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5章:棒を掲げるブルドッグ
第7話
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「来てください、もう、僕は待ちたくない」
「……っ! こういう時、ミズキの方が積極的なのはなんなんだよ」
「多分、若いんです」
「真面目に答えなくていい」
相楽さんが笑って、その瞬間、切羽詰まっていた空気が緩んだ。
つられて笑った僕の後ろに、相楽さんが己を突き立ててくる。
その勢いに、背中の下でセンターラグがずるりとずれる。
体が逃げるのを阻止するように、彼の両手が、僕の手首をつかまえた。
「は――…」
息をつき、しっかりと繋がった体を意識する。
「はい……った……」
「いけたな……」
額が触れ合う距離で、相楽さんが笑った。
「なんでだろ……お前とだと、こんなことでいちいち感動できる……」
(それは、僕のセリフだ……)
僕の感情を、こんなにも掻き乱してくる人は他にいない。
そう思った途端に目尻を伝って、涙がこぼれ落ちる。
「そんなこと言って、泣かせないでください」
「はは……俺としては違う意味で泣かしたいんだけど、な」
相楽さんがまた笑って、誘うように腰を揺すった。
「あぁっ……」
内側に、彼の一部が息づいていることが嬉しい。
(こういうの、ほんとヤバい。もっと上手にこの人と、気持ちよくなりたくなる……)
「好きです」
上に乗っている彼の腰に、甘えるように片脚を絡みつかせる。
「こら、馬鹿、おまっ……」
中で粘膜がこすれ、相楽さんが追い詰められたような悲鳴を上げた。
「久しぶりなんだから、あせんな。ちょっとは年上をいたわれ」
「どうすればいいんですか?」
「そうだな、力抜いて……それから、足はこうしよ」
体の中心を繫げたまま、股間を最大限に開かされた。
「……わ、ぁあっ!」
それだけで、繋がりがぐっと深くなる。
「なんか……すごい奥に、当たってる」
「ここのことか?」
「ふあっ!」
奥のひだを抉られる感覚に、大きな声が出た。
「や、すご……こんなのっ」
さらに大きさを増した彼の芯が、全体を擦り上げながら、奥をほぐすように拓いてくる。
「ん、やあっ、そこ!」
引っかかりのある一点を刺激されて腰が跳ねた。
「オーケー、ここだな」
上になっている相楽さんがニヤリと笑う。
それから彼は器用に腰を使い、僕の気持ちいいところを集中的に攻め始めた。
(ああ、ヤバい、こんなっ!)
腰全体がキュンキュンと反応する。
全身が震えて、僕は溺れる人が流木につかまるように、相楽さんの背中をがっちりとつかまえた。
合わさった胸から、湿った熱と鼓動を感じる。
「いいなら素直に声出せよ」
「いい、です……気持ちいい、もっと……」
「俺もだよ、ミズキ……いっぱいよくなろうな」
相楽さんは深さと角度を変えながら、僕の中を丁寧に擦り上げていく。
刺激されているのは中なのに、前からも蜜が溢れ出して彼の腹をけがした。
「やだ、もっと、もっと、ほしいのに……」
「……うん、なんだ?」
「もう、駄目っ、イッちゃう……!」
ぶつかり合う下半身に煽られて、前の起立が限界を訴えている。
「素直にイケよ、欲張らなくても何度でもしてやる」
(何度でもって……)
強気な言葉に、この人らしさを感じて嬉しくなった。
そんな俺の中心を、彼が大きな手でつかまえる。
(相楽さんの右手だ)
そう思っただけで、感極まってしまった。
本当に限界だった。
僕は甘い悲鳴を上げながら、彼の腹へ向かって溜まっていたものをぶちまけた。
それと同時に、相楽さんは右手に僕の中心を握り込んだまま、深く後ろを穿ってくる。
パンパンとぶつかり合う音と衝撃。
それから中に飛び散り、染み渡っていく熱を感じた。
「ミズキっ、は、くうっ!」
相楽さんはまだ何度か腰を振り、僕の中に吐き出せるだけのものを吐き出す。
背筋が喜びに震える。
「愛してる、ミズキ……」
「僕もです……」
深く繋がりあったまま、自分の体が、彼を吸収していくのが分かった。
*
「……っ! こういう時、ミズキの方が積極的なのはなんなんだよ」
「多分、若いんです」
「真面目に答えなくていい」
相楽さんが笑って、その瞬間、切羽詰まっていた空気が緩んだ。
つられて笑った僕の後ろに、相楽さんが己を突き立ててくる。
その勢いに、背中の下でセンターラグがずるりとずれる。
体が逃げるのを阻止するように、彼の両手が、僕の手首をつかまえた。
「は――…」
息をつき、しっかりと繋がった体を意識する。
「はい……った……」
「いけたな……」
額が触れ合う距離で、相楽さんが笑った。
「なんでだろ……お前とだと、こんなことでいちいち感動できる……」
(それは、僕のセリフだ……)
僕の感情を、こんなにも掻き乱してくる人は他にいない。
そう思った途端に目尻を伝って、涙がこぼれ落ちる。
「そんなこと言って、泣かせないでください」
「はは……俺としては違う意味で泣かしたいんだけど、な」
相楽さんがまた笑って、誘うように腰を揺すった。
「あぁっ……」
内側に、彼の一部が息づいていることが嬉しい。
(こういうの、ほんとヤバい。もっと上手にこの人と、気持ちよくなりたくなる……)
「好きです」
上に乗っている彼の腰に、甘えるように片脚を絡みつかせる。
「こら、馬鹿、おまっ……」
中で粘膜がこすれ、相楽さんが追い詰められたような悲鳴を上げた。
「久しぶりなんだから、あせんな。ちょっとは年上をいたわれ」
「どうすればいいんですか?」
「そうだな、力抜いて……それから、足はこうしよ」
体の中心を繫げたまま、股間を最大限に開かされた。
「……わ、ぁあっ!」
それだけで、繋がりがぐっと深くなる。
「なんか……すごい奥に、当たってる」
「ここのことか?」
「ふあっ!」
奥のひだを抉られる感覚に、大きな声が出た。
「や、すご……こんなのっ」
さらに大きさを増した彼の芯が、全体を擦り上げながら、奥をほぐすように拓いてくる。
「ん、やあっ、そこ!」
引っかかりのある一点を刺激されて腰が跳ねた。
「オーケー、ここだな」
上になっている相楽さんがニヤリと笑う。
それから彼は器用に腰を使い、僕の気持ちいいところを集中的に攻め始めた。
(ああ、ヤバい、こんなっ!)
腰全体がキュンキュンと反応する。
全身が震えて、僕は溺れる人が流木につかまるように、相楽さんの背中をがっちりとつかまえた。
合わさった胸から、湿った熱と鼓動を感じる。
「いいなら素直に声出せよ」
「いい、です……気持ちいい、もっと……」
「俺もだよ、ミズキ……いっぱいよくなろうな」
相楽さんは深さと角度を変えながら、僕の中を丁寧に擦り上げていく。
刺激されているのは中なのに、前からも蜜が溢れ出して彼の腹をけがした。
「やだ、もっと、もっと、ほしいのに……」
「……うん、なんだ?」
「もう、駄目っ、イッちゃう……!」
ぶつかり合う下半身に煽られて、前の起立が限界を訴えている。
「素直にイケよ、欲張らなくても何度でもしてやる」
(何度でもって……)
強気な言葉に、この人らしさを感じて嬉しくなった。
そんな俺の中心を、彼が大きな手でつかまえる。
(相楽さんの右手だ)
そう思っただけで、感極まってしまった。
本当に限界だった。
僕は甘い悲鳴を上げながら、彼の腹へ向かって溜まっていたものをぶちまけた。
それと同時に、相楽さんは右手に僕の中心を握り込んだまま、深く後ろを穿ってくる。
パンパンとぶつかり合う音と衝撃。
それから中に飛び散り、染み渡っていく熱を感じた。
「ミズキっ、は、くうっ!」
相楽さんはまだ何度か腰を振り、僕の中に吐き出せるだけのものを吐き出す。
背筋が喜びに震える。
「愛してる、ミズキ……」
「僕もです……」
深く繋がりあったまま、自分の体が、彼を吸収していくのが分かった。
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