109 / 158
皇国復活編
俺、ネリアの町長さんに会いに行くよ!
しおりを挟む
部屋を出て、広間のような場所に行くとそこには忙しそうに騎士たちに指示をするコーネスが居た。周りにいる人達は見たことが無い人ばかりだけど、恐らくコーネスの部下である第三部隊の人達だろうね。俺達が歩いて来たことに気付きコーネスは、驚いた顔をしながら詰め寄ると
「チビッ子目が覚めたのか!?大丈夫か?何処か痛いところはないか!?」
「近い」
詰め寄りウォルに抱かれている俺に顔がくっつくんじゃないかと言う程つか寄ってきたので、近いとアルベルドに離されしっかり顔が見えるようになると、その顔には心配の色が浮かんでいた。
「そんなに心配しないで~もう完全復活だよ!」
「そうか・・・・」
「コーネスはお仕事してたの?」
「おう、チビッ子のおかげで隊員全員元気になったからな!食料を確保したり町で騒動が起きないか確認したり町に居る戦士達と相談したり大忙しだぜ」
「いきなり全て元に戻ったからな、いやより良くなったと言った方が良いか。変化は混乱を産むしっかりと町に目を配っておかなければならないな」
「はい!副団長」
普通は少しづつ変化していくものだけど、今回は一瞬の内に町は変化してしまった。今は喜びに包まれているけど、これから色々新しい環境に慣れるために問題が起きるだろう。町を安定させるにはその問題を早く解決することが大事だコーネスには頑張って貰わないとね!
「後ろに居る人達が、コーネスの部下の人?」
「そうだぜ!紹介する、おいみんなお前達の恩人だぞ!」
「うぇ!?マジっすか」
「あれ、副団長じゃないっすか!いつ来たんですか?」
「うおおお、子供がいるぞ!」
「おい、皇子に抱かれてるぞ・・・・もしかして隠し子!?」
コーネスの後ろで書類を見ながら頭が痛そうにしていた、騎士達が集まってきて俺達を囲むとワイワイと盛り上がる。よく見てみると、この第三部隊の人達って服装に纏まりないよね。騎士団の紋章を付けているから、騎士団の人達だと分かるけど、無かったら騎士だって分からないと思う。コーネスは、半ズボンと半袖の服を着て体に張り付かないようゆったりと余裕のある服を着ている。他の人達は、ガチガチに鉄の鎧を纏っていたり全身を布で包んで見えてるのは目だけの人、もはやそれ着る意味あるって思うほど薄手の人が居たりと個性が光ってる。
「おい、お前ら静かにしろ」
「チビッ子!何か食べるか?肉もあるぞ!」
「副団長髪伸びましたね!」
「おぉこんな近くで皇子なんて初めて見たぜ」
「お、豹の獣人か!」
溜息をつきながら注意をするアルベルドを完全に無視して話を続ける騎士達。そんな様子に、アルベルドは顔を顰めると話し続けているコーネスの頭に手刀をいれると
「職務に戻れ!」
「は~い!」
「おぉおっかね!」
「職権乱用だ~」
「小さい頃はあんなに可愛かったのに!」
文句を言いながらもアルベルドの言葉を聞き、しぶしぶ職務に戻っていく騎士達。その様子にまたアルベルドは大きくため息を吐きながら、出口に向かっていく。それに俺達は付いていき俺達は建物から出ると、またアルベルドは溜息を吐きながら
「元気になったのは喜ばしいが、問題を起こさないよう気を付けなければ」
「なんか、面白い人達だったね」
「あぁ騎士っぽくないよな」
「そうね、隊服も着てなかったし」
「第三部隊は猛者揃いだとは聞いていたが・・・・個性も強いんだな」
「猛者なのは間違いないんだ、一人一人が何かしらに特化している騎士で実力者のみを集めたのが第三部隊なんだが個性が強すぎてな・・・」
アルベルドは頭が痛そうにこめかみを揉むと、頭を振り
「今は町長の所へ急ごう、あいつらの対処は後だ」
「ふふ、そうね」
「おう」
「了解した」
俺達は盛り上がっている町を歩きながら住民達を観察していく
「凄い盛り上がり様だな・・・・まぁ事を考えれば当たり前か」
「色々見たけれど、ほんと見違えたわよね」
「うむ、昨日までの光景が嘘のようだ」
町の人達は楽しそうに歌い、友達や仲間と共に水を飲み料理を食べ笑顔が満ち溢れている。ある人は昨日の光景を声高々に話し、ある人はくるくると踊りながら喜びを表現している。どの人達も生命力に満ち溢れ、昨日まで死の淵に立たされていたのが嘘のようだ。
みんなが元気になってくれて良かったよ~やっぱり笑顔が一番だね!心配していた食事を取るという事も、大地に育った植物を使った料理が沢山出店として出ているし大丈夫そうだね。
「元気になったみたいで良かったよ~」
「これも全てクーアのおかげだ、心から感謝する」
「えへへ~」
「本当に凄いわよね、あっという間に町を復活させてしまうなんて・・・・一体どれだけの魔力を使ったの?」
「俺が持ってるほぼ全てとガイアとリオの魔力を借りて何とかね~」
「クーアが想像できないほど強大な魔力を持っているのは知っているが、どうか気を付けてくれ。魔力を持っている者にとって魔力は命とほぼ同じもの。魔力を使い切ってしまえば、命の危険がある。もし、足りなければ何時でも俺達に言ってくれ」
「うん、そうするね」
心配してくれてるのが分かったから素直に頷く俺。だけど、またこんな事をするような事態にはならないでしょ。これから行くつもりのセレルは凄く暑い所だって聞いてるけど、食糧難と言う話は聞こえてこない。だから、たぶん大丈夫だと思うけど少し心配だね。それと・・・・
「安心して!魔力が凄く増えたから昨日と同じ魔法を半分くらいの魔力で使えるようになったから、もう魔力が無くなるなんて事ならないから!
「は!?」
「え、まだ増えるの!?」
「・・・・ちなみにだが今の全力の魔法を使ったらどれくらいのことが出来るんだ?」
「う~ん・・・・単純な魔法ならこの国を海に出来るくらいかな」
「・・・・・」
水を大量に作り出すだけなら、この国を沈めるぐらいは出来ると思うよ~まぁそんな事絶対しないけどね。それに、複雑な魔法を使おうと思ったら町一つか二つぐらいしか効果を及ばせない。今後何があるか分からないからもっと強くならないとね!
「クーアが善良で良かった」
「そうね・・・・」
「竜種の方々はそれぐらいのことが出来て当然なのか?」
「厄災を払っているからな、恐らくそうなんだろう」
「改めて強大な方達だと実感するぜ・・・・」
みんなは苦笑いを浮かべながら話しているけど、強くなれば色々なことが出来るようになるから強くなるのは良い事でしょ?
「そういえば、町長の家って何処にあるの?」
「ここは神殿長が町長を兼任しているんだ。だから、今は神殿に向かってる」
「ほへ~、アルベルドはここの町長とも顔見知りなの?」
「うむ、前に来た時に少しな。ここの町長は、信心深く慈悲深い事で有名だ。そして、何より有名なのが砂漠の戦士としてだな」
「強いのか?」
「うむ、ネリアで一番の戦士だ」
「ほへ~どんな人なんだろう」
俺達はまだ見ぬ町長さんに想像を膨らませながら、俺達は賑わいを見せるネリアの町を楽しみながら神殿へと歩いて行った。
「チビッ子目が覚めたのか!?大丈夫か?何処か痛いところはないか!?」
「近い」
詰め寄りウォルに抱かれている俺に顔がくっつくんじゃないかと言う程つか寄ってきたので、近いとアルベルドに離されしっかり顔が見えるようになると、その顔には心配の色が浮かんでいた。
「そんなに心配しないで~もう完全復活だよ!」
「そうか・・・・」
「コーネスはお仕事してたの?」
「おう、チビッ子のおかげで隊員全員元気になったからな!食料を確保したり町で騒動が起きないか確認したり町に居る戦士達と相談したり大忙しだぜ」
「いきなり全て元に戻ったからな、いやより良くなったと言った方が良いか。変化は混乱を産むしっかりと町に目を配っておかなければならないな」
「はい!副団長」
普通は少しづつ変化していくものだけど、今回は一瞬の内に町は変化してしまった。今は喜びに包まれているけど、これから色々新しい環境に慣れるために問題が起きるだろう。町を安定させるにはその問題を早く解決することが大事だコーネスには頑張って貰わないとね!
「後ろに居る人達が、コーネスの部下の人?」
「そうだぜ!紹介する、おいみんなお前達の恩人だぞ!」
「うぇ!?マジっすか」
「あれ、副団長じゃないっすか!いつ来たんですか?」
「うおおお、子供がいるぞ!」
「おい、皇子に抱かれてるぞ・・・・もしかして隠し子!?」
コーネスの後ろで書類を見ながら頭が痛そうにしていた、騎士達が集まってきて俺達を囲むとワイワイと盛り上がる。よく見てみると、この第三部隊の人達って服装に纏まりないよね。騎士団の紋章を付けているから、騎士団の人達だと分かるけど、無かったら騎士だって分からないと思う。コーネスは、半ズボンと半袖の服を着て体に張り付かないようゆったりと余裕のある服を着ている。他の人達は、ガチガチに鉄の鎧を纏っていたり全身を布で包んで見えてるのは目だけの人、もはやそれ着る意味あるって思うほど薄手の人が居たりと個性が光ってる。
「おい、お前ら静かにしろ」
「チビッ子!何か食べるか?肉もあるぞ!」
「副団長髪伸びましたね!」
「おぉこんな近くで皇子なんて初めて見たぜ」
「お、豹の獣人か!」
溜息をつきながら注意をするアルベルドを完全に無視して話を続ける騎士達。そんな様子に、アルベルドは顔を顰めると話し続けているコーネスの頭に手刀をいれると
「職務に戻れ!」
「は~い!」
「おぉおっかね!」
「職権乱用だ~」
「小さい頃はあんなに可愛かったのに!」
文句を言いながらもアルベルドの言葉を聞き、しぶしぶ職務に戻っていく騎士達。その様子にまたアルベルドは大きくため息を吐きながら、出口に向かっていく。それに俺達は付いていき俺達は建物から出ると、またアルベルドは溜息を吐きながら
「元気になったのは喜ばしいが、問題を起こさないよう気を付けなければ」
「なんか、面白い人達だったね」
「あぁ騎士っぽくないよな」
「そうね、隊服も着てなかったし」
「第三部隊は猛者揃いだとは聞いていたが・・・・個性も強いんだな」
「猛者なのは間違いないんだ、一人一人が何かしらに特化している騎士で実力者のみを集めたのが第三部隊なんだが個性が強すぎてな・・・」
アルベルドは頭が痛そうにこめかみを揉むと、頭を振り
「今は町長の所へ急ごう、あいつらの対処は後だ」
「ふふ、そうね」
「おう」
「了解した」
俺達は盛り上がっている町を歩きながら住民達を観察していく
「凄い盛り上がり様だな・・・・まぁ事を考えれば当たり前か」
「色々見たけれど、ほんと見違えたわよね」
「うむ、昨日までの光景が嘘のようだ」
町の人達は楽しそうに歌い、友達や仲間と共に水を飲み料理を食べ笑顔が満ち溢れている。ある人は昨日の光景を声高々に話し、ある人はくるくると踊りながら喜びを表現している。どの人達も生命力に満ち溢れ、昨日まで死の淵に立たされていたのが嘘のようだ。
みんなが元気になってくれて良かったよ~やっぱり笑顔が一番だね!心配していた食事を取るという事も、大地に育った植物を使った料理が沢山出店として出ているし大丈夫そうだね。
「元気になったみたいで良かったよ~」
「これも全てクーアのおかげだ、心から感謝する」
「えへへ~」
「本当に凄いわよね、あっという間に町を復活させてしまうなんて・・・・一体どれだけの魔力を使ったの?」
「俺が持ってるほぼ全てとガイアとリオの魔力を借りて何とかね~」
「クーアが想像できないほど強大な魔力を持っているのは知っているが、どうか気を付けてくれ。魔力を持っている者にとって魔力は命とほぼ同じもの。魔力を使い切ってしまえば、命の危険がある。もし、足りなければ何時でも俺達に言ってくれ」
「うん、そうするね」
心配してくれてるのが分かったから素直に頷く俺。だけど、またこんな事をするような事態にはならないでしょ。これから行くつもりのセレルは凄く暑い所だって聞いてるけど、食糧難と言う話は聞こえてこない。だから、たぶん大丈夫だと思うけど少し心配だね。それと・・・・
「安心して!魔力が凄く増えたから昨日と同じ魔法を半分くらいの魔力で使えるようになったから、もう魔力が無くなるなんて事ならないから!
「は!?」
「え、まだ増えるの!?」
「・・・・ちなみにだが今の全力の魔法を使ったらどれくらいのことが出来るんだ?」
「う~ん・・・・単純な魔法ならこの国を海に出来るくらいかな」
「・・・・・」
水を大量に作り出すだけなら、この国を沈めるぐらいは出来ると思うよ~まぁそんな事絶対しないけどね。それに、複雑な魔法を使おうと思ったら町一つか二つぐらいしか効果を及ばせない。今後何があるか分からないからもっと強くならないとね!
「クーアが善良で良かった」
「そうね・・・・」
「竜種の方々はそれぐらいのことが出来て当然なのか?」
「厄災を払っているからな、恐らくそうなんだろう」
「改めて強大な方達だと実感するぜ・・・・」
みんなは苦笑いを浮かべながら話しているけど、強くなれば色々なことが出来るようになるから強くなるのは良い事でしょ?
「そういえば、町長の家って何処にあるの?」
「ここは神殿長が町長を兼任しているんだ。だから、今は神殿に向かってる」
「ほへ~、アルベルドはここの町長とも顔見知りなの?」
「うむ、前に来た時に少しな。ここの町長は、信心深く慈悲深い事で有名だ。そして、何より有名なのが砂漠の戦士としてだな」
「強いのか?」
「うむ、ネリアで一番の戦士だ」
「ほへ~どんな人なんだろう」
俺達はまだ見ぬ町長さんに想像を膨らませながら、俺達は賑わいを見せるネリアの町を楽しみながら神殿へと歩いて行った。
34
お気に入りに追加
1,630
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
【2章完結】女神にまで「無能」と言われた俺が、異世界で起こす復讐劇
騙道みりあ
ファンタジー
※高頻度で更新していく予定です。
普通の高校生、枷月葵《カサラギアオイ》。
日常を生きてきた彼は突如、異世界へと召喚された。
召喚されたのは、9人の高校生。
召喚した者──女神曰く、魔王を倒して欲しいとのこと。
そして、勇者の能力を鑑定させて欲しいとのことだった。
仲間たちが優秀な能力を発覚させる中、葵の能力は──<支配《ドミネイト》>。
テンプレ展開、と思いきや、能力が無能だと言われた枷月葵《カサラギアオイ》は勇者から追放を食らってしまう。
それを提案したのは…他でもない勇者たちだった。
勇者たちの提案により、生還者の居ないと言われる”死者の森”へと転移させられた葵。
そこで待ち構えていた強力な魔獣。
だが、格下にしか使えないと言われていた<支配《ドミネイト》>の能力は格上にも有効で──?
これは、一人の少年が、自分を裏切った世界に復讐を誓う物語。
小説家になろう様にも同様の内容のものを投稿しております。
面白いと思って頂けましたら、感想やお気に入り登録を貰えると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる