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皇国復活編
俺、お城の裏側を知ったよ!
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夜遅くまで続いた宴はウォルの妹であるミランが眠ってしまったことによって解散となり、俺はみんなと別れてウォルの部屋に戻って一緒に寝たよ~。
そして朝日が部屋に降り注ぎ、自然とウォルと一緒に起きた俺達は、俺が作った水で顔を洗って、レイランに教えてもらった光属性の魔法浄化を使って全身を綺麗にする。ウォルは、寝間着を皇子様が着ているような白い布に、金色の刺繍が入った服に着替えている。
「ウォルってそういう服着るんだね~」
「王城では色々な人と会うから一応な。本当はいつも着ている服の方が良いんだか」
ウォルは旅の間は、灰色の服に青スカーフを首に巻いていた。灰色の服の袖には細かい刺繍が入っていて洗練されているけど、華やかさも残っている服を着ていた。それと、装飾品も色々つけていたけど聞いたら全部戦闘に役立つ魔道具なんだって。
今着けているピアスや腕輪、ネックレスなどの金で出来ている装飾品はそういう機能は無く、完全に飾りなんだそう。
「お~ウォル皇子様っぽい!」
「一応、皇子だからな」
普段の格好は戦士って格好だから、あまりウォルが皇子だという事を気にしてなかったけどこういう恰好をするとウォルが皇子だという事をしみじみと感じる。今のウォルの格好は、昨日会った王様やウォルのお兄さんとよく似ていて、しっかり王族なんだよね~
「その格好もカッコイイよ!」
「そうか、ありがとな」
ウォルは笑いながら俺の頭を撫でてくれて、色々と準備をしていると扉がノックされバトラかなと思ったら
「ウォル、俺だ~」
返事する合間も無くシャールクが中に入ってきた。シャールクは何時もとは違う黒に明るい紫の装飾がされた服を着ていて一瞬分からなかったぐらい変わっていた。
「シャールクか」
「頼む匿ってくれ!」
ウォルは入ってきたシャールクを呆れたように見ると、クッションに座る様に手で示した。シャールクは、うんざりとした顔をしながらクッションに座ると大きな溜息をつき
「助かったぜ・・・・」
「シャールクどうしたの~?」
「どうせ、団長の訓練から逃げてるんだろ?」
「だって、バルバゼル団長の訓練とか地獄で有名なんだぜ?そんな訓練誰が喜んで出るんだよ」
「はぁ、バルバゼル団長はこの国の中でも上位に入る実力の持ち主だ、そんな人に指導して貰えるなど光栄だろ?」
「ウォルはそうかもしれないけど、俺は違うんです~」
ウォルは戦う事が好きというより自分を鍛えるのが好きみたい。魔法の訓練をあれから暇が有ればやってるし、一日のうちある程度時間が取れれば剣の鍛錬をしてるんだよね。そのおかげでだいぶ魔力を操られるようになってきている。
シャールクは、ウォルと同じぐらい強いけどあんまり鍛錬をしてるところを見たことが無い。いつも地図を眺めていたり、資金を確認していたり人と話して情報収集をしていることが多いね。街での顔も広いし、王城に来るまでの道で何度もシャールクが声を掛けられていた。
「まぁゆっくりしたい気持ちは分かるが・・・・」
「クーアとウォルはオーラン様たちの所に行くんだろ?俺も一緒に行くぜ!」
「付いてくるのは構わないが、逃げ込むならば俺の場所以外の場所にするべきだったな」
そう言ってウォルは扉を見つめると、ダンッと大きな音を立て扉が開かれそこには魔物みたいに怖い顔をしたアルベルドが
「皇子失礼します」
「あぁ構わない」
「ゲッ!何でバレたし!」
「お前が行きそうな場所ぐらい把握している。お前だけ逃げようなんて・・・・そんな事は許さない」
「クソッ」
シャールクとアルベルドだと、アルベルドの方が強い。だから、シャールクはアルベルドとやり合うのでは無く逃げる事にした。人間の姿より獣姿の方が早く動けるので、一瞬で豹の姿に変わりアルベルドの横をすり抜けようとしたが・・・・
「逃がすか!」
「ぐぇ」
シャールクは素早い動きが得意だけど、アルベルドも短距離であれば驚異的な動体視力と身体能力にによってシャールクの素早さに対応できる。アルベルドは逃げようとしたシャールクの首根っこを掴み持ち上げる。
シャールクってその姿でも結構デカいけど、それを片手で持ち上げられるアルベルドって・・・・人のことを言えないけど、凄い怪力だよね。
「さぁ一緒に地獄をあじわいに行くぞ」
「嫌だ~~~~」
「はっはっは、逃げようとしても無駄だ。全く一人だけ逃げようなんて酷いじゃないか。そうだ、お前が逃げようとした事を団長に言ってやろう」
「ぬえ!?それだけは勘弁を!!!!」
「許さん、皇子失礼いたしました」
「あぁ」
「クソおおおおおおおおお」
アルベルドははっはっはと悪役みたいな笑い方をしながら、暴れるシャールクを捕まえ部屋を出て行った。
「まるで嵐だな・・・・」
「シャールクも大変だね~」
あっという間にいなくなった二人を扉を見ながら呆れたように言うウォル。朝から色々騒がしく面白かったけどそろそろ俺達も部屋を出て行かないとね~
「それじゃあ、行くか」
「うん!」
今日は自分の足で城の中を歩くことにした。昨日は広間にすぐ行ったから、ゆっくりと観察することが出来なかったんだけどこのお城かなり大きい。俺の身長だと見えるもの全てが大きく見えるって言うのもあるけど、実際ウォルの身長と比べても天井は高いし柱や通路も大きい。
「広いね~」
「エルディラン様が住むことを想定しているからな、竜のお姿でも圧迫感を感じないよう大きく作られてるんだ」
「なるほどね!」
「ま、エルディラン様は人の姿で過ごされることが多かったから意味なかったけどな」
「あはは、残念だね」
今日は雲一つない快晴で、熱いくらいの日差しが注いでいる。日の光に照らされた城は輝き何処を見ても綺麗だ。俺はキョロキョロと辺りを見回しながら通路を歩いていると、色々な人とすれ違った。すれ違った人はみなウォルにお辞儀と挨拶をして通り過ぎていき、横に居る俺を不思議そうな目で見ている。確かに、お城に小さな俺が居たら変だよね~
少しの間歩いて行くと、昨日行った広間と同じくらい大きな扉の元に辿り着きその前には兵士さんが立っていた。兵士さんは近づく俺達に対して頭を下げると
「ウォル皇子ですね、お話は聞いています、どうぞ」
兵士さんが扉を開けると、そこには今まで見ていた城とは全く違う景色が広がっていた。扉の先は一面が緑に包まれていて、屋根も無くただ草原と豊かな植物が活き活きと育っていた。
「え!?なにこれ~?」
「驚くよな。城の裏側は、城壁に囲まれた植物の保全場所になってるんだ」
「保全?」
「簡単に言うと、植物が消えてなくならないように保存しておく場所だな。この場所はエルディラン様のお力によって常に豊かな栄養を含んだ大地になってるんだ。そのおかげでどんな植物も育つから、各地にある植物をここに集め育て絶滅しないようにしているんだ」
「すご~い!!」
立っているだけで、エルディランの力を感じるほど強い加護がこの土地にあるんだね。
「俺達の大地は今危機に瀕している。多くの植物が枯れその危機を解決しても、植物が何も無くなったらどうしようもないだろ?だから、この場所に植物を集め大事に育てようと2代目皇王ディオ様が決められたんだ」
「へ~凄い人だね!」
「あぁ凄い人だ。そのおかげで、今を暮らせているんだからな。この場所は城の中でも重要な場所で、許可が無いと王族でも入れないんだ。それでは行こうか」
「うん」
端が見えないほど、大きな草原には多くの人達が忙しそうに植物を観察をしお世話をしていた。それを見ながら草原をまっすぐ進んでいくと、草原を区切る様に木で出来た壁が現れた。この木は普通に育ったものでは無くまるで蔦のように隣同士編むようにして、壁が作られている。しかも、まだ生きているし強い魔力を感じる。
「不思議な木だね~」
「エルディラン様の庭を守るために植えられ育てられた決して燃えず枯れない木なんだ。そしてこの木は魔力を覚えるから許可の無い者が立ち入る事を防いでるんだ。この木の壁を通れるのは、本当に一部の方のみ」
「じゃあこの先にエルディランの庭が有るんだね」
「そうだ、ここで待っていれば気配を察して迎えに来てくれると思うんだが・・・・」
ウォルが木の壁に近付きそう言うと、俺達の目の前の木がいきなり動きアーチを作りだす。その先に居たのは鱗と翼そして尻尾を持った見たことが無い二人だった。
そして朝日が部屋に降り注ぎ、自然とウォルと一緒に起きた俺達は、俺が作った水で顔を洗って、レイランに教えてもらった光属性の魔法浄化を使って全身を綺麗にする。ウォルは、寝間着を皇子様が着ているような白い布に、金色の刺繍が入った服に着替えている。
「ウォルってそういう服着るんだね~」
「王城では色々な人と会うから一応な。本当はいつも着ている服の方が良いんだか」
ウォルは旅の間は、灰色の服に青スカーフを首に巻いていた。灰色の服の袖には細かい刺繍が入っていて洗練されているけど、華やかさも残っている服を着ていた。それと、装飾品も色々つけていたけど聞いたら全部戦闘に役立つ魔道具なんだって。
今着けているピアスや腕輪、ネックレスなどの金で出来ている装飾品はそういう機能は無く、完全に飾りなんだそう。
「お~ウォル皇子様っぽい!」
「一応、皇子だからな」
普段の格好は戦士って格好だから、あまりウォルが皇子だという事を気にしてなかったけどこういう恰好をするとウォルが皇子だという事をしみじみと感じる。今のウォルの格好は、昨日会った王様やウォルのお兄さんとよく似ていて、しっかり王族なんだよね~
「その格好もカッコイイよ!」
「そうか、ありがとな」
ウォルは笑いながら俺の頭を撫でてくれて、色々と準備をしていると扉がノックされバトラかなと思ったら
「ウォル、俺だ~」
返事する合間も無くシャールクが中に入ってきた。シャールクは何時もとは違う黒に明るい紫の装飾がされた服を着ていて一瞬分からなかったぐらい変わっていた。
「シャールクか」
「頼む匿ってくれ!」
ウォルは入ってきたシャールクを呆れたように見ると、クッションに座る様に手で示した。シャールクは、うんざりとした顔をしながらクッションに座ると大きな溜息をつき
「助かったぜ・・・・」
「シャールクどうしたの~?」
「どうせ、団長の訓練から逃げてるんだろ?」
「だって、バルバゼル団長の訓練とか地獄で有名なんだぜ?そんな訓練誰が喜んで出るんだよ」
「はぁ、バルバゼル団長はこの国の中でも上位に入る実力の持ち主だ、そんな人に指導して貰えるなど光栄だろ?」
「ウォルはそうかもしれないけど、俺は違うんです~」
ウォルは戦う事が好きというより自分を鍛えるのが好きみたい。魔法の訓練をあれから暇が有ればやってるし、一日のうちある程度時間が取れれば剣の鍛錬をしてるんだよね。そのおかげでだいぶ魔力を操られるようになってきている。
シャールクは、ウォルと同じぐらい強いけどあんまり鍛錬をしてるところを見たことが無い。いつも地図を眺めていたり、資金を確認していたり人と話して情報収集をしていることが多いね。街での顔も広いし、王城に来るまでの道で何度もシャールクが声を掛けられていた。
「まぁゆっくりしたい気持ちは分かるが・・・・」
「クーアとウォルはオーラン様たちの所に行くんだろ?俺も一緒に行くぜ!」
「付いてくるのは構わないが、逃げ込むならば俺の場所以外の場所にするべきだったな」
そう言ってウォルは扉を見つめると、ダンッと大きな音を立て扉が開かれそこには魔物みたいに怖い顔をしたアルベルドが
「皇子失礼します」
「あぁ構わない」
「ゲッ!何でバレたし!」
「お前が行きそうな場所ぐらい把握している。お前だけ逃げようなんて・・・・そんな事は許さない」
「クソッ」
シャールクとアルベルドだと、アルベルドの方が強い。だから、シャールクはアルベルドとやり合うのでは無く逃げる事にした。人間の姿より獣姿の方が早く動けるので、一瞬で豹の姿に変わりアルベルドの横をすり抜けようとしたが・・・・
「逃がすか!」
「ぐぇ」
シャールクは素早い動きが得意だけど、アルベルドも短距離であれば驚異的な動体視力と身体能力にによってシャールクの素早さに対応できる。アルベルドは逃げようとしたシャールクの首根っこを掴み持ち上げる。
シャールクってその姿でも結構デカいけど、それを片手で持ち上げられるアルベルドって・・・・人のことを言えないけど、凄い怪力だよね。
「さぁ一緒に地獄をあじわいに行くぞ」
「嫌だ~~~~」
「はっはっは、逃げようとしても無駄だ。全く一人だけ逃げようなんて酷いじゃないか。そうだ、お前が逃げようとした事を団長に言ってやろう」
「ぬえ!?それだけは勘弁を!!!!」
「許さん、皇子失礼いたしました」
「あぁ」
「クソおおおおおおおおお」
アルベルドははっはっはと悪役みたいな笑い方をしながら、暴れるシャールクを捕まえ部屋を出て行った。
「まるで嵐だな・・・・」
「シャールクも大変だね~」
あっという間にいなくなった二人を扉を見ながら呆れたように言うウォル。朝から色々騒がしく面白かったけどそろそろ俺達も部屋を出て行かないとね~
「それじゃあ、行くか」
「うん!」
今日は自分の足で城の中を歩くことにした。昨日は広間にすぐ行ったから、ゆっくりと観察することが出来なかったんだけどこのお城かなり大きい。俺の身長だと見えるもの全てが大きく見えるって言うのもあるけど、実際ウォルの身長と比べても天井は高いし柱や通路も大きい。
「広いね~」
「エルディラン様が住むことを想定しているからな、竜のお姿でも圧迫感を感じないよう大きく作られてるんだ」
「なるほどね!」
「ま、エルディラン様は人の姿で過ごされることが多かったから意味なかったけどな」
「あはは、残念だね」
今日は雲一つない快晴で、熱いくらいの日差しが注いでいる。日の光に照らされた城は輝き何処を見ても綺麗だ。俺はキョロキョロと辺りを見回しながら通路を歩いていると、色々な人とすれ違った。すれ違った人はみなウォルにお辞儀と挨拶をして通り過ぎていき、横に居る俺を不思議そうな目で見ている。確かに、お城に小さな俺が居たら変だよね~
少しの間歩いて行くと、昨日行った広間と同じくらい大きな扉の元に辿り着きその前には兵士さんが立っていた。兵士さんは近づく俺達に対して頭を下げると
「ウォル皇子ですね、お話は聞いています、どうぞ」
兵士さんが扉を開けると、そこには今まで見ていた城とは全く違う景色が広がっていた。扉の先は一面が緑に包まれていて、屋根も無くただ草原と豊かな植物が活き活きと育っていた。
「え!?なにこれ~?」
「驚くよな。城の裏側は、城壁に囲まれた植物の保全場所になってるんだ」
「保全?」
「簡単に言うと、植物が消えてなくならないように保存しておく場所だな。この場所はエルディラン様のお力によって常に豊かな栄養を含んだ大地になってるんだ。そのおかげでどんな植物も育つから、各地にある植物をここに集め育て絶滅しないようにしているんだ」
「すご~い!!」
立っているだけで、エルディランの力を感じるほど強い加護がこの土地にあるんだね。
「俺達の大地は今危機に瀕している。多くの植物が枯れその危機を解決しても、植物が何も無くなったらどうしようもないだろ?だから、この場所に植物を集め大事に育てようと2代目皇王ディオ様が決められたんだ」
「へ~凄い人だね!」
「あぁ凄い人だ。そのおかげで、今を暮らせているんだからな。この場所は城の中でも重要な場所で、許可が無いと王族でも入れないんだ。それでは行こうか」
「うん」
端が見えないほど、大きな草原には多くの人達が忙しそうに植物を観察をしお世話をしていた。それを見ながら草原をまっすぐ進んでいくと、草原を区切る様に木で出来た壁が現れた。この木は普通に育ったものでは無くまるで蔦のように隣同士編むようにして、壁が作られている。しかも、まだ生きているし強い魔力を感じる。
「不思議な木だね~」
「エルディラン様の庭を守るために植えられ育てられた決して燃えず枯れない木なんだ。そしてこの木は魔力を覚えるから許可の無い者が立ち入る事を防いでるんだ。この木の壁を通れるのは、本当に一部の方のみ」
「じゃあこの先にエルディランの庭が有るんだね」
「そうだ、ここで待っていれば気配を察して迎えに来てくれると思うんだが・・・・」
ウォルが木の壁に近付きそう言うと、俺達の目の前の木がいきなり動きアーチを作りだす。その先に居たのは鱗と翼そして尻尾を持った見たことが無い二人だった。
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