転生石に願って眠る夜はどっかの世界で僕は彼と愛しあう(転生石3)新章完結

ペッパーミントコーヒー

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2、僕は異世界で暮らし始める

10、ミナレスは、静かに媚薬無しで

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媚薬無しの潤滑剤が用意されたベッドの横で、二人、お互いの服を脱がせあってキスを交わす。
窓から見える巨大な月に、カーテンを開けたまま手を繋ぎ、ベッドに上がった。
2人、裸で並んで横になる。

「今日は、月が綺麗ね」

「ロウソク、消そうか」

「うん」

ベッドサイドテーブルのロウソクを消して星空を眺め、月明かりに照らされてキスを交わす。

「う、ん、チュチュッ、ねえ、媚薬無しって、始めて?」

「そうだなあ、初めてかな。
さて、ミナレスできるかは微妙だ」

「あら、旦那様は弱気だね」

クスッと笑って僕は、彼のペニスに手を伸ばして撫でた。

「うふふ、僕はでも、こうしてあなたの体温を感じていたかったんだ。
自分の部屋で、1人で寝るのはすっごく寂しいんだから」

「うれしいね。
ドクトルに別に寝るようにってさ、だから仕方なかったんだよ。
まあ、君が夜中に潜り込んでくるのは無問題さ。」

彼が優しくキスをして、舌を絡め、僕の乳首をつまんで転がす。
ジンとして、ンッと思わず声が出る。

「ああ、本当に、君が無事で良かった。
君までジジのようになったら、私はどうしていいのかわからないよ」

ジジは、お義父さんのエリスだ。
禁制の媚薬を使われ、その後遺症でほとんど寝たきりになっている。
でも、彼は遠く別荘で暮らすというお義父さんについて行って、今は2人で古参の使用人達とのんびり暮らしている。
最近は近くの湖で、2人で散歩するのが楽しみになっているらしい。
とてもいい関係で、僕は交代で行く若い使用人から聞いた話に少し羨ましさまで感じた。

「だって、あなたは優しい媚薬しか使ってないじゃない?
量が多かっただけだよ。あと、僕の身体との相性かな。
潤滑剤の媚薬は大丈夫なんだけど、ね」

「まあドクトルの言う事はきちんと守ろう。
彼には字を綺麗にしてくれるように言っといたよ」

ぷっキャハハ!僕は、思わず笑って僕の胸を舐める彼の頭を抱く。
彼は、次第に下へ、下へと行って、背中をつっと指で撫でる。

「うふっ、やだ、くすぐったい」

そう言うと、彼がわざと僕を横にして脇腹からワキに舌を這わせる。

「やだ、くすぐったくって、恥ずかしいよ!」

「んー、いつもの君の匂いに戻ってきたね。美味しそうな匂い」

「あれ?やっぱり体調悪いと匂いが違うんだ」

「そうだな、薬湯の匂いがしてた」

「薬かー、あれ苦いんだよ、身体の匂いが変わるほど苦い」

「まだ、ちょっとするかな」

「うん、まだちょっと飲んでるからね」

さらさらと、
身体を舐めながら撫でて、その手が背中を向ける。
背中をなで回し、あちこちにキスをして、キュッと吸って跡を残して行く。
すっかり消えてしまった彼の僕を愛した証。
僕は気持ちよくて、されるままに身を委ねる。
やがてお尻に手が行き、お尻を揉むとアナルの周りを撫でて指を入れてきた。

お腹を洗ったあとで、最後に入れてくれた潤滑剤のおかげで滑りがいい。
なめらかに滑る指が、クチュクチュ淫猥な音を立てながら、僕の体温を上げて行く。

「ん、ん、ああ……久しぶり。あなたの指が気持ちいい」

ゆっくりと内壁を撫でる指が、潤滑剤で滑りよくヌルヌルとこすって行く。
アナルは寝てる間も時々拡張プラグを入れていたので、硬くなってない。

「久しぶりなのに、君のアナリスはとてもイイ感じだ」

「うん、だって、ちゃんとしてたから……ああ、いい、気持ちいい。もっと、こすって」

「くくっ、ちゃんとって何?」

「意地悪だね、ちゃんと、あなたのが入るように、ちゃんとだよ。んっあっ」

指が増やされ、それはどんどん穴を広げ、僕はたまらず上になった足を曲げてお尻を突き出し、曲げた足の膝裏に手を回して抱いた。

「あ、あ、あ、はあ、はあ、はあ、ん、ん、ああ、いい、いい、んっ!んっ!」

「君は本当に感じやすいね」

指を抜いて、身体を上に向かせて僕のペニスを口に含む。

「んあっ!だって、あなたが上手だから、んっ!あっ!あっあっあっ
し、しごいたら、で、出ちゃうっ!」

手でグリグリと玉を転がし、指で内股をスッとなぞり、僕はもうたまらずに淫らに足を広げて彼の顔に押しつけるように腰を上げてしまう。

「あっあっあっ!んあっ!ああああーー!!!」

びゅうと吐きだしてしまった僕の精液を、彼がゴクリと飲んだ。
僕はまだそれだけでハアハアと息をついて、股間の彼の頭を撫でてピンと立った耳を撫でる。
たったこれだけで、もう、息が上がってる。

「大丈夫?」

「うん、あ…はあ、気持ちいいから」

ちょっと、やっぱりまだキツいかな。

「そうか、良かった」

「ねえ、僕も舐めたい」

僕は、キスしてくる彼の身体を横に倒し、覆い被さって何度もキスをする。
舌を絡め、彼の口内を舐め取るようになぞる。
あれ?そう言えば今日はワインの味がしない。

「そっか、今日は飲んでないんだね」

「う……ふう、ああ、飲んでないよ。
君を、大切に、うっ!んむう、したいからね」

チュッチュッと彼の毛皮に覆われた胸を吸い、そして下腹部に降りると彼のペニスを舐める。
ああ、今日はいつもと違うね。
だったら、僕が硬くしてあげる。

チュッチュッと先にキスをして、睾丸をもみながらペニスを舐める。

ああ、まだ、これじゃダメ。
もっと、もっと元気になって。僕は大丈夫だから。

ペニスを横から舐めて、そして、先から次第に口に含み、丁寧に舐めてしごく。
次第に、口の中で彼のペニスは大きく膨らみ、堅さを帯びてくる。

「んむっ!んおっ!こ、こら、そんなにしたら……お、お、お、おおおう。
君は舐めるのが上手すぎる」

うふふ、焦ってる、焦ってる。可愛い。

チュルッと先から口を離し、先走りをべろんとなめる。

「はあぁ……ね?これが普通じゃない?」

硬くそそり立った彼のペニスに、クフフッと僕は満足げに笑った。
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