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41,友情を深め合う*
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「待て待て! 発情とアイスとどう関係するんだよ」
類が見つめていたカップを冬夜が手に取った。
「普通のアイスだよな??」
「それが……、獣人用のアイスがぼくの体質に合わなくて、いっぱい食べると……」
(うっ、腰動いちゃう……)
類は今、冬夜の上にいるわけで、大きくなってしまった性器をつい彼にこすりつけてしまう。
「んんん? つまり……え? 類っちはアイスで発情しちゃう体質なのかよ。うわ、なんだそれー! 可愛すぎ!!」
冬夜の瞳がキラキラと輝きだした。
「だったらもっと食べよう!」
彼がアイスをスプーンにすくって類の口に入れる。
「んっ、いや、でもっ、これどうすればいいの……!?」
口の中で溶けていくひんやりした甘さと酸味を感じながら、類は自分の腰を見下ろした。
今もうズボンの中がどろどろで、そのうち冬夜のシャツまで染みてしまいそうだ。
「ニンゲンのってこんなおっきくなるのかー!」
冬夜は感心したように言って、類の腰を持ち上げた。
「えっ、どうするの?」
「脱ごう!」
「……っ……」
恥ずかしいけれど、このままというわけにもいかなくて、類はしぶしぶ彼の手に自らを委ねることにする。
冬夜は類の着ているものを脱がせると、彼自身も裸になった。
類よりいくぶん筋肉のついた、冬夜のしなやかな体がさらされる。
(冬夜って、脱いだらけっこう……)
この前、温泉でも彼の体は見ていたけれど、お互いに興奮しているせいか、なんだか今日は違って見えた。
「そんなもの欲しそうな顔で見んなよー」
冬夜は恥ずかしそうに言って、派手な柄のボクサーパンツを脱ぐ。
ぴんと立った尻尾の付け根と、それから根元が張り出した犬型獣人のペニスにも目が行った。
(尻尾は可愛いけど、前はすごくえっちだ……)
「冬夜……」
「見すぎ!」
「だって」
「はいはい、落ち着け類っち!」
あぐらをかいて座った彼のひざの上に、腰をまたぐ形で座らされる。
それから優しく抱きしめキスをされた。
いつものガツガツした冬夜と違う。そのことに類は少し動揺する。
「なんかこれ、恋人同士みたい……」
「でもイヤじゃないだろ?」
冬夜の犬歯がキラリと光った。
「うーん、イヤじゃない……かも……?」
お腹の前で彼の手が、二本まとめてしごき始める。
さっきから刺激を求めていた類のそこは、すぐに気持ちよくなってしまった。
「あっ、あ……うっ……。でもぼくたち……友達なのに……」
「友達同士でキモチイイことしたっていいだろー? 前もサウナ室でしたし」
「そうだった……」
話す間にも冬夜の長い指が、丹念に二本のペニスを擦り上げる。
「んっ、いい……いい、とうや……」
「オイラも……類っちがいっぱいヌルヌル出すおかげで……」
冬夜の目元が赤く染まり、生理的な涙にうるみ始めた。
(冬夜もこんな……エッチな顔するんだ……)
類は甘い快感にあえぎながら彼を見つめる。
冬夜がふいにぎゅっと眉根を寄せた。
「類っち、好きだよ」
「それ……今言わないでよ」
こんなキモチイイ時に言われたら、類だって好きになってしまいそうで困る。
冬夜が唇を合わせてきた。
「だって……オイラ好きだもん。類っちが、他の誰を好きでもさ」
鼻先が思わせぶりな角度でこすれ合う。
類はガマンできずに、両手で彼の頬を捉えて唇を吸った。
今食べたアイスの味。もっとたくさん感じたくて舌を絡める。
「あ、は……るい……!」
唾液が顎を伝って冬夜の胸元にこぼれ落ちた。
追い詰める手の動きが速くなる。
「イキそう」
「うん、いこう」
類も手を添えて手伝った。
冬夜の腰がびくびくと震える。
尻尾も含め、全身に力が入ったのがわかった。
(冬夜……!)
それから類の手の甲に、ぼたぼたと精液が降ってくる。
「――あっ!」
それを見た途端、類もしぶきを吹きだした。
二人一緒にため息をつく。
それから数十秒後。濡れた体を見て、冬夜が弾んだ声をあげた。
「え……オイラたち、何してたんだっけ?」
「友情を深め合ってた。たぶん……」
お互いに恥ずかしくて、そんなことを言い合う。
「アイス食いかけだし、溶けちゃってるし。類っちは裸だし」
「冬夜も裸だけどね」
「オイラのバックバージンは無事かー?」
冗談めかして言っているけれど、どうも冬夜はそのことを心配していたらしい。
(それではじめ怯えてたんだ)
たぶん類の方がギラギラしていたせいだろう。
類は立ち上がった冬夜の、尻尾の付け根をそっと眺めた。
(っていうか尻尾可愛い!)
彼の体を見ていると、まだ少しドキドキしてしまう。
「ぼく、好きかも……?」
「ん?」
ティッシュ箱に手を伸ばしかけていた冬夜が振り返った。
「冬夜のしっぽ」
「尻はダメだぞ!? いくら類っちでもやらないからな!」
語尾に被せて言われる。
(“尻”って言ってない。“しっぽ”なんだけど……)
でも冬夜の慌てぶりがおもしろいので、訂正せずにおく。
「ねえ、ちょっとだけ触らせて?」
「ダメだって、オイラバージンなんだから!」
類は思わず笑って冬夜の体を抱きしめた。
(う……)
体中が汗と精液で濡れていて、ぬるっとしていて気持ち悪い。
「あー……、お風呂いこっか」
「うーん、そうだな……」
冬夜の目が泳ぐ。
最後まで警戒しているらしい冬夜だった。
類が見つめていたカップを冬夜が手に取った。
「普通のアイスだよな??」
「それが……、獣人用のアイスがぼくの体質に合わなくて、いっぱい食べると……」
(うっ、腰動いちゃう……)
類は今、冬夜の上にいるわけで、大きくなってしまった性器をつい彼にこすりつけてしまう。
「んんん? つまり……え? 類っちはアイスで発情しちゃう体質なのかよ。うわ、なんだそれー! 可愛すぎ!!」
冬夜の瞳がキラキラと輝きだした。
「だったらもっと食べよう!」
彼がアイスをスプーンにすくって類の口に入れる。
「んっ、いや、でもっ、これどうすればいいの……!?」
口の中で溶けていくひんやりした甘さと酸味を感じながら、類は自分の腰を見下ろした。
今もうズボンの中がどろどろで、そのうち冬夜のシャツまで染みてしまいそうだ。
「ニンゲンのってこんなおっきくなるのかー!」
冬夜は感心したように言って、類の腰を持ち上げた。
「えっ、どうするの?」
「脱ごう!」
「……っ……」
恥ずかしいけれど、このままというわけにもいかなくて、類はしぶしぶ彼の手に自らを委ねることにする。
冬夜は類の着ているものを脱がせると、彼自身も裸になった。
類よりいくぶん筋肉のついた、冬夜のしなやかな体がさらされる。
(冬夜って、脱いだらけっこう……)
この前、温泉でも彼の体は見ていたけれど、お互いに興奮しているせいか、なんだか今日は違って見えた。
「そんなもの欲しそうな顔で見んなよー」
冬夜は恥ずかしそうに言って、派手な柄のボクサーパンツを脱ぐ。
ぴんと立った尻尾の付け根と、それから根元が張り出した犬型獣人のペニスにも目が行った。
(尻尾は可愛いけど、前はすごくえっちだ……)
「冬夜……」
「見すぎ!」
「だって」
「はいはい、落ち着け類っち!」
あぐらをかいて座った彼のひざの上に、腰をまたぐ形で座らされる。
それから優しく抱きしめキスをされた。
いつものガツガツした冬夜と違う。そのことに類は少し動揺する。
「なんかこれ、恋人同士みたい……」
「でもイヤじゃないだろ?」
冬夜の犬歯がキラリと光った。
「うーん、イヤじゃない……かも……?」
お腹の前で彼の手が、二本まとめてしごき始める。
さっきから刺激を求めていた類のそこは、すぐに気持ちよくなってしまった。
「あっ、あ……うっ……。でもぼくたち……友達なのに……」
「友達同士でキモチイイことしたっていいだろー? 前もサウナ室でしたし」
「そうだった……」
話す間にも冬夜の長い指が、丹念に二本のペニスを擦り上げる。
「んっ、いい……いい、とうや……」
「オイラも……類っちがいっぱいヌルヌル出すおかげで……」
冬夜の目元が赤く染まり、生理的な涙にうるみ始めた。
(冬夜もこんな……エッチな顔するんだ……)
類は甘い快感にあえぎながら彼を見つめる。
冬夜がふいにぎゅっと眉根を寄せた。
「類っち、好きだよ」
「それ……今言わないでよ」
こんなキモチイイ時に言われたら、類だって好きになってしまいそうで困る。
冬夜が唇を合わせてきた。
「だって……オイラ好きだもん。類っちが、他の誰を好きでもさ」
鼻先が思わせぶりな角度でこすれ合う。
類はガマンできずに、両手で彼の頬を捉えて唇を吸った。
今食べたアイスの味。もっとたくさん感じたくて舌を絡める。
「あ、は……るい……!」
唾液が顎を伝って冬夜の胸元にこぼれ落ちた。
追い詰める手の動きが速くなる。
「イキそう」
「うん、いこう」
類も手を添えて手伝った。
冬夜の腰がびくびくと震える。
尻尾も含め、全身に力が入ったのがわかった。
(冬夜……!)
それから類の手の甲に、ぼたぼたと精液が降ってくる。
「――あっ!」
それを見た途端、類もしぶきを吹きだした。
二人一緒にため息をつく。
それから数十秒後。濡れた体を見て、冬夜が弾んだ声をあげた。
「え……オイラたち、何してたんだっけ?」
「友情を深め合ってた。たぶん……」
お互いに恥ずかしくて、そんなことを言い合う。
「アイス食いかけだし、溶けちゃってるし。類っちは裸だし」
「冬夜も裸だけどね」
「オイラのバックバージンは無事かー?」
冗談めかして言っているけれど、どうも冬夜はそのことを心配していたらしい。
(それではじめ怯えてたんだ)
たぶん類の方がギラギラしていたせいだろう。
類は立ち上がった冬夜の、尻尾の付け根をそっと眺めた。
(っていうか尻尾可愛い!)
彼の体を見ていると、まだ少しドキドキしてしまう。
「ぼく、好きかも……?」
「ん?」
ティッシュ箱に手を伸ばしかけていた冬夜が振り返った。
「冬夜のしっぽ」
「尻はダメだぞ!? いくら類っちでもやらないからな!」
語尾に被せて言われる。
(“尻”って言ってない。“しっぽ”なんだけど……)
でも冬夜の慌てぶりがおもしろいので、訂正せずにおく。
「ねえ、ちょっとだけ触らせて?」
「ダメだって、オイラバージンなんだから!」
類は思わず笑って冬夜の体を抱きしめた。
(う……)
体中が汗と精液で濡れていて、ぬるっとしていて気持ち悪い。
「あー……、お風呂いこっか」
「うーん、そうだな……」
冬夜の目が泳ぐ。
最後まで警戒しているらしい冬夜だった。
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