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皇国復活編
俺、王様と挨拶するよ!2
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ウォルのお父さんは、少し迷ってる様子だったけど顔を上げ俺を見ると
「それでは、初めましてクーア殿私はディル・エルヴィラス、ウォルの父親だ。ウォルと友人になってくれて感謝するそして、貴方に出会えた運命に感謝を」
「よろしくね~王様」
ウォルのお父さんは王様だから、呼ぶときは王様でいいよね。王様が顔を上げたのを見て、跪いていたみんなも顔を上げてくれた。顔を上げたみんなの表情は驚いていたり、俺を隅々まで観察しようと目をガン開きにしている。みんなの顔から悪意は読み取れないし、なんならみんな好意を向けてくれている。いくら俺が龍だからってそう簡単に信用して大丈夫なのかな?
「えぇよろしくお願いします」
「クーア様、ウォルの命を助けて頂きありがとうございます。私はララン・エルヴィラス、ウォルの母親です」
王様の隣に居た女の人が名乗る。ウォルのお母さんなんだって!2人の顔とウォルの顔を見比べてみると、目はお父さん似で口元がお母さんにだね。
「よろしくね~」
「ウォルは迷惑をかけてませんか?」
「ウォルには色々教えてもらってるから、俺の方が迷惑かけてると思うよ~」
「そんな事は無いぞ」
「ふふ、良い関係が築けているのですね」
王妃様はふふ、と笑うとウォルの元へ来て
「ウォルお疲れ様です、長い旅でしたね。元気な顔を見れて良かったです」
そう言ってウォルの手を握った。ウォルはちょっと顔を赤くして恥ずかしそうにしながら、
「俺だけでは、達成でき無い旅でした。幾度も皆に救われたおかげで此処に居ます」
「そうでしたか。シャールク、レイラン、アルベルドウォルを助けてくれて感謝します」
「有難きお言葉です」
王妃様はシャールク達に微笑み、ウォルの手をぎゅっと握りしめた後離れ王様の隣に立った。王妃様は入った時から優しい目をずっとウォルに向けていたし、旅に出たウォルの事が心配だったんだろうな~
「皆の者、クーア殿は対等の立場を希望だ。全員そのように接するように」
「はっ」
王様と王妃様は席に戻ると、力強い声で言った。その言葉から段々俺の事を見る目が落ち着いてきたんだけど・・・・・
さっきから凄いキラキラした目で俺の事を見つめてきている人が居るんだよね。まるで、玩具を見つけた時のように、口角を上げキラキラと目を輝かし背後には光り輝くオーラが出てるんじゃないかと思う程俺の事を見てる人は誰だろう?
「ウォル~」
「どうした?」
「あの人ずっと俺の事を見てるけど、あの人なんて名前の人なの?」
ウォルは俺が指さす人物を見て一瞬固まり、呆れたように溜息を吐くと
「・・・・今紹介したら恐らく止まらないだろうから、後で紹介する」
「は~い」
ウォルは眉間に皺を寄せながら、頭が痛そうにこめかみを抑え
「まずは、さっきの話をしましょう。実は俺達はクーアに加護を貰ったんです」
「なんと!」
「そのおかげで、魔力が増え水を操る事が可能になったので俺達が通った道に水を通してあるんです。その水路を使えば、わざわざ水源まで行かなくても各地に水を届けられるはずです。だよな?クーア」
「うん~俺が作った水路は常にその通路を満たすようにしてあるから、横から水路を繋げても水量は変わらないし他の場所への影響も無いよ!」
俺とみんなで作った水路には常に水路を満たす水が流れるようにしてある。俺達が通した水路はそこまでの大きさは無いけど、横から大きな水路を作ったとしてもその大きな水路を満たす水が流れるようにしてある。だから、水路を何本も増やしたとしても元の水路には何の問題も無いし、どこかの水量が足りなくなるってことは起きない。
「先程のクーア殿が水源を生み出したと言ってたが、まさか言葉通り・・・?」
左に並んでいた杖を持って耳が少し長い人が言う。
「うん、俺の魔法で水を作ったんだよ~」
「国を賄えるほどの水量を生み出すなんて、お体に負担は?」
「全く無いよ~」
「流石ですね・・・・そうとなれなば早速水路を伸ばす必要がありますね。クーア殿その水路は私達が干渉しても大丈夫ですか?」
「水路を潰すとかしない限り大丈夫だよ~それと、俺の加護が無い人でも水属性の魔法が使えるなら自由に水を操れるよ」
流石に元の水路を潰されちゃうと、また繋げないと駄目だけど水を操る事は水属性を持っていれば誰にでも出来る。そうだ!
「そういえば、皇都も水不足なんだよね?俺が水路引いてあげようか?」
俺なら簡単に水を引くことが出来るし、なんなら新たな水源をこの皇都の下に作ってあげても良いよ。俺はニコニコ笑いながら言うと、王様は
「有難い申し出だが、そこまでしてもらう訳にはいかない。対等な立場に居るのだ、自分達に出来る事は自分達でやるべきだろう」
そう言って俺の申し出を断った。そっか、助ける事と何でもしてあげる事は違うもんね。それに、自分達の大事な事を何でも俺がやっちゃうのは、仲間外れみたいで嫌だよね・・・・反省っ
「ウォルこの後どうするつもりだ?」
「少し装備の補給と休息を取ったら、鎮魂の地へと向かおうかと思っています。あちらもかなり水不足に悩まれているようなので。水路を通した方が良いでしょう」
「そうか・・・・では、出発まで皆はこの城で休むといい。準備はしておこう。クーア殿あまり豪華なもてなしは出来ないが、ゆっくり休んで欲しい」
「うん!そうする~あっそうだ!竜人さんに会いたいんだけど、会っても良い?」
皇都に来て会いたかったのはウォルの家族とレイランの家族、シャールクの家族にそして竜人だ。みんなから竜人の話を聞いて、どんな人なんだろうとずっと気になってたんだよね。竜人は特別な場所に居るから入るには許可が必要なんだよね。王様って一番偉い人なんだから、王様から許可を貰えば大丈夫なはず。
「あぁ勿論だとも。明日入れるように手配しておこう」
「わ~い、ありがとう!」
やった~許可貰えたよ!喜ぶ俺をウォルが撫でながら
「良かったな、クーア」
「うん!それとウォルの家族を紹介してよ!」
「・・・・取りあえず、大事な話は終わったから紹介しても大丈夫か」
ウォルはキラキラと目を輝かせる男の人を見て溜息をつきながら、手で指しながら紹介してくれた。
「父上と母上はもう紹介したから、まずは兄上からだな」
右で2番目に並んでいる男の人をさしながら、
「一番上の兄であるエリク兄上だ。次期王として、今は父上の補佐役をしている。武術と頭脳どちらとも兼ね備えた尊敬する兄だ」
「そこまで褒められると照れるな。エリクです、クーア殿とお会いできて光栄です」
「よろしくね~」
エリクと呼ばれたウォルのお兄さんは、黒い髪に白い肌、目は緑色で身長も普通ぐらい。綺麗な顔をしていて落ち着いた雰囲気だ。見た感じだとウォルの方が強そうに見えるけど、ウォルの言い方からしてお兄さんの方が強いのかも?
「もう一人兄上が居るんだが、今はさっきミレイア殿が言ったように留学中で居ないんだ。簡単に言うとリューエン兄上は、頭脳に優れているんだ。いくつもの学問で博士と言われるほど優秀で新たな知識を学ぶためエルフの国であるエスレディアに行ってるんだ」
「エルフの国か~」
エルフの国に興味はあるけど、この国を離れていきたいほどじゃないな。
「そして、妹のミランだ」
「初めまして、クーア様」
「ミランは今年で11だ。こう見えてお転婆だからクーアも気をつけてくれ」
「まぁウォル兄さまったら!私はもう立派なレディです!」
ミランは腰まで届く黒い髪で、くるくるとウェーブしている。目はウォルと同じ赤い目で肌は白い。ころころと表情が変わって、今はウォルに対してほっぺを膨らませている。
「よろしくね~」
「えぇよろしくお願いします」
「そして、先代の王であるエルクお爺様だ」
ウォルは、右側の一番前に並んで俺の事をキラキラと見ている男の人を指した。
「それでは、初めましてクーア殿私はディル・エルヴィラス、ウォルの父親だ。ウォルと友人になってくれて感謝するそして、貴方に出会えた運命に感謝を」
「よろしくね~王様」
ウォルのお父さんは王様だから、呼ぶときは王様でいいよね。王様が顔を上げたのを見て、跪いていたみんなも顔を上げてくれた。顔を上げたみんなの表情は驚いていたり、俺を隅々まで観察しようと目をガン開きにしている。みんなの顔から悪意は読み取れないし、なんならみんな好意を向けてくれている。いくら俺が龍だからってそう簡単に信用して大丈夫なのかな?
「えぇよろしくお願いします」
「クーア様、ウォルの命を助けて頂きありがとうございます。私はララン・エルヴィラス、ウォルの母親です」
王様の隣に居た女の人が名乗る。ウォルのお母さんなんだって!2人の顔とウォルの顔を見比べてみると、目はお父さん似で口元がお母さんにだね。
「よろしくね~」
「ウォルは迷惑をかけてませんか?」
「ウォルには色々教えてもらってるから、俺の方が迷惑かけてると思うよ~」
「そんな事は無いぞ」
「ふふ、良い関係が築けているのですね」
王妃様はふふ、と笑うとウォルの元へ来て
「ウォルお疲れ様です、長い旅でしたね。元気な顔を見れて良かったです」
そう言ってウォルの手を握った。ウォルはちょっと顔を赤くして恥ずかしそうにしながら、
「俺だけでは、達成でき無い旅でした。幾度も皆に救われたおかげで此処に居ます」
「そうでしたか。シャールク、レイラン、アルベルドウォルを助けてくれて感謝します」
「有難きお言葉です」
王妃様はシャールク達に微笑み、ウォルの手をぎゅっと握りしめた後離れ王様の隣に立った。王妃様は入った時から優しい目をずっとウォルに向けていたし、旅に出たウォルの事が心配だったんだろうな~
「皆の者、クーア殿は対等の立場を希望だ。全員そのように接するように」
「はっ」
王様と王妃様は席に戻ると、力強い声で言った。その言葉から段々俺の事を見る目が落ち着いてきたんだけど・・・・・
さっきから凄いキラキラした目で俺の事を見つめてきている人が居るんだよね。まるで、玩具を見つけた時のように、口角を上げキラキラと目を輝かし背後には光り輝くオーラが出てるんじゃないかと思う程俺の事を見てる人は誰だろう?
「ウォル~」
「どうした?」
「あの人ずっと俺の事を見てるけど、あの人なんて名前の人なの?」
ウォルは俺が指さす人物を見て一瞬固まり、呆れたように溜息を吐くと
「・・・・今紹介したら恐らく止まらないだろうから、後で紹介する」
「は~い」
ウォルは眉間に皺を寄せながら、頭が痛そうにこめかみを抑え
「まずは、さっきの話をしましょう。実は俺達はクーアに加護を貰ったんです」
「なんと!」
「そのおかげで、魔力が増え水を操る事が可能になったので俺達が通った道に水を通してあるんです。その水路を使えば、わざわざ水源まで行かなくても各地に水を届けられるはずです。だよな?クーア」
「うん~俺が作った水路は常にその通路を満たすようにしてあるから、横から水路を繋げても水量は変わらないし他の場所への影響も無いよ!」
俺とみんなで作った水路には常に水路を満たす水が流れるようにしてある。俺達が通した水路はそこまでの大きさは無いけど、横から大きな水路を作ったとしてもその大きな水路を満たす水が流れるようにしてある。だから、水路を何本も増やしたとしても元の水路には何の問題も無いし、どこかの水量が足りなくなるってことは起きない。
「先程のクーア殿が水源を生み出したと言ってたが、まさか言葉通り・・・?」
左に並んでいた杖を持って耳が少し長い人が言う。
「うん、俺の魔法で水を作ったんだよ~」
「国を賄えるほどの水量を生み出すなんて、お体に負担は?」
「全く無いよ~」
「流石ですね・・・・そうとなれなば早速水路を伸ばす必要がありますね。クーア殿その水路は私達が干渉しても大丈夫ですか?」
「水路を潰すとかしない限り大丈夫だよ~それと、俺の加護が無い人でも水属性の魔法が使えるなら自由に水を操れるよ」
流石に元の水路を潰されちゃうと、また繋げないと駄目だけど水を操る事は水属性を持っていれば誰にでも出来る。そうだ!
「そういえば、皇都も水不足なんだよね?俺が水路引いてあげようか?」
俺なら簡単に水を引くことが出来るし、なんなら新たな水源をこの皇都の下に作ってあげても良いよ。俺はニコニコ笑いながら言うと、王様は
「有難い申し出だが、そこまでしてもらう訳にはいかない。対等な立場に居るのだ、自分達に出来る事は自分達でやるべきだろう」
そう言って俺の申し出を断った。そっか、助ける事と何でもしてあげる事は違うもんね。それに、自分達の大事な事を何でも俺がやっちゃうのは、仲間外れみたいで嫌だよね・・・・反省っ
「ウォルこの後どうするつもりだ?」
「少し装備の補給と休息を取ったら、鎮魂の地へと向かおうかと思っています。あちらもかなり水不足に悩まれているようなので。水路を通した方が良いでしょう」
「そうか・・・・では、出発まで皆はこの城で休むといい。準備はしておこう。クーア殿あまり豪華なもてなしは出来ないが、ゆっくり休んで欲しい」
「うん!そうする~あっそうだ!竜人さんに会いたいんだけど、会っても良い?」
皇都に来て会いたかったのはウォルの家族とレイランの家族、シャールクの家族にそして竜人だ。みんなから竜人の話を聞いて、どんな人なんだろうとずっと気になってたんだよね。竜人は特別な場所に居るから入るには許可が必要なんだよね。王様って一番偉い人なんだから、王様から許可を貰えば大丈夫なはず。
「あぁ勿論だとも。明日入れるように手配しておこう」
「わ~い、ありがとう!」
やった~許可貰えたよ!喜ぶ俺をウォルが撫でながら
「良かったな、クーア」
「うん!それとウォルの家族を紹介してよ!」
「・・・・取りあえず、大事な話は終わったから紹介しても大丈夫か」
ウォルはキラキラと目を輝かせる男の人を見て溜息をつきながら、手で指しながら紹介してくれた。
「父上と母上はもう紹介したから、まずは兄上からだな」
右で2番目に並んでいる男の人をさしながら、
「一番上の兄であるエリク兄上だ。次期王として、今は父上の補佐役をしている。武術と頭脳どちらとも兼ね備えた尊敬する兄だ」
「そこまで褒められると照れるな。エリクです、クーア殿とお会いできて光栄です」
「よろしくね~」
エリクと呼ばれたウォルのお兄さんは、黒い髪に白い肌、目は緑色で身長も普通ぐらい。綺麗な顔をしていて落ち着いた雰囲気だ。見た感じだとウォルの方が強そうに見えるけど、ウォルの言い方からしてお兄さんの方が強いのかも?
「もう一人兄上が居るんだが、今はさっきミレイア殿が言ったように留学中で居ないんだ。簡単に言うとリューエン兄上は、頭脳に優れているんだ。いくつもの学問で博士と言われるほど優秀で新たな知識を学ぶためエルフの国であるエスレディアに行ってるんだ」
「エルフの国か~」
エルフの国に興味はあるけど、この国を離れていきたいほどじゃないな。
「そして、妹のミランだ」
「初めまして、クーア様」
「ミランは今年で11だ。こう見えてお転婆だからクーアも気をつけてくれ」
「まぁウォル兄さまったら!私はもう立派なレディです!」
ミランは腰まで届く黒い髪で、くるくるとウェーブしている。目はウォルと同じ赤い目で肌は白い。ころころと表情が変わって、今はウォルに対してほっぺを膨らませている。
「よろしくね~」
「えぇよろしくお願いします」
「そして、先代の王であるエルクお爺様だ」
ウォルは、右側の一番前に並んで俺の事をキラキラと見ている男の人を指した。
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