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三木風雅ルート
終わった
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2日目、3日目、4日目のテストは特筆すべきことは
無かった。あえて言うならば栞が2日目終了時に
机に突っ伏したままピクリとも動かなかったことくらいだろうか。
テストが終わり、号令をし、クラスメイトがパラパラと
帰っているんだけど栞と火村君はぐでーんとしている。
「栞~?」
「これは再起動までに時間がかかりそうだね。」
「ん~、まあ15時の予約の時間にさえ間に合えばいいんだけどさ。」
パフェ専門店に行く約束をしていたのだ。
カロリーはお高いだろうけどトレーニングで消費しよう。うん。
数分後。友紀と復活した栞と一緒に歩いて店に行く。
そう遠くはないので車は待機。
解散する頃に呼ぶことにした。
「友達と歩くって新鮮だわ~。」
「いつも車で登下校だからね。」
「楓は有名人だもんね。今も通行人が二度見してたり
するし。」
チラッと周りを見た。確かにこっちを見ている人がいる。
インスタのフォロワーは3億超え。
インスタグラマーが10億人だら約3分の1。
日本人で次にフォロワーが多い人でも890万人だから
どれだけ凄いのかが分かるだろう。
日本人がフォロワー数ランキングで上位に入れない原因は言語の壁だとされている。
CMは何本か出てるし、化粧品の広告塔もしてる。
朝の時間帯にニュースでちょくちょく大会の特集をしてたりするので全世代に等しく認知されていると言っても過言ではない。
「!いらっしゃいませ。ご予約のお客様ですか?」
「椎名です。」
「はい、3名様ですね。お席へ案内します。」
個室は無いので人の目があるがここのパフェは
どうしても食べたい。
「女が集まってすることと言えば恋話でしょ。
栞は好きな人、いる?もしくはタイプ。」
「ぐふっ……い、いない。」
「明らかにいるわね。
私はいないからタイプを言うけど、自分より身長が
高くて一途な人がいい。」
「物持ちがいい人って恋人にも一途って言うよね~。」
「で、栞、どうなの?」
「………火村君。」
「きゃあっ!」
テーブルとテーブルに間がそれなりにあるとはいえ
小声で話している。
「どこが好きなの?」
「………一緒にいて自然体でいられるし、
顔は勿論タイプなんだけどがさつに見えて
1つ1つの作業を丁寧にしている所が気になって。
いつの間にか好きになってた。」
「うふふふ、青春ねえ。」
「それより!楓はどうなの?」
「待って!予想するから。」
友紀は顎に指を当てて思案する。
「ふむむむむ。あ、もしかして三木先輩?」
「げほっ、ぐっ………」
「あ~、図星なんだ?」
「い、いや、好きとかじゃないよ?
カッコよくて、紳士で、一緒にいて楽しいし、
いつの間にか目で追っちゃったりするけど。」
「それ、好きってことでしょ?」
「うう~。」
「告白しないの?」
「む、それは難しいなあ。万が一OK貰って付き合うってなるとデートをするでしょ?
ずっとマスクをして顔を隠すわけにもいかないし、
迷惑かけちゃいそうで。」
「ミキセンパイノカエデヲミルメハアキラカニスキソウダケド。」ボソッ
「え?」
「うううん。何でもない!
恋話もいいけどパフェも堪能しよう!」
「あ、そうだね。」
話に夢中になってスプーンを持つ手が止まっていた。
告白をしないのはそんな理由じゃない。
ただフラれるのが怖いだけ。
前世は恋人なんていなかったし、初めての告白。
フラれたらどうしよう。
プライベートのことをフィギュアに持ち込みたくはないけど、フラれたら確実に影響が出るなあ。そう思った。
無かった。あえて言うならば栞が2日目終了時に
机に突っ伏したままピクリとも動かなかったことくらいだろうか。
テストが終わり、号令をし、クラスメイトがパラパラと
帰っているんだけど栞と火村君はぐでーんとしている。
「栞~?」
「これは再起動までに時間がかかりそうだね。」
「ん~、まあ15時の予約の時間にさえ間に合えばいいんだけどさ。」
パフェ専門店に行く約束をしていたのだ。
カロリーはお高いだろうけどトレーニングで消費しよう。うん。
数分後。友紀と復活した栞と一緒に歩いて店に行く。
そう遠くはないので車は待機。
解散する頃に呼ぶことにした。
「友達と歩くって新鮮だわ~。」
「いつも車で登下校だからね。」
「楓は有名人だもんね。今も通行人が二度見してたり
するし。」
チラッと周りを見た。確かにこっちを見ている人がいる。
インスタのフォロワーは3億超え。
インスタグラマーが10億人だら約3分の1。
日本人で次にフォロワーが多い人でも890万人だから
どれだけ凄いのかが分かるだろう。
日本人がフォロワー数ランキングで上位に入れない原因は言語の壁だとされている。
CMは何本か出てるし、化粧品の広告塔もしてる。
朝の時間帯にニュースでちょくちょく大会の特集をしてたりするので全世代に等しく認知されていると言っても過言ではない。
「!いらっしゃいませ。ご予約のお客様ですか?」
「椎名です。」
「はい、3名様ですね。お席へ案内します。」
個室は無いので人の目があるがここのパフェは
どうしても食べたい。
「女が集まってすることと言えば恋話でしょ。
栞は好きな人、いる?もしくはタイプ。」
「ぐふっ……い、いない。」
「明らかにいるわね。
私はいないからタイプを言うけど、自分より身長が
高くて一途な人がいい。」
「物持ちがいい人って恋人にも一途って言うよね~。」
「で、栞、どうなの?」
「………火村君。」
「きゃあっ!」
テーブルとテーブルに間がそれなりにあるとはいえ
小声で話している。
「どこが好きなの?」
「………一緒にいて自然体でいられるし、
顔は勿論タイプなんだけどがさつに見えて
1つ1つの作業を丁寧にしている所が気になって。
いつの間にか好きになってた。」
「うふふふ、青春ねえ。」
「それより!楓はどうなの?」
「待って!予想するから。」
友紀は顎に指を当てて思案する。
「ふむむむむ。あ、もしかして三木先輩?」
「げほっ、ぐっ………」
「あ~、図星なんだ?」
「い、いや、好きとかじゃないよ?
カッコよくて、紳士で、一緒にいて楽しいし、
いつの間にか目で追っちゃったりするけど。」
「それ、好きってことでしょ?」
「うう~。」
「告白しないの?」
「む、それは難しいなあ。万が一OK貰って付き合うってなるとデートをするでしょ?
ずっとマスクをして顔を隠すわけにもいかないし、
迷惑かけちゃいそうで。」
「ミキセンパイノカエデヲミルメハアキラカニスキソウダケド。」ボソッ
「え?」
「うううん。何でもない!
恋話もいいけどパフェも堪能しよう!」
「あ、そうだね。」
話に夢中になってスプーンを持つ手が止まっていた。
告白をしないのはそんな理由じゃない。
ただフラれるのが怖いだけ。
前世は恋人なんていなかったし、初めての告白。
フラれたらどうしよう。
プライベートのことをフィギュアに持ち込みたくはないけど、フラれたら確実に影響が出るなあ。そう思った。
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