転生石に願って眠る夜はどっかの世界で僕は彼と愛しあう(転生石3)新章完結

ペッパーミントコーヒー

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1、転生石に願って眠る夜はどっかの世界で僕は彼と愛しあう

11、僕はあなたと愛を誓う

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「どうしたんだい?なにが悲しい?」

「ああ、僕は、こうして夜しか会えない。
あなたとずっと一緒にいたいのに、僕は自分の身体で来ることも出来ない」

ポロポロと涙を流す僕に、彼が大きくて温かい胸でギュッと抱きしめる。
狂おしいほど、僕の身体を抱きしめる彼の手に、力が入る。

「可愛い人だ、私はあなたを待ってると言っただろう?
今まで待てたんだ。夜が明けて君が消えても、また夜になれば来てくれる。
私はそれを信じて夜を待つよ。夜だけの愛しい人。
いつか、その石がいらなくなるその日まで。

でも、君は……私がどれだけ心配なのか知っているかい?」

「あなたが?」

「その石は、不実を許さない石だと聞いた。
君が他の男に無理矢理奪われて、石になってしまったら……
私は君が来なくなったとき、どうしたらいいんだ?
だからこそ、私は父に、ここにいて欲しくないと思うんだ。」

ああ、そうなんだね。
僕らはどちらもこの偶然の出会いを、不安の中で愛し合ってる。

「ああ、神様は意地悪だね。あなたと僕が直接出会えて愛し合える時が来ても、あなたは僕を見てガッカリするかも知れないよ?僕は普通の人間の男なんだ」

「そんなこと、あるものか!エリスの身体を借りていても、私は君の身体を感じている。
私がお前を直接愛せる時がくるのを待ち焦がれて、先に石になるかも知れないよ?」

「意地悪、そんなこと許さない」

僕は彼に口づけ、舌を絡めた。
熱く、ざらりと、ヌルリとした舌の感触が、口の中を翻弄する。
僕は、彼の口に舌を入れ、ぐるりと口中を舐めてベロリと大きな彼の牙を舐めた。

「僕に失望したら、あなたのこの牙で僕を殺して」

「私に失望したら、そのか細い手で私を絞め殺せ」

「ああ……」 また、口づけを。
激しく舌を絡め、舌を出して絡め、互いの覚悟を確かめ合うように、愛の誓いをするように。

「ああ、僕たちはこれから愛し合うんだね」

「そうだよ、私たちは、ようやく一つになれるんだ」

「ねえ、媚薬を飲みたい。何もかも忘れて、あなたと愛し合いたい」

「わかった」

横のテーブルから、一つのグラスを取るとグッと口に含み、そして僕に口づけて流し込む。
コクン、コクン
甘くてトロンとした液体の、香りに酔いしれて目を閉じる。

彼が唇から頬にキスをして髪を撫でながら匂いを嗅ぎ、耳を舐め、耳たぶを口に含んで熱い息を僕の耳に送り込む。
彼の吐息が、ひどく落ち着いている。
ああ、彼は大人だ。

そして胸を、乳首を吸って、背中をなで回し、つうっと背筋に沿って指でたどり、尻を揉みしだき、割れ目を指で伝うように撫でた。
それはゆっくりと、急く事無く、ゆっくりと。僕との時間を少しでも長く。
僕は落ち着き無く唇を噛んで首を振り、足を忙しくこすって立てる。
ああ、ああ、セックスって、本当のセックスって、こんなに気持ちがいいんだ。
穴に入れる粘膜との接触だけが快楽と思っていたのに、身体の全部が性感帯のようになってしまう。

思わず細く、高く嬌声が出て、ビクビクと身体が踊る。
足を絡め、互いの足で足を、股間を撫でてだんだん気持ちが上がる。声が出る。

部屋には2人の激しい吐息が乱れ、空気が熱く絡みつく。
ねっとりとした互いの愛撫で興奮が最高潮に上り詰め、彼の、そして僕の立ち上がったペニスが燃えて硬くなる。
彼が足でペニスをグリグリすると、僕はたまらなくてその足を両足で挟み込んだ。

「ああっ、ねえ、ダナファン。僕を、僕を愛してる?」

「愛してるとも、リツ、ああリツ、苦しいほどに愛してる」

2人でキスを交わす。

クチュ、クチュ、チュッ、クチュ、チュッチュウッ

身を起こして彼が僕の両足を両肩に上げ、下腹を舐め、ペニスを舐めながらまたアナルに指を入れてくる。
指を増やして激しくこすり、広げてくる。

「ああっ、ああっ!あああ、やだ、んっ!んっ!あ、ああっ、恥ずかしい!」

「可愛い人、恥ずかしくなんかないよ」

「あっあっ!ああ、ああっ!うっ!うっ!」

たまらず射精して、彼がまた僕のペニスを吸ってゴクンと飲み込み、僕のペニスを口でこする。
僕は内股がブルブル震え、股間に彼の頭を挟み込んで頭を撫でた。
鈴口を舐められるとたまらない。ああ、また出してしまう。

「はあ、はあ、ホントに、美味しいの?」

「美味しいよ、君はまだ初ものなんだ。今はまだ、初物の味がするよ」

僕の下腹をベロリとなめて、おへそに舌を入れる。
ああ、くすぐったい。

「あ……はあ、はあ、今は?」

「そう、今から君の初ものちらしを、私がやるんだ。私のリツ。
私の物になれ。私だけのものに」

「なる、なるよ。あなたの物に。んっ!ああ、でも、ね、でも、ああ、怖い」

「怖くないさ、私がここにいる」

「ああっ!ねえ、ダナファン、早く!僕を散らせて。ああ!僕もう待てない」

僕の胸にキスをする彼の頭を撫でる。
頭にピンとした耳を、つうっと指でくすぐる。

「フフッ、僕もだ。早く君と一つになりたい」

身を起こした彼の前で恥ずかしさも無く足を立てて大きく広げると、彼が足を腕にかけ僕の腰を掴む。
ああ、やっとこの時が来た、その瞬間に息を呑む。

でも、グイと引かれた時、ほんの少しの不安が生まれる。
僕は、僕は男だけれど、もう、処女じゃ無くなる。
ああ、僕は男の人に、お尻の穴に、アナルにペニスを入れられる。
突き刺される。突き入れられる。あの、肉棒を。
何度想像しただろう、心が沸き立つ。

刺して、僕のお尻を突き刺して、早く、ああ、グチャグチャにして!
ああ、でも、でも、
こんな初めて、一度きりの初めて。

「あ、あ、ねえ、ぼ、僕も、僕もあなたが入れる瞬間を見たい」

「フフ、なんて大胆な人だ」

「だって、僕はずっと待ってたその瞬間を、あなたと一緒に感じたいんだ」

そう言うと、彼が膝立ちで腰を上げた。
僕が足を曲げると彼が腰を構え、ピタリとペニスの先を肛門に付ける。

「ああ!」

思わず声が漏れる。
あの穴を、狭い門を今から彼が無理矢理押し開いて入ってくる。
あの大きな肉棒が、全部入るのかな?ああ、いや、入れて、無理矢理突き刺して!突き入れて!

口を手で覆い、恥ずかしい顔を隠す。僕は、期待に震えてどんな顔をしてるんだろう。
大きく広げた足の間に、僕のアナルの穴が、彼の大きな肉棒とキスをする。
ああ、ドキドキする。

「ゆっくり入れるよ」

「早く、早く欲しいの。入れて、あなたの肉棒で僕を突き刺して」

「力を抜いて」

くちっと、いやらしい音を立てて穴が広がり彼のペニスを飲み込んで行く。
大きな肉棒の先が、小さい穴をこじ開け、グイと押し広げていく。

うあっ!!うむぅーーーーっ!!うっ!うっ!

僕は突然見ている余裕がなくなり、必死になって両手で口を押さえる。
身体中をビクビク引きつらせながら、とっさに横にある枕を掴み、端っこに噛みついて抱きしめた。
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