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目を覚ましたら、既に2歳
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目を覚ましたら既に2歳になっていました。
え?飛ばしすぎだって?
だって特に書くことなんてないし、授乳なんて中身が赤ちゃんじゃない私にとっては苦痛だからね。
「あーあー。(楽だなあ。)」
食事はわざわざ持ってきてくれるし、仕事なんかしなくていいし、とても楽だ。
流石にたまには動いているけど。
「セシリア、魔法の勉強をするわよ。」
こちらの世界での私の名前はセシリアらしい。
お母さんが私を見てそう言っているから、多分間違いない。
というか思ったんだけど、普通、2歳に魔法の練習を教えるか?
そもそもな問題、言葉が通じないでしょ。
「やー。(いやだー。)」
「やー、じゃないの。
本来ならば5歳から始めるんだけど、貴女は言葉を理解してるみたいだし、大丈夫でしょう?」
「あうあー?(なんのことー?)」
「とぼけたって無駄よ。さ、魔法について話すわね。」
母親曰く、魔法とは想像らしい。
より具体的にどんな現象を起こすかを想像することにより、魔法が発生するとのこと。
人は多くても3属性しか持っておらず、全属性を持っている者は、過去に1人しかいないとのこと。
相反する属性を持っている人はいないとのこと。
お母さん、何故にそんなに詳しいのですか?
見る限りこの村は田舎だから、勉強する機会なんて無いだろうに。
「魔導師団の元団員で、侯爵家の令嬢だったのよ
決して勘当されたとかじゃないのよ?
貴族のきらびやかな生活が性に合わなくて、家を出てきたの。
生活は確かに大変だけど、後悔はしてないわ。」
あ、心を読まれた。にしても、どうりで。
平民がなんとかだわなんて言わないだろうし、どことなく品があったんだよね。
「顔に出てるのよ。加護がある子って成長が速いから、貴女もそうなのかもね。」
むむむむ。無表情を心がけるとしよう。
魔導師団の元団員であるリノリウムは2歳の可愛らしい娘をいとおしげに見る。
「2歳でこんなに整った顔立ち。将来は絶対にモテモテね。」
神の祝福を受けたとされる白っぽい銀髪。
瞳の色は王族の血が色濃く流れているという証拠の黒。
顔のパーツは黄金比に整えられている。
魔力はまだ計っていないからはっきりとは言えないが、王国一の魔力量の持ち主と言われてい魔導師団長よりも多いだろう。
何せ白っぽい銀髪にあの成長速度なのだから。
「ただいまー。」
夫であるスウィフトが帰ってきた。
スウィフトは公爵家の嫡男だったのだが、面倒だからと弟に家督を譲り、家を出たのだ。
別に公爵家の嫡男だから惹かれたとかじゃないので、家を出ようが出まいがどちらでも気にしない。
「おかえりなさい。」
「今日は魔の森の奥地に行ってきて、果物を採ってきたよ。磨り潰してセシリアの食事にでもしようか。」
「そうね。」
因みに言っておくが、魔の森はSランクの魔物がいるところだ。
少なくともAランクが10人は集まり、入るところである。
決して1人で行くべきところではない。
スウィフトが1人で入れたのはスキルと加護、ステータスの高さ故にだろう。
これからのセシリアの人生を思うと心配になったが、
どんな人生を送るのかが楽しみでもあった。
取り敢えずあの容姿はとても目立つので、ローブを被せるとしよう。
~作者から~
スローライフから離れてきてる気がする。
確かにチートがあれば生活が楽になるだろうけど、
それと同時に面倒事も引き寄せそうな気が………。
それでも私はチートが欲しい!
読んでくださり、ありがとうございました!
第11回ファンタジー小説大賞の応募要項を見たのですが、どうやら、エントリー期間中に5万文字は更新していないと駄目みたいなのです。
そんなに長文の物語を書いたことがなく、ヤバイ!
でも諦めないで頑張ります!
え?飛ばしすぎだって?
だって特に書くことなんてないし、授乳なんて中身が赤ちゃんじゃない私にとっては苦痛だからね。
「あーあー。(楽だなあ。)」
食事はわざわざ持ってきてくれるし、仕事なんかしなくていいし、とても楽だ。
流石にたまには動いているけど。
「セシリア、魔法の勉強をするわよ。」
こちらの世界での私の名前はセシリアらしい。
お母さんが私を見てそう言っているから、多分間違いない。
というか思ったんだけど、普通、2歳に魔法の練習を教えるか?
そもそもな問題、言葉が通じないでしょ。
「やー。(いやだー。)」
「やー、じゃないの。
本来ならば5歳から始めるんだけど、貴女は言葉を理解してるみたいだし、大丈夫でしょう?」
「あうあー?(なんのことー?)」
「とぼけたって無駄よ。さ、魔法について話すわね。」
母親曰く、魔法とは想像らしい。
より具体的にどんな現象を起こすかを想像することにより、魔法が発生するとのこと。
人は多くても3属性しか持っておらず、全属性を持っている者は、過去に1人しかいないとのこと。
相反する属性を持っている人はいないとのこと。
お母さん、何故にそんなに詳しいのですか?
見る限りこの村は田舎だから、勉強する機会なんて無いだろうに。
「魔導師団の元団員で、侯爵家の令嬢だったのよ
決して勘当されたとかじゃないのよ?
貴族のきらびやかな生活が性に合わなくて、家を出てきたの。
生活は確かに大変だけど、後悔はしてないわ。」
あ、心を読まれた。にしても、どうりで。
平民がなんとかだわなんて言わないだろうし、どことなく品があったんだよね。
「顔に出てるのよ。加護がある子って成長が速いから、貴女もそうなのかもね。」
むむむむ。無表情を心がけるとしよう。
魔導師団の元団員であるリノリウムは2歳の可愛らしい娘をいとおしげに見る。
「2歳でこんなに整った顔立ち。将来は絶対にモテモテね。」
神の祝福を受けたとされる白っぽい銀髪。
瞳の色は王族の血が色濃く流れているという証拠の黒。
顔のパーツは黄金比に整えられている。
魔力はまだ計っていないからはっきりとは言えないが、王国一の魔力量の持ち主と言われてい魔導師団長よりも多いだろう。
何せ白っぽい銀髪にあの成長速度なのだから。
「ただいまー。」
夫であるスウィフトが帰ってきた。
スウィフトは公爵家の嫡男だったのだが、面倒だからと弟に家督を譲り、家を出たのだ。
別に公爵家の嫡男だから惹かれたとかじゃないので、家を出ようが出まいがどちらでも気にしない。
「おかえりなさい。」
「今日は魔の森の奥地に行ってきて、果物を採ってきたよ。磨り潰してセシリアの食事にでもしようか。」
「そうね。」
因みに言っておくが、魔の森はSランクの魔物がいるところだ。
少なくともAランクが10人は集まり、入るところである。
決して1人で行くべきところではない。
スウィフトが1人で入れたのはスキルと加護、ステータスの高さ故にだろう。
これからのセシリアの人生を思うと心配になったが、
どんな人生を送るのかが楽しみでもあった。
取り敢えずあの容姿はとても目立つので、ローブを被せるとしよう。
~作者から~
スローライフから離れてきてる気がする。
確かにチートがあれば生活が楽になるだろうけど、
それと同時に面倒事も引き寄せそうな気が………。
それでも私はチートが欲しい!
読んでくださり、ありがとうございました!
第11回ファンタジー小説大賞の応募要項を見たのですが、どうやら、エントリー期間中に5万文字は更新していないと駄目みたいなのです。
そんなに長文の物語を書いたことがなく、ヤバイ!
でも諦めないで頑張ります!
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