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7、芳樹でいっぱいになる

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芳樹の、挿入の瞬間を待ち受ける。

芳樹がそんな僕に気がついて、余裕がないくせにピタリと止まった。

「来てって言ってよ、リョウ、来て、入れてって。女の子みたいに。」

僕は肩で呼吸して、ペロリとからからの唇を舐めた。

「来て……、」

「もっと」

芳樹の顔を見る。
彼は高校生とは思えない大人の顔で、僕の大きく開いた足の間で見下ろしている。
僕は、突然エッチな気分になって、薄く笑って思いつく限りの単語を口にした。

「来て、早く、大きいのを、ギチギチに硬いのを、僕の穴に、僕のアナルに入れて。
突き入れて、ガンガン突いて、グチャグチャに、滅茶苦茶にして。」

信じられない言葉が、するする口を出る。
芳樹が、ちょっとビックリして、ククッと笑った。

「いいね、いいよ、リョウ。ゾクゾクする。ご希望通りに突っ込んでやるよ。」

「あっ!ちょっと待って、怖いからゆっくりしてよ。乱暴にしないで。」

「ヒヒヒ、ビビってやんの。かわいー」

「だって、怖いもん。」

「わかってるって、大事にするよ、大事にする。」

その言葉に、僕は思わずキュンとして、ドキドキがちょっと落ち着いた。
芳樹がワセリン自分のものに塗り込むと、僕の腰をグイと引いて膝に乗せ、下にクッション入れていきをのむ。

「行くよ。」

そして、ぐうっと力を入れた。



ワセリンの滑りは凄くて、押されて僕のアナルは限界まで広がり、難なくヌルンとカリまで飲み込んでしまった。
ビックリするその大きさに、肛門の違和感が凄い。
口を大きく開けて、必死で息を付いた。

「あっ!あっ!あーーーーーあーーーーーー」

「すご!すげえ締まる!うわあすげえ!うわあ、出る、出そう!」

ググググッと、僕の腸壁を押し広げて、ずっしりとしたペニスががヌルヌルと僕の身体の奥深くまで侵入する。

「あーーーーーー!!あーーーーーー!あーーーーーっっ!!!」」

お尻が、腸が、芳樹でいっぱいになる!あーーっ!!あーーーっ!!

「あーーっっ!ひいいいいい!!」

すごい!すごい!すごっ!!あーーーーーー!!!

ズズズッと、侵入を続ける動きが止まり、ヒュウッとようやく息を吸う。

「はあはあはあはあ、はあはあはあはあ、」

「クソ、やっぱ最初を通すって、マジで無理矢理感あるよな。」

芳樹が腰を抱え直し、僕の足を肩に上げて身体をズルリと引きずる。
僕はもうアゴが上がって頭頂で上半身を支え、腕をどうしようもなくシーツを掴んだ。
ギュウッとまた押し付けられ、ズズズズッと熱い肉の棒が侵入を再開する。

「うー、うー、ヒイイいい、ひーっ、ヒーーっ!!」

「痛い?」

聞かれても声が出ない。
ギュウッと目を閉じて、首を振り芳樹の腕に捕まる。

長い長い長い、マジで長いよう!
チンチン半分にしろぉ!!


「もうちょっと、もうちょっとで全部入る、もうちょっと。
あーあー、なんかあれ?突っかかった。腸ってどんな形してたっけ?
ああ、どうしよう、全部入れたい、入れたい。無理矢理押し込む。」

引きつって、息が出来ずにパクパクする。
芳樹が腰を上げ、上からグッと身体を更に押し付けて、ズシンと全部を押し込んだ。

「んあがっ!!んんんあああ!」

お腹の中が、なんかぐるんと腸が大きく動いた気持ち悪さが奇妙な快感に変わった。
目を見開いて、両足が、緊張してブルブルッと震える。
快感が、ゾオッと身体中を走った。

熱い丸太が突っ込まれた気分で、もの凄い圧迫感がある。
内臓をかき回された気分だ。
よだれがダクダク頬を流れ、大きく目を開いているのに、何を見ているのかわからない。
ゾクゾクして、身体を感じたことないものがグルグル回る。
ガクガク身体を揺さぶられて、ようやく息を付いた。

「は、あ、はあ、はあはあはあああああ」

「大丈夫か?リョウ、リョウ。」

ヒュウヒュウ息して、ようやくなんとかうなずく。

「痛い?」

首を振って、大きく深呼吸する。

「はあはあ、痛く、ない。でも、はあはあ、お腹が、全部、芳樹に、なってる。」

腸が、パンパンの、まるでソーセージみたいだ。
快感、なのかなんなのか、一体、何かわかんない。
ずっとゾクゾクして、身体中鳥肌立ってる。
なんでマンガじゃあんなにアンアン言ってるんだろう。
そんな可愛いものじゃなかった。

「はあはあはあはあ、あ、足が、ビクビクする。」

顔を上げると、大きく広げた足の間に、芳樹がいる。
お尻に、芳樹がピッタリくっついてる。
ああ、ほんとに、芳樹のペニスが、僕の中に入ってるんだ。
女の子みたいに、僕は、芳樹に犯されてる。セックスしてる。

ははっ、たっ、ただ、はあはあ、少し、落ち着いて帰ろうって寄っただけなのに。
なんで僕のお尻の穴に芳樹のペニスが入ってんだ?

こんなはずじゃ無かったのに、僕は何やってんだろう。

「動いていい?ごめん、出す時は急いで抜くから。
あー無理だ、やっぱゴム付けようか。」

「やだ……」

「でもさ、なんか家族にばれそうじゃん。」

僕は首を振って、彼の手首を握った。

「やだよ。生で入れたんだから中出ししてよ。」

「でも」

「僕の中に出して、芳樹とセックスした事、忘れたくない。」

彼は困ったようにハハッと笑う。
僕にとっちゃ笑い事じゃないんだ。芳樹に忘れてほしくない。
初めてが僕だったって、女の子とセックスしても、僕の方が良かったって、覚えててほしい。
僕は、僕は、これが最初で最後なら、バレたっていい。

「ばかだなあ、またいつでも出来るさ。大学も近いし、マンション教えてくれよ。」

「教えたら、ほんとに来てくれる?」

「もちろん、こうなるんだったら、寮に入らずに一緒に暮らせば良かったな。」

「うん」

芳樹は、密着して覆い被さり、僕にキスをした。
舌を絡め、愛おしいように口を離して互いに舌で舌をなめ合う。

「はあはあはあはあ、んく」

僕の目から、ポロリと涙が伝う。
芳樹がそれを、ペロリとなめた。

「泣くなよ、ちゃんと行くから。」

「うん」

「動くよ」

ヌルリと抜いて、またワセリンを足す。

スウッと、圧迫感が減って、それが入っていた場所の違和感だけが残った。

「こんなとこ、腸なんかこすられて、気持ちよくなるのかな?
マンガじゃあんなによがってたけど。」

「そうだよな、腸なんだよなあ。どうだっだかあとで教えてよ。」

「うん、芳樹が気持ちよければ、それで十分だよ。」

「言ってくれるじゃん。俺はリョウにも気持ちよくなってほしいな。」

「まあ初めてだし。」

「よし、初めてなんてぶっ飛ばす。」

「だから優しくしてってば!」

「じゃあ、やさーしくする~」

そして、グイッと入れた。
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