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7,出会いの記憶
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(どっちがユーマニオンレッドにふさわしいか、だって?)
廊下を歩きながら、羽田光耀の言葉を苦々しく思い返す。
(少なくともあの人はふさわしくないだろう!)
ヒーローとは気高く崇高な存在だ。特撮史に残るプロフェッショナルたちが理想のヒーロー像を作り上げ、子供たちはその理想に憧れ夢を見る。
ともすればヒーローは、子供たちのその後の人生の指針となる存在だ。
ヒーローを演じる俳優は終生自らを律して生活し、スーツアクターはけっして人前でマスクを脱がない。すべては理想と、子供たちの憧れを守るために……。
それを考えると、少なくとも職場であんなことをする人間がヒーローにふさわしいはずがなかった。ヒーローへの冒涜だ。
俺の、俺たちのユーマニオンレッドを、あんなふうにけがさないでほしい。
(俺だって、子供の頃からレッドに憧れてきたんだ。どっちの想いが本物か、カメラの前で証明してやる!)
A棟のエントランスをくぐりながら、握る拳が震える。
胸の中に、怒りとも闘志ともつかない感情が燃えていた――。
*
俺とユーマニオンレッドの出会いは15年前、5歳の時だった。
その時に放映されていたのは『真ユーマニオン』。シリーズ2作目だ。
見始めたのは第1話からではない。放映が始まってしばらく経った頃、たまたまつけたテレビでやっていたのを見た。だから話の筋はよく分からなかった。
今考えても子供には分かりにくい話だったと思う。けれども俺は、赤くきらめくマスクと、深紅のヒーロースーツに一瞬で心を奪われた。
テレビ画面を縦横無尽に舞う、剣舞のようなアクション。そして爆発からの、息もつかさぬ高速移動。CGと特撮技術、そして音の融合。それに魅了されるのに、何分もかからなかった。
何が起こっているのかは、子供の俺には分かりようがない。ただ得体の知れないカッコよさにしびれてしまった。
「ユーマニオンレッド……」
テレビの画面に文字通り張り付いて、俺はその名前を心に深く刻んだ。
ところが俺の親は、息子が特撮ヒーローに夢中になることをよしとしなかった。暴力的だからということで翌週からは観ることを阻止され、泣いて抗議したことを覚えている。
それから親も根負けして番組を観ること自体は許したが、おもちゃが欲しい、ヒーローショーに行きたいというような希望は当然却下された。
『ユーマニオン』という単語を口にすると親が不機嫌になる。5歳児でもそのことは理解した。
そんな時、ユーマニオンレッドがこの街に来るという噂を耳にした。地域の祭りの催し物で、ヒーローショーが行われるという。当時の俺はテレビの中のユーマニオンレッドとヒーローショーのそれが別物だとは知らなかったから、ぜひ行かなければと強く思った。
せっかくこの街にレッドが来るというのに、見に行かないなんていう選択肢はあり得ない。行かなければ人生そのものを無駄にしてしまう。幼心にそこまで思い詰めた。
かくして俺は親の目を盗み、市役所前の広場に特設されたヒーローショーの会場へ向かうことになった。幸いその日父親は仕事で不在。母も家事で忙しく、キッチンを離れようとしなかった。
俺は観ていたテレビをそのままに、ひとり玄関から外へと飛び出した。母も縫い物に集中していたようだし、しばらくは俺の不在に気づかない。経験上それが分かっていた。
ヒーローショーが開かれる市役所前の広場には、何度か行ったことがある。1人での道のりは普段より遠く感じられたけれど、道に迷うことはなかった。
会場に着くと、大人も子供もヒーローショーのステージに詰めかけている。俺は子供1人だったこともあり、最前列にひとつだけ空いていた席に運良く座ることができた。
若い女性が舞台に立ち、観覧の注意事項を繰り返し説明していた。通路に出ない、椅子の上に立たない、ヒーローを大きな声で応援する。そんなようなことを言っていたが、俺は早くユーマニオンレッドに出てきてほしくてそれどころではなかった。
それから間もなく真ユーマニオンのテーマソングがかかり、怪人が客席の後ろから姿を現した。怪人の怒号、子供たちの悲鳴。そして会場は騒然となる。
同じ年頃の子供たちが、親に抱きつき恐怖を訴えている。1人で来てしまった俺は腰が椅子から浮き上がりそうになる中、じっと耐えるしかなかった。
ユーマニオンレッドに会うまではここを離れるわけにはいかない。その一心でその場にしがみつく。
その時、客席後方から徐々に前へ移動してきた怪人が、俺に目をつけた。今思えば怪人役は被り物を被っていて表情が見えるはずはないのに、この時どうしてか目が合ったのが分かった。直感というものだったんだろう。
まずい。内蔵がきゅっと縮み上がる。
奇声を発しながら、ジリジリとにじり寄ってくる怪人。
なぜ俺は武器のひとつも持ってこなかったのか。こんな場所にたった1人、手ぶらで来てしまった自分を悔やんだ。
鎌のような爪をした、怪人の手が肩をつかんだ。恐怖で声も出ない。ぎゅっと目を閉じたその時――。
『そこまでだ!』
凜々しい叫び声とともに、ユーマニオンレッドが舞台上に現れた。
俺は口を開け、舞台を見上げる。
雷に打たれたような衝撃。レッドが来てくれた。それだけで胸がいっぱいになる。
『子供たちは俺が守る!』
レッドが舞台から飛び降り、大股で歩み寄ってきた。
彼は怪人の手を振り払うと、俺を片腕で抱き上げる。視界がすっと高くなった。
子供たちの驚いた顔、大人たちの微笑ましげな顔が見える。さっきまで固まっていた体が緩み、震えるような喜びに包まれた。
「一緒に来た人は?」
俺を抱いて舞台に戻りながら、レッドがそっと聞いてくる。
「1人で来た」
「やっぱ1人なのか」
舞台上から察していたんだろう、気づかわしげな仕草で顔を覗き込まれる。
「お母さんは許してくれないから……でも、どうしてもレッドに会いたかった」
怒られるかも、と不安になりながらも、思いの丈を込めそう訴えた。
「ははっ、そうか!」
レッドの声は笑っていた。頭をグリグリと撫でられる。俺はレッドに受け入れられていた。泣きたいくらいに胸が熱くなった。
その間にも怪人が、会場中に響く声で何か言っている。
「じゃあ、俺は戦ってくるから待ってろよ!」
レッドは俺だけに聞こえる声でささやくと、俺を舞台上に下ろし怪人とのバトルを始めた。
数メートル先で派手なバトルが展開される。ハイキック、素早いパンチ、必殺技。
少し動きが軽いけれど、テレビと同じだと思った。
(すごい、本当にレッドだ!)
それですっかり舞い上がってしまったのか、それからあとのことはよく覚えていない。
最後にレッドはもう一度俺を抱き上げ、舞台上から観客席へと手を振った。
今思えば5歳の俺を1人にさせておくわけにもいかなくて、彼は俺を最後までそばに置いてくれたんだと思う。
理由はともかく俺はショーの幕が下りるまで、レッドに助けられた特別な子供でいることができた。
「さてと、お前んちはどこ?」
ステージの幕が下りたあと、レッドが俺に聞いてきた。説明に困っていると、彼は「送っていく」と続ける。
「えっ、もしかしてその格好で行くの!?」
アナウンス役だった女性が、ぎょっとした顔でこっちを見た。
「だって仕方ないだろ? マスクを取るわけにもいかねーし」
レッドは小声で言ったあと、俺に「なあ?」と同意を求める。
あの時は番組中、レッドの正体が秘密になっていたことを思い出して俺も頷いた。
けれど今になってみると、当然そのレッドはテレビの俳優とは別人だったわけで。俺をガッカリさせないために、マスクを取らないことにしたんだと思う。
そして彼は俺を家に送り届けるまで、人に変な目で見られようとけっしてマスクを取らなかった。
それから家でおろおろしていた母親に、俺と一緒に謝ってくれた。
彼こそがユーマニオンレッド、俺のヒーローだ。
抱き上げてくれた腕の逞しさ、家まで繋いでくれた手のあたたかさを、俺はけっして忘れることができない。
ヒーローを演じる者は、骨の髄までヒーローでなくてはならない。カメラの前で演じる者なら尚更だ。ヒーローとは関わる者たちが、そして観る者たちが作り上げてきた共通の夢であり、理想像なのだから――。
廊下を歩きながら、羽田光耀の言葉を苦々しく思い返す。
(少なくともあの人はふさわしくないだろう!)
ヒーローとは気高く崇高な存在だ。特撮史に残るプロフェッショナルたちが理想のヒーロー像を作り上げ、子供たちはその理想に憧れ夢を見る。
ともすればヒーローは、子供たちのその後の人生の指針となる存在だ。
ヒーローを演じる俳優は終生自らを律して生活し、スーツアクターはけっして人前でマスクを脱がない。すべては理想と、子供たちの憧れを守るために……。
それを考えると、少なくとも職場であんなことをする人間がヒーローにふさわしいはずがなかった。ヒーローへの冒涜だ。
俺の、俺たちのユーマニオンレッドを、あんなふうにけがさないでほしい。
(俺だって、子供の頃からレッドに憧れてきたんだ。どっちの想いが本物か、カメラの前で証明してやる!)
A棟のエントランスをくぐりながら、握る拳が震える。
胸の中に、怒りとも闘志ともつかない感情が燃えていた――。
*
俺とユーマニオンレッドの出会いは15年前、5歳の時だった。
その時に放映されていたのは『真ユーマニオン』。シリーズ2作目だ。
見始めたのは第1話からではない。放映が始まってしばらく経った頃、たまたまつけたテレビでやっていたのを見た。だから話の筋はよく分からなかった。
今考えても子供には分かりにくい話だったと思う。けれども俺は、赤くきらめくマスクと、深紅のヒーロースーツに一瞬で心を奪われた。
テレビ画面を縦横無尽に舞う、剣舞のようなアクション。そして爆発からの、息もつかさぬ高速移動。CGと特撮技術、そして音の融合。それに魅了されるのに、何分もかからなかった。
何が起こっているのかは、子供の俺には分かりようがない。ただ得体の知れないカッコよさにしびれてしまった。
「ユーマニオンレッド……」
テレビの画面に文字通り張り付いて、俺はその名前を心に深く刻んだ。
ところが俺の親は、息子が特撮ヒーローに夢中になることをよしとしなかった。暴力的だからということで翌週からは観ることを阻止され、泣いて抗議したことを覚えている。
それから親も根負けして番組を観ること自体は許したが、おもちゃが欲しい、ヒーローショーに行きたいというような希望は当然却下された。
『ユーマニオン』という単語を口にすると親が不機嫌になる。5歳児でもそのことは理解した。
そんな時、ユーマニオンレッドがこの街に来るという噂を耳にした。地域の祭りの催し物で、ヒーローショーが行われるという。当時の俺はテレビの中のユーマニオンレッドとヒーローショーのそれが別物だとは知らなかったから、ぜひ行かなければと強く思った。
せっかくこの街にレッドが来るというのに、見に行かないなんていう選択肢はあり得ない。行かなければ人生そのものを無駄にしてしまう。幼心にそこまで思い詰めた。
かくして俺は親の目を盗み、市役所前の広場に特設されたヒーローショーの会場へ向かうことになった。幸いその日父親は仕事で不在。母も家事で忙しく、キッチンを離れようとしなかった。
俺は観ていたテレビをそのままに、ひとり玄関から外へと飛び出した。母も縫い物に集中していたようだし、しばらくは俺の不在に気づかない。経験上それが分かっていた。
ヒーローショーが開かれる市役所前の広場には、何度か行ったことがある。1人での道のりは普段より遠く感じられたけれど、道に迷うことはなかった。
会場に着くと、大人も子供もヒーローショーのステージに詰めかけている。俺は子供1人だったこともあり、最前列にひとつだけ空いていた席に運良く座ることができた。
若い女性が舞台に立ち、観覧の注意事項を繰り返し説明していた。通路に出ない、椅子の上に立たない、ヒーローを大きな声で応援する。そんなようなことを言っていたが、俺は早くユーマニオンレッドに出てきてほしくてそれどころではなかった。
それから間もなく真ユーマニオンのテーマソングがかかり、怪人が客席の後ろから姿を現した。怪人の怒号、子供たちの悲鳴。そして会場は騒然となる。
同じ年頃の子供たちが、親に抱きつき恐怖を訴えている。1人で来てしまった俺は腰が椅子から浮き上がりそうになる中、じっと耐えるしかなかった。
ユーマニオンレッドに会うまではここを離れるわけにはいかない。その一心でその場にしがみつく。
その時、客席後方から徐々に前へ移動してきた怪人が、俺に目をつけた。今思えば怪人役は被り物を被っていて表情が見えるはずはないのに、この時どうしてか目が合ったのが分かった。直感というものだったんだろう。
まずい。内蔵がきゅっと縮み上がる。
奇声を発しながら、ジリジリとにじり寄ってくる怪人。
なぜ俺は武器のひとつも持ってこなかったのか。こんな場所にたった1人、手ぶらで来てしまった自分を悔やんだ。
鎌のような爪をした、怪人の手が肩をつかんだ。恐怖で声も出ない。ぎゅっと目を閉じたその時――。
『そこまでだ!』
凜々しい叫び声とともに、ユーマニオンレッドが舞台上に現れた。
俺は口を開け、舞台を見上げる。
雷に打たれたような衝撃。レッドが来てくれた。それだけで胸がいっぱいになる。
『子供たちは俺が守る!』
レッドが舞台から飛び降り、大股で歩み寄ってきた。
彼は怪人の手を振り払うと、俺を片腕で抱き上げる。視界がすっと高くなった。
子供たちの驚いた顔、大人たちの微笑ましげな顔が見える。さっきまで固まっていた体が緩み、震えるような喜びに包まれた。
「一緒に来た人は?」
俺を抱いて舞台に戻りながら、レッドがそっと聞いてくる。
「1人で来た」
「やっぱ1人なのか」
舞台上から察していたんだろう、気づかわしげな仕草で顔を覗き込まれる。
「お母さんは許してくれないから……でも、どうしてもレッドに会いたかった」
怒られるかも、と不安になりながらも、思いの丈を込めそう訴えた。
「ははっ、そうか!」
レッドの声は笑っていた。頭をグリグリと撫でられる。俺はレッドに受け入れられていた。泣きたいくらいに胸が熱くなった。
その間にも怪人が、会場中に響く声で何か言っている。
「じゃあ、俺は戦ってくるから待ってろよ!」
レッドは俺だけに聞こえる声でささやくと、俺を舞台上に下ろし怪人とのバトルを始めた。
数メートル先で派手なバトルが展開される。ハイキック、素早いパンチ、必殺技。
少し動きが軽いけれど、テレビと同じだと思った。
(すごい、本当にレッドだ!)
それですっかり舞い上がってしまったのか、それからあとのことはよく覚えていない。
最後にレッドはもう一度俺を抱き上げ、舞台上から観客席へと手を振った。
今思えば5歳の俺を1人にさせておくわけにもいかなくて、彼は俺を最後までそばに置いてくれたんだと思う。
理由はともかく俺はショーの幕が下りるまで、レッドに助けられた特別な子供でいることができた。
「さてと、お前んちはどこ?」
ステージの幕が下りたあと、レッドが俺に聞いてきた。説明に困っていると、彼は「送っていく」と続ける。
「えっ、もしかしてその格好で行くの!?」
アナウンス役だった女性が、ぎょっとした顔でこっちを見た。
「だって仕方ないだろ? マスクを取るわけにもいかねーし」
レッドは小声で言ったあと、俺に「なあ?」と同意を求める。
あの時は番組中、レッドの正体が秘密になっていたことを思い出して俺も頷いた。
けれど今になってみると、当然そのレッドはテレビの俳優とは別人だったわけで。俺をガッカリさせないために、マスクを取らないことにしたんだと思う。
そして彼は俺を家に送り届けるまで、人に変な目で見られようとけっしてマスクを取らなかった。
それから家でおろおろしていた母親に、俺と一緒に謝ってくれた。
彼こそがユーマニオンレッド、俺のヒーローだ。
抱き上げてくれた腕の逞しさ、家まで繋いでくれた手のあたたかさを、俺はけっして忘れることができない。
ヒーローを演じる者は、骨の髄までヒーローでなくてはならない。カメラの前で演じる者なら尚更だ。ヒーローとは関わる者たちが、そして観る者たちが作り上げてきた共通の夢であり、理想像なのだから――。
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