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皇国復活編
俺、宴を楽しむよ!
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俺はシャールクやウォルになんて食べ物なのかを教えてもらいながらパクパクと次々食べ進めていく。ウォル達は肉と野菜そしてスープとパンをバランスよく食べてる。みんな何処に入ってくんだろうと思う程よく食べるしよく飲むんだよね。
「ウォル~それ一口頂戴!」
「ん?良いぞ」
ウォルに一口だけ食べさせてもらったのは、骨が付いているお肉で齧ると口の中に肉汁が広がって美味しい!少しピリッとした味付けで今まで食べたことが無い味だ。
「美味しい~」
「珍しいな、クーアが肉を食べるなんて」
「そお?」
「確かに珍しい!クーアって何時も果物か水ぐらいしか飲まないもんな」
考えてみれば確かにお肉を食べる事無かったな~村に居た時は肉は人間の物だったし、俺は何も食べなくても生きてられるし。みんなと旅してる時は限られた食料だったから俺が食べるのは悪いなと思って遠慮してたんだよね。
「クーア様は肉もお食べになられるんですか?それでしたらおよそりしますが・・・・」
「食べていいなら食べる~」
「すぐお持ちしますね」
バトラは不思議そうに俺に聞いてきたので答える。
「クーア肉も食べるのか」
「俺は何でも食べるよ~」
俺は出されたものなら野菜でも肉でも果物でも、何でも関係なく食べるよ~。食べる必要が無いだけで、出されたものは食べないと申し訳ないからね。
「そうだったのか・・・・てっきり果物しか食べないのかと」
「食べる必要は無いんだけど、美味しいって感覚はあるし出されたものは食べないと勿体無いでしょっ」
「クーアは好き嫌い無いのか~偉いな!」
「一番好きな味はなんなんだ?」
「ん~水!」
「・・・・それは味じゃないだろ」
あはは、確かに!でも俺は一番水属性が強いから水が一番好きだし落ち着くんだよね~。だから、水分が多い果物とかが好きだしジュースとかも好きだよ。
みんな久しぶりの豪華なご飯に喜んで食べて進めているし、参加してる人達も仲良さそうにワイワイ話しながら食べている。取りあえず、一通り食べ終わったかなと思ったら、王様と王妃様が立ち上がって俺達の前に座った。
「クーア殿楽しんで頂けてるかな?」
「うん、どれも美味しいよ!」
「それは良かった。そして改めてクーア殿にお礼を言いたい。この国に水をもたらして下さりありがとうございます。おかげで民達が飢えずに済みます。これは返せる恩ではありません、私は何時でも貴方の味方になる事を誓います」
「ウォルと皆を助けて下さりありがとうございます。クーア様のお慈悲に感謝を」
「うんっこれからよろしくね」
王様と王妃様は地面に頭が付くんじゃないかと思う程頭を下げてお礼を言ってくれた。王様ってそんなに頭を下げていいのかな?俺が村で聞いたお話だと王様は常に上から目線で、人の事を全然考えないって聞かされてたけど、この人達は違うみたい。
「えぇ、貴方と友情を結べるように努力させていただきます」
その様子を見て、周りに居た人達皆が俺に頭を下げてくれた。王様は手をパンパンッと叩き
「今は祝いの場、堅苦しいのは無しだ!」
その後、堅苦しい雰囲気はさっぱりと消え去り広間は賑やかな声で包まれた。食事を食べ終わった団長さんが中央で剣舞を見せてくれたり、魔法師団長さんは、魔法で色々な花を空中に浮かべて盛り上げてくれた。そして、ミレイアとエルメシアは歌を披露してくれたよ!エルヴィラス国が出来た頃からある古い歌なんだけど、楽器の演奏も無いのに綺麗で澄んだ声みんなを盛り上げてくれた。
食事会にはお酒も出てたみたいで、団長さんはお酒片手に持ち少し顔を赤くしながら
「アルベルドも加護を貰ったみたいだな、よし明日お前がどれくらい強くなったのか見てやろう」
「確かに加護は貰いましたが、まだ使いこなせていなくて・・・・」
「何!!クーア様に頂いた加護を使いこなせていないとはどういう事だ!」
「まだ数日しか経ってないんですよ!」
「鍛え上げてやる、明日は朝から訓練場に来るように」
「えっそんな団長!」
珍しくアルベルドが焦ってる。何とかして明日の訓練を止めようと団長さんに言ってるけど、聞く耳もたず酒を飲んでいる団長さん。そんなこと言ってると、訓練を倍にするぞと言われアルベルドは黙りお酒を飲み始めた。
「自棄酒は明日に響くぞ~」
「シャールク、お前も明日は訓練だ」
「えええええ、いや俺騎士団所属じゃないですし!」
「だからこそだ、鍛える場所も機会も無いだろ?良い機会だ一緒に稽古を付けてやる」
「はっはっはっ、シャールク共に頑張ろうか」
「くそおおおおお」
冷やかしていたシャールクだけど、飛び火しちゃったみたいだね。俺は、応援しているよ!
「なるほど、確かにそうすれば魔法を習得することが簡単になるでしょうね」
「そうなんです、道中考えた理論を試してみたんですが上手くいったので広められるかと」
「ですが、魔法は扱いを間違えれば危険なものとなります。魔力を持っている全ての人に教えるのは良くないでしょう。魔法を教える人間は慎重に選ばなければなりません」
「そこが問題ですよね・・・・」
「まずは、学院で試してみて徐々に広げていきましょう。手筈は整えておきますからレイランはレポートを纏めておいてください」
「はい!」
レイランと魔法師団長さんは、俺が思い付いた魔力を見えるようにする魔法について話し合っているみたい。魔法師団長さんもレイランみたいに魔法の話をすると、目を輝かしている。レイランにどんな魔法を見たのかと、次々聞いていきレイランもそれ圧倒されることなく俺の魔法についてどんどん話していく。
自分の事をそんなに話されるとちょっと恥ずかしいね。俺が使ってる魔法って規模が人間じゃ出来ない大きさだったり、人間が持ってることが少ない属性を使ったりしてるから人間の役に立つのかな~?
「俺の魔法ってみんなには難しいと思うけど参考になるの?」
「それは、勿論!」
「えぇ、自分には使えなくとも他の発想に繋げられたり今まで詰まっていた魔法のヒントになりますから」
俺が不思議に思って聞いてみると、レイランと魔法師団長さんは目を輝かしながら言ってくれた。魔法には柔軟な発想が必要だから参考になるとか、今まであまり知られていない空間魔法について知れて良かったとか怒涛の褒め言葉に照れちゃうね!
「そういえば、魔法師団長さんは空間属性を持ってるんだっけ?」
「えぇ、クーア様の物と比べると些細なことぐらいしか出来ませんけど・・・・あっそういえばレイランも空間魔法を使えるようになったのよね?」
「はい、まだ練習中でほぼ使えませんが」
「なら、私が教えてあげるわ。明日私の所に来なさい、旅にとっても役に立ちますから」
「!ありがとうございます」
レイランは明日空間魔法を教えてもらう事になったみたい。俺も色々助言をしたんだけど上手く使えなかったし、人間同士の方が分かりやすいと思う。
「ウォル、少し見ないうちに大きくなりましたね。怪我は大丈夫でしたか?ちゃんと食べていたのかしら」
「怪我はクーアに治して貰ったので大丈夫です、旅をしていたので色々な物を食べましたよ」
「まぁクーア様ありがとうございます」
「どんな怪我でも俺が治してあげるからね!」
「ありがとな」
「まぁウォル、いくらクーア様が居るからと言って怪我をして良い訳ではありませんからね!もし、大怪我をしたらバルバゼルとディルに言って鍛え直して貰いますからね」
「それは・・・・」
「何時でも鍛えてやろう、それにお前がどれくらい成長したのか知りたいしな」
「ウォル兄さま、街の外はどんな感じなんですか?教えてください!」
「ウォル、旅の報告を色々聞きたい。明日の夜俺の部屋に来てくれ」
ウォルは家族と話していて楽しそう。みんなウォルの事が大好だってことが伝わってきて俺も嬉しくなっちゃう。そういう俺はというと・・・・
「クーア様こちらの果物も如何でしょうか?」
「クーア様こちらはエルディラン様の庭の水です。如何でしょうか?」
エルメシアとエルクに色々な物を貰いながらおもてなしを受けてるよ!
この楽しい宴は、みんなが眠気を忘れ夜遅くまで続いた。
「ウォル~それ一口頂戴!」
「ん?良いぞ」
ウォルに一口だけ食べさせてもらったのは、骨が付いているお肉で齧ると口の中に肉汁が広がって美味しい!少しピリッとした味付けで今まで食べたことが無い味だ。
「美味しい~」
「珍しいな、クーアが肉を食べるなんて」
「そお?」
「確かに珍しい!クーアって何時も果物か水ぐらいしか飲まないもんな」
考えてみれば確かにお肉を食べる事無かったな~村に居た時は肉は人間の物だったし、俺は何も食べなくても生きてられるし。みんなと旅してる時は限られた食料だったから俺が食べるのは悪いなと思って遠慮してたんだよね。
「クーア様は肉もお食べになられるんですか?それでしたらおよそりしますが・・・・」
「食べていいなら食べる~」
「すぐお持ちしますね」
バトラは不思議そうに俺に聞いてきたので答える。
「クーア肉も食べるのか」
「俺は何でも食べるよ~」
俺は出されたものなら野菜でも肉でも果物でも、何でも関係なく食べるよ~。食べる必要が無いだけで、出されたものは食べないと申し訳ないからね。
「そうだったのか・・・・てっきり果物しか食べないのかと」
「食べる必要は無いんだけど、美味しいって感覚はあるし出されたものは食べないと勿体無いでしょっ」
「クーアは好き嫌い無いのか~偉いな!」
「一番好きな味はなんなんだ?」
「ん~水!」
「・・・・それは味じゃないだろ」
あはは、確かに!でも俺は一番水属性が強いから水が一番好きだし落ち着くんだよね~。だから、水分が多い果物とかが好きだしジュースとかも好きだよ。
みんな久しぶりの豪華なご飯に喜んで食べて進めているし、参加してる人達も仲良さそうにワイワイ話しながら食べている。取りあえず、一通り食べ終わったかなと思ったら、王様と王妃様が立ち上がって俺達の前に座った。
「クーア殿楽しんで頂けてるかな?」
「うん、どれも美味しいよ!」
「それは良かった。そして改めてクーア殿にお礼を言いたい。この国に水をもたらして下さりありがとうございます。おかげで民達が飢えずに済みます。これは返せる恩ではありません、私は何時でも貴方の味方になる事を誓います」
「ウォルと皆を助けて下さりありがとうございます。クーア様のお慈悲に感謝を」
「うんっこれからよろしくね」
王様と王妃様は地面に頭が付くんじゃないかと思う程頭を下げてお礼を言ってくれた。王様ってそんなに頭を下げていいのかな?俺が村で聞いたお話だと王様は常に上から目線で、人の事を全然考えないって聞かされてたけど、この人達は違うみたい。
「えぇ、貴方と友情を結べるように努力させていただきます」
その様子を見て、周りに居た人達皆が俺に頭を下げてくれた。王様は手をパンパンッと叩き
「今は祝いの場、堅苦しいのは無しだ!」
その後、堅苦しい雰囲気はさっぱりと消え去り広間は賑やかな声で包まれた。食事を食べ終わった団長さんが中央で剣舞を見せてくれたり、魔法師団長さんは、魔法で色々な花を空中に浮かべて盛り上げてくれた。そして、ミレイアとエルメシアは歌を披露してくれたよ!エルヴィラス国が出来た頃からある古い歌なんだけど、楽器の演奏も無いのに綺麗で澄んだ声みんなを盛り上げてくれた。
食事会にはお酒も出てたみたいで、団長さんはお酒片手に持ち少し顔を赤くしながら
「アルベルドも加護を貰ったみたいだな、よし明日お前がどれくらい強くなったのか見てやろう」
「確かに加護は貰いましたが、まだ使いこなせていなくて・・・・」
「何!!クーア様に頂いた加護を使いこなせていないとはどういう事だ!」
「まだ数日しか経ってないんですよ!」
「鍛え上げてやる、明日は朝から訓練場に来るように」
「えっそんな団長!」
珍しくアルベルドが焦ってる。何とかして明日の訓練を止めようと団長さんに言ってるけど、聞く耳もたず酒を飲んでいる団長さん。そんなこと言ってると、訓練を倍にするぞと言われアルベルドは黙りお酒を飲み始めた。
「自棄酒は明日に響くぞ~」
「シャールク、お前も明日は訓練だ」
「えええええ、いや俺騎士団所属じゃないですし!」
「だからこそだ、鍛える場所も機会も無いだろ?良い機会だ一緒に稽古を付けてやる」
「はっはっはっ、シャールク共に頑張ろうか」
「くそおおおおお」
冷やかしていたシャールクだけど、飛び火しちゃったみたいだね。俺は、応援しているよ!
「なるほど、確かにそうすれば魔法を習得することが簡単になるでしょうね」
「そうなんです、道中考えた理論を試してみたんですが上手くいったので広められるかと」
「ですが、魔法は扱いを間違えれば危険なものとなります。魔力を持っている全ての人に教えるのは良くないでしょう。魔法を教える人間は慎重に選ばなければなりません」
「そこが問題ですよね・・・・」
「まずは、学院で試してみて徐々に広げていきましょう。手筈は整えておきますからレイランはレポートを纏めておいてください」
「はい!」
レイランと魔法師団長さんは、俺が思い付いた魔力を見えるようにする魔法について話し合っているみたい。魔法師団長さんもレイランみたいに魔法の話をすると、目を輝かしている。レイランにどんな魔法を見たのかと、次々聞いていきレイランもそれ圧倒されることなく俺の魔法についてどんどん話していく。
自分の事をそんなに話されるとちょっと恥ずかしいね。俺が使ってる魔法って規模が人間じゃ出来ない大きさだったり、人間が持ってることが少ない属性を使ったりしてるから人間の役に立つのかな~?
「俺の魔法ってみんなには難しいと思うけど参考になるの?」
「それは、勿論!」
「えぇ、自分には使えなくとも他の発想に繋げられたり今まで詰まっていた魔法のヒントになりますから」
俺が不思議に思って聞いてみると、レイランと魔法師団長さんは目を輝かしながら言ってくれた。魔法には柔軟な発想が必要だから参考になるとか、今まであまり知られていない空間魔法について知れて良かったとか怒涛の褒め言葉に照れちゃうね!
「そういえば、魔法師団長さんは空間属性を持ってるんだっけ?」
「えぇ、クーア様の物と比べると些細なことぐらいしか出来ませんけど・・・・あっそういえばレイランも空間魔法を使えるようになったのよね?」
「はい、まだ練習中でほぼ使えませんが」
「なら、私が教えてあげるわ。明日私の所に来なさい、旅にとっても役に立ちますから」
「!ありがとうございます」
レイランは明日空間魔法を教えてもらう事になったみたい。俺も色々助言をしたんだけど上手く使えなかったし、人間同士の方が分かりやすいと思う。
「ウォル、少し見ないうちに大きくなりましたね。怪我は大丈夫でしたか?ちゃんと食べていたのかしら」
「怪我はクーアに治して貰ったので大丈夫です、旅をしていたので色々な物を食べましたよ」
「まぁクーア様ありがとうございます」
「どんな怪我でも俺が治してあげるからね!」
「ありがとな」
「まぁウォル、いくらクーア様が居るからと言って怪我をして良い訳ではありませんからね!もし、大怪我をしたらバルバゼルとディルに言って鍛え直して貰いますからね」
「それは・・・・」
「何時でも鍛えてやろう、それにお前がどれくらい成長したのか知りたいしな」
「ウォル兄さま、街の外はどんな感じなんですか?教えてください!」
「ウォル、旅の報告を色々聞きたい。明日の夜俺の部屋に来てくれ」
ウォルは家族と話していて楽しそう。みんなウォルの事が大好だってことが伝わってきて俺も嬉しくなっちゃう。そういう俺はというと・・・・
「クーア様こちらの果物も如何でしょうか?」
「クーア様こちらはエルディラン様の庭の水です。如何でしょうか?」
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