20 / 29
三木風雅ルート
試験勉強
しおりを挟む
進学校でもあるこの高校はテスト範囲が広く、
重箱の隅をつつくかのように細かいことまで問題に
出してくる。
1学年6クラス・1クラス30名、計180名全員の名前と
総合得点を張り出すという鬼畜っぷり。
最下位になって公開処刑にはなりたくないと
皆は勉学に励む。
Sクラスの人は上位50位以内のランクインを求められる。もしそれ以下だとたとえ点数が良くても補習に参加しなければならない。
「ねえ、皆で勉強でもしない?」
「いいね!幸いにもここには1位から4位の人がいるし。」
「教えるのも上手だとは限らないよ?」
「皆で勉強することに意義があるの!
つまらない勉強も皆でやれば大丈夫。」
「ん~、栞達は入試の成績が良くてSクラスにいる
んでしょ?余程の点数を取らないと入れないって
聞いたけど。」
「猛勉強したからね………もう勉強はしたくない。」
「夏休みは皆で遊びに行こう?
だから補習は避けないと!」
「海水浴に花火。後は女子だけでショッピング!」
「そうだね。イギリスとロシアに訪問しないと
いけないから日程調整をしないと。」
「ほえ~。」
「ほら、図書室に行くよ。」
最近はフィギュアスケート関連の話をしていないから読者の皆は忘れているかと思うから言っておくけど、
私はプロフィギュアスケーターなのだ。
ロシアには親善大使に任命されていて、
イギリスは王室の人がフィギュアに関心を持っていて
その関係で。
忙しいけど充実した毎日を送らせてもらっている。
前世に全く未練が無いって訳じゃないけど。
兎に角、神様には感謝している。
「人、沢山いるね。」
「皆、考えることは一緒かあ。」
椅子はうまっていて、ちょこちょこと空いてはいる
けれど6人は座れない。
「あれ?楓ちゃん。」
「あ、風雅先輩。」
「ああ~、もしかして勉強しに来た?
テスト前になると図書室は混むからね。
良かったら生徒会の邸の一室を貸そっか?
部屋は沢山余ってるし。」
「役員でもないのにいいんですか?」
「かわいい後輩の友達達だしね。
ちょっと待ってて。本を返してくるから。」
風雅先輩は小走りでカウンターまで言った。
「生徒会役員の方々が使っている建物か~。
邸って言うくらいだから豪華なんだろうな。」
「凄かったよ。」
「行ったことあるの?」
「部活関連の話でお邪魔したの。
あそこに住めば登校が楽なのに。」
「楽しみ!」
そんなこんな話していると風雅先輩が戻ってきた。
一緒に邸へ向かう。
今日は特に来客はいないので応接室に通してもらった。今は16時。練習があるから18時に帰るとして、
2時間は勉強できる。
「ここが分からない………。」
「ここが……。」
「ここ、教えて?」
主に教えるだけだったけど楽しかった。
重箱の隅をつつくかのように細かいことまで問題に
出してくる。
1学年6クラス・1クラス30名、計180名全員の名前と
総合得点を張り出すという鬼畜っぷり。
最下位になって公開処刑にはなりたくないと
皆は勉学に励む。
Sクラスの人は上位50位以内のランクインを求められる。もしそれ以下だとたとえ点数が良くても補習に参加しなければならない。
「ねえ、皆で勉強でもしない?」
「いいね!幸いにもここには1位から4位の人がいるし。」
「教えるのも上手だとは限らないよ?」
「皆で勉強することに意義があるの!
つまらない勉強も皆でやれば大丈夫。」
「ん~、栞達は入試の成績が良くてSクラスにいる
んでしょ?余程の点数を取らないと入れないって
聞いたけど。」
「猛勉強したからね………もう勉強はしたくない。」
「夏休みは皆で遊びに行こう?
だから補習は避けないと!」
「海水浴に花火。後は女子だけでショッピング!」
「そうだね。イギリスとロシアに訪問しないと
いけないから日程調整をしないと。」
「ほえ~。」
「ほら、図書室に行くよ。」
最近はフィギュアスケート関連の話をしていないから読者の皆は忘れているかと思うから言っておくけど、
私はプロフィギュアスケーターなのだ。
ロシアには親善大使に任命されていて、
イギリスは王室の人がフィギュアに関心を持っていて
その関係で。
忙しいけど充実した毎日を送らせてもらっている。
前世に全く未練が無いって訳じゃないけど。
兎に角、神様には感謝している。
「人、沢山いるね。」
「皆、考えることは一緒かあ。」
椅子はうまっていて、ちょこちょこと空いてはいる
けれど6人は座れない。
「あれ?楓ちゃん。」
「あ、風雅先輩。」
「ああ~、もしかして勉強しに来た?
テスト前になると図書室は混むからね。
良かったら生徒会の邸の一室を貸そっか?
部屋は沢山余ってるし。」
「役員でもないのにいいんですか?」
「かわいい後輩の友達達だしね。
ちょっと待ってて。本を返してくるから。」
風雅先輩は小走りでカウンターまで言った。
「生徒会役員の方々が使っている建物か~。
邸って言うくらいだから豪華なんだろうな。」
「凄かったよ。」
「行ったことあるの?」
「部活関連の話でお邪魔したの。
あそこに住めば登校が楽なのに。」
「楽しみ!」
そんなこんな話していると風雅先輩が戻ってきた。
一緒に邸へ向かう。
今日は特に来客はいないので応接室に通してもらった。今は16時。練習があるから18時に帰るとして、
2時間は勉強できる。
「ここが分からない………。」
「ここが……。」
「ここ、教えて?」
主に教えるだけだったけど楽しかった。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説

乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。

【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。
《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。

私はモブのはず
シュミー
恋愛
私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。
けど
モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。
モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。
私はモブじゃなかったっけ?
R-15は保険です。
ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。
注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。
「殿下、人違いです」どうぞヒロインのところへ行って下さい
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームを元にした人気のライトノベルの世界でした。
しかも、定番の悪役令嬢。
いえ、別にざまあされるヒロインにはなりたくないですし、婚約者のいる相手にすり寄るビッチなヒロインにもなりたくないです。
ですから婚約者の王子様。
私はいつでも婚約破棄を受け入れますので、どうぞヒロインのところに行って下さい。

悪役令嬢?いま忙しいので後でやります
みおな
恋愛
転生したその世界は、かつて自分がゲームクリエーターとして作成した乙女ゲームの世界だった!
しかも、すべての愛を詰め込んだヒロインではなく、悪役令嬢?
私はヒロイン推しなんです。悪役令嬢?忙しいので、後にしてください。

生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる