60 / 158
皇国復活編
俺、皇都を歩くよ!6
しおりを挟む
俺達はアルベルドを待っている間シャールクのお父さんとお姉さんと雑談をして待つことに。ウォルはお父さんと、シャールクはお姉さんと話してレイランはもう一回商品を見に行ってしまった。
「最近なんか鎮魂の地らへんの話聞いた?」
「ん~一年前からそんなに変わって無いわね。水に悩まされてるけど、水源が枯れた訳じゃないから何とか持ってる。争いも魔物に襲われて町が大きな被害を受けたって話も聞かない。だけど、最近ヴィレン山脈で白風の一族が動き出してるって話は聞いたわ」
「ん?それの何がおかしいんだ?もともとヴィレン山脈は白風の一族の領地だろ」
「それがね、何かを探してるみたいなのよ」
「何を?」
「そこまでは、分からないわ。だけど、今までずっと領地と山脈を守ってきた白風の一族が動き出したってのは確かみたいね。あの一族の事だからきっとヴィラス様に関係ある事でしょうね」
「そうか・・・・じゃあ、一番支援を欲してる町は分かる?」
「そうね・・・・年々疲労していってるけど私達も商品を届けてるからひっ迫した状態にある町は無いわね。敢えて言うならネリアね。ネリアの町を支えている、サトウキビが育たなくなってしまって収益が落ちてるし、水を汲みに行く場所まで遠いから大変そうにしてるわ」
「じゃあ、まずはネリアに行った方が良いか・・・・」
「そうね、ネリアに行くんなら。ボロスとサイドを通ると良いわよ」
どうやらネリアって言う場所が色々大変みたい。シャールクは悩んでいるけど、俺達はネリアに行くことになりそう。一体どんなところなんだろうな~
「国の状況はどうですか?」
「何処も水不足ですが、今に始まったことじゃないですからね。みんな色々工夫して耐えてますし、皇都から物資も送ってますから何とかなってますね
。まぁ年々商品は減ってしまってますけど、仕方ない事です」
「そうか・・・・」
「ですが、皇子達が引いてくれた水路によってきっと良い方向に行くでしょうね」
「うむ、そうなるよう全力を尽くそう。外国の動きはどうだ?」
「何処も自分の国の事で大変みたいですね。まだあの大戦の影響が何処にも残ってますし、減った国力を戻すのに他国を気にしてる余裕はないみたいです」
「エルローとリリエルはどうだ?」
「あそこは治安の悪化が酷いですね。王が民や兵を纏めきれてないし、経済だって回ってない。金さえ積めば入れるので、荒くれ者達の巣窟になってます」
「ふむ・・・・取りあえずは大丈夫そうか。あの国達は何をしでかすか分からないからな・・・・」
「外国人はほぼ入って来てないですね。私達も目を配っておきます」
「頼む」
ウォルはシャールクのお父さんと難しそうな顔をしながら、色々な事を話してる。エルローとリリエルって確か大戦を起こした国だよね。今でもその二つの国を警戒してるのか~もしまた同じことが起きたら汚染された魔力は浄化して、国は俺が水で流しちゃおうかな。
何もしてこないなら、俺が何かをすることは無いけど俺の大事な友達や友達が大事にしてる物に手を出すなら容赦はしない。
しばらくの間二人の会話を聞いていると城へ報告に言ってアルベルドがミレイアさんと一緒に帰ってきた。宰相さんって忙しいって聞いてたけどどうしたんだろう?
「ウォル皇子クーア様そして皆さん、いきなり訪ねてしまい申し訳ありません」
「ミレイア宰相どうかしましたか?」
シャールクのお父さんがアルベルドが連れて来たことに驚きながら聞く。
「ベルべラン会長、実はですね緊急で揃えて欲しい物が出来たのでお願いしに来たのです」
「それは一体・・・・?」
「ここに纏めてありますので、確認していただけますか?」
ミレイアさんは紙の束を渡し、それを見ていくと段々真剣な表情に変わる会長さん。
「なるほど・・・・これだけの量となりますと難しいですね。これを明日までにですか?」
「はい、無理なお願いだという事は分かってますが」
「ふむ・・・・」
「何を頼んだの~?」
こんなに大きな倉庫と大量の商品を持ってる会長さんが悩むなんて一体何を頼んだんだろう?
「主に食糧ですね。それと、種に布、水です。今頼んだ物資は皆さんに持ってもらって町へ届けてもらおうと考えてるんです。どうしても、私達では時間が掛かりますし、折角みなさんが大地を再生させたとしてもそれを活かすことが出来なければ意味がありませんから早めに物資を送っておきたいんです」
「布と食料は何とかなるが水と種は難しいな。何処も水不足だからそこまで在庫は無いし、今ある分全て出してしまったら皇都の住んでいる人々が困ってしまう」
「そうですか・・・・では、種はこちらで何とかします。庭園に保管されている種も出せば何とかなるはず」
「庭園の種を出すのか?」
ウォルは驚きながら言う。ミレイアは、強く頷くと
「昨日中庭の様子を見て確信しましたが、皆様が居ればこの大地を再生することが出来ます。今のエルディラン皇国には、環境が変わってしまい育たなくなってしまった植物が数多くあり、その種を補完することによって絶滅しないように防いできました。今の皆さまの力を借りればきっと植物達を元の地に戻すことが出来るはずです。この好機見逃す訳にはいきません」
「だが、安定してからの方が良いんじゃないか?」
「確かに安定してから、着実に進めていくことも可能ですが今の皇国は皆さんが思ってるより深刻なんです。農産物の生産量は年々減りこのままでは、国民全てに食料を行き渡らせることが出来なくなります。なので、今すぐ植物の種を芽吹かせ、生産量をあげる必要が有るんです」
「ふむ・・・・」
「クーア様の力でしたら、種の状態から一瞬で実を実らせる事が出来るようになりますよね?」
「出来るよ~」
俺の水には成長に必要な生命力が十分過ぎるほど混じっている。本当なら何年も掛けて成長する植物だとしても、俺の水を吸えばぐんぐんと成長し花を咲かせられる。後は風の魔法で花粉を運んであげてまた成長を促進させてあげれば一瞬で実らせることは出来る。
「クーア様の空間魔法が有ればきっと早くこの国を復興できるはず・・・・」
「ん~それは駄目だよ」
「え?」
「生き物に空間魔法による時間の加速は駄目なんだよ~」
多分だけどミレイアは俺が空間魔法を使って植物を育ててるんだと思ったんだろうね。だけど、そうじゃない。俺は植物達に空間魔法は使って無いんだ。
「え?では、どうやって?」
「植物って本当に凄い力を持ってるんだよ、俺はそれを引き出してあげるだけ。空間魔法で時間を加速させるのは、生命力や栄養をしっかり上げないと拷問と同じなんだ。無理やり成長させたら植物は命を失い、すぐに枯れちゃうだろうね。人間も無理やり成長させたら、簡単に命が尽きちゃうでしょ?それと同じだよ」
「そう・・・・ですか。すみません」
「だから、空間魔法は生き物に使うのはあんまり良くないんだよね。でも、植物を成長させるのは出来るから種は俺に任せてねっ」
「お願いします!」
ミレイアの誤解が解けたようで良かった~植物を育てる事に異論は無いし任せておいて!種が有るなら魔力は少なくて済むし、大地を再生させるのも楽になるはず。
「そういうことなら、俺らも何とかしよう。出来る限りの物資を明日までに用意しよう。スレイ忙しくなるぞ」
「はいっ」
町に届ける物資について決まった俺達はベルべラン商会を出て、城に戻るミレイアと別れ次の場所へ向かった。
「最近なんか鎮魂の地らへんの話聞いた?」
「ん~一年前からそんなに変わって無いわね。水に悩まされてるけど、水源が枯れた訳じゃないから何とか持ってる。争いも魔物に襲われて町が大きな被害を受けたって話も聞かない。だけど、最近ヴィレン山脈で白風の一族が動き出してるって話は聞いたわ」
「ん?それの何がおかしいんだ?もともとヴィレン山脈は白風の一族の領地だろ」
「それがね、何かを探してるみたいなのよ」
「何を?」
「そこまでは、分からないわ。だけど、今までずっと領地と山脈を守ってきた白風の一族が動き出したってのは確かみたいね。あの一族の事だからきっとヴィラス様に関係ある事でしょうね」
「そうか・・・・じゃあ、一番支援を欲してる町は分かる?」
「そうね・・・・年々疲労していってるけど私達も商品を届けてるからひっ迫した状態にある町は無いわね。敢えて言うならネリアね。ネリアの町を支えている、サトウキビが育たなくなってしまって収益が落ちてるし、水を汲みに行く場所まで遠いから大変そうにしてるわ」
「じゃあ、まずはネリアに行った方が良いか・・・・」
「そうね、ネリアに行くんなら。ボロスとサイドを通ると良いわよ」
どうやらネリアって言う場所が色々大変みたい。シャールクは悩んでいるけど、俺達はネリアに行くことになりそう。一体どんなところなんだろうな~
「国の状況はどうですか?」
「何処も水不足ですが、今に始まったことじゃないですからね。みんな色々工夫して耐えてますし、皇都から物資も送ってますから何とかなってますね
。まぁ年々商品は減ってしまってますけど、仕方ない事です」
「そうか・・・・」
「ですが、皇子達が引いてくれた水路によってきっと良い方向に行くでしょうね」
「うむ、そうなるよう全力を尽くそう。外国の動きはどうだ?」
「何処も自分の国の事で大変みたいですね。まだあの大戦の影響が何処にも残ってますし、減った国力を戻すのに他国を気にしてる余裕はないみたいです」
「エルローとリリエルはどうだ?」
「あそこは治安の悪化が酷いですね。王が民や兵を纏めきれてないし、経済だって回ってない。金さえ積めば入れるので、荒くれ者達の巣窟になってます」
「ふむ・・・・取りあえずは大丈夫そうか。あの国達は何をしでかすか分からないからな・・・・」
「外国人はほぼ入って来てないですね。私達も目を配っておきます」
「頼む」
ウォルはシャールクのお父さんと難しそうな顔をしながら、色々な事を話してる。エルローとリリエルって確か大戦を起こした国だよね。今でもその二つの国を警戒してるのか~もしまた同じことが起きたら汚染された魔力は浄化して、国は俺が水で流しちゃおうかな。
何もしてこないなら、俺が何かをすることは無いけど俺の大事な友達や友達が大事にしてる物に手を出すなら容赦はしない。
しばらくの間二人の会話を聞いていると城へ報告に言ってアルベルドがミレイアさんと一緒に帰ってきた。宰相さんって忙しいって聞いてたけどどうしたんだろう?
「ウォル皇子クーア様そして皆さん、いきなり訪ねてしまい申し訳ありません」
「ミレイア宰相どうかしましたか?」
シャールクのお父さんがアルベルドが連れて来たことに驚きながら聞く。
「ベルべラン会長、実はですね緊急で揃えて欲しい物が出来たのでお願いしに来たのです」
「それは一体・・・・?」
「ここに纏めてありますので、確認していただけますか?」
ミレイアさんは紙の束を渡し、それを見ていくと段々真剣な表情に変わる会長さん。
「なるほど・・・・これだけの量となりますと難しいですね。これを明日までにですか?」
「はい、無理なお願いだという事は分かってますが」
「ふむ・・・・」
「何を頼んだの~?」
こんなに大きな倉庫と大量の商品を持ってる会長さんが悩むなんて一体何を頼んだんだろう?
「主に食糧ですね。それと、種に布、水です。今頼んだ物資は皆さんに持ってもらって町へ届けてもらおうと考えてるんです。どうしても、私達では時間が掛かりますし、折角みなさんが大地を再生させたとしてもそれを活かすことが出来なければ意味がありませんから早めに物資を送っておきたいんです」
「布と食料は何とかなるが水と種は難しいな。何処も水不足だからそこまで在庫は無いし、今ある分全て出してしまったら皇都の住んでいる人々が困ってしまう」
「そうですか・・・・では、種はこちらで何とかします。庭園に保管されている種も出せば何とかなるはず」
「庭園の種を出すのか?」
ウォルは驚きながら言う。ミレイアは、強く頷くと
「昨日中庭の様子を見て確信しましたが、皆様が居ればこの大地を再生することが出来ます。今のエルディラン皇国には、環境が変わってしまい育たなくなってしまった植物が数多くあり、その種を補完することによって絶滅しないように防いできました。今の皆さまの力を借りればきっと植物達を元の地に戻すことが出来るはずです。この好機見逃す訳にはいきません」
「だが、安定してからの方が良いんじゃないか?」
「確かに安定してから、着実に進めていくことも可能ですが今の皇国は皆さんが思ってるより深刻なんです。農産物の生産量は年々減りこのままでは、国民全てに食料を行き渡らせることが出来なくなります。なので、今すぐ植物の種を芽吹かせ、生産量をあげる必要が有るんです」
「ふむ・・・・」
「クーア様の力でしたら、種の状態から一瞬で実を実らせる事が出来るようになりますよね?」
「出来るよ~」
俺の水には成長に必要な生命力が十分過ぎるほど混じっている。本当なら何年も掛けて成長する植物だとしても、俺の水を吸えばぐんぐんと成長し花を咲かせられる。後は風の魔法で花粉を運んであげてまた成長を促進させてあげれば一瞬で実らせることは出来る。
「クーア様の空間魔法が有ればきっと早くこの国を復興できるはず・・・・」
「ん~それは駄目だよ」
「え?」
「生き物に空間魔法による時間の加速は駄目なんだよ~」
多分だけどミレイアは俺が空間魔法を使って植物を育ててるんだと思ったんだろうね。だけど、そうじゃない。俺は植物達に空間魔法は使って無いんだ。
「え?では、どうやって?」
「植物って本当に凄い力を持ってるんだよ、俺はそれを引き出してあげるだけ。空間魔法で時間を加速させるのは、生命力や栄養をしっかり上げないと拷問と同じなんだ。無理やり成長させたら植物は命を失い、すぐに枯れちゃうだろうね。人間も無理やり成長させたら、簡単に命が尽きちゃうでしょ?それと同じだよ」
「そう・・・・ですか。すみません」
「だから、空間魔法は生き物に使うのはあんまり良くないんだよね。でも、植物を成長させるのは出来るから種は俺に任せてねっ」
「お願いします!」
ミレイアの誤解が解けたようで良かった~植物を育てる事に異論は無いし任せておいて!種が有るなら魔力は少なくて済むし、大地を再生させるのも楽になるはず。
「そういうことなら、俺らも何とかしよう。出来る限りの物資を明日までに用意しよう。スレイ忙しくなるぞ」
「はいっ」
町に届ける物資について決まった俺達はベルべラン商会を出て、城に戻るミレイアと別れ次の場所へ向かった。
53
お気に入りに追加
1,630
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【2章完結】女神にまで「無能」と言われた俺が、異世界で起こす復讐劇
騙道みりあ
ファンタジー
※高頻度で更新していく予定です。
普通の高校生、枷月葵《カサラギアオイ》。
日常を生きてきた彼は突如、異世界へと召喚された。
召喚されたのは、9人の高校生。
召喚した者──女神曰く、魔王を倒して欲しいとのこと。
そして、勇者の能力を鑑定させて欲しいとのことだった。
仲間たちが優秀な能力を発覚させる中、葵の能力は──<支配《ドミネイト》>。
テンプレ展開、と思いきや、能力が無能だと言われた枷月葵《カサラギアオイ》は勇者から追放を食らってしまう。
それを提案したのは…他でもない勇者たちだった。
勇者たちの提案により、生還者の居ないと言われる”死者の森”へと転移させられた葵。
そこで待ち構えていた強力な魔獣。
だが、格下にしか使えないと言われていた<支配《ドミネイト》>の能力は格上にも有効で──?
これは、一人の少年が、自分を裏切った世界に復讐を誓う物語。
小説家になろう様にも同様の内容のものを投稿しております。
面白いと思って頂けましたら、感想やお気に入り登録を貰えると嬉しいです。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる