セシリア。」
ああ、あの黒い瞳がまたこちらを見てくれた。
「世話は私が全てしよう。
嫌だと言うのなら、女の使用人に任せる。
何かが欲しいと言うのなら、どんなに高い物だろうと
買ってあげよう。いくら寝てても構わない。
だから、私、イディオス・フォン・フロムナードと結婚してください。」
「…………。」
無言だ。
まさか、断られるのだろうか。
嫌だ。嫌だ。嫌だ!!
「………悪い人じゃないのは分かる。」
ああ、美しい声だ。
ずっと聞いていたいくらいだ。
「私の自由にさせてくれるなら、してもいい。」
!Σ(×_×;)!?!?
是だと!?否ではなく、是だと!?
嬉しすぎて、つい、抱きついてしまった。
柔らかい。
いい香りがする。
身長からして、10歳から13歳くらいだろうか。
結婚式は何時にしよう。
今すぐにでもしたいのだけれど、王族の久し振りの婚姻となればかなり豪華になるのか。
いや、面倒事は嫌いだそうだから、しないでおこう。
それに、不特定多数の男に見せなくてはいけないなんて嫌だし。
でも、家族に紹介くらいはしないといけないよな。
一応、貴族達には報告をしないと。
他国にも番を探すために行ったことがあるから、協力をしてくれたことへのお礼の書状や品物を送らないと。
「おーい、大丈夫か?」
「こりゃ聞いてねーな。」
「ま、長年番を探して旅してたんだからな。
嬉しすぎて堪らないんだろ。」
~作者から~
私としては王子様系ではなく、騎士みたいにがたいのいい人が好みですね。
ぎゅって抱き締められたい。
……絵が上手であれば載せるんですけれど。
いちゃいちゃぶりを載せたいんですけれど。
これからもお読みいただければ幸いです。
よろしくお願いします!!
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