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お客様です……
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「セシリアーー!!!」
「(-.-)Zzz・・・・」
「起きなさーい!!お客様よ!」
「(-.-)Zzz・・・・」
「起きなさいって言ってるでしょー!?」
「(-.-)Zzz・・・・」
「ふ~、絶対に防音結界を張ってるわ。
あの人がいないとセシリアの結界は破れないし。
どうしましょう?」
「あの、どうかしましたか?」
背後から騎士様が忍び寄ってきました。
ですが、「鮮血の戦乙女」と呼ばれていた魔導師である私が気づかないわけがありません。
常に気配探知をしているのですから。
それにしても、顔が整っている。
流石、王族だ。
え、なんで王族か分かったって?
ふふん、簡単よ。
私は幼少期の殿下を見ているから。
「それが、娘が結界を張ってて起きないのよ。
私では破壊できないし、どうしたものかと思って。」
「…………これでも私は国の精鋭部隊である魔導師団の一員です。任せてください。」
「そう?」
確かに内包する魔力量は王族だけあってかなりある。
幼少期から暴走させないようにと訓練を積んできただろうから、精密な作業は出来るだろう。
だが、私とて魔導師団に在籍していたことがあるのだ。
王族にこそ及ばないもののそれなりの実力はある。
その私が出来ないことを軽々と出来るのだろうか。
「…………………ふー、1人では無理そうです。
他の者も呼んできましょう。」
やっぱり無理だった。
セシリアは貴族とかのお偉いさんに関わらず、
田舎でスローライフを送りたいみたいだけれど、
私は反対だ。
ローブをあげたら、より何もしなくなったけど。
とにかく!人との接触をさせたい。
人とふれあい、コミュニケーション能力をつけさせたい。
外に強制的に出させ、同年代の子と遊ばせようとしたのだけれど、失われた魔法と言われている転移魔法を使い、部屋へと戻り、結界を張られてしまったという過去がある。
今回はそんなことにはならないだろうと思う。
王国の魔導師団は世界中の人々に知られているほど有名であり、確かな実力を持っている。
数人の魔導師が周りにいれば、セシリアの力を押さえきれるだろう。
特に今回の「番探し」に来た人達はトップクラスの実力の持ち主のはずだ。
うん。あの人には後で話すとして、セシリアは魔導師達に任せるとしよう。
……セシリアには「ベッドがふかふかで気持ちいいよ。」だとか、「美味しいものが食べれるよ。」とか、
「貴族の人の妻になったら、身の回りの世話は使用人がやってくれるよ。」だとか言えば着いていくだろう。
よし、そうとなれば、セシリアの荷物の整理をしなくっちゃ!
~作者から~
やっぱり、長く書くというのは難しいですね。
話を繋げないと1000文字はいかない。
これからもお読みいただければ幸いです。
「(-.-)Zzz・・・・」
「起きなさーい!!お客様よ!」
「(-.-)Zzz・・・・」
「起きなさいって言ってるでしょー!?」
「(-.-)Zzz・・・・」
「ふ~、絶対に防音結界を張ってるわ。
あの人がいないとセシリアの結界は破れないし。
どうしましょう?」
「あの、どうかしましたか?」
背後から騎士様が忍び寄ってきました。
ですが、「鮮血の戦乙女」と呼ばれていた魔導師である私が気づかないわけがありません。
常に気配探知をしているのですから。
それにしても、顔が整っている。
流石、王族だ。
え、なんで王族か分かったって?
ふふん、簡単よ。
私は幼少期の殿下を見ているから。
「それが、娘が結界を張ってて起きないのよ。
私では破壊できないし、どうしたものかと思って。」
「…………これでも私は国の精鋭部隊である魔導師団の一員です。任せてください。」
「そう?」
確かに内包する魔力量は王族だけあってかなりある。
幼少期から暴走させないようにと訓練を積んできただろうから、精密な作業は出来るだろう。
だが、私とて魔導師団に在籍していたことがあるのだ。
王族にこそ及ばないもののそれなりの実力はある。
その私が出来ないことを軽々と出来るのだろうか。
「…………………ふー、1人では無理そうです。
他の者も呼んできましょう。」
やっぱり無理だった。
セシリアは貴族とかのお偉いさんに関わらず、
田舎でスローライフを送りたいみたいだけれど、
私は反対だ。
ローブをあげたら、より何もしなくなったけど。
とにかく!人との接触をさせたい。
人とふれあい、コミュニケーション能力をつけさせたい。
外に強制的に出させ、同年代の子と遊ばせようとしたのだけれど、失われた魔法と言われている転移魔法を使い、部屋へと戻り、結界を張られてしまったという過去がある。
今回はそんなことにはならないだろうと思う。
王国の魔導師団は世界中の人々に知られているほど有名であり、確かな実力を持っている。
数人の魔導師が周りにいれば、セシリアの力を押さえきれるだろう。
特に今回の「番探し」に来た人達はトップクラスの実力の持ち主のはずだ。
うん。あの人には後で話すとして、セシリアは魔導師達に任せるとしよう。
……セシリアには「ベッドがふかふかで気持ちいいよ。」だとか、「美味しいものが食べれるよ。」とか、
「貴族の人の妻になったら、身の回りの世話は使用人がやってくれるよ。」だとか言えば着いていくだろう。
よし、そうとなれば、セシリアの荷物の整理をしなくっちゃ!
~作者から~
やっぱり、長く書くというのは難しいですね。
話を繋げないと1000文字はいかない。
これからもお読みいただければ幸いです。
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